2009年4月11日 (土)

夏へ飛躍だ、東北の好投手!/春季大会

花巻東(岩手)、利府(宮城)の健闘で“東北旋風”が巻き起こった今春のセンバツ大会。高校球児たちは感動の余韻に浸る間もなく、次の目標に向けて動き出した。5月には各県で春季大会が、6月には各県上位校による東北大会(6月5日から5日間、開催地・福島)が行われる。7月には夏の甲子園を目指して各県で地方大会が-。今年は例年以上に投手のレベルが高く、早くも熱戦の予感。見てみたいあの顔、この顔…、東北の好投手を紹介する。
プロのスカウトが計測したスピードガンの表示は152キロ。センバツで快速左腕の菊池雄星(花巻東)が一躍、全国区に躍り出た。だが、菊池といえども、うかうかしてはいられない。

 「全国(のレベル)も高いが東北地区や岩手県内もレベルがすごく高いと実感した」

 花巻東の佐々木監督は決勝戦終了後、センバツ大会をこう振り返った。

 岩手で夏の甲子園行きの切符を争うことになる一関学院には、昨秋の東北大会準優勝の原動力となった阿部、菊地、飯田の右腕3人が健在。さらに千葉の銚子商から転校してきた飯塚将大(3年)という左腕が戦力に加わった。1メートル81、83キロと、菊池に退けをとらない大型左腕だ。

 菊池は「夏までに変化球も真っすぐも、すべて鍛えたい」と夏の甲子園制覇を目指すが、まずは投手力充実の一関学院に投げ勝つという大仕事が待ち受けている。

 光星学院(青森)の下沖はセンバツ1回戦敗退で最速146キロ右腕の実力を発揮できずに敗退。巻き返しをはかるが、青森では宿命のライバル青森山田の本格派右腕、斎藤が待ち受ける。140キロ超の直球は下沖に退けをとらない。本格派対決が興味をひく。

 青森では“太田幸司2世”の呼び声が高い三沢高の高田も1969年以来、40年ぶりの甲子園出場に向け、鍛錬に励んでいる。

 宮城は昨夏の甲子園で3回戦に進出した仙台育英に注目。エースの穂積は最速144キロを誇る本格右腕。春を迎え、どこまでスケールアップしたか。これに2年生左腕の木村の進化度は…。1年時で140キロに迫る直球にカーブ、スライダー、フォークを駆使、度胸の良さも手伝って大器を予感させた逸材である。センバツで一回り成長した利府の左腕、塚本との対決は見ものだ。

 今春のセンバツ出場の選にもれ、甲子園5季連続出場を逃した聖光学院(福島)だが、エースの横山は昨秋の東北大会2回戦で延長十二回を穂積と投げ合った末に勝っている。180球を費やしたスタミナとセンスの良さは魅力的だ。本格派に技巧派、硬軟入り交じった多彩な投手がそろった。今年は例年以上に、プロのスカウトは東北地区から目が離せない。

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駒大岩見沢新監督に名将Jr.が就任

 昨年春夏連続で甲子園に出場した北海道の駒大岩見沢高は7日、野球部新監督に佐々木達也コーチ(25)が就任したことを発表した。2月1日付で就任し、すでに指導している。同監督は、佐々木啓司総監督兼部長(53)の次男。78年から昨春まで監督を務め、ヒグマ打線と呼ばれるなど全国区の強豪に育て上げた父の後を継ぐことになる。

 [2009年4月8日8時7分 紙面から]

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ヒグマ駒岩新監督に佐々木総監督次男就任

昨年春夏連続で甲子園に出場した駒大岩見沢が7日、新監督に、佐々木啓司総監督兼部長の次男、佐々木達也コーチ(25)が就任したと発表した。2月1日付で就任し、すでにチームの指導に当たっている。昨春まで30年間監督を務め全国区の強豪に育て上げた父の教えを継承。全国でも珍しい父子による二人三脚の指導体制で、新たなヒグマ打線を育て上げる。

 佐々木新監督は、日焼けした顔を紅潮させて抱負を語った。「未熟ですが、栄光を築いた総監督、前監督の打ち勝つ野球を継承します」。春8回、夏4回の甲子園出場。父佐々木啓司総監督が築き上げたヒグマ打線の指導を引き継ぐ重さを実感していた。

 昨年11月下旬、同校大津百年(ももとし)校長(63)から、監督就任を打診された。父は22歳で同校の監督に就任した。幼少時からその父の姿を見て育ち、小学生のときには、将来の夢として「野球の監督」と書くほど、あこがれだった。

 高校時代、甲子園出場は果たせなかったが、駒大では1年冬から学生コーチとして勉強を始めた。卒業後も1年間、同大でコーチ業を学んだ。07年4月に母校に戻り、コーチを務めた。指導歴はあるが、監督ともなれば別。佐々木総監督は「指導、育成については、勉強して分かっている。でも大変でしょうねえ」と、監督30年で経験した苦労を簡単な言葉で表した。

 2月に監督に就任し、3月19日からの栃木遠征では、練習試合で7連敗を喫した。「初めての指揮で試合中、何をしていいのか、腹が痛くなった」と重圧は想像以上。佐々木総監督から「まあ、落ち着け」と声をかけられた。8試合目に監督初勝利を挙げた。

 現在、同校生徒数は282人。そのうち野球部は81人の大所帯だ。佐々木新監督は「早く公式戦で1勝したい。春は全道を目指す」と当面の目標を口にした。総監督をはじめとした周囲の教えも請い、13度目の甲子園に挑む。

 [2009年4月8日11時36分 紙面から]

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試合前ノックが相手投手頭部直撃…拓大一辞退で都雪谷不戦勝

春季高校野球東京都大会3回戦が行われた8日、拓大一―都雪谷(駒沢)の試合前にアクシデントが起きた。拓大一の試合前ノックで、左翼ライン際への打球が、三塁側ブルペンで投球練習をしていた都雪谷の先発・坂本貴幸投手(3年)の右側頭部を直撃。意識ははっきりとしていたが、大事をとって救急車で病院に搬送された。

 責任教師や監督、審判、連盟役員により協議を行い、様子を見るために日程の変更を提案。両チームを説得したが、拓大一側からの辞退の要望を受け、都雪谷の不戦勝が決定した。都雪谷の外尾(ほかお)寿哉部長(43)は「坂本はCT検査などを行ったが、大丈夫とのことでした」と軽症だったと説明した。

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花巻東に新設「スポーツ栄光賞」

センバツ高校野球で岩手県勢最高の準優勝に輝いた花巻東ナインが8日、花巻市役所を表敬訪問した。大石満雄市長(50)がこの日、市から授与されることが決まっていた新たな賞を「花巻市スポーツ栄光賞」に決めたことを明らかにした。早ければ20日にも、クリスタル製のトロフィーが授与されることとなった。

 1954年の旧花巻市の市制施行以降でも賞の新設は初。大石市長が「市民に夢と感動を与えた成果。そして後に続く栄誉のために」と命名した。準優勝から6日。議会や検討委員会の承認を経ることのないスピード決定だ。

 大石市長は「準優勝はあなたたちの財産」と菊池雄星(3年)らナインを激励。菊池は「新しい賞をいただけるなんて光栄です。結果ではなく、頑張った姿勢を評価していただけたんだと思います。次は市民栄誉賞? また賞をいただけるように夏は優勝します」と宣言した。

贈り物はこれだけではない。この日夕方、全部員63人が花巻温泉に招待された。疲労回復の効能がある温泉につかって身も心もリフレッシュした。4日の練習再開後、ノースローで肩を休めてきた菊池は、9日から投球練習を開始。11日の青森山田(青森)との練習試合ではセンバツ後初の実戦登板が予定されている。「立派な温泉でした。明日からまた、どんどん投げていきます」と最後は再びエースの顔になった。

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花巻東、岩手県知事にセンバツ準優勝報告

 選抜高校野球で準優勝した花巻東ナイン、監督ら計8人が9日、岩手県庁を訪れ、達増拓也知事に準優勝を報告した。佐々木監督が「県民みなさんの声援で、後ろからの風をいただいたようだった」とあいさつ。

 達増知事は「岩手の球史を塗り替える快挙」と健闘をたたえた。連日の力投を見せたエース菊池は「夏こそは日本一の旗を持って帰りたい」と決意を述べた。

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花巻東ナインが岩手県内8か所を準V報告行脚

センバツ高校野球準優勝の花巻東ナインが9日、“準V報告行脚”をスタートさせた。この日は午前10時から岩手県庁や県高野連など県内8か所を次々と訪問。県庁では達増拓也知事(44)が「岩手の歴史を塗り替えた。県内に喜びが広がった」と祝福した。県は、すでに岩手県スポーツ賞授与を決定済み。06年に創設された賞で、これまでに高校サッカー選手権優勝の盛岡商などが受賞。花巻東は27例目となる。

 花巻市スポーツ栄光賞と合わせ、“2冠”の花巻東ナイン。エース左腕・菊池雄星(3年)は「あらためて多くの人に応援されていたことが分かった。春の大会から、また、フル回転で投げます」と、早くも気合の表情。10日も地元TV局など5か所を訪問する予定だ。

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花巻東・菊池「夏こそは日本一の旗を」

 選抜高校野球で準優勝した花巻東の監督、選手ら計8人が9日、岩手県庁を訪れ、達増拓也知事に準優勝を報告した。佐々木洋監督(33)が「県民皆さんの声援で、後ろからの風をいただいたようだった」とあいさつ。達増知事は「岩手の球史を塗り替える快挙」と健闘を称え、「季節は春から夏に移るが悔いのない青春を」とエールを送った。連日の力投を見せたエースの菊池雄星(17)は「夏こそは日本一の旗を持って帰りたい」と決意を述べた。

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2009年4月 8日 (水)

早実快勝、鈴木3失点完投/高校野球

<春季高校野球東京大会:早実9-3日大鶴ケ丘>◇2回戦◇6日◇神宮第2

 センバツ8強の早実(東京)が日大鶴ケ丘に勝利した。3月31日の準々決勝利府(宮城)戦以来、中5日での公式戦。「佑ちゃん2世」小野田俊介投手(2年)は「4番右翼」で出場し、センバツでは抑え役だった鈴木健介投手(2年)が6安打3失点で完投した。和泉実監督(47)は「鈴木も先発がしたくてウズウズしていた。2人とも先発、抑えと両方できた方がいい」と夏を見据えた。同点の5回に中野弘也主将(3年)が左越え満塁本塁打を放った。「甲子園から帰ってきて、ダラダラと切り替えができてなかった」とプレーで引っ張った。同じくセンバツ出場の国士舘は12-4(7回コールド)で日大豊山を破った。

 [2009年4月7日7時40分 紙面から]

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2009年4月 5日 (日)

桑田Jr.ベンチ入りも先発から外れる

<春季高校野球東京都大会:桜美林6-5実践学園>◇1回戦◇2日◇江戸川区球場

 元パイレーツ桑田真澄氏の長男で、桜美林の桑田真樹外野手(2年)は春季高校野球東京都大会に臨んだ。昨秋は背番号「8」で主軸を打ったが、2年生ライバルが急成長した今春は背番号「18」に降格、先発メンバーからも外れた。チームは延長11回、実践学園に辛うじてサヨナラ勝ち。片桐幸宏監督(50)は出番の無かった桑田ジュニアについて「まだ実力が伴っていない」と手厳しかった。

 [2009年4月3日7時37分 紙面から]

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«岩手県内で「花巻東高準V特別号」発行