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2008年9月

2008年9月29日 (月)

東陵、3決制し10年ぶり東北大会決めた

秋季高校野球宮城県大会3位決定戦
(24日、名取スポーツパーク愛島)東陵が3位決定戦で仙台三を12-8で下し、10年ぶり4度目の秋季東北大会(10月10日開幕、宮城)出場を決めた。背番号1の高山竜一投手(2年)が、5-3で迎えた三回一死から2番手で途中登板。相手に傾きかけたムードを断ち切り、打っても6打数4安打の大当たりで勝利に貢献した。
最後の打者から空振り三振を奪った高山は、うれしさのあまりジャンプしてガッツポーズ。1メートル70、80キロの肉体が、ゴムまりのように弾んだ。

 「監督を東北大会に連れて行こうと思っていました。よかったです」

 東陵が利府、仙台育英に次ぐ第3代表として、1998(平成10)年以来10年ぶり4度目の秋季東北大会出場だ。勝敗の分かれ目は投手交代。「1番・左翼」でスタメン出場した高山は、5-3と追い上げられた直後の三回一死一、二塁で、2番手として途中登板した。

 直後に対戦した打者を投ゴロ併殺打。その後、6回2/3を投げて7安打5失点を喫しながら、終了までマウンドに立ち続けた。打たれた分は自分のバットでカバーするとばかり、6打数4安打と気を吐いた。打線は先発全員の18安打12得点だ。

 前日(23日)の準決勝で仙台育英に逆転負け。高橋洋一監督は試合後のミーティングで「君たちは強いんだ」と選手に自信を抱かせた。9月19日開幕の大会期間中は、宮城最北端の気仙沼市から遠征。調整練習は各校を転々と渡り歩くジプシー生活。そのハンデがチームをたくましくした。

高山は初戦の泉松陵戦以来、今大会2試合目の登板。試合前は疲労性の右ひじ痛を抱えながら、先発を志願していた。背番号10の左腕、伊藤千寿投手(1年)が連日の先発登板。高山は「1年生がずっと頑張っていましたから、最後は自分の力で勝ちたかったです」と名乗りを上げていた。実際はリリーフだったが、立派な救世主だ。

 仙台市出身で、現在は気仙沼市内の寮住まい。選手と寝食を共にしている高橋監督は、東陵が最後に甲子園出場した1988(昭和63)年夏のエース。高山は昨年秋、高橋監督から「おれの次に甲子園で投げるのはおまえだ」と“後継者”に指名された。その約束を果たすため、東北大会では万全の状態で先発マウンドに立つつもりだ。

とうりょう)
 1983(昭和58)年創立。普通科のみの私立共学校で生徒数は349人(うち女子51人)。野球部創部も83年で部員数は50人。88年、夏の甲子園に出場(春はなし)。今夏の宮城大会は4回戦敗退。所在地は気仙沼市字大峠山1の1。畠山博明校長。

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利府、秋季宮城大会初V!創部25年目の快挙

秋季高校野球宮城県大会決勝(24日、名取スポーツパーク愛島)利府は仙台育英に9-8で勝ち、創部25年目で春夏秋を通じて宮城大会初優勝を成し遂げた。

 ついに宮城の頂点に立った。公立校の利府が、1点差で私立強豪校との乱打戦を制し、第1代表で東北大会へ臨む。

 1984(昭和59)年の開校と同時に創部して以来、25年目で初の宮城大会優勝。これまで夏の大会準優勝3度の実力校が、14安打9得点で厚い壁をぶち破った。

 小原仁史監督は「うれしいですが、甲子園が決まったわけではありません。先がありますから」と喜びながら東北大会の上位進出を見据えた。

 今夏の甲子園を経験している仙台育英・穂積優輝投手(2年)から9安打6得点、同・木村謙吾投手(1年)から5安打3得点。六回終了時で9-1と大量リードし、終盤の逆襲をしのいだ末の栄冠だった。

 前日(23日)に秋季東北大会初出場を決めていたが「目標は県大会優勝と東北大会優勝でしたから」(遠藤聖拓主将)。1997(平成9)年の仙台工以来、11年ぶりに公立校で秋季宮城大会優勝校となった利府は、東北大会で春夏通じて初の甲子園出場を狙う。

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仙台育英、県内で東北以外に3年ぶりの敗北

秋季高校野球宮城県大会決勝(24日、利府9-8仙台育英、名取スポーツパーク愛島)仙台育英は第2代表で秋季東北大会に出場する。県内の大会でライバル校の東北以外の高校に敗れたのは、2005(平成17)秋の宮城大会2回戦で、松山に0-2で敗退して以来3年ぶり。佐々木順一朗監督は「これが良かったのか悪かったのかは、今後次第ですね。ここぞというところでピリッとしてくれれば」と約2週間の調整を経て臨む東北大会で、2年ぶり10度目のセンバツ甲子園出場を狙う。

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利府が初V!私学の王者・育英振り切った…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽決勝 利府9―8仙台育英(24日・愛島球場) 利府が悲願の初Vを達成した。決勝戦は、利府が追いすがる仙台育英を振り切り、9―8で勝利。春夏秋を通じて初の宮城県大会優勝を飾った。5、6回に集中打を浴びせ、育英の反撃を3人の継投でしのいだ。3位決定戦は、東陵が計18安打と猛打爆発で12―8と仙台三に快勝。10年ぶり4回目の東北大会出場を決めた。東北大会は10月10日から宮城各地で行われる。

 “公立の雄”利府がついに宮城の頂点に立った。1点リードの9回裏。2死走者なしで、この日3番手で登板した加藤大希(2年)が最後の打者、仙台育英の代打・佐藤を一ゴロに打ち取る。一塁手・馬場康治郎(2年)がそのままベースを踏み、試合終了。「やった!」歓喜の輪ができた。

 1984年の学校設立とともに創部、今年で25年目。春夏秋を通じて5度目の決勝で、念願の初タイトルだ。公立勢としても、97年の仙台工以来、11年ぶりの快挙。「私立に勝って優勝することが目標だった。新チーム結成時から、この日のためにやってきた。素直にうれしい」と遠藤聖拓主将(2年)。喜びがあふれ、自然とほおが緩んだ。

育英が誇る左右の2枚看板を完全攻略した。2―1で迎えた5回。利府打線は育英の先発右腕・穂積に対し、先頭打者の9番・塚本峻大(2年)からの4連打など打者10人の猛攻で4得点。さらに6回、今度は左腕・木村の代わりばなをとらえ、さらに3点を追加した。この日、2本の適時打を放った3番・馬場は「直球に自然と手が出た。育英の2枚看板にも、ひるむことなく強気で戦えた」と胸を張った。

 昨秋は4位に終わり、東北大会出場はならなかった。それでも、夏準V3度など近年の好成績が評価され、センバツ21世紀枠候補の宮城代表に選ばれた。しかし、同東北地区代表に漏れ、初の甲子園出場は夢と消えた。「待っていても、甲子園はやって来ない。自分たちで取りにいかないといけない」と遠藤主将。悔しさをバネに、自力でセンバツ挑戦権をつかみ取った。小原仁史監督(44)は「まだ、先がある。課題を洗い直して、東北大会に臨みたい」とその先にある目標を見据えた。

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仙台育英、終盤の猛追及ばず…秋季高校野球宮城県大会

 ◆秋季高校野球宮城県大会 ▽決勝 利府9―8仙台育英(24日・愛島球場) 最後は1点差まで詰め寄り、王者の意地を見せた仙台育英だが、8点のビハインドはあまりに大きかった。甲子園でも活躍した穂積優輝(2年)―木村謙吾(1年)の2枚看板が計9失点。佐々木順一朗監督(48)は「体にキレがない。1、2の3で真っすぐを投げて打たれた」と、大会を通じて調子が上がらなかった2人の打たれっぷりを嘆いた。

 地区予選初戦(対東北)に続き、公式戦で2度目の黒星を喫した。「2つ負けても明日(東北大会)があるんだから、不思議なもの」と苦笑する指揮官。5回6失点に終わった穂積は「負けた理由を考え、しっかり改善したい」と東北大会での巻き返しを誓っていた。

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東陵10年ぶり切符…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽3位決定戦 仙台三8―12東陵(24日・愛島球場) 背番号も打順も「1番」の高山竜一(2年)が投打でチームを引っ張り、東陵が10年ぶりに東北大会切符を手にした。

 18安打12得点と爆発した打線。起爆剤になったのは、4安打を放ち、いずれも本塁に生還した1番・高山のバットだ。右ひじ痛のため、今大会は先発登板を回避しているが「かわりに打つことで、チームに勢いをつけたい」と、4試合で計20打数9安打。この日は2盗塁と俊足もアピールした。

 センバツにつながる東北大会行きがかかる大一番。仙台三に2点差まで迫られた3回1死一、二塁で、エースは満を持して左翼の守備からマウンドに。投ゴロ併殺で切り抜けると、縦横2種類のスライダーを決め球に、9回まで投げ切った。

 88年夏の甲子園出場時の投手だった高橋洋一監督(37)が「すべてを託す気持ちになる子」と全幅の信頼を寄せる大黒柱。昨年秋、同監督から「俺の次に、東陵のユニホームで甲子園のマウンドに立つのはおまえだ」とエースに指名された。「今度は投げる方でも活躍したい」みちのくの頂点に立ち、指揮官の期待に応えてみせる。

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1年生・福本完投、夏春連覇へ新星誕生!!…大阪桐蔭

◆高校野球秋季大阪府大会 ▽4回戦 履正社1-7大阪桐蔭(23日、履正社グラウンド)夏の北大阪大会決勝戦の再現となった一戦。大阪桐蔭に勝利をもたらしたのは度胸満点の1年生左腕だった。「絶対引かない気持ちの強さを買って先発させた」と西谷浩一監督(38)が送り出したのは、公式戦初先発となる福本翼だ。

 直球の自己最高は125キロだが、変化球を低めに集め、3回から7回までは無安打。高校入学後は中継ぎ専門で最長でも4イニング。中学時代も7イニングが最長という背番号13が4安打1失点で完投勝ち。「試合前から伝わってきた、みんなの勝ちたいという気持ちを込めて投げました」大仕事に、気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 「秋は戦いながら勉強するしかない。こういう強豪を乗り越えるのが一番成長する。そういう意味で大きな1勝」と指揮官。夏春連覇へ大きな壁を乗り越えた。

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高野尚学 来春のセンバツ出場絶望的に

 今センバツ優勝の沖縄尚学の来春センバツ出場が絶望的になった。秋季沖縄大会2回戦で浦添工相手に1―0の9回、奥間が4安打を集中されて逆転サヨナラ負け。プロ注目の本格派右腕、浦添工・運天相手に10残塁の拙攻が響いた。連覇の夢が絶たれた比嘉監督は「1点で勝とうというのが甘い。基本から見つめ直す」と再出発を誓った。

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2008年9月28日 (日)

八戸工大一奇襲実るも降雨ノーゲーム…秋季高校野球青森県大会

◆秋季高校野球山形県大会 八戸工大一の“奇襲”が、思わぬ敵に阻まれた。背番号18の右横手投げ、福村一摩投手(2年)が東北大会切符をかけた大一番で、今大会初先発。「緊張はあったが、マウンドに立ったら普通に投げられた」と福村。昨夜から断続的に降る雨の中、今夏まで県5連覇中の青森山田相手に、2回を1安打無失点。快調な投球を続けていた。

 ところが3回、先頭の染谷孝夫(2年)を投ゴロに打ち取った直後、激しい大粒の雨。無念の降雨ノーゲームに、福村は「気持ちが入って、球にもキレがあった。試合が続けられなくて残念」と悔しがった。

 右ひじ痛を抱えていた右腕。入学直後の故障で、7月まで約1年3か月も離脱。復帰後もほとんど登板機会はなかった。だが、長谷川菊雄監督(31)は好調ぶりを買って、打倒・青森山田の“秘密兵器”に指名した。「1週間前から(福村の先発を)決めていた。思った以上の投球。合格点」と納得顔の指揮官。福村は「悔しいけど、気持ちを切り替えて臨みたい」と28日の再戦に照準を合わせていた。

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酒田南2年連続 安井1失点完投…秋季高校野球山形県大会

◆秋季高校野球山形県大会 ▽準決勝 鶴岡東1―4酒田南(27日・山形蔵王タカスタ) 勝利の瞬間、ニコリともしなかった。最後の打者に3球ファウルで粘られたが、酒田南のエース安井亮輔(2年)は慌てずに一塁ゴロに仕留めた。「(準々決勝から)1週間でいい練習ができた。(西原)監督に言われたことは実行できた」とサラリ。4安打1失点の快投で、チームを2年連続の東北大会へ導いた。

 屈辱が原点だ。今年夏の甲子園1回戦(対福井商)で1―6で敗れた試合に先発。9回1死まで8安打された。大会後の新チーム結成後に、投球フォームを模索した。「もっと、自分にあった形があると思った」スリークオーターや下手投げに挑戦したが、ひじが下がる癖を西原忠善監督(46)に指摘され、夏までのオーバースローに戻した。「いままでのほうがしっくりくる」と慣れ親しんだ形で大一番を制した。

 このチームからエースで4番。「山形を代表する選手になってほしいから」と指揮官は責任を課すことで、一層の成長を望んだ。その期待に応えての東北大会進出。「これからは、力のある選手が出てくる。失投を減らしたい」と淡々。県大会を8年ぶりに制して、高い実力を周囲に示したい。

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寒河江工が初東北大会!打撃が爆発3戦41安打…秋季高校野球山形県大会

◆秋季高校野球山形県大会 ▽準決勝 酒田工3―4寒河江工(27日・山形蔵王タカスタ) 準決勝が行われた。寒河江工が酒田工との工業校対決を、4―3で制して秋の東北大会初出場を決めた。今年夏の甲子園出場の酒田南も、鶴岡東を4―1で振り切って2年連続7度目の東北大会出場。28日は決勝戦と、東北大会出場の残り1校を決める3位決定戦が行われる。

 落ち着いて難関を突破した。9回裏2死二塁。寒河江工の2番手・太田達人(1年)は、一打同点のピンチにも冷静そのもの。一塁側ベンチの吉川文夫監督(41)のほうが、「倒れちゃいますよ」と舞い上がっていた。最後は得意のカーブで遊ゴロに仕留めて、センバツにつながる東北大会切符を手に入れた。「寒河江工の名前を知らない人に知ってもらえる。よかった」と大きく笑った。

 阿部悠佑(1年)が、8回途中まで1失点と好投し勝利につながった。「守りのミスは出るとは思った…。(勝因は)阿部につきる。よく投げた」と指揮官も1か月ぶりに登板したサウスポーを絶賛した。

 春の県大会途中の4月に、2年生部員5人の不祥事で1か月の対外試合禁止。チームは揺れたが、「悪いことをした人を責めずに支え合うんだ」と吉川監督は一体感を強めた。新チーム結成後は、8月上旬に1週間の埼玉遠征で15連戦。埼玉・春日部共栄をはじめ、全国区の強豪と対戦。特に打力向上は著しく、「いろんな投手と対戦して自信がついた」と県大会3試合とも3安打の山口も、その効果を実感した。

 新チーム結成後に、51試合の実戦経験が実って悲願を達成。自慢の打力が3試合41安打と爆発した。「最後は打てないと勝てない。東北大会では140キロ級の投手がいるんだから」と指揮官。28日の決勝では、吉川監督が采配して7連敗中の酒田南を倒して、手に入れた強さの実感を確信に変えたい。

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2008年9月27日 (土)

東海大に断り!151キロ腕・甲斐がプロ表明

 東海大三(長野)の151キロ右腕、甲斐拓哉投手(17)が25日、日本高野連にプロ野球志望届を提出した。1年秋からエースナンバーを背負う甲斐は今夏長野大会準決勝で敗退。甲子園出場はないものの、直球の最速は151キロを誇る右の本格派だ。この日までに「覚悟を決めてプロでやりたい」と同校の田中野球部長に伝えて、進学の可能性があった東海大に断りの連絡を入れた。

 右では高校トップクラスの逸材はこれまで中日、横浜、オリックスなどが上位指名候補としてきた。中日・中田スカウト部長が「これから伸びる素材。表明すれば間違いなく争奪戦になる」と話すように、進路がプロに絞られたことで争奪戦がさらに激しくなることは必至。今後のドラフト戦線にも影響を与えそうだ。

 ◆甲斐 拓哉(かい・たくや)1990年(平2)12月18日、長野・松本市生まれの17歳。岡田小3年で城東フェニックスで野球を始めたときは捕手。女鳥羽中で松本南シニアに入り、投手となる。中3夏のリトルシニア全国選抜大会、ジャイアンツ杯で優勝。東海大三1年秋からエース。3年夏は長野大会準決勝で松商学園に敗退。右投げ右打ち。1メートル83、83キロ。家族は母、祖母。

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2008年9月24日 (水)

近田撃ちに意欲!駒岩が28日報徳戦

夏の甲子園で16強入りし、大分国体(27日開幕)に初出場する駒大岩見沢が22日、岩見沢市の同校で壮行会を行った。

 28日の1回戦でプロ注目左腕・近田怜王(3年)擁する報徳学園(東兵庫)と対戦。ヒグマ打線を引っ張る及川は「あんなピッチャーとできて光栄。ストライクをガンガン振っていきたい」と抱負を口にした。

 3年生は甲子園後も、自主トレや新チームとの紅白戦で実戦感覚を磨いてきた。当初は大学進学後を考え木製バットを使用する選手も多かったが、苦戦。21日の試合から金属に持ち替えると先輩の貫禄を取り戻し10点大勝した。佐藤秀は「ようやく国体へ仕上がってきました」と手応え。松本主将は「このメンバーで臨む最後の試合。いい形で終わりたい」と国体を心待ちにしている。

 ◇駒岩の国体日程
  ▽25日 大分へ出発
  ▽26日 公式練習
  ▽27日 総合開会式
  ▽28日 1回戦・報徳学園戦(午後4時開始予定、新大分球場)
  ▽29日 2回戦(常葉菊川と浦添商の勝者)

 ◇駒大岩見沢の国体メンバー◇
背番 名 前 学年位置  出身中学 
  1 板木勇幸〈3〉投(森)
  2 松本駿 《3》捕(江別大麻東)
  3 佐藤秀輝〈3〉一(上磯)
  4 高木宣広〈3〉二(岩見沢光陵)
  5 及川雄貴〈3〉三(夕張清水沢)
  6 古川翔 〈3〉遊(千葉・市川一)
  7 小平将之〈3〉左(札幌上篠路)
  8 青山佳朗〈3〉中(岩見沢緑)
  9 川村直樹〈3〉右(札幌幌東)
10 沼舘義治〈3〉投(網走第三)
11 松井雅寛〈3〉投(千歳富丘)
12 佐藤光夫〈3〉捕(札幌南が丘)
13 坂口彰 〈3〉外(置 戸)
14 高橋慶多〈3〉内(江別第三)
15 東野泰貴〈3〉外(千歳青葉)
16 工藤祐稀〈3〉外(札幌新琴似)
【注】学年の《 》は主将

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聖光学院3年連続東北大会決めた…秋季高校野球福島県大会

◆秋季高校野球福島県大会 ▽準決勝 聖光学院7―2田島(22日・県営あづま球場) 福島で準決勝が行われ、聖光学院が3年連続9回目、日大東北が2年ぶり6回目の東北大会出場を決めた。聖光学院は遠藤昌史が10奪三振の力投。1年生右腕の2失点完投劇で7―2と田島に快勝した。聖光学院は東北の高校としては史上初の5季連続甲子園出場を目指す。

 東北大会出場を決めても聖光ナインは冷静そのものだった。4季連続甲子園出場中の常勝軍団にとって、準決勝は文字通り通過点。斎藤智也監督(45)も「まずは東北大会に向け、集中してきた。次の関門は第1代表。そして、狙えるものならセンバツです」堂々、言い切る。

 この日も初の4強進出の田島に力の差を見せつけた。遠藤が最速136キロの直球に決め球のスライダー、チェンジアップなどを交え、10奪三振。1年生右腕の2失点完投劇を指揮官も「今までで一番の出来」と、絶賛した。

 県内無敵チームにとって、唯一の屈辱の記憶が今春の県大会だ。センバツ帰り初戦となった2回戦・磐城戦で5―6の惜敗。初戦で姿を消した。その試合で先発、4回3失点で降板したのが遠藤だった。

 今夏の甲子園でも、帯同メンバーとして大阪入り。打撃投手を務め、県勢33年ぶりの8強入りに貢献した。「春の負けは自分のせい。もっと、スタミナをつけたかった」と、打撃投手以外でもポール間18往復やダッシュ60本などで下半身を強化した。前エースの仲田浩人(3年)にチェンジアップを習い、投球の幅も広げた。

 そして臨んだ今大会は2回戦・福島戦でも2失点完投。急成長中の右腕は「うれしいです。打者に向かっていく投球ができました」と笑顔満開だ。

 さあ、舞台は東北勢初の5季連続甲子園に向けての東北大会へ。遠藤は「第1代表になって、東北大会でも一戦一戦勝つ」と言い切った。

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名門復活!日大東北2年ぶり東北大会出場…秋季高校野球福島県大会

◆秋季高校野球福島県大会 ▽準決勝 福島商1―5日大東北(22日・県営あづま球場) 日大東北は大型右腕・有馬広隼(2年)が1失点完投。5―1で福島商を下した。

 名門が完全復活だ。夏7回の甲子園出場を誇る日大東北だが、今夏は2回戦・小高工戦で敗れ、17年ぶりの初戦敗退。この日のスタメン全員が屈辱の夏もベンチ入りしていただけに東北大会進出の喜びもひとしおだ。

 「夏に先輩と一緒に泣いた2年。3年の分まで、という気持ちがあったんでしょう」と増田克史監督(54)。問題の小高工戦で先発。3回2/34失点で降板した有馬が、この日は1失点で公式戦初の完投勝利を飾った。「夏は悔しかった。雪辱? もちろん、そういう気持ちが強かったです」と夏の分まで笑顔を輝かせた。

 決勝の相手は“王者”聖光学院。有馬は「絶対に勝つ。そして、勢いに乗ってセンバツに出ます」と宣言した。

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駒岩ナイン“いい形で締める”

 27日に開幕する第63回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国体」の高校野球硬式の部に出場する駒大岩見沢ナインは22日、同校で開催された壮行会に出席した。開校44年目の同校にとって、高校野球の国体出場は初めて。出場決定後、3年生は自主練習や1、2年生の新チームとの紅白戦で調整してきた。初戦の相手は、今秋ドラフト候補の左腕・近田を擁する兵庫・報徳学園(28日午後4時開始、新大分球場)で、松本駿主将(3年)は「しっかりしたプレーをして、いい形で終わりたい」と誓った。また同日、出場メンバー16人も決定。全員3年生で、今夏の甲子園ベンチ入り14人に、新たに2人が加わった。新メンバーの松井雅寛は「全国大会では初のベンチ入り。走者を出しても点を与えない自分の投球をしたい」。同じく工藤祐稀も「出場したらいいところで1本打ちたい」と意気込んでいた。

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2008年9月22日 (月)

静岡商が常葉菊川を破る/高校野球

<高校野球・秋季静岡県大会:静岡商5-4常葉菊川>◇21日◇2回戦◇浜松球場

 静岡商(中部5位)が、5-4で常葉学園菊川(推薦)を破る金星を挙げた。初回に3長短打と敵失などで一挙4得点。6回にも1点を追加すると、公式戦初先発の高橋陽一投手(1年)が、9安打を浴びながらもリードを守って完投した。今夏に全国準優勝した常葉菊川は、5季連続の甲子園出場が絶望的となった。愛鷹、草薙、掛川球場で予定されていた6試合は、雨天のため23日に順延された。

 静岡商は初回から強烈な先制攻撃を見舞った。1番藤巻幸大二塁手(2年)の中前安打を足がかりに、6番羽山弘起三塁手(1年)、7番板倉純平一塁手(2年)の連続二塁打などで4点を挙げた。これで主導権を握ると、6回に園田優太遊撃手(1年)が一、二塁間を破る適時打を放ち貴重な追加点を奪った。園田は「どうしても打ちたかった。勝てて本当によかった」と笑顔を見せた。

 投げては公式戦初先発の高橋が初回を3人で抑えると、その後もストレート中心の打たせて取る投球を披露。8回、1点を奪われなおも2死一、二塁のピンチに、石沢剛捕手(1年)とマウンドで話して気持ちを落ち着かせ、三振で切り抜けた。最終回には1点差まで追い上げられたが、そのまま逃げ切り、昨夏の甲子園を懸けた決勝で敗れた雪辱を果たした。

 高橋は「素直にうれしい。緊張したが、みんなの助けがあって勝つことができた」と満面の笑みで振り返った。見城喜哉監督(48)も「よくやってくれた。気持ちの入った投球をしてくれた」と公式戦初完投の高橋を褒めたたえた。

 金星をあげても満足はしていない。見城監督は「あくまでも通過点。次で負けたら何も意味がない」と気を引き締めた。高橋も「ナイン全員で勝ちにいく」と先を見据えた。常葉菊川を破って勢いに乗る静岡商ナインが、34年ぶりのセンバツ出場を目指し突き進む。

 [2008年9月22日11時16分 紙面から]

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常葉菊川が県2回戦敗退、センバツ絶望

 夏の甲子園で準優勝した常葉学園菊川(静岡)が21日、秋季静岡県大会2回戦で静岡商に4-5で敗れ、来春のセンバツ出場は絶望的となった。4季連続で甲子園に出場していた。初回に公式戦初先発の伊藤彰悟投手(1年)が4失点。打線は9安打を放ったが、新チームの公式戦2戦目で散った。今大会から復帰した森下知幸監督(47)は「中盤、後半でチャンスをものにできればと考えていたが、その気持ちが焦りにつながった」と話した。

 [2008年9月22日7時11分 紙面から]

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仙台育英、初回一気6点…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽準々決勝 仙台育英11-1佐沼=5回コールド=(21日・愛島球場) 仙台育英の精神的支柱が、プレーで見せた。1番打者を務める中村将太主将(2年)が初回の第1打席で三塁打を放つと、この回2度目の打席でも右前適時打。打者一巡、6点の猛攻につなげた。ここまで9打数1安打と不調だったが、この日は4の3と復活。「昨日までは打ちたい気持ちが強くて引っ張ってばかりだったが、きょうはボールを見ることだけに集中できた。チームに勢いを与えられて良かった」と納得顔だ。2年ぶりの準決勝に、中村は「次も勝って、東北大会へ行く」と力強かった。

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仙台三「男の意地」17年ぶり…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽準々決勝 仙台三6―1松山(21日、愛島球場) 仙台三が『男の意地』で、17年ぶりの4強入りを果たした。エース右腕・菅野謙次(2年)が8安打を許しながらも1失点に抑え、終盤8回に大量4点を奪い、勝負を決めた。今の2年生が生まれた1991年以来の快挙。大内裕太主将(2年)は「最後まで我慢したことが、8回の攻撃につながった」と胸を張った。

 毎回のように走者を出しながら、菅野と松山の先発・山本雄大(2年)が踏ん張り、2―1のまま試合は進んだ。菅野は6回、3つの四死球を出したが、2死満塁の危機をしのいだ。この力投に打線も応え、8回2死満塁から2連続押し出しを選び、振り切った。菅野は「気持ちで真っすぐを投げた。しっかり投げ切れた」と胸を張った。

 63年創立の県立男子校だが、来年度から男女共学となる。大内主将も「男子校としては最後の大会。男の意地を見せたい」と闘志を燃やす。

 共学化に伴う校舎建て替え工事で、グラウンドが半分しか使えず、打撃練習も満足にできない状態。そんなハンデにも負けず、「男」仙台三が東北大会切符をつかみとる。

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東陵11点コールド…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽大崎中央2―11東陵=7回コールド=(21日、仙台市民) 10年ぶりの東北大会進出を狙う古豪・東陵と、昨年準Vの大崎中央。王者・仙台育英への挑戦権をかけた私学同士の対決は、東陵が14安打11点の猛攻と、先発・伊藤千寿(1年)の好投で7回コールド勝ちだ。

 「今回は胸を借りるつもり。少しでもあわてさせることができればいい」試合後、控えめに育英戦への抱負を語った高橋洋一監督(37)とは対照的に、ナインは夏(4回戦)にコールド負けした育英へのリベンジに闘志満々だ。「もうウチとはやりたくないと思わせたい」と吉野貴義主将(2年)。7回2死までマウンドを守った伊藤は、同じ1年生左腕の育英・木村謙吾にライバル心を燃やす。「同じ年で同じ左。負けたくないです」。

 寮では高橋監督から木村のビデオを見せられ、「お前もこれくらいふてぶてしく投げてみろ」とハッパをかけられている。「マウンドで顔に余裕がありますよね。自分にはないものを持ってます」甲子園を沸かせた同級生との投げ合いで「自分の力を試したい」と声を弾ませていた。

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利府“脇役”で4強…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽準々決勝 築館3―8利府(21日、仙台市民) 準々決勝が行われ、4強が出そろった。初の東北大会出場を目指す利府は、2番手で登板した高橋拳嗣(2年)の好投と、代打・湯村拓(2年)の逆転適時打など控え選手の活躍で快勝。仙台三は粘る松山を振り切って17年ぶりの4強入り。仙台育英、東陵の私立勢も勝ち進んだ。準決勝は23日に愛島球場で行われる。

 背番号10のサウスポーと、背番号15の代打男。ベンチスタートの脇役がきっちり仕事をこなし、利府が2年連続4強入りを決めた。

 3回裏、築館に2点を勝ち越されてなお1死満塁。「これ以上の失点は重い」と判断した小原仁史監督(44)は、エース・塚本峻大(2年)をあきらめ、高橋拳をマウンドに送った。予定より3イニングも早い継投。だが、「地区予選から、走者のいる場面での出番が多かった」という高橋拳は、度胸満点のマウンドさばき。2者連続三振で最大のピンチを切り抜けた。

「相手の流れを切れば、味方が点を取ってくれる」高橋拳の願い通り、直後の4回に利府打線が爆発した。1点を返し、さらに1死満塁。ここでも「早い回だったが、勝負をかけた」という小原采配が当たった。

 「絶対に走者を返そうと思った」気合満々の代打・湯村が、中前に逆転タイムリー。主将の遠藤聖拓(2年)が中越え3点三塁打で続き、勝負を決める6点をもぎ取ると、その後は高橋拳が9回まで無失点投球で逃げ切った。

 近年は安定した成績を残している公立の雄も、秋の東北大会は未経験。昨年は準決勝と3位決定戦で連敗して出場を逃した。念願の東北大会キップはもちろん、ナインはもう1ランク上の目標を立てている。「県で優勝して、東北大会に行きたい」と湯村。春、夏、秋を通じて初の頂点をつかみ、堂々と次のステージに駆け上がる。

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福岡が7年ぶり9度目東北大会出場…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季高校野球岩手県大会最終日 ▽3位決定戦 専大北上0―7福岡=8回コールド=(21日、岩手県営野球場) 3位決定戦で福岡が7―0の8回コールドで専大北上を下し、7年ぶり9度目の東北大会出場を決めた。エース右腕の菅原祐弥(2年)が今大会初登板ながら強打の専大北上打線を2安打に抑え込み、零封。打線も足を絡めた攻撃で効果的に加点し、菅原を援護した。決勝は、花巻東が9―2で一関学院に勝利し、24年ぶり5度目の優勝に輝いた。

 最後の打者を遊直に打ち取った福岡の菅原。167センチの“小さな大エース”は両手を広げ、絶叫した。「今日は勝たないといけない試合でした。バックを信じて投げました。楽しかったです」と白い歯を見せた。田岡昌彦監督(43)も「今日(のヒーロー)はエース! 良く投げてくれました」と納得の表情だ。

 直球は最速126キロながらカーブ、スライダー、シュート、シンカーと多彩な変化球を駆使。時折、内角も攻め、的を絞らせなかった。前日の準決勝で10安打の専大北上をわずか2安打に封じた菅原。しかも二塁を踏ませない完ぺきな内容だった。

 大会前に右ひじ痛と肩の張りを訴え、今大会はこれまで登板なし。それでも夏場からはポール間20往復など、走り込みで下半身を強化し完全復活を果たした。久しぶりのマウンドでも「早く投げたかったです」と快投を演じた。指揮官も「負けたら(東北大会出場が)終わり。菅原しかいなかった」と自信を持って送り出した。

“エリート集団”が結果を出した。06年に福岡中で全国優勝を果たしたメンバー8人がスタメンに名を連ねた。3回には2死一、三塁から一塁走者が盗塁を仕掛け、挟殺プレーの間に三塁走者がホームを突く、スキのない攻め。田岡監督は「全国優勝を経験しているので、大舞台に強い。ボールから目を切らない走塁練習の成果」と胸を張った。

 福岡中でエースだった下沖勇輝(2年)は今や光星学院のエース。福岡中では4番手右腕だった菅原が「下沖と対戦したい。そしてセンバツに行きます」。夏は県内最多10度の甲子園出場を誇る福岡。狙うは初の“春”だ。

 ◆菅原 祐弥(すがわら・ゆうや)1991年7月1日、岩手県二戸市生まれ。17歳。石切所小3年時に晴山スターズで野球を始め、外野手。4年時から石切所ファルコンズに所属し、投手。福岡中では3年夏の全中大会で優勝。福岡では1年秋からベンチ入り。2年秋からエース。右投右打。167センチ70キロ。血液型O。家族は母。

 ◆花巻東・菊池、連続完投で24年ぶり優勝 花巻東のプロ注目左腕・菊池雄星(2年)が2試合連続の完投で優勝を締めくくった。佐々木洋監督(33)は「第1シードにこだわってきましたので良かったです。雄星が完投したのも大きい。チームにとってもです」と実りの多い県制覇だった。さあ、東北大会。「センバツ? もちろん目指して戦います」と、指揮官は今夏の悔しさを晴らす構えだ。

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花巻東が東北切符も菊池反省/高校野球

<高校野球・秋季岩手県大会:花巻東3-2福岡>◇20日◇準決勝◇岩手県営野球場

 花巻東が3-2で福岡を下し、2年ぶり11度目の東北大会出場を決めた。最速149キロ左腕、菊池雄星(2年)が6安打9奪三振の2失点で完投。課題も残したが、来秋ドラフト候補生にプロ3球団のスカウトが熱視線を注いだ。

 最後の打者を遊飛に仕留めると、菊池はグラブをたたきながら「みんなに助けられた」というナインを迎えた。2回に先制ソロを浴び8回には自らのミスで同点とされたエースは、自分を差し置いて仲間をたたえたが、自らの素質も十分に発揮した。伸びのある直球とスライダーで凡打の山を築く。許した6安打中、3本が内野安打。外野への打球は3本に抑えた。

 最速149キロを誇る快速左腕をスタンドから巨人、広島、ロッテのスカウトが見詰めた。菊池は制球難を克服するため、今大会直前にフォームをスリークオーターに改造。この日の最速こそ141キロ止まりだったが、広島の近藤芳久スカウト(41)は「肝心なのは球速ではなく、球持ちの良さやボールの切れ。そういう意味でも、面白いよね」と評価した。

 被弾以外にも反省点はあった。1点リードの8回2死二塁。菊池は2球連続でボークを犯した。「ちょっと焦りました」と、セットポジションからの投球動作の静止が不完全と判定され同点にされた。「冷静な投球が、いかに大事かが分かった。次は絶対にないようにしたい」。来春センバツへの第1関門を突破したプロ注目の逸材は、反省を収穫にする。

 [2008年9月21日13時46分 紙面から]

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東北部内暴力で被害部員親「集団リンチ」

 甲子園常連校の東北(宮城)が野球部内で暴力行為があったとして秋の県大会への出場を辞退した問題で、「暴行」について、東北が日本高野連側に報告した内容と、被害に遭った部員の親が高野連に相談した内容が食い違っていることが20日、分かった。高野連は同校に再報告を求めている。

 宮城県高野連によると、東北は16日午前、暴行について高野連に報告。その内容を基に東北は16日夜に記者会見、「13日に部員1人がグラウンド内で1人を3発殴った。夕方には部室で、殴られた部員が反省していないと、別の部員が10発程度殴った」と、暴行したのは2人と説明した。

 しかし、16日夕に被害部員の親が高野連に「謀議的な集団リンチで、部室前に見張り役がいた」という内容を伝えた。「中心選手が指示するなど加害者は3人」など、当事者数や暴行程度にも相当違いがあるという。日本高野連は東北に対し、次回の審議委員会が開催される10月中旬までに報告書の再提出を求めた。東北側は、部員から話を聞くなど調査を進めている。

 [2008年9月21日9時55分 紙面から]

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今夏準V常葉菊川が敗退 センバツ絶望的

常葉学園菊川が21日、秋季静岡大会2回戦で静岡商に4―5で敗退。今夏の甲子園は準優勝に輝いたが、来春のセンバツ出場は絶望的となった。看板のフルスイング打線も静岡商・高橋の直球に押され、森下監督は「打ち損じというより力がない。まずは底力をつけていかなきゃというレベルだと思う」と練習あるのみを強調した。

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桑田Jr.が公式戦2号 3番昇格即結果…秋季高校野球東京大会

◆秋季高校野球東京大会 ▽ブロック予選3回戦 桜美林8―0明学東村山(21日、桜美林) 桜美林が明学東村山に8―0で7回コールド勝ち。前パイレーツ投手・桑田真澄さん(40)=スポーツ報知評論家=の長男・真樹外野手(1年)が「3番・中堅」で出場。公式戦初のクリーンアップを務め、6回には公式戦2号となる右中間2ランを放って勝利に貢献した。

 リードを5点に広げ、なおも2死一塁。桑田が高めの直球を強振した。打球は右中間へとアーチを描く。初回にも右前安打を放ち、3打数2安打2打点。6番から昇格させた片桐幸宏監督(49)の期待に応えた。

 予選3試合で10打数6安打5打点、2本塁打と勢いは止まらない。母・真紀さん(40)も「打順が良くなって、どうなることかと思ったんですが、打ってくれて良かった」と一安心だ。次戦は本大会への切符をかけて、都立の田園調布と対戦。夢の甲子園へ着実に勝ち進む。

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桑田Jrが2ラン!桜美林1次予選決勝進出

秋季高校野球の東京大会1次予選決勝戦と3回戦計27試合が21日、各球場で行われ、桜美林グラウンドでは桜美林が明学東村山を7回コールド、8―0で下した。元パイレーツ桑田真澄氏(40)の長男・真樹(1年)は3番・中堅で先発出場。5点リードの6回2死一塁から7日の1回戦(都調布北)以来2試合ぶりの2ランを放つなど3打数2安打2打点と活躍し、1次予選決勝進出に貢献した。

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「春切符」目指し55校激突 長崎大会16日開幕 九州地区高校野球

2008年9月16日 14:08
 来春の甲子園出場校選出の重要な参考資料となる第123回九州地区高校野球の長崎大会は16日、長崎県営野球場(ビッグN)を主会場に開幕する。

 55チームが参加し、決勝予定日は10月12日。上位2チームが九州地区大会(佐賀市・10月24-29日)の出場権を得る。優勝争いは、今夏の甲子園に出場したメンバーが多く残る清峰を軸に展開されそうだ。

=2008/09/15付 西日本スポーツ=

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高校野球県予選 81チーム対戦相手決定 23日から3球場で熱戦

2008年9月16日 13:52
 23日に開幕する第123回九州地区高校野球大会県予選の組み合わせ抽選会が13日、鹿児島市薬師2丁目の鶴丸高校であり、出場81チームの対戦相手が決まった。

 今大会には、栗野工・牧園・霧島と、中種子・種子島中央の連合2チームを含む84校が参加。10月9日まで、同市の県立鴨池球場と鴨池市民球場、姶良町の同町野球場の3カ所で試合が行われ、上位2チームが来春、甲子園球場で行われる選抜大会の参考となる九州大会(10月24日-29日、佐賀県)に出場する。

 シードは樟南、鹿児島商、鹿児島実、鹿児島城西、川内、加治木工、鹿屋中央、種子島-の8校。とりわけ鹿児島城西のパートは、安定感のあるバッテリーが注目の大島、強豪校の神村学園、鹿屋などがそろい、激戦が繰り広げられそうだ。

 開会式は23日午前9時から県立鴨池球場であり、鹿屋工の有留蓮主将(2年)が選手宣誓する。

=2008/09/14付 西日本新聞朝刊=

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九州地区高校野球大分大会13日開幕 明豊が軸

2008年9月16日 13:52
 来春のセンバツ甲子園出場校選出の重要な参考資料となる第123回九州地区高校野球の大分大会は13日、新大分球場を主会場に開幕する。48チームが参加、決勝予定日は10月11日。上位2チームが九州地区大会(佐賀市・10月24-29日)の出場権を得る。優勝争いは、今春のセンバツ甲子園に出場したメンバーが残る明豊を中心に展開されそう。

=2008/09/10付 西日本スポーツ=

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九州地区高校野球佐賀大会 20日から40校熱戦

2008年9月16日 13:52
 20日に始まる「第123回九州地区高校野球佐賀大会」(県高野連主催)の組み合わせ抽選会が佐賀市であり、各校の対戦日程が決まった。上位4校は、来春の甲子園出場校の選考資料となる九州大会(10月24-29日、佐賀市)に進める。

 今年は40校が参加。地区大会で上位に入った佐賀北などシード校8チームを軸に、佐賀市久保田町のみどりの森県営球場など4会場で熱戦を繰り広げる。決勝は、10月5日午後1時から同球場で行われる予定。

=2008/09/14付 西日本新聞朝刊=

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13日に開幕 九州地区高校野球熊本大会

2008年9月16日 13:51 
 来春のセンバツ甲子園出場校選出の重要な参考資料となる第123回九州地区高校野球の熊本大会は13日、藤崎台県営野球場を主会場に開幕する。67チームが参加、決勝予定日は10月12日。上位2チームが九州地区大会(佐賀市・10月24-29日)の出場権を得る。

=2008/09/09付 西日本スポーツ=

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城北 初戦は玉名と 九州地区高校野球熊本大会 13日開幕 67校が出場

2008年9月6日 18:43
 13日に開幕する「第123回九州地区高校野球熊本大会」(県高野連主催)の組み合わせ抽選会が5日、熊本市上熊本1丁目の県立総合体育館であった。67校が出場し、夏の甲子園大会に出場した城北は初戦で玉名と対戦する。

 大会は藤崎台県営野球場と県営八代野球場、山鹿市民球場の3カ所で行われ、10月12日に決勝が行われる予定。シード校は先の新人戦で好成績を収めたルーテル学院や専大玉名、秀岳館など8校。優勝校と準優勝校は10月24日に佐賀市で開幕する九州大会に出場する。

 「第32回九州地区高校軟式野球熊本大会」には6校が出場し、10月3日に県営八代野球場で開幕する。優勝校は10月25日から佐賀県鳥栖市である九州大会に出場する。

=2008/09/06付 西日本新聞朝刊=

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132チームが熱戦 九州地区高校野球県大会6日開幕

2008年9月2日 19:04
 第123回九州地区高校野球福岡大会(県高野連主催)が6日、開幕する。北部大会53チーム、南部大会79チームの計132チームが出場し、九州大会への出場を懸けて熱戦を繰り広げる。

 北部では、今夏甲子園初出場を果たした飯塚、投打ともに好調な九国大付、中軸打線が波に乗る東筑紫学園、投手力に定評がある自由ケ丘の活躍が期待される。

 南部は、投手陣が安定している筑紫台や、夏の甲子園出場を決める県大会で準優勝した沖学園のほか、東福岡や九産大九州が有力視される。

 試合は北部、南部ともに5球場で行う。決勝は北部が10月4日で、南部は同5日。両地区の優勝校と準優勝校同士が対戦する県大会は、10月11日に久留米市野球場で。県大会の上位3校は、10月下旬に佐賀市で開かれる九州大会に出場する。

=2008/09/02付 西日本新聞朝刊=

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静岡・浜松西がつぶやき作戦で初戦突破だ

来春センバツの参考資料となる秋季高校野球静岡県大会が20日に開幕する。4年ぶり21回目の出場を果たした浜松西(西部3位)は、夏の甲子園準優勝の常葉学園菊川(推薦)と初戦で激突。主将の藤森将斗捕手(2年)は、鋭い観察眼と打者への「つぶやき」で菊川打線をほんろうし、強豪撃破を成し遂げる。

 西部地区大会5試合で、敗れた準決勝以外は無失策で勝ち上がってきた浜松西。常葉菊川戦のポイントを聞かれた清水淳次監督(45)は「堅守でいって、藤森の配球。リードはうまいですよ」と、守備の要である藤森に期待した。その藤森は「新チームになってから1試合も見ていないのでよく分からない」と苦笑しつつも「緩急を使って抑えたいですね」と力を込めた。

 相手打者を打ち取るための武器の1つが「つぶやき」だ。高校入学時に「自分が打者なら嫌なことは何か」を考えて思いついた「つぶやき」。現楽天の野村監督の現役時代さながらに、マスク越しにぶつぶつと言葉を発する。藤森は「いろいろしゃべりたいですね」と不敵に笑った。

 当然、つぶやくだけではない。高校入学時から野球ノートをつけ、試合では清水監督のそばで聞き耳を立てて何でも吸収してきた。また、打者の心理状態を探るため、時間があれば人間観察。「人を見て『今、何を考えているのかな』って考えるのが好き。学校でもほかの生徒をよく見ていますけど、目が合っちゃって気まずいです」。投手の良さを引き出そうと、自分にできると思ったことをすべてやってきた。そんな頼れる女房役に、片桐悟投手(2年)も「かなり信頼しています」と笑顔を見せた。

 常葉菊川との初戦には注目が集まるが、藤森は「東海大会への1試合ということ。いつも通り、守備からリズムをつくってワンチャンスで点を取っていきたい」と冷静に話した。「楽しみです」。小5から捕手一筋の頭脳派がマスク越しに、常葉菊川をじわじわと追い詰めていく。

 [2008年9月19日11時1分 紙面から]

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龍谷大平安に高野連が再調査を指示

 龍谷大付属平安高校(京都市)の野球部員の2年生6人が1年生(15)を殴ってけがをさせたとして、京都府警少年課と七条署は19日、傷害と暴行容疑などで16歳と17歳の部員6人を、暴行教唆容疑で3年生(17)を書類送検した。

 日本高校野球連盟は6月に同校から暴行の事実の報告を受けたが、3年生の関与はなかったとして、3年生のみでの全国高校野球選手権京都大会出場を認めた。高野連は同日、再調査して報告書を提出するよう指示した。調べでは、2年生の部員(16)は6月上旬、練習態度が悪いと1年生の腕や腹を手で殴って打撲などのけがをさせ、残りの5人もそれぞれ5月上旬から6月上旬にかけ、「練習中の声が小さい」「遅刻した」などと理由を付けて、この1年生を殴るなどした疑い。

 また3年生は5月上旬、寮で正座をさせられ、先輩から説教を受けていた1年生の態度が悪いとして、さらに指導を加えるよう2年生(17)に命じた疑い。直接暴行の指示はないが、府警は先輩の発言で2年生が暴行に至ったと判断した。

 3年生は「(指示すれば)暴行することは分かっていた」と話しているという。

 [2008年9月20日9時54分 紙面から]

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龍谷大平安野球部員が1年殴り書類送検へ

 龍谷大付属平安高校(京都市下京区)で今年春、野球部員の2年生が集団で1年生に暴行を加え、けがをさせた疑いが強まったとして、京都府警少年課と七条署は18日までに、傷害と暴行容疑で、2年生数人を書類送検する方針を固めた。

 府警などによると、2年生部員は今年4月中旬から6月下旬にかけて、数回にわたり、後輩部員数人の生活態度を注意した際、尻をバットでたたくなどし、このうち1人に軽傷を負わせた疑いが持たれている。3年生部員が暴行をそそのかした疑いもあるといい、府警は暴行教唆容疑の適用も視野に調べている。

 [2008年9月19日8時9分 紙面から]

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常葉菊川・森下監督が復帰

 今夏の全国高校野球選手権大会で準優勝した常葉学園菊川(静岡)は、謹慎していた森下知幸監督(47)が復帰したことが分かった。今夏指揮を執った佐野心監督(41)は部長に戻る。同校を昨春のセンバツ優勝に導いた森下監督は、女性取材記者に対するセクハラ(性的嫌がらせ)行為があったとして、今年5月から謹慎していた。

 [2008年9月18日12時33分 紙面から]

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報徳学園左腕エース近田プロ表明へ

 今秋ドラフトの上位候補に挙がっている報徳学園(兵庫)のエース近田怜王(れお=3年)が希望進路をプロに固めたことが17日、分かった。

 高校選抜の一員として参加した「2008 日伯親善高校野球大会」のブラジル遠征から10日に帰国し、永田裕治監督(45)や両親と進路について協議した。高校卒業後にプロに挑戦する希望を持って報徳学園に進んだこともあり、プロに進路を絞ることを決めた。今月28日開幕の大分国体で最後の公式戦を終えたあと、正式に表明する。

 [2008年9月18日12時21分 紙面から]

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高野連脇村会長退任へ、後任は奥島氏

 日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)は17日、大阪市内で開かれた常任理事会で、任期途中での退任を表明した。次期会長には早稲田大前総長で全日本アマチュア野球連盟副会長の奥島孝康氏(69)が有力で、11月28日の日本高野連評議員会で正式に就任が決まる予定。

 脇村会長は、牧野直隆前会長(故人)の後任として2002年11月に就任。昨年に社会問題化した高校野球の特待生問題では解決に向けて尽力した。理事会後に会見した脇村会長は来年5月の任期満了前に退任することに「新会長は選抜大会から見ていただくのが適切」と話し、「特待生問題が一番印象に残っている」と語った。

 今後は後任候補を1人に絞り、10月8日に開く臨時の全国理事会で承認されれば正式に要請する運びとなる。脇村会長は「特待生問題有識者会議」のメンバーだった奥島氏について「候補の1人と認識している。高校野球が教育の一環でアマチュアリズムという意味では(会長に)適した方だと思う」と話した。

 [2008年9月18日11時58分 紙面から]

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高野連脇村会長退任へ、後任は奥島氏

 日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)は17日、大阪市内で開かれた常任理事会で、任期途中での退任を表明した。次期会長には早稲田大前総長で全日本アマチュア野球連盟副会長の奥島孝康氏(69)が有力で、11月28日の日本高野連評議員会で正式に就任が決まる予定。

 脇村会長は、牧野直隆前会長(故人)の後任として2002年11月に就任。昨年に社会問題化した高校野球の特待生問題では解決に向けて尽力した。理事会後に会見した脇村会長は来年5月の任期満了前に退任することに「新会長は選抜大会から見ていただくのが適切」と話し、「特待生問題が一番印象に残っている」と語った。

 今後は後任候補を1人に絞り、10月8日に開く臨時の全国理事会で承認されれば正式に要請する運びとなる。脇村会長は「特待生問題有識者会議」のメンバーだった奥島氏について「候補の1人と認識している。高校野球が教育の一環でアマチュアリズムという意味では(会長に)適した方だと思う」と話した。

 [2008年9月18日11時58分 紙面から]

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平安高校で暴行容疑、2年生を書類送検

 龍谷大付属平安高校(京都市下京区)で今年春、野球部員の2年生が集団で1年生に暴行を加え、けがをさせた疑いが強まったとして、京都府警少年課と七条署は18日までに、傷害と暴行容疑で、2年生数人を書類送検する方針を固めた。

 府警などによると、2年生部員は今年4月中旬から6月下旬にかけて、数回にわたり、後輩部員数人の生活態度を注意した際、尻をバットでたたくなどし、このうち1人に軽傷を負わせた疑いが持たれている。

 3年生部員が暴行をそそのかした疑いもあるといい、府警は暴行教唆容疑の適用も視野に調べている。

 同校は6月、2年生部員5人が1年生を暴行していたとする内部調査の結果を日本高野連に報告。高野連は3年生の関与はなかったとして、3年生のみでの全国高校野球選手権京都大会出場を認めた。同校は「(3年生が)そそのかしたことはなかったと認識している」としている。

 同校は甲子園大会に春夏通算で65回出場の強豪。今年4月、平安高校から校名を変更した。

 [2008年9月18日11時49分]

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函館稜北、北海道大会初陣1勝狙う

来春のセンバツ甲子園出場がかかる秋季高校野球北海道大会(30日から、札幌円山ほか)の組み合わせが17日決まった。初出場の函館稜北は、砂川北(現砂川)OBの脇沢潤一監督(39)が2年前から強化を進め、今回3季通じ初の円山切符をゲット。1回戦で北見柏陽と対戦する。出るだけで満足せず「1勝」を狙っていく。

 選手12人の公立校が初の円山に挑む。この日の抽選では下山裕記主将(3年)は緊張気味にくじを引いた。「地区と違ってそうそうたる顔ぶれでした」。駒苫、駒岩、北海…と甲子園を沸かせた高校がズラリとそろう。それでも、下山主将はその中に交じって同じ舞台に立つ喜びを感じていた。

 同校を率いる脇沢監督は元砂川北のエース。06年春、前任の古平から赴任、昨秋に部長から昇格し、本格指導してからわずか1年でチームを全道に導いた。サッカー部やラグビー部など全道大会経験のある運動部が多い中で、野球部だけがカヤの外。「本格的に野球をやろうという子はうちには来ない」(脇沢監督)。そんな雑草軍団を、3年連続のむかわ町合宿で意識改革させた。

 砂川北時代の恩師・佐藤茂富監督(67)の鵡川との合同合宿では、体格の違いや練習への意識の違いを痛感。「食事からして彼らは平気で丼3杯。とてもできない」と館山恭平副主将(2年)。だが練習の姿勢ならまねできる。全体練習後も個々で取り組む姿が増え、下山主将は「みんなで全道に行こうと気持ちが1つになった」と意識の変化を語る。指揮官は「鵡川への恩返し? まずは初戦突破です」と“野望”は胸の奥に秘めた。

 [2008年9月18日11時43分 紙面から]

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2008年9月21日 (日)

常葉学園菊川が敗れる

今夏の全国高校野球選手権大会で準優勝した常葉学園菊川は21日、秋季静岡大会の2回戦で静岡商に4-5で敗れ、来春の選抜大会出場が絶望的となった。

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福岡、大和弾で勢いつけ東北大会出場狙う

秋季高校野球岩手県大会準決勝(20日、岩手県営)5番打者の和山冬樹外野手(2年)が、二回無死から先制の左越え本塁打。花巻東・菊池雄星投手(2年)から放った高校通算3号に「公式戦は初ホームランです。うれしいです」と表情を崩した。だが、試合は2-3で惜敗。直後の2打席で2三振した1メートル78、80キロの右打者は「センターへ返すように直していきます」と専大北上と対戦する21日の3位決定戦で、福岡にとって7年ぶりの秋季東北大会出場を狙う。

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一関学院、東北大会一番乗り/岩手県大会

秋季高校野球岩手県大会準決勝(20日、岩手県営)東北大会進出一番乗り! 岩手大会準決勝が行われ、希望枠で今春の甲子園に出場した一関学院が、専大北上に5-4で逆転勝ちし、2年連続9度目の秋季東北大会(10月10日開幕、宮城)への出場を決めた。途中登板の飯田翔投手(2年)が左足親指痛をはねのけ、追撃を最小限に食い止めて同点スクイズを決めるなど投打に活躍。21日も東北6県で大会が開催され、岩手で決勝と3位決定戦、福島で準決勝、宮城、青森、山形で準々決勝が行われる。
東北大会出場一番乗りの合図は、飯田のガッツポーズ。一関学院が春の甲子園につながる秋季東北大会へ駒を進めた。

 「登板は無理だと思っていました。左足が痛くても全力でやれて、いいピッチングでした」

 途中登板した右腕が試合の流れを引き寄せた。2-2で迎えた三回から2番手でマウンドへ。四回に2失点で勝ち越されたが、五回以降は得点を許さず、7回5安打2失点に抑えた。多投したスローカーブがさえ、最後まで投げきった。

 負傷などなんのその。地区予選真っただ中の9月上旬、打撃練習中に自打球を左足親指に当ててしまった。ずっと痛みがひかなかったため、16日から2泊3日で千葉県船橋市内の病院へ。午前8時から午後9時まで、1日11時間の電気治療と超音波治療を行った。

 一関学院は2006(平成18)年と今春、いずれも希望枠でセンバツ甲子園に出場。評価された堅守ぶりは新チームになっても健在だ。

八回に2失策などで逆転を喫した専大北上に対し、一関学院は「ミスの少ない方が勝つという感じでした」(沼田尚志監督)と守りきった。飯田は3-4の八回二死一、三塁で、三塁前に同点スクイズを成功させた。

 希望枠は、来春から撤廃される。だが、選手には発奮材料だ。飯田は「周りから“自分の力で行け”という声もあって、うれしかったと同時に悔しかった。今年は1人1人が粘りますから。上でも通用すると思います」と秋季東北大会で、昨年のベスト4を上回る成績を見据えている。

 21日の決勝戦は花巻東と対戦する。今夏から背番号1をつけている飯田は「チームが下を向いても、自分が上を向かせます」と中心選手として他の選手をぐいぐい引っ張る。

飯田翔(いいだ・しょう)
 1991(平成3)年12月28日、宮城県塩釜市生まれの16歳。投手。杉の入小2年の時、リトルリーグの塩釜ドラゴンズで野球を始める。当初は捕手。塩釜二中の1年から塩釜中央シニアでプレーして投手を始める。中2秋の新人戦で東北選抜メンバーに。一関学院では1年夏からベンチ入り。1メートル76、70キロ。右投げ右打ち。家族は母、姉。

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愛工大名電、センバツ絶望 愛産大工にサヨナラ負け 秋季高校野球

愛知県大会では3回戦が行われ、強豪の愛工大名電が愛産大工に4-5でサヨナラ負けし、来春のセンバツ出場が絶望となった。今夏の名古屋市予選を1位突破した享栄、2年連続センバツ出場を目指す中京大中京はベスト8入りした。この日、開幕した静岡県大会では、女性記者へのセクハラ(性的嫌がらせ)行為があったとして今年5月から今夏の甲子園大会終了まで謹慎していた常葉学園菊川・森下知幸監督(47)は復帰後、初の公式戦采配(さいはい)をふるい、浜松西に8-2で快勝した。同校は春夏あわせて5季連続の甲子園出場を目指しており、今夏の甲子園で指揮を執った佐野心・前監督(41)は野球部長に戻った。

 優勝候補の一角だった愛工大名電が3回戦で早々と姿を消した。愛産大工に4-5のサヨナラ負け。9回2死二塁から相手3番打者に右中間を破られると、愛工大名電ナインはしばらくその場を動けなかった。

 「打てるチームだったし、十分甲子園を狙えるチームだったけど…。細かいプレーができなかったのが、こういう結果につながってしまった」。手応えを感じていた新チームだけに、倉野光生監督(49)もショックを隠さなかった。

 自慢の打力で一度は劣勢をはじき返した。1回に2点を先制されると、すぐさま2回に1点を返し、3回には4番・中沢が右越えの逆転2ラン。6回には6番・林が右越えのソロでリードを2点に広げた。

 しかし、投手が踏ん張れない。先発の余語が6回に捕逸絡みで1点を失うと、続く7回から2死から3連続長短打を浴び同点。9回には2番手の久野が痛打された。「立ち上がりに2点を取られてペースをつくれなかった。投手はそれが課題。野手はバント、走塁それをしっかり練習していきたい」と倉野監督。6回無死一塁、9回無死一塁と大事な場面でともに送りバントが失敗(三振と三飛)。例年以上に打てる半面、お家芸とも言える確実なバントは、まだ新チームには備わっていなかった。これで4年ぶりのセンバツ出場はほぼ絶望となった。

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一関学院、負傷の飯田が大車輪…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季高校野球岩手県大会 ▽準決勝 専大北上4―5一関学院(20日、岩手県営野球場) 一関学院の飯田が大車輪の活躍だ。同点の3回からマウンドに登ると、4回に2点を献上したが、その後は無失点。打っても1点を追う8回1死一、三塁で同点のスクイズを決めた。「たとえ負けていても自分の力で味方に上を向かせたかった。うれしいです」と飯田は声を弾ませた。

 満身創痍(そうい)だった。今月下旬、打撃練習中に左足の親指に自打球を当て、重度の打撲と診断された。電気治療などを続け、18日までは千葉の病院に3泊4日の入院。投球練習どころではなかった。それでも19日には「久しぶりでした」と投球練習を再開。「チームに恩返しをしたかった」と登板に備えた。

 痛み止めを飲んで戦ったこの試合。夏に続いて背番号1の飯田は「エースとして、気持ちで負けられなかった」と気合で東北大会切符をもぎ取った。

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花巻東・菊池粘投2失点完投…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季高校野球岩手県大会 ▽花巻東3―2福岡(20日、岩手県営野球場) 花巻東が2年ぶり11度目、一関学院が2年連続9度目の東北大会出場を決めた。花巻東は、プロ注目左腕の菊池雄星(2年)が2連続ボークなどで2点を失ったが、粘りの投球で完投。3―2で福岡に競り勝った。一関学院は、今夏に続いて背番号1を背負う右腕の飯田翔(2年)が投打に活躍し、5―4で専大北上を下した。

 プロ注目左腕がほえた。1点リードの9回。1死一、二塁で後続を空振り三振に切って取り雄たけびを上げ、左拳を握った。最後の打者は遊ゴロに抑え、何度もナインとハイタッチ。「調子が悪いなりにも修正できました。これで東北大会に出られる」と149キロ左腕は息をついた。

 苦しみながらの勝利だった。この日最速141キロの直球を主体に被安打6の9奪三振で2失点。それでも2―1の8回には2死二塁から連続ボークで同点とされた。菊池は「野手も自分を見ている。不安な姿を見せたくなかった」と何度も胸をたたき自分を、そしてナインを鼓舞してみせた。

 その裏に川村悠真(2年)の適時打で勝ち越すと、最終回は気合で乗り切った。普段は“辛口”の佐々木洋監督(33)も「今日は菊池です! 勢いがあったし、かなり気持ちが入っていた」と大絶賛だ。

 今夏、準々決勝で盛岡中央に敗れた。「自分を追い込まなきゃいけなかった」と菊池は苦手のウエートトレーニングを積極的に行い、スタミナをつけた。110キロだったベンチプレスを130キロに上げ、10回のスクワットを10セット。これを毎日のように続けた。

 東北大会出場を決め、迎える決勝。菊池は「第1代表は狙ってました。優勝します」。県王者として東北大会に乗り込む構えだ。

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松山・氏家監督がベテラン対決制す…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽2回戦 宮城農10―11松山(20日、愛島)宮城で8強が出そろった。松山・氏家規夫監督(62)と宮城農・油井寛治監督(60)のベテラン指揮官対決は、激しい点の取り合いを松山が1点差で制して8強入り。利府、仙台育英なども勝ち上がった。

 亜大野球部時代から40年を超える親交がある2人の“最後の対決”は、2年先輩の氏家監督に軍配が上がった。一時は6点をリードしながら、最後はあわや逆転サヨナラ負けのピンチまで追い込まれた62歳の指揮官は、「もう倒れそう」と苦笑いだ。

 相手の油井監督は60歳。今年度で教員として定年となるため、今大会が最後の指揮となる可能性もある。それだけに「(宮城農と)やりたかった。だからきのう(1回戦・対柴田)は何が何でも勝ちにいった」という。仙台育英、東陵、青森山田で甲子園に計9度出場している名将も、今は公立の松山でわずか14人の選手を率いて聖地を目指している。04年の就任当時は、宮城農に選手を借りて練習試合をしたこともあった。

 長年の思い出がよみがえる旧友とのラストゲームは、好プレーあり凡ミスありの、まさに高校野球らしい競り合い。19安打を浴びながら、半分以下の9安打でつかんだ勝利に「19本も打たれたら、普通はあっちが勝つよ。でも、それが野球」と目を細めた。

 試合後は「疲れたね~」と笑顔で言葉を交わした2人。宮城農ひと筋で指導を続けてきた油井監督は「最後まで氏家さんに勝てなかったなぁ」と、しみじみ話していた。

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田島が創部62年目で初の4強入り…秋季高校野球福島県大会

◆秋季高校野球福島県大会 ▽準々決勝 田島2―0白河(20日、信夫ケ丘球場) 田島が創部62年目で初の4強入りを決めた。先発左腕・室井大智(2年)が白河打線を4安打完封。2回に室井拓磨(2年)の先制打などで挙げた2点を、最後まで守り切り、2―0の快勝だ。福島商は5回に安藤誓士(2年)が2点適時打を放ち、4―1で小高工に逆転勝ち。聖光学院と日大東北も21日の準決勝へコマを進めた。

 田島の快進撃が止まらない。15日の白河実戦に続き、この日もエース左腕・室井大の好投で、強敵・白河に快勝。かつての弱小校が、1947年の創部以来初の東北大会進出に王手をかけた。ナインは快挙に笑顔をはじけさせ、地元・南会津町から駆けつけた総勢100人近い応援団もスタンドで大騒ぎ。菅家圭太主将(2年)は「みんなで点を取って守り勝った。最高」と胸を張った。

 苦い教訓が、大躍進につながった。先月30日の会津支部予選準決勝。室井大が打ち込まれ、5―6で会津に敗れた。「直球とスライダーだけで、投球が単調になってしまった。もっと緩い球を使わなければ」これまであまり投げなかったカーブを増やす決断をした。直球は120キロながら、カーブで緩急をつける投球がさえ今大会3試合で2完封、計28イニングで失点1と効果てきめんだ。バックも堅い守備でエースを支え「守りでリズムをつくる」田島野球は格段にレベルアップ。本田朋亮監督(34)は「あの敗戦から見違えるように強くなった」と選手たちの成長を認めた。

田島の勢いは、運も呼び込んだ。2回、7番・室井拓の右前適時打で先制し、なお2死二塁。「一瞬ためらったけど、サインが出てたので…」9番・渡部直樹(2年)がカウント0―3となったところで、二走・室井拓が三盗を敢行。相手捕手の悪送球を誘い、そのまま本塁へ生還した。実は「待て」の指示を勘違いしていたのだ。指揮官は「勝つときは運も味方するのかなぁ」と苦笑いだった。

 夢の東北大会まで、あと1勝。菅家主将は「新チーム結成時から東北大会出場を目標にしてきた。行けると思う」と自信をみなぎらせた。

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高野連が再調査求める…東北高暴力事件

甲子園常連校の東北高(宮城)が、部内暴力事件で秋季高校野球宮城県大会の出場を辞退した問題で、学校側の当初の報告内容と被害にあった部員側の言い分に食い違いが見られることから、日本高野連が10月中旬までに事件の再調査と報告書の再提出を同校に求めていることが20日、明らかになった。

 被害部員側は、事件が約30人による「集団リンチ」で、見張り役もおり、被害部員も複数いると主張。被害部員は1人で、殴ったのは2人とする学校側と大きなズレがある。

 同校の小沢洋之部長は「現在、全部員を対象に日誌や面談で事実関係の確認を行っている。警察の捜査にも全面的に協力する」と話している。

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東北が部内暴力でセンバツ出場消滅

甲子園38度(春18、夏20)の出場を誇る宮城の名門・東北硬式野球部が、不祥事により、来春センバツにつながる秋季宮城県大会(19日開幕)を辞退することになった。五十嵐一彌校長(62)が16日、仙台市内の小松島校舎で記者会見を行い、13日に部内で暴力行為があったことを説明。会見前に、出場辞退を県高野連を通じ、日本高野連に報告した。野球部の活動は期限未定で自粛する。2年連続のセンバツ出場の道が、断たれた。

 今年で創部105年目を迎えた強豪校の不祥事に、テレビカメラ5台、約30人の報道陣が詰め掛けた。13日に起きた2年生部員2人による暴行について、五十嵐校長が神妙な面持ちで説明。「『暴力のない高校野球を目指すように』という日本高野連の意に反する行為が行われたことを、重く受け止めざるを得ない」と話した。

 五十嵐校長によると、練習試合の合間に釣りに行き暴行を受けた被害部員は、すぐに埼玉の実家の父親に電話。午後8時に、寮に被害部員のいないことに気付いた仲間が、携帯電話で戻ってくるように説得したが、被害部員は新幹線で帰郷したという。五十嵐校長は翌14日に埼玉の両親へ謝罪に赴いたが「ケガの状況なども聞ける状況ではなかった。病院での面会も断られました」と話した。

 部活中の釣りは許されていないが、暴行した1人が今秋地区予選のメンバーだったこともあり、学校側は15日に秋季県大会への出場辞退と、野球部の期限未定での活動自粛を決めた。同日、五十嵐校長が父母会と、部員に辞退の方針を伝えた。半数以上の部員が涙を流したという。

 小沢洋之部長(34)と五十嵐征彦監督(32)は辞任を申し出たが、五十嵐校長は「将来有望な指導者は、責任を取って指導を続けるべき」と話したという。今後、日本高野連から処分が出る見込みだが、同校長は「真摯(しんし)に受け止めたい。解禁されたあかつきには、東北高野球部の勇姿を見せられるよう、私以下、一丸となって臨んでいきたい」と話した。東北は昨年4月、特待生問題に絡み春季地区大会を「諸般の事情」で辞退している。

 [2008年9月17日11時33分 紙面から]

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東北部内暴力で秋大会辞退センバツアウト

甲子園に春夏通算38度出場し、今春のセンバツにも出場した東北(宮城)が16日、野球部内での暴力を理由に秋季高校野球宮城県大会(19日開幕)の出場を辞退した。この日、辞退届を県高野連に提出、日本高野連に受理された。これにより来春のセンバツ出場は不可能となった。

 会見した五十嵐一彌校長(62)によると、暴力行為があったのは13日。練習試合の合間の昼休みに、同校グラウンド付近の池で釣りをした2年生部員2人の行動を問題視し、練習後に2年生全員でミーティングを行った。そのうち1人に対し「反省の色がない」と相部屋の寮生の2年生がグラウンドで3回平手打ち。さらに解散後、部室内で別の2年生1人が同部員に無視されたことに腹を立て、殴ったり蹴ったりするなど暴行を加えた。被害を受けた部員は同日実家の埼玉県内に帰省し、全身打撲で入院した。

 同日未明に監督から知らせを受けた五十嵐校長は14日に被害部員宅を訪問し謝罪。15日に選手らに今大会の辞退を説明、同日から活動自粛した。被害届も埼玉県警に出されるもようで、近日中に当該部員たちは事情聴取を受ける見込みだ。同校長は「大変残念ながら辞退を決断せざるを得なかった。高野連からはそれなりの処分を受けると思うが、真摯(しんし)に受け止めたい」と語った。

 [2008年9月17日10時1分 紙面から]

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東北が部内の暴力行為で秋季大会を辞退

 春18度、夏20度の甲子園出場を誇る名門・東北(宮城)が16日、来春センバツにつながる秋季高校野球県大会(19日開幕)の出場を辞退した。五十嵐一彌校長(62)が同日、記者会見して明らかにした。硬式野球部内の暴力行為が理由で、この日、県高野連を通じて、日本高野連に報告した。

 五十嵐校長によると、13日の練習試合の合間に、つりに出かけた2年生部員1人に対し、練習後のミーティング中に2年生の1人が「制裁」として平手打ち。さらに練習解散後、別の2年生1人が、同部員に殴る蹴るの暴行を加えたという。被害部員は全身打撲で入院している。

 野球部は15日から期限未定で活動を自粛した。五十嵐校長は「『暴力のない高校野球を目指すように』という日本高野連の意に介する行為が行われたことを、重く受け止めざるを得ない」と、辞退の理由を説明した。東北は今春センバツに出場しており、2年連続19度目のセンバツの道が断たれた。

 [2008年9月16日20時48分]

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来春センバツ3・21開幕、選考委は1・23

日本高野連は16日、大阪市内で第81回選抜高校野球大会の運営委員会を開き、32校が出場して来年3月21日から12日間、甲子園球場で開催することを決めた。大会史上、最も早い開幕となる。出場校を決める選考委員会は来年1月23日、組み合わせ抽選会は3月13日に、いずれも毎日新聞大阪本社で行われる。

 一般選考は28校で地区別出場校数は北海道1、東北2、関東・東京6、北信越2、東海2、近畿6、中国・四国5、九州4。21世紀枠は3校、神宮大会枠は1校。希望枠は廃止された。

 新委員5人を含む選考委員55人の委嘱を承認し、21世紀枠の特別選考委員を昨年と同じ15人とすることも決まった。

 [2008年9月16日18時30分]

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花巻東の菊池雄星が8回0封/高校野球

<秋季高校野球・岩手県大会:花巻東7-0盛岡一>◇15日◇準々決勝4試合◇市営花巻球場ほか

 “リニューアル菊池”が魅せた。花巻東が8回コールドの7-0で盛岡一に勝利。来秋ドラフト候補の最速149キロ左腕、菊池雄星投手(2年)が6安打6奪三振で、公式戦初の0封勝利を挙げた。制球力向上のため4日前にフォームを改造したばかりだったが、それでも最速は145キロをマーク。同校初のセンバツに向けて、20日の福岡との準決勝で東北大会出場を決める。

 最後の打者を空振り三振に仕留めると、菊池は笑顔で雄たけびを上げた。ウイニングショットは自慢の直球ではない。外角低めへのスライダーだった。「今日は、かなりコントロールが良かった。次につながります」。試合後、納得の表情で収穫を語った。

 フォームを、本来のオーバースローからスリークオーターに変えた。6日の地区予選決勝の花巻北戦で、6回まで投げ9四球。制球難克服のため11日に首脳陣と相談し、リリースの瞬間に、ひじの位置を下げることを決断した。

 新投法を身に付けて4日後のこの日、四球は2個。得点圏に走者を背負う3度のピンチも、低めに球を集め得点を許さなかった。2回の先頭打者への2球目には、この日最速145キロを計測。6奪三振のうち4つは、伸びのある直球でバットに空を切らせるなど素質を見せつけた。

 背番号1を背負うことで自覚が芽生えた。「勝てる投手にならないと意味がない。速い球を投げたい気持ちはあるけど、まずはチームのために勝てる技術を身に付けたい」と、スタイル変更を前向きにとらえる。逸材が甲子園という目標に向かって、成長を遂げている。

 [2008年9月16日13時5分 紙面から]

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旭川南1年生軍団7人が逆転劇/高校野球

<秋季高校野球・全道地区予選:旭川南8-3旭川大高>◇15日◇旭川スタルヒンほか

 旭川南が鮮やかな逆転劇で旭川大高を破り、2年ぶり7度目の代表を勝ち取った。3点を追う5回裏に打者10人を送る猛攻で5点。一気に試合をひっくり返すと、6回裏にもダメ押しの3点を加え8-3で難敵を倒した。エース長谷川健太らスタメン7人が1年生という若い軍団が、30日開幕の全道大会(札幌円山ほか)で2年ぶりの優勝に挑む。小樽、釧根、十勝、名寄地区でも代表が決まり、全10地区の出場校が出そろった。

 1年生たちがミラクル勝利を呼び込んだ。旭川南ナインはその瞬間、マウンドに集まり「NO・1ポーズ」で喜びを誇示した。2年前、秋季全道優勝した時をほうふつさせるシーン。違うのは、グラウンドに立つ9人のうち7人が1年生だということ。「勝っちゃった…。超大穴ですね」。小池啓之監督(56)も仰天の代表決定戦となった。

 前日14日、留萌との3回戦で延長14回、177球を投げ抜いた長谷川が力投した。2回に4安打で3点を失った時は「コールド負けがちらついた」(小池監督)。だがその後、指揮官も想像できなかった粘りを、1年生エースが発揮する。外角へのスタイダーと内角直球を組み合わせ、2回以外を無安打に抑えた。

 2年生15人に対し1年生は28人。昨春、エース浅沼寿紀(現日本ハム)を擁しセンバツ初出場を果たしたことで、旭川周辺の中学生に大きくアピールした。長谷川も「センバツを見て、浅沼さんのようになりたいと思った」という。力で2年生を上回る下級生が、チームの中心になっている。

 そんな1年生の力を、2年生は潔く認め、伸び伸びとプレーできる環境を整えた。水元源主将(2年)は「打撃も守備も取り柄のないチームですが、若いので乗ったら一気に点が取れる。1年生は乗せていけばどんどん力を出してくれる」。遠征などでバス移動する際も、他校とは違い、1年生を奥に座らせ2年生が前にいる。

 最上級生も協力した。旭川大高の左腕エース柿田竜吾(2年)対策に、この日朝、左投げの佐藤雄亮前主将(3年)が打撃投手を務めた。「捕手が構えるより先に投げることもある」という柿田と同様、超速いテンポでの投球。勝ち越し打を放った篠木亮帆二塁手(1年)は「イメージ通りでした」と先輩の協力に感謝しきりだ。

 2年前の浅沼のような絶対的な存在はいないが、チームは成長一途。旭川の公立NO・1にのし上がった旭川南は、全道でも台風の目になりそうだ。

 [2008年9月16日11時27分 紙面から]

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2008年9月20日 (土)

龍谷大平安の部員暴行問題3年生関与で再調査へ

◆ 6月の調査結果と食い違い、高野連が報告書提出を指示 ◆

 龍谷大付属平安高校の野球部員の2年生6人が1年生(15)を殴ってケガをさせたとして、京都府警少年課と七条署は19日、傷害と暴行容疑などで16歳と17歳の部員6人を、暴行教唆容疑で3年生(17)を書類送検した。

 日本高校野球連盟は6月に同校から暴行の事実の報告を受けたが、3年生の関与はなかったとして、3年生のみでの全国高校野球選手権京都大会出場を認めた。高野連は同日、再調査して報告書を提出するよう指示した。

 調べでは、2年生の部員(16)は6月上旬、練習態度が悪いと1年生の腕や腹を手で殴って打撲などのケガをさせ、残りの5人もそれぞれ5月上旬から6月上旬にかけ、「練習中の声が小さい」「遅刻した」などと理由を付けて、この1年生を殴るなどした疑い。

 また3年生は5月上旬、寮で正座をさせられ、先輩から説教を受けていた1年生の態度が悪いとして、さらに指導を加えるよう2年生(17)に命じた疑い。直接暴行の指示はないが、府警は先輩の発言で2年生が暴行に至ったと判断した。3年生は「(指示すれば)暴行することは分かっていた」と話しているという。

 同校は甲子園大会に春夏通算で65回の出場を誇る強豪校。今年4月、平安高校から校名を変更した。

◆ 緊急記者会見 校長「恥ずかしい」 ◆

 龍谷大平安の安井大悟校長は19日夜、緊急に記者会見。「非常に残念。上級生が下級生に日常的に暴力を振るっていたのは恥ずかしく、被害者に申し訳ない」と陳謝した。ただ、3年生の暴行教唆容疑については「教育的観点からは教唆に当たるとの認識はない。法律の世界との判断の違いだ」と強調。校長によると、この3年生は寮で正座をして2年生の話を聞く1年生を見た際、1人が携帯電話を触るのを目撃。2年生に「指導しとけよ」と指示。暴力での制裁を命じた認識はないとしている。校長は3年生を「試合に出ている生徒」とだけ明かし、レギュラーか否かは明言を避けた。

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東北高の「暴行」は集団リンチ?報告内容にズレ

甲子園常連校の東北高校(仙台市)が野球部内で暴力行為があったとして秋の県大会への出場を辞退した問題で、「暴行」について、東北高が日本高野連側に報告した内容と、被害に遭った部員の親が高野連に相談した内容が食い違っていることが20日、分かった。高野連は同校に再報告を求めている。

 宮城県高野連によると、東北高は16日午前、暴行について高野連に報告。その内容を基に東北高は16日夜に記者会見、「13日に部員1人がグラウンド内で1人を3発殴った。夕方には部室で、殴られた部員が反省していないと、別の部員が10発程度殴った」と、暴行したのは2人と説明した。

 しかし、16日夕に被害部員の親が高野連に「謀議的な集団リンチで、部室前に見張り役がいた」という内容を伝えた。「中心選手が指示するなど加害者は3人」など、当事者数や暴行程度にも相当違いがあるという。

 日本高野連は東北高に対し、次回の審議委員会が開催される10月中旬までに報告書の再提出を求めた。東北高側は、部員から話を聞くなど調査を進めている

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4戦連続逆転!旭川南2年ぶり7度目全道切符…秋季高校野球

◆秋季高校野球 旭川支部大会 ▽Bブロック代表決定戦 旭川南8―3旭川大高(15日・旭川スタルヒン) 5支部で代表決定戦が行われ、全20代表が出そろった。旭川支部Bでは旭川南が旭川大高を8―3で撃破、4試合連続の逆転勝ちで2年ぶり7度目の全道切符をつかんだ。1年生エースの長谷川健太は前日の延長14回完投に続いて、4安打3失点完投。2日間で291球を投げ抜いた。センバツをかけた全道大会(札幌円山、札幌麻生)は17日に組み合わせ抽選が行われ、30日に開幕する。

 最後の最後まで冷静だった。5点リードの9回2死走者なし。旭川南の1年生エース・長谷川が帽子のツバの裏に視線を向けた。「『気』一球洗心」と張られたシール。「みんなに強気で投げると約束した。それを思い出しました」部員43人分の思いを白球に込めた。力なく三塁に転がった打球がアウトになるのを見届けると、両手を天高く突き上げた。

 マウンド上に集まった旭川南ナインはナンバーワンポーズで力投をたたえた。前日の延長14回に続く2日連続の完投。23イニング291球を投げ終えた疲れは喜びで吹き飛んでいた。

 4試合連続逆転勝ちで2年ぶりの全道出場を決めた。小池啓之監督(56)は「ウチは超大穴。勝っちゃったね。温泉でも行こうかと予定していたのに。うれしい誤算です」と、おどけてみせたが、旭川大高の好左腕・柿田攻略にぬかりはなかった。

試合当日の朝、約2時間の打撃練習。前主将で左腕の佐藤雄亮(3年)が仮想・柿田として後輩たちに投げ込んだ。「柿田君の速い投球テンポに慣れさせるため」(小池監督)と、あえて“間”をとらず打ち続けた。

 対策は実った。3点を追う5回、併殺崩れと2本の適時打で同点。なおも2死満塁、6番・篠木亮帆(1年)の左前2点打で鮮やかに勝ち越した。「1打席目からタイミングが合っていた。イメージ通りの球だった」外角直球をはじき返した殊勲の一打に笑みがこぼれた。12安打8得点は準備なくして奪えなかった。

 06年は全道の頂点に立ち、初のセンバツ切符をつかんだ。「優勝したい」と長谷川。2年前の再現を狙う。

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河上監督不満も北照8年連続…秋季高校野球

◆秋季高校野球 小樽支部大会 ▽代表決定戦 北照11―1小樽水産=5回コールド=(15日・小樽桜ケ丘) 5支部で代表決定戦が行われ、全20代表が出そろった。小樽支部では北照が小樽水産の守りのミスに乗じて8安打で11点を奪い、8年連続の支部突破。センバツをかけた全道大会(札幌円山、札幌麻生)は17日に組み合わせ抽選が行われ、30日に開幕する。

 小樽水産の緊張感も長くは続かなかった。3回まで1点差も、4回に守りで自滅だ。

 「早く終わり過ぎました」1時間ほどで試合が終わってしまい、河上敬也監督(49)は不満そうな表情だ。3回2死三塁で平凡な二ゴロを一塁手の渡辺大樹(2年)が深追いして内野安打で1点献上。その裏は無死一塁で走者が勝手に走って二盗失敗。「サインも出していないのに走るし、守りもそう。あれではリズムが狂う。野球の怖さを知れ」と指揮官はどなりつけた。

 4試合で初戦の岩内戦だけが8回で、あとはすべて5回コールド。せっかく6人も入れた投手のテストもできなかった。右腕エースの五十嵐海人(2年)は4回4安打1失点に「円山で投げないとおもしろくない。キャッチャーと呼吸が合わず、いい内容ではなかったです」と不満顔。

 「全道までもう一度、投手中心の守りの野球を整備します」消化不良で終わった北照野球を河上監督が全道までにどう仕上げるか、これからが本番だ。

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函館稜北、気力で掴む全道1勝!部員12人一丸!…秋季高校野球

秋季全道高校野球(30日開幕、札幌円山ほか)の組み合わせ抽選が17日、札幌市中島体育センターで行われた。3季通じ初の全道大会に臨む函館稜北は初戦で北見柏陽と対戦。部員は12人だが、下山裕記主将(2年)は「何とか1勝したい」と目を輝かせた。開幕戦では駒大苫小牧と2年前の王者・旭川南の好カード。4季連続の甲子園を目指す駒大岩見沢は士別翔雲と激突する。

 函館稜北が3季通じ初めてつかんだ全道大会の初戦は北見柏陽に決まった。下山主将は「円山球場で試合がしたかったのでうれしい。何とか1勝したい」と目を輝かせた。

 函館支部4試合はエース右腕・小原典士(2年)の好投で勝ち上がってきた。松前との2回戦で16奪三振、準決勝の函館大柏稜戦でも12三振を奪った。「今度は打線が投手を助けたい」と下山主将。部員は12人だが、夏のメンバー6人が残るなど、経験値の高さも武器だ。

 創立26年目の公立校。これまでの最高成績は支部代表決定戦止まりだった。躍進の陰には固く結ばれた師弟関係があった。脇沢潤一監督(39)は砂川北で投手として活躍。当時、指揮を執っていた現・鵡川の佐藤茂富監督(68)の教え子だ。「高校3年間、監督宅に下宿していた。その時に、指導者を目指そうと思った」と元気、本気、一気の「三気野球」をみっちりたたき込まれた。

 その縁で3年前の夏から毎年、鵡川合宿を張る。「朝から晩まで野球漬けの世界が実在するのを選手が知っただけでも収穫。意識改革です」と指揮官。成果は上々だ。今年の練習試合は2―5で敗れたが、下山主将は「合宿してから、みんなの全道への意識が高まった」と胸を張る。館山恭平副主将(2年)も「練習量だけじゃなく、鵡川の選手の食べる量がすごかった」と、どんぶり飯3杯を軽くたいらげる姿に驚いた。

 準決勝まで恩師との対戦はないが、脇沢監督は「やっぱり(鵡川は)気になります。ちょこっと成長したところを見てもらいたい」と遠回しに対戦を“熱望”。失うものは何もない。函館稜北ナインが旋風を起こす。

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開幕いきなり「駒苫VS旭川南」…秋季高校野球

秋季全道高校野球(30日開幕、札幌円山ほか)の組み合わせ抽選が17日、札幌市中島体育センターで行われた。

 開幕戦は駒大苫小牧と2年前の王者・旭川南の好カードが組まれた。両校は8月の練習試合で1勝1敗の五分。旭川南の小池啓之監督(56)は「子供たちにとっては素晴らしい経験。横綱に向かう気持ちでやります」と謙遜(けんそん)したが、「高校野球は何が起こるか分からない」とニヤリ。握手した敵将・茂木雄介監督(27)に笑顔でプレッシャーを与えていた。

 一方、駒苫・小野寺翔希主将(2年)は「相手は関係ない。練習試合と公式戦は違うし、全力で戦うだけです」と静かに闘志を燃やした。

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東北センバツ絶望…部員暴力行為で宮城県大会辞退

19日開幕の高校野球秋季宮城県大会を3日後に控えた16日、2年連続のセンバツ出場を狙う東北が、部員による暴力行為があったことを明らかにし、県大会への出場辞退を発表した。会見に臨んだ五十嵐一弥校長(62)は不祥事をわびながらも、やりきれない思いを吐露した。

 「高校野球ファン、東北を応援してくれている方々に、心から深くおわびを申し上げます」。五十嵐校長は会見の冒頭、頭を下げた。「東北高校は県内を代表する甲子園出場回数があり、リーダーとしての立場を自負しています。襟を正さなければならない。断腸の思いで、この決断をお知らせしました」と胸の内を明かした。

 五十嵐征彦監督(32)や小沢洋之部長(34)らスタッフが辞任を申し出たが、現体制を維持。「今回の件を十分に反省し、現有スタッフのまま(今後指導に)当たらせたい。学校としても責任を持って任命しています」と語気を強めた。

 やりきれない思いもあり、時折、声を荒らげた五十嵐校長。「野球だからマスコミも集まる。メジャー(スポーツ)もマイナーも関係ない。皆、同じ高校生」と持論を展開する一幕も。それでも最後は「高野連の処分を真しに受け止め、解禁されたあかつきには、すばらしい雄姿を見せてくれるよう、指導者一丸となって臨みたい」と訴えた。

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北村山13人で勝つ…山形、青森秋季高校野球抽選会

秋季高校野球の山形、青森両県大会の組み合わせ抽選会が16日、行われた。山形では、部員わずか13人の北村山が初の最北地区第1代表を勝ち取り、4年ぶり5度目の出場。初戦2回戦で寒河江工と対戦する。両県とも19日開幕で、上位3校が東北大会(10月10日から宮城)に進出する。

 13人の“少数精鋭”で臨む北村山。抽選に臨んだ井上俊輔主将(2年)は「野球に人数は関係ない。少ない人数を言い訳にしたくない。どこと当たっても大丈夫な練習はしてきた。上を目指すだけ」と声を大にした。

 記録ずくめのチームだ。1987年に大石田と尾花沢が統合され現在の北村山となったが、統合前も含め第1代表で県大会に出場するのは初めて。今夏も初の16強入りを果たしている。

 努力では負けない。オフ期間(11月中旬~3月下旬)の1人15万本スイングは伝統。長靴を履いての雪上ランニングも恒例だ。冬場は独居老人宅の雪かきボランティアも行っている。色摩貴幸部長(26)は「雪を逆に利用した。やることはやってきた」と、今秋の第1代表奪取につなげた。

 今夏、3回戦で日大山形に敗れてからは20以上の練習試合を消化。13人のため、ダブルヘッダーでも同じメンバーが出場する。「試合経験はどこよりも多い」と色摩部長。井上主将は「チームみんなで夏のように笑いたい。東北大会に行きます」と宣言した。

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1イニング2発男・飯田が光星学院3年ぶりセンバツへ導く

秋季高校野球の青森県大会の組み合わせ抽選会が16日、行われた。19日開幕で、上位3校が東北大会(10月10日から宮城)に進出する。

 光星学院に急成長中のスラッガーがいる。飯田基貴(もとき、2年)は180センチ、80キロの体格を生かした力強い打撃で、投手としても貴重な左腕として期待大の存在。県大会の組み合わせも決まり、3年ぶり4度目のセンバツ出場を狙う。

 三重・桑名市から本州最北端の青森へ来た大砲だ。8月下旬の秋季リーグ戦では、田子戦(32―0)で1イニング2本塁打を記録。9日後の百石戦(10―0)でも豪快なアーチを放った。

 金沢成奉監督(41)は「打撃力は十分。あとは野球を知ること」と主軸として期待。飯田は「試合に出られるなら、守備はどこでもいい」とチームへの貢献を第一に考えている。ライバルの青森山田に夏5連覇を許しているが「甲子園に行きたい。勝ちます」と県大会後の東北大会、そしてセンバツを見据えている。

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秋季宮城県大会1校減での開催…東北高出場辞退で

宮城県高野連は17日、部内暴力による東北高の出場辞退を受けて、1校減の23校での県大会開催を決めた。補欠校の繰り上げや代替校出場などの措置は取らない。2回戦で東北と対戦予定だった佐沼と古川工の勝者は2回戦不戦勝となる。

 これに伴い、愛島球場で行われる大会第2日(20日)の2試合は開始時間が変更となり、第1試合・利府―古川学園と気仙沼向洋の勝者は10時、第2試合・松山と柴田の勝者―宮城農は12時30分となった。

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合川・桜田監督、今年はリベンジ…秋季高校野球秋田県大会組み合わせ

秋季高校野球秋田県大会(20日開幕)の組み合わせ抽選会が17日、秋田市内で行われた。3年連続で県大会にコマを進めた合川は初戦で昨秋の王者・大曲工との対戦が決定。桜田義信監督は県南地区1位校との激突に「目標ができていい」。昨秋も準々決勝で対戦したが、試合直前に集団食中毒に見舞われ、コールド負け。格好のリベンジの舞台に、「今度は万全の態勢で臨みます」と指揮官。

 前チームのエースでプロ志望の3年生右腕・小林直哉が練習で打撃投手を務めており、新チームは打力が自慢。2011年の学校統合を前に悲願の甲子園出場を目指す。

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佐沼8強一番乗り東北辞退で2回戦不戦勝…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽1回戦 古川工2―4佐沼(19日・仙台市民球場) 佐沼は4―2で古川工に勝ち、東北の出場辞退で2回戦が不戦勝となるため、8強一番乗りを果たした。

 佐沼が会心の試合で、“2勝分”の白星を手にした。初回から3回まで1点ずつ奪い、3―2の6回にはバントなど小技を絡めて追加点を挙げ、粘る古川工を振り切った。2回戦で当たるはずだった東北が出場辞退したため、一気に8強進出。小野寺涼太主将(2年)は「早めに先制できたのが大きかった」と笑顔をはじけさせた。

 エースの離脱に奮起した。宮城屈指の右腕・佐々木大樹(2年)が、右肩痛で今大会の登板は絶望。三塚昭太朗(2年)は、小野充訓監督から背番号1を打診されたが「今もらったら自分に妥協したことになる」と固辞した。誇り高き「背番号10」は「制球が悪かった」と言いつつ、5回2失点と先発の任務を全う。リリーフ・阿部健太(2年)も「球が良く走った」と4回を1安打無失点と完ぺきに抑えた。

 選手は「東北とやれなくて残念」と口をそろえが、次の相手は順当なら今夏の甲子園出場校・仙台育英。初の甲子園を目指す佐沼ナインにとっては格好の腕試しだ。小野寺主将は「全力でぶつかって、自分たちの今の実力を確かめたい」と心を躍らせた。

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酒田南・林6回無失点で8強…秋季高校野球山形県大会

◆秋季高校野球 ▽2回戦 酒田南7―0米沢興間譲館(19日・YZタカスタ) 今夏の甲子園に出場した酒田南は、今秋から投手にコンバートされた右腕の林完伍(2年)が先発し、6回を2安打無失点。7―0の7回コールドで米沢興譲館を一蹴し、8強入りを決めた。鶴岡東は4―2で上山明新館、山形商は7―2で酒田東を下した。

 投手に転向しわずか1か月。酒田南の林が堂々としたマウンドさばきで6回を2安打無失点と好投した。最速130キロ台前半の直球を軸にカーブ、スライダー、覚え立てのカットボールを交え「リズム良く投げられた。みんなにも点を取ってもらったし」と、白い歯を見せた。

 前チームからエース格の左腕・安井亮輔(2年)が背番号1となったが、西原忠善監督(46)は「投手は多い方がいい」と甲子園から帰り、野手を“セレクション”にかけた。そこで見いだしたのが夏まで6番・中堅手だった林だ。

 地区予選の酒田西戦で初先発し、7回を0点に抑えると、この日も6回をゼロ封。いまだ公式戦無失点の右腕に指揮官は「メドが立った。身体能力が高いし、来年の夏にはプロ注目の投手」と期待は膨らむばかりだ。

 昨年のドラフトで山本斉(19)がヤクルト入りするなど“投手王国”を誇る酒田南。林は「先輩にいい投手が多い。責任を感じる」と安井にカットボールを習うなど自覚が芽生えた。次戦はヤマ場の羽黒戦。「期待に応える。チームを引っ張っていく」と期待の右腕は宣言した。

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育英甲子園コンビで初戦楽々…秋季高校野球宮城県大会

◆秋季高校野球宮城県大会 ▽1回戦 仙台育英6―0仙台東(19日、愛島)夏の覇者・仙台育英は、甲子園でも力投した穂積優輝(2年)と木村謙吾(1年)が、仙台東をわずか1安打に抑え込む貫禄の完封リレーで初戦を突破した。

 「2強」の一角、東北が直前に不祥事で出場辞退、波乱含みで幕を開けた宮城大会。だが、大本命・仙台育英の強さは盤石だった。夏の激戦の疲れから、地区予選では不調だった穂積―木村のコンビが、復調を印象づける快投リレー。2人で許した安打は1本、計16三振を奪って夏春連続甲子園へ好発進した。

 先陣を切ったのはエース・穂積。地区予選後、「直球も変化球も、腕の角度が一定になるように」フォームを調整したという右腕は、初回に四球をひとつ許しただけで5回を無安打、毎回の9奪三振。「(夏の)疲れはいい感じで抜けてきました」と、復調への手応えをアピールした。

6回からリリーフした木村も負けていない。7回に詰まった当たりの中前打を許したが、外野に飛んだのはこの1本だけ。同じく毎回の7奪三振で完封リレーを完成させた。「ビビってる感じで、腕が振れていない」と不満げな1年生左腕だが「8、9回は修正できた気がする」と、こちらも復調気配だ。

 新チームは地区予選で東北に0―4と完敗。敗者復活戦から県大会に勝ち進んだ。「東北に負けてから、謙虚な気持ちで練習した。次に当たる時は絶対勝つつもりでやってきた」と木村。その東北が出場辞退を発表した16日夜、ナインはミーティングで「同じグラウンドで戦った仲間。東北の分まで頑張ろう」と誓い合った。もう一度、覇権を争う日が来るまで、他のチームには絶対に負けられない。

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報徳のエース・近田がプロ志望届提出へ

今夏の甲子園で8強入りした報徳学園のエース・近田怜王投手(18)が、プロ野球志望届を提出することが17日、分かった。1年秋に149キロをマークし、早くからプロの注目を集めてきた左腕は、2年連続で夏の甲子園に出場。今夏は1回戦から3試合連続完投勝ちを収めるなど、8強入りの原動力となった。

 近田は今夏の選手権終了後、進路について「これから(考えること)になります」話していたが、10日に日本高校選抜のブラジル遠征から帰国後、両親や永田裕治監督(44)と話し合いを続け、最終的にプロを目指す意志を固めた。

 また、日本高野連はこの日、所属の都道府県高野連にプロ野球志望届を提出した聖望学園(埼玉)の大塚椋司投手、宮崎商(宮崎)の赤川克紀投手ら6人を追加発表。提出者はこれで54人になった。

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愛知で野球部員が飛び降り重体…杜若高、秋季大会を辞退

愛知県豊田市の私立杜若高校の野球部員1年生(15)が今月14日に運動部の生徒46人が生活する3階建ての寮の屋上から飛び降り、重体になっていたことが16日、分かった。同校は「部員に動揺がある」として、県高校野球連盟に秋季大会の辞退を申し入れた。

 神谷典之教頭は「現時点ではいじめなどの話は聞いていない。その可能性も含めて調査している」と話した。県警豊田署もいじめがなかったか慎重に調べている。野球部の監督は県高野連に「男子生徒は飛び降りる前に、先輩の洗濯物を取り込み、『一つ足りない』と文句を言われた」などと説明したという。

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史上最も早いセンバツ、来春3月21日に開幕

日本高野連は16日、大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で来春の第81回センバツ高校野球大会の運営委員会を開き、開幕を史上最も早い3月21日にすると発表した。今年より1日早まる。期間は12日間。出場校を決める選考委員会は来年1月23日、組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。

 出場校は32校で、一般選考枠28(北海道1、東北2、関東・東京6、北信越2、東海2、近畿6、中国・四国5、九州4)21世紀枠3、神宮大会枠1。希望枠は廃止され、昨年の記念大会で3に増えた21世紀枠を維持する。新委員5人を含む選考委員55人の委嘱を承認し、21世紀枠の特別選考委員を昨年と同じ15人とすることも決まった。

 また、17日に予定される常任理事会で、脇村春夫会長(76)が11月での退任を表明する見込み。

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報徳学園・近田投手もプロ志望届提出

日本高野連は19日、所属の都道府県高野連にプロ野球志望届を提出した4選手を発表した。2年連続で夏の甲子園に出場し、今夏に報徳学園を8強に導いた近田怜王投手も提出。提出者は59人になった。

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龍谷大平安2年生を暴行容疑で書類送検へ

龍谷大平安(京都)の野球部で、今春に2年生部員が1年生部員に数回にわたり暴行を加え、けがをさせた疑いが強まったとして、京都府警少年課と七条署は18日までに、傷害と暴行容疑で2年生数人を書類送検する方針を固めた。

 すでに、同校は6月に事件を日本高野連に報告。今夏の府大会には関与がなかったとして3年生のみで出場したが、3年生部員が暴行をそそのかした疑いもあるといい、府警は暴行教唆容疑の適用も視野に入れている。同校は「そそのかしたことはなかったと認識している」と説明。報告を受けている日本高野連も現時点で問題視しない。

 なお、3日の日本学生野球協会審査室で警告処分を受けた同校は今秋の府大会を辞退しているため、来春のセンバツ出場が絶望となっている。

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そそのかした疑い龍谷大平安3年生も書類送検

龍谷大平安(京都)の野球部の2年生部員6人が1年生部員を殴ってけがをさせたとして、京都府警少年課と七条署は19日、傷害と暴行容疑などで2年生部員6人を、暴行教唆容疑で3年生部員1人を書類送検した。

 調べでは3年生部員は5月上旬、寮で正座をさせられていた1年生部員の態度が悪いとして、さらに指導するよう2年生部員に命じ、暴行をそそのかした疑い。3年生は「(指示すれば)暴行することは分かっていた」と話しているという。

 3年生部員も送検されたことを受け、日本高野連はこの日、京都府高野連を通じて同校に再度調査をして報告書を提出するよう指示。小森年展事務局長(52)は「報告書をもとに審議委員会で審議することになると思う」と話した。

 事件が発覚した6月の報告では、学校側はこの3年生部員が直接暴力行為をはたらいていないこともあり、加害者と認定していなかった。そのため、日本高野連は今夏の全国高校野球選手権京都大会に3年生だけで出場を認めた。この件で3日の日本学生野球協会審査室で警告処分を受けている同校は今秋の府大会出場を辞退しており、来春のセンバツ出場は絶望となっている。

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希望枠廃止、21世紀枠3…センバツ3・21開幕

日本高野連は16日、大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で来春の第81回センバツ高校野球大会の運営委員会を開き、開幕を史上最も早い3月21日にすると発表した。今年より一日早まる。期間は12日間。出場校を決める選考委員会は来年1月23日、組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。

 出場校は32校で、一般選考枠28(北海道1、東北2、関東・東京6、北信越2、東海2、近畿6、中国・四国5、九州4)21世紀枠3、神宮大会枠1。希望枠は廃止され、昨年の記念大会で3に増えた21世紀枠を維持する。新委員5人を含む選考委員55人の委嘱を承認し、21世紀枠の特別選考委員を昨年と同じ15人とする事も決まった。

 また、17日に予定される常任理事会で、脇村春夫会長(76)が11月での退任を表明する見込み。

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東北高が秋季県大会辞退…部員同士による暴力行為

春夏通算38度の甲子園出場を誇る宮城・東北が16日、部員同士による暴力行為が発生したとして、19日から始まる秋季県大会出場を辞退した。五十嵐征彦監督(32)から辞任の申し出があったが、同校は現体制を維持、高野連からの正式処分を待つ方針を併せて発表した。現在、部活動は自粛している。

 同校によると13日、2年部員の1人が部員間のミーティング中、他の2年部員の顔を平手で3度殴り、その後、他の2年部員が十数発、殴ったという。全身打撲のため、埼玉県の実家近くの病院に入院中。部員の両親が14日、埼玉県警に被害届を提出した。被害にあった部員は13日の練習中、他の2年部員と釣りに出かけ、暴行した部員にその理由をとがめられた。

 正式辞退となれば来春のセンバツ大会への出場がなくなる。

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東北センバツ絶望…部員暴力行為で宮城県大会辞退

19日開幕の高校野球秋季宮城県大会を3日後に控えた16日、2年連続のセンバツ出場を狙う東北が、部員による暴力行為があったことを明らかにし、県大会への出場辞退を発表した。会見に臨んだ五十嵐一弥校長(62)は不祥事をわびながらも、やりきれない思いを吐露した。

 「高校野球ファン、東北を応援してくれている方々に、心から深くおわびを申し上げます」。五十嵐校長は会見の冒頭、頭を下げた。「東北高校は県内を代表する甲子園出場回数があり、リーダーとしての立場を自負しています。襟を正さなければならない。断腸の思いで、この決断をお知らせしました」と胸の内を明かした。

 五十嵐征彦監督(32)や小沢洋之部長(34)らスタッフが辞任を申し出たが、現体制を維持。「今回の件を十分に反省し、現有スタッフのまま(今後指導に)当たらせたい。学校としても責任を持って任命しています」と語気を強めた。

 やりきれない思いもあり、時折、声を荒らげた五十嵐校長。「野球だからマスコミも集まる。メジャー(スポーツ)もマイナーも関係ない。皆、同じ高校生」と持論を展開する一幕も。それでも最後は「高野連の処分を真しに受け止め、解禁されたあかつきには、すばらしい雄姿を見せてくれるよう、指導者一丸となって臨みたい」と訴えた。

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脇村会長が11月に退任…特待生問題解決に尽力

日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)は17日、大阪市内で開かれた常任理事会で、任期途中での退任を表明した。次期会長には早稲田大前総長で全日本アマチュア野球連盟副会長の奥島孝康氏(69)が有力で、11月28日の日本高野連評議員会で正式に就任が決まる予定。

 脇村会長は、牧野直隆前会長(故人)の後任として2002年11月に就任。プロアマ関係の健全化などに努め、昨年に社会問題化した高校野球の特待生問題では解決に向けて尽力した。理事会後に会見した脇村会長は来年5月の任期満了前に退任することに「新会長は選抜大会から見ていただくのが適切」と話し、「特待生問題が1番印象に残っている」と語った。

 今後は後任候補を1人に絞り、10月8日に開く臨時の全国理事会で承認されれば正式に要請する運びとなる。

 脇村春夫・日本高野連会長「当初から6年と考えていた。道半ばの懸案事項は後任の会長に託したい。(次期会長には)われわれのやってきたことを理解して、引き継いでいただけると思う」

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脇村会長退任へ奥島氏11月就任…日本高野連

日本高野連の脇村春夫会長(76)が17日、大阪市内で会見し、11月で退任する意向を表明した。後任は日本学生野球協会副会長で早大前総長の奥島孝康氏(69)の就任が確実視されており、10月8日の全国理事会で承認後に就任を要請。11月28日の評議員会で正式に決定する予定。

 脇村会長は牧野直隆前会長(故人)の後任として2002年11月に就任。プロアマ関係の改善、特待生問題の解決に尽力した。後任の会長については「佐伯さん(元会長)、牧野さん、私の踏んできた理念を踏襲してもらいたい」と話した。

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龍谷大平安野球部員が後輩殴る…傷害容疑で書類送検へ

龍谷大付属平安高校(京都市下京区)で今年春、野球部員の2年生が集団で1年生に暴行を加え、けがをさせた疑いが強まったとして、京都府警少年課と七条署は18日までに、傷害と暴行容疑で、2年生数人を書類送検する方針を固めた。

 府警などによると、2年生部員は今年4月中旬から6月下旬にかけて、数回にわたり、後輩部員数人の生活態度を注意した際、尻をバットでたたくなどし、このうち1人に軽傷を負わせた疑いが持たれている。

 3年生部員が暴行をそそのかした疑いもあるといい、府警は暴行教唆容疑の適用も視野に調べている。

 同校は6月、2年生部員5人が1年生を暴行していたとする内部調査の結果を日本高野連に報告。高野連は3年生の関与はなかったとして、3年生のみでの全国高校野球選手権京都大会出場を認めた。同校は「(3年生が)そそのかしたことはなかったと認識している」としている。

 同校は甲子園大会に春夏通算で65回出場の強豪。今年4月、平安高校から校名を変更した。

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龍谷大平安2年生を書類送検へ 今春に暴行事件

龍谷大平安(京都)の野球部で、今春に2年生部員が1年生部員に数回にわたり暴行を加え、けがをさせた疑いが強まったとして、京都府警少年課と七条署は18日までに、傷害と暴行容疑で2年生数人を書類送検する方針を固めた。

 すでに、同校は6月に事件を日本高野連に報告。今夏の府大会には関与がなかったとして3年生のみで出場したが、3年生部員が暴行をそそのかした疑いもあるといい、府警は暴行教唆容疑の適用も視野に入れている。同校は「そそのかしたことはなかったと認識している」と説明。報告を受けている日本高野連も現時点で問題視しない。

 なお、3日の日本学生野球協会審査室で警告処分を受けた同校は今秋の府大会を辞退しているため、来春のセンバツ出場が絶望となっている。

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高野連が龍谷大平安に再調査を指示

龍谷大平安高校の野球部員の暴力事件で3年生部員も暴行教唆容疑で書類送検されたことを受け、日本高校野球連盟は19日、京都府高野連を通じて同校に再度調査して報告書を上げるように指示した。

 同校は事件が発覚した6月、日本高野連に2年生部員5人だけに暴力行為があったと報告したが、3年生部員が関与していなかったため、日本高野連は「最後の夏」に配慮して全国高校野球選手権京都大会に3年生だけで出場を認める応急措置を決め、ベスト4に進んだ。

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報徳学園の近田がプロ志望届

日本高野連は19日、新たに「プロ志望届」を提出した選手をホームページで公表した。今夏の選手権大会でベスト8に進出した報徳学園(兵庫)の左腕、近田怜王投手が提出した。

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龍谷大平安3年生も書類送検

龍谷大平安(京都)の野球部の2年生部員6人が1年生部員を殴ってけがをさせたとして、京都府警少年課と七条署は19日、傷害と暴行容疑などで2年生部員6人を、暴行教唆容疑で3年生部員1人を書類送検した。

 調べでは3年生部員は5月上旬、寮で正座をさせられていた1年生部員の態度が悪いとして、さらに指導するよう2年生部員に命じ、暴行をそそのかした疑い。3年生は「(指示すれば)暴行することは分かっていた」と話しているという。

 3年生部員も送検されたことを受け、日本高野連はこの日、京都府高野連を通じて同校に再度調査をして報告書を提出するよう指示。小森年展事務局長(52)は「報告書をもとに審議委員会で審議することになると思う」と話した。

 事件が発覚した6月の報告では、学校側はこの3年生部員が直接暴力行為をはたらいていないこともあり、加害者と認定していなかった。そのため、日本高野連は今夏の全国高校野球選手権京都大会に3年生だけで出場を認めた。この件で3日の日本学生野球協会審査室で警告処分を受けている同校は今秋の府大会出場を辞退しており、来春のセンバツ出場は絶望となっている。

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高野連への報告と親の相談内容に食い違い…東北高野球部の暴力行為

甲子園常連校の東北高校(仙台市)が野球部内で暴力行為があったとして秋の県大会への出場を辞退した問題で、「暴行」について、東北高が日本高野連側に報告した内容と、被害に遭った部員の親が高野連に相談した内容が食い違っていることが20日、分かった。高野連は同校に再報告を求めている。

 宮城県高野連によると、東北高は16日午前、暴行について高野連に報告。その内容を基に東北高は16日夜に記者会見、「13日に部員1人がグラウンド内で1人を3発殴った。夕方には部室で、殴られた部員が反省していないと、別の部員が10発程度殴った」と、暴行したのは2人と説明した。

 しかし、16日夕に被害部員の親が高野連に「謀議的な集団リンチで、部室前に見張り役がいた」という内容を伝えた。「中心選手が指示するなど加害者は3人」など、当事者数や暴行程度にも相当違いがあるという。

 日本高野連は東北高に対し、次回の審議委員会が開催される10月中旬までに報告書の再提出を求めた。東北高側は、部員から話を聞くなど調査を進めている。宮城県警泉署は20日までに被害届を受理、捜査を始めている。

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仙台育英16Kリレー! 東北の分まで戦う

秋季高校野球宮城県大会(19日、愛島球場ほか) 秋季高校野球大会の宮城、青森、山形が開幕した。仙台育英(宮城)は仙台東相手に穂積優輝投手(2年)と木村謙吾投手(1年)の盤石継投で被安打1、16奪三振の6-0と快勝。仙台育英は部内の暴力で出場辞退した東北(宮城)の分まで戦い抜く姿勢だ。20日は秋田大会が開幕。東北全6県で熱戦が繰り広げられ、岩手大会の準決勝2試合で東北大会出場校が初決定する。

締めはカウント2-0からの外角カーブ。左腕の木村が見逃し三振を奪い、穂積との完封リレーで好スタートだ。

 先発して5回無安打9奪三振の穂積は「ストレートと変化球を一定にしようと投げました」と腕の振りに細心の注意。許した出塁は一回一死からの四球ひとつだけだ。

 六回から登板して4回1安打7奪三振の木村は「気持ちを前に出して、楽に思い切って腕を振りました」と六回一死からの四球、七回無死からの中前打のみに抑えた。

 県大会出場のかかった地区予選で精彩を欠いた2投手はこの日、本調子に程遠い内容ながら被安打1、2人あわせて毎回の16奪三振。ライバル校の部内暴力による出場辞退に気を引き締めた。

締めはカウント2-0からの外角カーブ。左腕の木村が見逃し三振を奪い、穂積との完封リレーで好スタートだ。

 先発して5回無安打9奪三振の穂積は「ストレートと変化球を一定にしようと投げました」と腕の振りに細心の注意。許した出塁は一回一死からの四球ひとつだけだ。

 六回から登板して4回1安打7奪三振の木村は「気持ちを前に出して、楽に思い切って腕を振りました」と六回一死からの四球、七回無死からの中前打のみに抑えた。

 県大会出場のかかった地区予選で精彩を欠いた2投手はこの日、本調子に程遠い内容ながら被安打1、2人あわせて毎回の16奪三振。ライバル校の部内暴力による出場辞退に気を引き締めた。

出場辞退の決まった9月16日夜、仙台育英はミーティングを開き、東北の分まで勝ち抜く意志を統一。佐々木順一朗監督は「一緒にやっている仲間がそうなった…。その分も頑張ろうと」と順当に勝ち進めば準々決勝で対戦予定だった“戦友”の不祥事に複雑な表情を浮かべた。

 打線は2ケタの11安打で6得点だ。ヤクルト・由規投手の弟、佐藤貴規(1年)は背番号20でベンチ入りし、七回一死から代打で二ゴロ。仙台育英は2年ぶり10度目となる来春のセンバツ甲子園出場を目指し、試合を重ねながら投打の調子を上げていく。

★宮城水産・高橋5回7K無失点

 宮城水産が五回コールド10-0で大勝。先発して5回4安打無失点7奪三振と好投した高橋由気投手(1年)は「体が小さくても、速さとキレを生かそうとやっています」と1メートル69、65キロの体を最大限に使っての力投。地区予選の背番号1から14に変わって宮城大会に臨んでいる右腕は、3年ぶりの秋季東北大会出場を見据えている。(名取)

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野球部暴行の内容でズレ 東北高と被害部員側

甲子園常連校の東北高校(仙台市)が野球部内で暴力行為があったとして秋の県大会への出場を辞退した問題で、「暴行」について、東北高が日本高野連側に報告した内容と、被害に遭った部員の親が高野連に相談した内容が食い違っていることが二十日、分かった。高野連は同校に再報告を求めている。

 宮城県高野連によると、東北高は十六日午前、暴行について高野連に報告。その内容を基に東北高は十六日夜に記者会見、「十三日に部員一人がグラウンド内で一人を三発殴った。夕方には部室で、殴られた部員が反省していないと、別の部員が十発程度殴った」と、暴行したのは二人と説明した。

 しかし、十六日夕に被害部員の親が高野連に「謀議的な集団リンチで、部室前に見張り役がいた」という内容を伝えた。「中心選手が指示するなど加害者は三人」など、当事者数や暴行程度にも相当違いがあるという。

 日本高野連は東北高に対し、次回の審議委員会が開催される十月中旬までに報告書の再提出を求めた。東北高側は、部員から話を聞くなど調査を進めている。

宮城県警泉署は二十日までに被害届を受理、捜査を始めている。

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「集団リンチ」と被害部員 東北高野球部

春夏計38回の甲子園出場がある強豪校、東北高校(仙台市)の硬式野球部2年生の部員が、同学年の部員2人から暴行を受けた問題で、被害を受けた部員が両親に「実際は30人以上の部員に取り囲まれて暴行を受けた集団リンチだった」と、学校側の発表と異なる説明をしていることが19日、分かった。ほかにも2人が暴行を受けていたことが判明。被害届を受けた宮城県警泉署は捜査を始めており、今後、関係者の事情聴取を本格化させる。

 この問題について16日、記者会見した同校は「13日の練習試合の合間の昼休みに、被害部員が仲間の2年生部員1人と魚釣りに行ったことが部内で問題視された。グラウンドで2年生部員によるミーティングが行われ、その際、被害部員を部員1人が平手で数発殴り、その後部室で別の部員が十数回殴った。ほかに暴行を受けた部員はいない」などと説明していた。

 しかし、被害部員の親族によると、暴行の対象は、釣りに行った2人と、別件で生活態度をとがめられた部員の計3人で、三十数人の2年生部員が3人を取り囲んだ。

 中心選手が「お前の好きにしろ」と話すと、3人がまず被害部員をタオルでたたいたり、拳で殴るなど暴行。2人の部員にもそれぞれ数人の部員が殴るけるの暴行を加え、残る部員は3人を取り囲んだ状態で見ていたという。

 さらに、両親に「集団リンチだった」と訴えた被害部員は、別の部員から「反省がない」と、部室に連れ込まれ、何十発も殴られた。部室入り口に見張り役の部員が2人いたという。

 この部員は暴行されている間に吐き気を訴え、同日夜に実家に帰った際も嘔吐(おうと)を繰り返し、一時意識不明の重体に陥った。現在は意識を回復したが入院中。両親は暴行の内容を同校に伝えたが、異なる説明を行ったことに、被害部員はショックを受けているという。

五十嵐一彌校長は19日、取材に「そのような話はしらない」と話した。今回の問題で秋の宮城県大会の出場辞退が決まっている。

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大阪桐蔭が初戦コールド勝ち/高校野球

<高校野球・秋季近畿大会大阪府予選:大阪桐蔭11-3河南>◇13日◇久宝寺◇1回戦

 今夏の甲子園で優勝した大阪桐蔭が河南に8回サヨナラコールド勝ちした。7-3で迎えた8回に相手投手の暴投で8点目を挙げ、なおも無死二、三塁で3番の吉川光秋外野手(2年)が右翼スタンドに3ラン。8回で勝負を決めた。圧勝での発進となったが、西谷浩一監督(38)は「もっともっと練習しないといけませんね」と、チームを引き締めていた。

 [2008年9月14日0時0分]

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学法石川逆転!桑沢新監督1勝/高校野球

<高校野球・秋季福島県大会:学法石川3-2郡山商>◇14日◇本宮市・しらさわグリーンパーク野球場ほか

 学法石川が3-2で今夏準Vの郡山商に逆転勝ちし、今夏大会後に就任した桑沢宏明監督(43)に県大会初白星をプレゼントした。3回に先制されたが2度のスクイズで4回までに勝ち越し、エース松本克樹(2年)が県大会初完投で逃げ切った。

 原点に戻り、今夏準Vバッテリーが残る相手を振り切った。1点を追う3回は3番野木俊主将(2年)が同点の、4回には松本が初球に勝ち越しのスクイズを決めた。桑沢監督は「点を取れる時に手堅く取りにいきました。バントの上手な子が多いので信じてサインを出しました」と、全力疾走とバントの基本練習を徹底した成果を強調。さらに「試合ごとに成長しているので、もっと実戦を積ませたい」と一戦必勝に意欲を見せた。

 [2008年9月15日12時10分 紙面から]

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御殿場西が恩返しの県切符/高校野球

<高校野球・秋季静岡県東部地区予選:御殿場西2-1吉原>◇14日◇裾野球場ほか

 静岡県東部で敗者復活、決勝、3位決定戦が行われ、県大会に出場する25校が出そろった。敗者復活戦を勝ち上がった御殿場西、沼津東、三島、日大三島が最後の県大会切符を獲得した。御殿場西は延長10回の末、2-1のサヨナラで吉原を下した。エース鈴木涼介(2年)が、16奪三振の快投を見せた。沼津東は代打大胡田利希(おおごた・りき)内野手(2年)の同点二塁打などで8回裏に富士宮西を逆転し、2-1で勝利した。県大会は20日に開幕する。

 どうしても県大会に進み、恩返しを果たしたい。御殿場西ナインの願いが通じた。1-1で迎えた10回裏1死一、二塁。3番中里優一右翼手(2年)が、前の2打席で凡退した外角直球を狙い打ち。初球を左翼線へはじき返すと、二塁走者が生還した。サヨナラ打に「何としても勝ちたかった。3週間(練習で)やってきた成果が、試合で出せました」と胸を張った。

 試合後、斉藤光高監督(37)は涙を流した。「ずっと応援してもらっていたので、何とか県大会(出場)だけは、報告したかった。これで胸を張ってお線香を上げられます」。東部大会2回戦の翌日の8月18日、高校創立者で、92年のセンバツ出場時に校長だった勝間田芳麿学園長(享年86)が死去した。斉藤監督にとっては、監督就任を後押ししてくれた恩人。「どんな結果でも励ましてくれた。秋は学園長のために勝ちたかった」と声を震わせた。

 ユニホーム姿で通夜、告別式に参列したナインも、燃えていた。先発の鈴木は「(勝間田氏が)学校をつくってくれなかったら、野球部もない。感謝してプレーしました」。10回完投で8安打1失点と踏ん張った。伸びのある直球とスライダーで、毎回の16三振を積み上げた。5回表には2死満塁、カウント2-3というピンチを迎えたが「打てるものなら打ってみろ」と投じた高め直球で、空振り三振を奪った。これまでの最速は134キロだが、気迫で打者にボール球を振らせた。

 直球が高めに浮いた1、5回の攻撃時には「長くボールを持つため」ブルペンでソフトボールを投げた。リリースポイントを打者寄りに修正しながら、最後まで投げ抜いた。これで2年ぶり19度目の県大会出場権獲得。「県では優勝したい」。主将も務めるエースは、今後の快投を誓っていた。

 [2008年9月15日12時17分 紙面から]

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桐生第一が改善計画を県に提出

生徒による暴行や強制わいせつ事件が相次いだ夏の甲子園大会出場校、私立桐生第一高校(群馬県桐生市)は19日「登下校時に生徒のたまり場を見回るなど指導を徹底する」との改善計画書を群馬県に提出した。県が計画提出を求めていた。

 記者会見で中嶋三代支校長は「指導のやり方に各教員で差があった。今後は指導方針の共通理解を深めたい」と話した。

 同校では7月22日に1年の男子生徒が殴られ死亡。元同級生の無職少年が逮捕され、生徒3人が書類送検された。同31日には二年の野球部員が女子高生の体を触ったとして逮捕された。

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3年生の関与あった 龍谷大平安の部内暴力

龍谷大付属平安高校(京都市下京区)の野球部員の2年生6人が1年生(15)を殴ってけがをさせたとして、京都府警少年課と七条署は19日、傷害と暴行容疑などで16歳と17歳の部員6人を、暴行教唆容疑で3年生(17)を書類送検した。

 日本高校野球連盟は6月に同校から暴行の事実の報告を受けたが、3年生の関与はなかったとして、3年生のみでの全国高校野球選手権京都大会出場を認めた。高野連は同日、再調査して報告書を提出するよう指示した。

 調べでは、2年生の部員(16)は6月上旬、練習態度が悪いと1年生の腕や腹を手で殴って打撲などのけがをさせ、残りの5人もそれぞれ5月上旬から6月上旬にかけ、「練習中の声が小さい」「遅刻した」などと理由を付けて、この1年生を殴るなどした疑い。

 また3年生は5月上旬、寮で正座をさせられ、先輩から説教を受けていた1年生の態度が悪いとして、さらに指導を加えるよう2年生(17)に命じた疑い。直接暴行の指示はないが、府警は先輩の発言で2年生が暴行に至ったと判断した。

 3年生は「(指示すれば)暴行することは分かっていた」と話しているという。

 同校は甲子園大会に春夏通算で65回の出場を誇る強豪校。今年4月、平安高校から校名を変更した。

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「暴力恥ずかしい」龍谷大平安校長が緊急会見

野球部員が傷害容疑などで書類送検されたことを受け、龍谷大平安高校(京都市下京区)の安井大悟校長は19日夜、緊急に記者会見。「非常に残念。上級生が下級生に日常的に暴力を振るっていたのは恥ずかしく、被害者に申し訳ない」と陳謝した。

 ただ、3年生(17)の暴行教唆容疑については「教育的観点からは教唆に当たるとの認識はない。法律の世界との判断の違いだ」と強調した。

 校長によると、この3年生は、寮で正座をして2年生の話を聞く1年生を見た際、1人が携帯電話を触るのを目撃。2年生に「指導しとけよ」と指示した。暴力での制裁を命じた認識はないとしている。

 同校長は3年生を「試合に出ている生徒」とだけ明かし、レギュラーか否かは明言を避けた。

 寮は同校関係者が個人所有するマンションで、部員31人が生活。「密室で暴力が起きた事実を重視し、来月にも学校職員が管理する寮に移る」とコメントした。

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龍谷大平安に再調査指示 3年生関与で高野連

龍谷大平安高野球部員の暴力事件で、3年生部員も暴行教唆容疑で書類送検されたことを受け、日本高校野球連盟は19日、京都府高野連を通じて同校に再度調査して報告書を上げるように指示した。

 日本高野連の小森年展事務局長は「報告書を基に審議委員会で審議することになると思う」とコメントした。

 同校は事件が発覚した今年6月、日本高野連に2年生部員5人だけに暴力行為があったと報告。3年生部員が関与していなかったため、日本高野連は『最後の夏』に配慮して全国高校野球選手権京都大会に3年生だけで出場を認める応急措置を決め、ベスト4に進んだ。

 同校は甲子園大会に春夏通算で全国最多の65度出場している。

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報徳学園・近田が『プロ志望届』を提出

日本高野連は19日、新たに「プロ志望届」を提出した選手をホームページで公表した。今夏の選手権大会でベスト8に進出した報徳学園(兵庫)の左腕、近田怜王投手が提出した。

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東北の出場辞退で秋季宮城大会日程を変更

第61回秋季高校野球宮城大会が、19日に開幕する。野球部内の暴力による東北の出場辞退を受け、東北と2回戦で対戦予定だった佐沼-古川工の勝者は不戦勝。20日に行われる愛島球場での2回戦3試合が2試合に変更となり、利府-古川学園と気仙沼向洋の勝者が10時、松山と柴田の勝者-宮城農が12時30分に行われる。

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2008年9月17日 (水)

河上監督不満も北照8年連続…秋季高校野球

◆秋季高校野球 小樽支部大会 ▽代表決定戦 北照11―1小樽水産=5回コールド=(15日・小樽桜ケ丘) 5支部で代表決定戦が行われ、全20代表が出そろった。小樽支部では北照が小樽水産の守りのミスに乗じて8安打で11点を奪い、8年連続の支部突破。センバツをかけた全道大会(札幌円山、札幌麻生)は17日に組み合わせ抽選が行われ、30日に開幕する。

 小樽水産の緊張感も長くは続かなかった。3回まで1点差も、4回に守りで自滅だ。

 「早く終わり過ぎました」1時間ほどで試合が終わってしまい、河上敬也監督(49)は不満そうな表情だ。3回2死三塁で平凡な二ゴロを一塁手の渡辺大樹(2年)が深追いして内野安打で1点献上。その裏は無死一塁で走者が勝手に走って二盗失敗。「サインも出していないのに走るし、守りもそう。あれではリズムが狂う。野球の怖さを知れ」と指揮官はどなりつけた。

 4試合で初戦の岩内戦だけが8回で、あとはすべて5回コールド。せっかく6人も入れた投手のテストもできなかった。右腕エースの五十嵐海人(2年)は4回4安打1失点に「円山で投げないとおもしろくない。キャッチャーと呼吸が合わず、いい内容ではなかったです」と不満顔。

 「全道までもう一度、投手中心の守りの野球を整備します」消化不良で終わった北照野球を河上監督が全道までにどう仕上げるか、これからが本番だ。

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4戦連続逆転!旭川南2年ぶり7度目全道切符…秋季高校野球

◆秋季高校野球 旭川支部大会 ▽Bブロック代表決定戦 旭川南8―3旭川大高(15日・旭川スタルヒン) 5支部で代表決定戦が行われ、全20代表が出そろった。旭川支部Bでは旭川南が旭川大高を8―3で撃破、4試合連続の逆転勝ちで2年ぶり7度目の全道切符をつかんだ。1年生エースの長谷川健太は前日の延長14回完投に続いて、4安打3失点完投。2日間で291球を投げ抜いた。センバツをかけた全道大会(札幌円山、札幌麻生)は17日に組み合わせ抽選が行われ、30日に開幕する。

 最後の最後まで冷静だった。5点リードの9回2死走者なし。旭川南の1年生エース・長谷川が帽子のツバの裏に視線を向けた。「『気』一球洗心」と張られたシール。「みんなに強気で投げると約束した。それを思い出しました」部員43人分の思いを白球に込めた。力なく三塁に転がった打球がアウトになるのを見届けると、両手を天高く突き上げた。

 マウンド上に集まった旭川南ナインはナンバーワンポーズで力投をたたえた。前日の延長14回に続く2日連続の完投。23イニング291球を投げ終えた疲れは喜びで吹き飛んでいた。

 4試合連続逆転勝ちで2年ぶりの全道出場を決めた。小池啓之監督(56)は「ウチは超大穴。勝っちゃったね。温泉でも行こうかと予定していたのに。うれしい誤算です」と、おどけてみせたが、旭川大高の好左腕・柿田攻略にぬかりはなかった。

試合当日の朝、約2時間の打撃練習。前主将で左腕の佐藤雄亮(3年)が仮想・柿田として後輩たちに投げ込んだ。「柿田君の速い投球テンポに慣れさせるため」(小池監督)と、あえて“間”をとらず打ち続けた。

 対策は実った。3点を追う5回、併殺崩れと2本の適時打で同点。なおも2死満塁、6番・篠木亮帆(1年)の左前2点打で鮮やかに勝ち越した。「1打席目からタイミングが合っていた。イメージ通りの球だった」外角直球をはじき返した殊勲の一打に笑みがこぼれた。12安打8得点は準備なくして奪えなかった。

 06年は全道の頂点に立ち、初のセンバツ切符をつかんだ。「優勝したい」と長谷川。2年前の再現を狙う。

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福岡7年ぶり東北大会へ王手…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季東北地区高校野球・岩手大会第3日 ▽準々決勝 盛岡大付2―3福岡(15日・花巻球場) 4強が出そろった。福岡は3―2で、今夏の甲子園に出場した盛岡大付に快勝。7年ぶりの東北大会出場へ王手をかけた。

 劇的な幕切れだった。福岡の1点リードで迎えた9回裏。2死一、二塁と一打同点の場面で、大西が右前安打を打たれる。右翼・古舘秀一(2年)から好返球を受け取った外田嘉之助捕手(2年)が、盛岡大付・津志田卓也(2年)の本塁突入を体を張ってブロック。「(7回の失点時は)自分がボールを落としてしまった。今度はしっかり捕って、絶対に離さないつもりだった」タックルで思い切り吹っ飛ばされ、後方に1回転しながらも、最後までボールを離さず、アウトに仕留めた。

 この瞬間、01年以来7年ぶりの4強が決定。激戦を制したナインは、外田のもとへ駆け寄り、本塁ベース付近で喜びを爆発させた。田岡監督は「最後は見ていられなかった」と胸をなで下ろした。これまで盛岡大付に勝ったことがなく、今夏の4回戦でも、2―5と惜敗。リベンジを果たし、外田は「今回は絶対に勝ちたかった。最高です」と満面の笑みを浮かべた。
一昨年、福岡中が全国中学生大会で優勝。そのメンバー7人が、この日もスタメンに名を連ねた。4打数4安打と大活躍の古舘は「地元の高校で、甲子園を狙いたい」と目を輝かせる。大きな期待を受けて地元校へ入った“全中V戦士”7人も、ついに最終学年。高校入学後、初の完投勝利を収めた大西は「いつまでも調子に乗ってはいられない」と気を引き締めた。7年ぶりの東北大会出場まで、あと1勝。85年夏以来の甲子園へ、福岡ナインが突き進む。

 ◆花巻東・菊池、完全復活だ ▽準々決勝 盛岡一0―7花巻東=8回コールド=(15日・花巻球場) 花巻東はプロ注目の左腕・菊池雄星(2年)が8回0封で、盛岡一に7―0で圧勝した。

 MAX149キロ左腕・菊池が、完全復活を印象づけた。地区予選では制球難に苦しんだが、今大会2日前の11日、佐々木洋監督との話し合いで、上手投げから甲子園に出場した昨夏のスリークオーターに変更。6安打3四球で今夏4強の盛岡一をシャットアウトした。菊池は「0に抑えられて良かった。県、東北で優勝して、センバツに行きたい」と誓っていた。

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石田15回189球!専大北上4強…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季東北地区高校野球・岩手大会第3日 ▽準々決勝 専大北上3x―2盛岡中央=延長15回=(15日・花巻球場) 4強が出そろった。専大北上は、エース右腕の石田雅裕(2年)が189球の熱投で2失点完投し、延長15回の末に3―2で盛岡中央に競り勝った。

 激戦を制したのは専大北上だった。2―2の延長15回裏、2死一塁で打席には5番の大萱生寛海(おおがゆう・ひろみ)。凡退なら引き分け再試合となる最終打席。真ん中高めの直球を叩くと、打球は右中間を真っ二つ。代走の吉口大誠(2年)が一気に生還。3時間34分の熱戦にケリをつけた。

 盛岡中央に引導を渡し「ずっと0が並んでたんで、決めようと思ってました」と大萱生。堀田一彦監督(52)は「勝ちが(疲れを癒やす)最高の良薬」と息をついた。

 劇勝を導いたのは石田だ。15回189球を投げ2失点。3、14回以外は毎回走者を背負ったが粘り強かった。「味方が点を取ってくれると信じてた」と気迫の投球。最速134キロの直球にカーブとスライダーを織り交ぜ、勝ち越しを許さなかった。指揮官は「石田に尽きます」と大絶賛。大萱生も「石田が頑張ってたんで」と喜んだ。

 石田は名誉挽回(ばんかい)を狙っていた。今夏の準々決勝。優勝した盛岡大付との一戦に先発したが、逆転を許し3回で降板。試合は2―5で敗れた。「スタミナをつけたかった」と夏場は外野のポール間を20往復など、下半身を強化。そのかいあって「延長に入ってからの方が球が来てました」と平然と振り返った。

 東北大会まであと1勝。「目標は優勝。東北大会も勝ってセンバツに行きます」と石田は堂々と宣言した。

 ◆昨春代表・一関学院苦戦 ▽準々決勝 一関学院4―3宮古(森山総合公園野球場) 一関学院は宮古の追撃をかわし、4―3で勝利した。

 格下の宮古を相手に苦戦した。6回を終え4―0も7回に3点を奪われ、終わってみれば1点差。沼田尚志監督(49)は「力が出し切れていない。自分たちは弱い、と意識しなくては」と酷評した。それでも2年連続のセンバツを狙うナイン。吉家勇希主将(2年)は「どんなゲームだろうと、まずは勝つ。自分がもっと引っ張っていく」と気を引き締めた。

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田島、創部62年目初8強…秋季高校野球福島県大会

◆秋季東北地区高校野球・福島大会第3日 ▽2回戦 白河実1―3田島(15日・県営あづま球場) ベスト8が出そろった。田島が3―1で白河実を下して、春夏秋の各県大会を通じて初の準々決勝進出。

 創部62年目。田島が初めて福島県の8強に名を連ねた。「最高です。みんなで守れた」菅家圭太主将(2年)の興奮は試合後も収まらない。前チームからのレギュラー6人。経験と結束力で大きなカベを乗り越えた。6つの犠打が勝因だ。得点した1回と5回は無死の走者を犠打で得点圏に進めた。「そんなに打てるチームじゃない。ヒットでは点を取れない」と本田朋亮監督(34)もしてやったりの表情だ。

 夏の県大会で初戦敗退。下級生が多く精神面が弱かった。「夏はピンチのときに声が出なかったし、ミスも出た」と菅家主将は一塁から常に声を張り上げ続けた。夏の県大会は6回途中で降板した左腕・室井大智(2年)も、この2日で19イニング1失点。「夏からメンタル面を鍛えた。不動心でできた」と走者をつけた状況での投げ込みの効果を実感した。

 本田監督は3年前に8強入りを狙っていたが失敗。「力はあったが心のスキがあって勝てなかった」と苦い経験を良薬に変えた。「8強は意識していた。でもまだ通過点」と室井。カベを乗り越えた勢いで頂点まで駆け上がる。

 ◆田島町 会津地方南部の中心地。人口約1万3000人で06年に舘岩村、伊南村、南郷村と合併して南会津町となった。主な産業は農業でトマト、アスパラガスを栽培。町の中を阿賀川(新潟県内では阿賀野川)が流れる。衆院議員・渡部恒三氏の出身地。

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福島商、逆転で2年連続8強…秋季高校野球福島県大会

◆秋季東北地区高校野球・福島大会第3日 ▽2回戦 磐城1―5福島商(15日・県営あづま球場) ベスト8が出そろった。福島商は磐城に5―1と逆転勝ちして伝統校対決を制した。

 福島商が磐城を逆転で下して2年連続の8強入りだ。勝利の立役者は5回から継投した右腕・小椋政弥(2年)。だが投球ではなく打撃で白星をたぐり寄せた。「外野フライでいいと監督に言われてリラックスして打てた」同点の7回無死満塁、バットを一握り短く持って走者一掃の右中間三塁打。両校合わせて188年の歴史を持つ伝統校対決にけりをつけた。

 夏の県大会は9回に3点差を追いつかれて8強で散った。自慢の投手陣ではエース大橋俊秀(2年)と篠木香輝(1年)が、ベンチ入りの選手としてその悔しさを味わった。歯の手術が影響してベンチを外れていた小椋も台頭して3本柱がそろった。「粘り強く戦いたい」と菅原裕一監督(39)。9年ぶりのセンバツへ第一関門を突破した。

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大阪桐蔭、コールド発進…秋季高校野球

◆高校野球秋季大阪府大会 ▽1回戦 大阪桐蔭11-3河南(13日、久宝寺)夏春連覇を目指す大阪桐蔭が、11点を奪ってのコールド発進。しかし、西谷浩一監督(38)は「全然野球になっていない」と手厳しかった。夏の南大阪大会で2回戦敗退した府立校を攻めあぐね、6回終了時点でリードは3点。甲子園優勝校というプレッシャーは想像以上だった。

 思わぬ“苦戦”だったが、記録ずくめの豪打で全国制覇した“DNA”は確かに受け継がれている。V戦士の佐野力也(2年)が初回「一番いい場面で打てた」と、先頭打者アーチ。4回には5長短で5得点、8回には吉川光秋(2年)が“サヨナラ3ラン”で決着をつけるなど、随所に爆発力を発揮した。

 この日のスタメンに、旧チームのベンチメンバーは5人いるが、西谷監督は日本高校選抜のブラジル遠征から10日に帰国したばかり。「突貫工事で作り上げていかないと」と、産声を上げたばかりの新チームが、苦しみながら第一歩を踏み出した。

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大阪桐蔭の背番号18松下、2打席連続の満塁弾!…秋季高校野球

◆高校野球秋季大阪府大会 ▽2回戦 大阪桐蔭17-6汎愛=規定により5回コールド=(16日、PL学園グラウンド)大阪桐蔭の5番・松下直道(2年)が「自分でもビックリ」という2打席連続の満塁弾を含む9打点の大爆発。夏までは外野と三塁を兼任していたが、肩の故障を機に新チームから一塁にコンバートされた。まだ経験が浅いため背番号は18だが、西谷浩一監督(38)が「1ケタを取れる力はある」という期待のスラッガー。「桐蔭の5番は打たないといけませんから」春夏連覇へチームをけん引する。

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5回猛攻5点!旭川南 逆転で全道切符

旭川支部では旭川南が8―3で旭川大高に逆転勝利を収め、2年ぶりの全道大会出場を決めた。同日で全道10支部20校の支部代表がすべて出そろい、17日に組み合わせ抽選会が行われる。全道大会は30日から10月6日まで札幌円山、麻生両球場で開催される。

 【旭川南8―3旭川大高】スタメンに1年生7人が名を連ねる若いチームの勢いが、旭川大高のプロ注目左腕・柿田竜吾(2年)をのみ込んだ。3点を追う5回に5安打と2四球を絡めて一挙5点を挙げて逆転に成功。小池啓之監督(56)は「コールド負けも覚悟した。うれしい誤算」と笑みを浮かべた。

 逆転の発想が奏功した。投球テンポの速い柿田に対し、自分の間合いに持ち込むのでなく、あえて柿田のリズムに合わせた。試合前練習では佐藤雄亮前主将(3年)が“仮想柿田”で登板。14日の準決勝・留萌戦の8番から6番に“昇格”した篠木亮帆(1年)が、5回2死満塁から決勝の左前2点適時打で応え、「イメージはできていた。迷わず踏み込んで打った」と胸を張った。

 大会10日前には、気候の急激な変化で部員10数人が40度近い高熱を出すアクシデント。不安の大会入りも、難敵ぞろいの支部をチーム一丸で突破した。「ウチは乗ったら一気にいく」と水元源主将(2年)。全道大会もこの勢いそのままに突っ走る。

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3月21日に開幕 来春の選抜高校野球大会

日本高野連は16日、大阪市内で第81回選抜高校野球大会の運営委員会を開き、32校が出場して来年3月21日から12日間、甲子園球場で開催することを決めた。大会史上、最も早い開幕となる。出場校を決める選考委員会は来年1月23日、組み合わせ抽選会は3月13日に、いずれも毎日新聞大阪本社で行われる。

 一般選考は28校で地区別出場校数は北海道1、東北2、関東・東京6、北信越2、東海2、近畿6、中国・四国5、九州4。21世紀枠は3校、神宮大会枠は1校。希望枠は廃止された。

 新委員5人を含む選考委員55人の委嘱を承認し、21世紀枠の特別選考委員を第80回大会と同じ15人とすることも決まった。

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東北高野球部で暴力事件 来春センバツアウト

高校野球で甲子園の強豪・東北高校(仙台市)は16日、野球部内で暴力行為があったとして、19日から始まる秋季宮城県大会への出場辞退を決めた。日本高野連もこれを了承、来春センバツ大会出場への道が閉ざされた。

 五十嵐一弥校長によると、暴行があったのは13日。練習試合後の昼休みに近くの池で釣りをした2年生部員を同学年の部員がグラウンド内で平手で3発殴った。夕方には部室で、殴られた部員が反省していないとして、別の2年生部員が手などで10発程度殴った。

 被害に遭った部員は全身打撲で、埼玉県の自宅近くの病院に入院。殴った部員は謹慎し、野球部も活動を見合わせている。被害部員の親が埼玉県警に被害届を出し、宮城県警に移される見通し。

 五十嵐校長は「強豪校との対戦を控え、部員間の緊張感が高まっていた」と説明。「断腸の思いだが、東北の高校球界のリーダーとして重く受け止めた」とコメントした。

 東北高は2003年夏の全国選手権大会でダルビッシュ有投手(現日本ハム)を擁して準優勝するなど、甲子園に春18度、夏20度出場している強豪。今秋も優勝候補に挙げられていた。

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2008年9月15日 (月)

3回戦で横浜、東海大相模敗退!センバツ絶望

◆高校野球秋季大会(13日) 来春のセンバツ出場への重要な選考材料となる高校野球秋季神奈川大会3回戦で、今夏甲子園4強の横浜が、日大藤沢に2―3で敗れた。また、北神奈川大会決勝の再戦となった一戦は、東海大相模が慶応に1―8で7回コールド負け。これで両校の来春センバツ出場は絶望的となった。

 優勝したかのように抱き合って喜ぶ日大藤沢ナインを、横浜ナインはぼう然と見つめた。新主将の筒香(つつごう)嘉智(2年)は「自分たちの実力がなかった」と下を向いた。

 今夏は筒香の大会3本塁打などで甲子園で4強入り。8月17日まで戦っていたため、新チームとなって1か月もたっていない。渡辺元智監督(63)は「時間がなかった。秋は難しいですね」と準備不足を嘆いた。

 歯車は最後までかみ合わなかった。0―0の5回2死二塁では、二塁走者・近江直裕(2年)がけん制で刺された。自ら試合の流れを手放したエースが、直後に痛恨の3失点。渡辺監督も「これが野球。あんなことをしていたら点を取られますよ。完敗です」と脱帽。攻撃陣も波に乗れず、8回に相手の失策絡みで2点を返すのがやっとだった。

 これで来春のセンバツ出場は絶望的。指揮官は「夏までに投手がしっかりしないと勝てない」と、8四死球を与えた投手陣に奮起を促した。5度の全国制覇を誇る名門を引っ張る筒香は、「冬に鍛え直して甲子園に戻ります」と巻き返しを誓った。

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駒苫17安打で10度目切符…秋季高校野球

◆秋季高校野球 室蘭支部 ▽Bブロック代表決定戦 苫小牧東1―11駒大苫小牧=7回コールド=(14日・室蘭新日鉄) 室蘭支部Bは、駒大苫小牧が苫小牧東に11―1の7回コールド勝ち。5回の4連続長短打など、17安打と打線が大爆発し2年連続10度目の全道切符をつかんだ。

 駒苫打線が、どうにも止まらない。相手左腕の立ち上がりを狙い打ちした。初回無死二、三塁から3番・土屋恵太(2年)の右前打であっさり先制。続く対馬和樹(2年)も左前適時打で続いた。

 2死からでも、たたみかけた。5回に4連続長短打で2点。6回には小野寺翔希主将(2年)の左中間二塁打でさらに2点を奪った。ともに2死走者なしからの追加点に茂木雄介監督(27)は「簡単に3人で終わらせなかったのが収穫。先に点も取れて、ピッチャーを楽にしてやれた」と評価した。

 17安打11得点の陰に隠れたが、支部予選4試合無失策。守備面の充実も光った。「ウチはピッチャーを中心にした守りのチーム。7月後半から守りの面の細かいところまでを確認できた」と指揮官。ノックでは“言葉責め”で完成度を高めた。小野寺主将は「ミスした選手にはあえて厳しい言葉をぶつけた。練習から試合と同じような緊張感の中でやってきた」。妥協しない環境が選手間競争を促し、何でも言い合える仲がナインのきずなを深めた。

 猛打と堅守で勝ち取った2年連続の全道切符。11残塁の粗削りな攻撃面など課題も見つかった。「全道ではチャンスに一本がでるかでないかが重要になる。あと2週間あるので修正したい」と茂木監督。駒苫は30日の開幕まで、さらなる進化を追求する。

◆初先発の1年落合、5回1失点に笑顔 初先発の駒大苫小牧1年生・落合祐介が、5回4安打1失点で期待に応えた。「思い通りの球ではなかったが、みんなに助けられた」と湧別町出身の左腕は白い歯をのぞかせた。中学時代には釧路中央シニアに所属。母と祖父の送迎で片道3時間かけて通い続けた。「家族には感謝しています。全道でも投げたい。ほかのピッチャーには負けたくない」16歳のヒーローが意気込んだ。

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高野連新会長に前早大総長の奥島氏

日本高校野球連盟の新会長に早大前総長の奥島孝康氏(69)が就任することが13日、明らかになった。脇村春夫会長(76)が11月に退任し、同月の日本高野連評議員会で決定する。脇村会長は故・牧野直隆会長の後を受けて2002年11月に就任し、現在3期目。奥島氏は愛媛県出身で、早大大学院法務研究科教授。かつて文科省の中央教育審議会委員を務め、昨年、日本高野連が設置した「高校野球特待生問題有識者会議」のメンバーを務めたこともあり、今回の人選につながった。

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高野連会長に奥島氏有力

日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)が11月に退任し、後任に早稲田大前総長の奥島孝康氏(69)が有力となっていることが13日、明らかになった。11月の日本高野連評議員会で正式に決まる見込み。

 脇村会長は牧野直隆会長(故人)の後を受けて2002年11月に就任して現在は3期目だが、「3期6年」で退くことは既定路線。

 早大大学院法務研究科教授の奥島氏は愛媛県出身。文科省の中央教育審議会委員をかつて務め、昨年、日本高野連が設置した「高校野球特待生問題有識者会議」のメンバーを務めたことなどが今回の人選につながったとみられる。

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横浜高・土屋がプロ志望届提出へ

今夏の甲子園で名門・横浜(南神奈川)をベスト4入りに導いたエース左腕・土屋健二(3年)が、プロ志望届を提出することが11日、分かった。

 土屋は腕の出どころが見づらいフォームから同校OBの“成瀬2世”と呼ばれ、春夏連続で甲子園に出場。センバツでは初戦(2回戦)敗退を喫したものの、今夏は浦和学院、広陵といった強豪を撃破し、4強入りを果たした。長打力を兼ね備えたシュアな打撃も評価が高く、日本高校選抜のブラジル遠征では、チームトップの4本塁打をマーク。地元・横浜、ロッテなどが獲得に興味を示している。

 10日に帰国した土屋はこの日、渡辺元智監督(63)らと進路について面談。社会人野球の強豪・JR東日本入りが内定しているが、「本人のプロに対する気持ちが強いので、指名を待たせていただくことにしました」と同監督。大分国体(28日開幕)終了後にプロ志望届を提出する予定。

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智弁和歌山・高嶋監督、センバツ出られない…部員数回蹴り自宅謹慎

監督として歴代2位の甲子園通算56勝を誇る智弁和歌山(和歌山)の高嶋仁監督(62)が部内暴力を起こしていたことが10日、明らかになった。この日、和歌山県高野連を通じて報告を受けた日本高野連が発表した。

 正式な処分は10月15日に予定される日本高野連の審議委員会を経て、上申を受けた日本学生野球協会審査室で下されるが、西岡宏堂審議委員長(64)は「1か月以上の有期(謹慎)となるケース」と明言。同校の秋季大会出場には差し支えがないものの、仮にセンバツ出場が決まった場合、謹慎期間が終了しても、センバツ選考基準により同監督は指揮できない。あと2勝と迫っていた甲子園通算最多勝利記録は、来夏以降に持ち越しとなった。

 日本高野連などによると、同監督は7日に和歌山市内の同校グラウンドで行われた練習試合中、ベンチ内で部員2人を数回足で蹴った。部員にけがはなかったが、8日に同校に匿名の電話があり判明。学校として当面の間、同監督を謹慎させることを決め、9日に和歌山県高野連に届け出た。高嶋監督は「指導者としてやってはいけないことをしてしまった」と話しており、この日から自宅で謹慎している。

 後任は2001年からコーチを務める元阪急投手の鈴木幸雄氏(76)。新体制での初公式戦は28日の大分国体の聖光学院(福島)戦。10月2日に初戦が予定されている秋季和歌山大会2次予選も鈴木新監督が指揮する。

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智弁和歌山・高嶋監督が部員けり謹慎

日本高校野球連盟は10日、春夏の甲子園大会で智弁和歌山高(和歌山)を3度の優勝に導いた高嶋仁監督(62)が7日に行われた練習試合中に暴力行為を起こしたことを発表した。学校側は同監督を謹慎させ、今月下旬の秋季和歌山大会2次予選、大分国体は、コーチを務めていた元プロ野球阪急投手の鈴木幸雄氏(76)が新監督として指揮を執る。

 日本高野連によると、同校グラウンドで行われた試合中に部員2人がベンチ内でけられた。けがはなかった。学校に匿名の電話があって判明し、10日午前に和歌山県高野連から連絡があった。

 正式な処分は10月の日本高野連の審議委員会で上申が決まった後の日本学生野球協会審査室で出されるが、西岡宏堂審議委員長は「1か月以上の有期(謹慎)になるケース」と明言した。

 高嶋監督は智弁学園高(奈良)時代を含め春夏の甲子園大会に27度出場。今夏の選手権大会も8強入りして監督通算勝利数で歴代2位の56勝を挙げた。

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高校野球秋季地区大会の日程発表

日本高野連は10日、秋季地区大会の日程を発表した。30日開幕の北海道を皮切りに、11月1日から始まる関東まで全国で10大会が行われる。

 各地区大会の成績は、来春の選抜大会(甲子園)の出場校を選出する際の参考資料となる。

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名門復活へ!日大東北“出直し1勝”

秋季高校野球・福島大会(14日、郡山市開成山球場ほか)日大東北が八回コールド8-1で喜多方工を下して初戦を突破し、“出直しの1勝”を挙げた。

 今夏はシード校の小高工と対戦し、17年ぶりの初戦敗退。昨年9月に就任した増田克史監督(54)は、新チームに守りの野球を徹底させて再スタートをきった。15日は、福島大会2回戦8試合と岩手大会準々決勝4試合。ベスト8、ベスト4がそれぞれ出そろう。

新チームのカラーを象徴するノーエラー。日大東北が13安打8得点でコールド発進した。

 「大会というのを意識をせず、練習試合の延長という考えでリラックスしようと思ったのに。逆に緊張してしまいましたかね」

 増田監督は初戦突破に胸をなでろした。先発した生田目(なまため)翔投手(2年)が、1メートル85の長身から投げおろすピッチングで3回を4安打1失点。2番手の小水崇正投手(2年)は、1メートル84の長身を折り曲げての下手投げで5回を4安打無失点に抑えた。

 絶対に忘れない今夏の1敗。昨年、一昨年と夏の福島大会2年連続準優勝の強豪校が、小高工に足元をすくわれて17年ぶりに初戦敗退した。昨年9月に就任したばかりの増田監督は、厳し過ぎる現実に直面した。

 再建の鍵は守備力の向上。新チームの選手たちは、初心者へ転がすような簡単なゴロの捕球からやり直し、一から技術面の基本を再徹底した。同時に、監督と選手で野球部の決め事を作った。

 『野球をやらせてもらっている感謝の気持ちを忘れない』『グラウンド内では歩かない』『声を腹から出す』など心技体にわたる数項目。すべて個条書きにした紙をグラウンドや室内練習場などに張りつけ、練習開始前に部員全員で声に出して読み上げている。

 福島の高校球界は、今夏に県勢初の4季連続甲子園出場を果たした聖光学院の黄金時代。日大東北は2003(平成15)年夏以降、久しく甲子園から遠ざかっている。

 部員からの選出で新キャプテンとなった高田慎太郎主将(2年)は「課題にしている低い打球を打てず、力のないフライばかり上げていました」と初戦突破に満足していない。就任2年目の増田監督は野球部の寮で選手と寝食を共にしながら、来春のセンバツ甲子園出場につながる今秋の東北大会出場を目指す。

増田 克史(ますだ・かつし)
 1954(昭和29)年6月14日、茨城県大洗町生まれの54歳。選手時代は遊撃手として土浦日大、日大、社会人野球の熊谷組でプレー。84(同59)年に福井の監督に就任し、翌85(同60)年夏の甲子園に出場。昨年9月から日大東北の監督に就任。家族は夫人と3男に孫4人。

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「強気」池田1号!駒岩快勝…秋季高校野球

◆秋季高校野球 空知支部大会 ▽Aブロック準決勝 駒大岩見沢7―0栗山(12日・砂川市営) 室蘭支部Aブロック2回戦で、春の準V・北海道栄が2―0で苫小牧工を撃破した。5回1死満塁で船山竜也主将(2年)が右前へ決勝2点適時打。投げても先発右腕・大坂優斗(1年)とエース左腕・竹内悠司(2年)の4安打完封リレーだ。空知支部では4季連続の甲子園出場を目指す駒大岩見沢が7―0で栗山を下し、代表決定戦に駒を進めた。

 今夏北大会の覇者・駒大岩見沢が、池田拓馬内野手(2年)の公式戦1号の2ラン本塁打で先制、後藤郁也、尾田侃生(ともに2年)の投手リレーで、栗山に8回コールド勝ちを収めた。

 高橋真次監督(34)は「今大会は打線が淡泊で心配したが、池田の2点本塁打でようやくまとまった」と池田をたたえた。

 5番の池田は1回戦で、消極的になり、追い込まれては凡打を繰り返した。2回無死一塁で高橋監督から「初球から振っていけ」と指示され打席に入った。高めカーブを振り抜くと、打球は中越えアーチに。「迷わず振り抜いた。強気にいったのがよかった」と池田。

 甲子園出場で新チームへの切り替えが遅れた中、まだ発展途上だが「池田の復活と控えの2投手が無失点に抑えたのは大きな収穫」と高橋監督。4季連続甲子園を目指すヒグマ軍団は投打とも厚みを増してきた。

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道栄・船山5回1死満塁「どん詰まり」も決勝タイムリー…秋季高校野球

◆秋季高校野球 室蘭支部大会 ▽Aブロック2回戦 北海道栄2―0苫小牧工(12日・苫小牧緑ヶ丘) 室蘭支部Aブロック2回戦で、春の準V・北海道栄が2―0で苫小牧工を撃破した。5回1死満塁で船山竜也主将(2年)が右前へ決勝2点適時打。投げても先発右腕・大坂優斗(1年)とエース左腕・竹内悠司(2年)の4安打完封リレーだ。空知支部では4季連続の甲子園出場を目指す駒大岩見沢が7―0で栗山を下し、代表決定戦に駒を進めた。

 左右2投手が試合の流れを引き寄せた。公式戦初先発の1年生右腕・大坂が5回を4安打無失点。渡辺伸一監督(36)は「低めに落ち着いて投げていた」と力投に相好を崩した。

 先輩も意地を見せた。6回から2番手で登板したエース左腕・竹内は4イニング無安打無失点。「制球重視で投げたのがよかった」直球を見せ球に、鋭いスライダーで絶妙にタイミングを外した。両腕は三塁すら踏ませない完封リレーで勝利を呼び込んだ。

 両腕の力を最大限に引き出したのが、主将の船山捕手だった。「あいつは緊張しやすいので」と、竹内の腕が振れていないと判断するや、自ら腕を振るジェスチャーで緊張をほぐした。春の支部代表決定戦でサヨナラ打を放つなど、ラッキーボーイとして準優勝に貢献。この日も5回1死満塁の好機に決勝の右前2点打を放った。前進守備の二塁手頭上を越える技ありの一打に船山は「どん詰まり」と苦笑いしたが、指揮官は「ワンチャンスをものにできた。何かを持っている」と活躍に目を細めた。

 春の自信を手に臨んだ夏は、まさかの支部初戦敗退。だが、3年生が流した悔し涙が、新チームに豊富な準備期間を与えてくれた。先月上旬には10日間連続のダブルヘッダーなど、秋までに40戦を超える練習試合を組んだ。「試合数をこなしたので1点差の接戦にも耐えうる」と渡辺監督。だからこそ、5回途中まで無得点の緊迫した展開にも動じなかった。

 次は昨秋支部2回戦で苦杯をなめさせられた苫小牧中央戦だ。「あの時は、自分の捕逸で負けた。リベンジしたい」と船山主将。チームスローガン通り「ガムシャラ」に勝ち進む。

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新監督対決は旭川実に軍配…秋季高校野球

 ◆秋季高校野球 旭川支部大会 ▽Aブロック準決勝 旭川竜谷1―2旭川実(13日・旭川スタルヒン) 8支部で19試合が行われた。旭川支部では新監督同士の対決が実現した。旭川実・岡本大輔監督(35)と旭川竜谷・梅田誠監督(37)は、ともに強気の積極采配で激しい戦いとなった。

 「いろんな意味から相手に負けるわけにはいきませんでした」初対決を制した旭川実・岡本新監督はホッとした表情を浮かべた。

 初回に1点ずつ取り合い、そこから1点を争う攻防戦がスタート。「最初から我慢比べだと思いました。バックが本当によく守り抜きました」旭川実の堅い守りに竜谷は突破口が開けなかった。

 「あそこがうちにとってターニングポイントでした。千代は捕手でも足が速いので思い切って盗塁させました」と、梅田監督が振り返る5回1死二塁。千代響(1年)に三盗させ、カウント2―2になると木村隼(2年)に一転してスクイズ。ここで木村隼が空振りして併殺になったのが明暗を分けた。

 旭実にとっての分岐点は7回。2死から主将の川瀬光也(2年)が右前安打し、二盗、三盗。細崎一騎(1年)の二塁左への内野安打で決勝点を挙げた。川瀬は「いけるという自信はありました。連打は出そうにないので細かい作業で1点取るしかない。お互い新しい監督さんですが絶対うちの監督さんを男にしたかった」ときっぱり。

 代表決定戦は旭川北都商との対決。「相手は勢いを感じるチーム。気持ちで負けないようにしたい」新指揮官にとって初の全道はもう目の前だ。

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駒岩21年連続全道!…秋季高校野球

◆秋季高校野球 空知支部大会 ▽Aブロック代表決定戦 駒大岩見沢9―2岩見沢東=8回コールド=(14日・砂川市営) 4支部で代表決定戦が行われ8代表が決まった。空知支部Aは4季連続甲子園を目指す駒大岩見沢が大宅諒(2年)の3ランを含む4安打4打点の大活躍、12長短打で8回コールド勝ち。15日小樽など5支部で代表決定戦が行われ全道大会(30日~札幌円山)出場校が出そろう。

 “音無し男”大宅が突然目覚めた。4回2死一、二塁で中前に同点タイムリーを放つと6回は左越えに二塁打、7回は左中間に3ランと4安打4打点と大爆発だ。

 「今までバットが下から出てフライばかり打ち上げてしまった。練習では低い弾道を打つよう心掛けました。最初の打席でやっとヒットが出て気楽になれました。打ったのは全部インコースよりの真っすぐです」と大宅の笑いが止まらない。

 最後に三塁打が出ればサイクル安打になるところだった。だが、大宅に引きずられて味方打線に火がつき、8回には3連続長短打でサヨナラコールドになり、打席は回ってこなかった。

 「でもこのままノーヒットに終わっていたら円山に行けませんでした」と大宅は今度は気分良く全道大会に臨めるだけで満足だ。

 「みんなは打つのにあの子だけがヒットなし。1人、蚊帳の外でしたからね。大宅がしっかりすれば下位打線で点数が取れます」と高橋真次監督(34)もホッとする。

 新チームになり夏からのメンバーがほとんど変わり、かつての“ヒグマ打線”のイメージは薄い。それでも3試合連続コールドで33点と、チャンスは確実に生かすしぶとい打線だ。

 「打線が一番心配でしたが、合格点です。今はヒーローが日替わりに出る。層が厚くなったのが強みです。全道では4季連続甲子園の合言葉で戦います」と指揮官は確かな手応えを感じ取った様子だ。

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盛岡大付・関口新監督采配ズバリ!逆転!…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季東北地区高校野球・岩手大会第1日 ▽1回戦 久慈2―5盛岡大付(13日・森山総合公園野球場) 東北6県の先陣を切って、岩手と福島で秋季県大会が開幕した。岩手では夏の甲子園出場の盛岡大付が関口清治新監督(31)のもと、5―2で久慈に快勝。指揮官の県大会初陣を白星で飾った。

 新監督率いる盛岡大付が好発進だ。初回、2点を先制されながらの逆転勝利に関口監督は「ドキドキでした。地区大会では逆転を経験できなかった。2点は重かったけど勝てて良かったです。(勝つのは)難しいですねぇ」とため息をついた。

 新チーム1勝の原動力は先発した左腕・伊東昴大(2年)。初回、2点献上の失態も、それ以降は安定。185センチの長身から投げ下ろす130キロ台後半の直球にスクリュー、スライダーなど多彩な変化球を効果的に織り交ぜた。

 終わってみれば、8回2/3を投げ、被安打3の2失点。奪三振は11を数えた。4回以降、許した走者は8回、四球の1人のみ。久慈打線を手玉にとった。「関口監督として初の県大会? もちろん負けられなかった」とほほ笑んだ。

“関口采配”もキラリと光った。好投の伊東を9回2死の場面で交代。「(今後)欲を出さないためです」と2回戦以降を見据えた。攻撃でも常にエンドランなどを仕掛け、足を絡め、「自分は性格的にしつこい。攻めも、とにかく相手が嫌がるようにしつこく」と逆転勝利につなげた。

 今夏の甲子園に6回目の出場を果たしたが、初勝利はならず。熊谷童夢主将(2年)は「一つ一つ戦って、目標はセンバツ。みんな、関口監督と(前監督の)沢田真一部長を信頼してますから」ときっぱり。“新生・盛岡大付”が甲子園1勝に向け、新たな一歩を踏み出した。

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聖光学院4番・四家、走者一掃二塁打!…秋季高校野球福島県大会

 ◆秋季東北地区高校野球・福島大会第1日 ▽1回戦 原町2―9聖光学院=7回コールド=(13日・しらさわグリーンパーク) 東北6県の先陣を切って、岩手と福島で秋季県大会が開幕した。福島では、夏の甲子園で県勢33年ぶりの8強入りを果たした聖光学院が9―2の7回コールドで原町を一蹴した。

 新生・聖光学院が、快勝発進だ。今夏の甲子園8強入りで地区予選は免除、この原町戦が新チームで初めての公式戦。序盤の大量点でペースを握り、7回で試合を終わらせた。斎藤智也監督は「初回の5点で勢いづいた。もっと緊張するかと思ったが、限りなく普段に近い野球をやってくれた」と納得の表情だ。

 “甲子園組”が、流れを引き寄せた。まずは4番・四家祐雅(2年)。初回、無死満塁の大チャンスで迎えた初打席。原町の先発・萩原の外角直球を思い切りたたき、走者一掃の左越え適時二塁打。「(前打者)田村のバント安打で、いい雰囲気ができた。思い切ってバットを振れた」と会心の一打を振り返った。さらに1死二、三塁で、今度は7番・竹沢大貴(2年)。前チームから正捕手を務める男が、外角スライダーを中前へはじき返し、2点を追加した。

 先の甲子園では、福島県勢として33年ぶりの8強入り。だが、準々決勝では横浜に1―15と完敗した。あえて甲子園の土を持って帰らなかった竹沢は「打撃、走塁、すべてに力の差を感じた。あのチームに勝たないと、全国制覇はない。もう一度、横浜と戦いたい」とリベンジを期す。指揮官は「前チームより体も大きいし、可能性を感じる」と新チームに期待を寄せた。5季連続の甲子園へ、まずは一歩を踏み出した。

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福島東・遠藤、完封&V打!…秋季高校野球福島県大会

◆秋季東北地区高校野球・福島大会第2日 ▽1回戦 福島東4―0郡山北工(14日・開成山)  福島では1回戦8試合が行われ、福島東のエース・遠藤俊平(2年)が郡山北工を5安打完封、自ら決勝2点三塁打も放つ大活躍で初戦を突破した。

 相手を3人で片付けたのは2イニングだけ。6回以降は毎回、得点圏に走者を背負うピンチの連続だった。それでも決定打だけは許さない。5安打、133球の完封劇に、福島東の遠藤は「みんながよく守ってくれました。いいゲームでした」と白い歯をのぞかせた。

 互いに1点が奪えない我慢比べの展開。だが、夏までは外野手兼任で、この秋からエースナンバーを背負う遠藤は「自分が投げなきゃ、試合は始まらない。ピッチャーは面白い」と、重圧とは無縁のマウンドさばきを披露した。序盤こそ荒れ気味だったが、「7回あたりからスライダーが切れてきた」と、後半のピンチも要所を締めて乗り切った。

◆遠藤 俊平(えんどう・しゅんぺい)1991年8月29日生まれ。17歳。福島・信夫中から福島東に入学。1年秋から外野手兼投手としてベンチ入り。今夏は左翼手として出場、4回戦で学法石川に敗れた。持ち球は直球、スライダー、カーブ、シュート。最高球速は「学校にスピードガンがないので分かりません」。目標の投手は楽天・田中将大。180センチ、70キロ。右投右打。

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日大東北コールド発進…秋季高校野球福島県大会

 ◆秋季東北地区高校野球・福島大会第2日 ▽1回戦 喜多方工1―8日大東北=8回コールド=(14日・開成山) 福島では1回戦8試合が行われ、夏の大会で17年ぶりの初戦敗退を喫し、新チームで出直しを図る日大東北は、生田目翔―小水崇正(ともに2年)の継投と無失策の堅い守りで喜多方工に8回コールド勝ちした。

 屈辱の敗戦から2か月。日大東北がコールド勝ちで復活への第一歩を踏み出した。夏は小高工に敗れ、17年ぶりに初戦(2回戦)で姿を消した強豪。「一発勝負は、やっぱりディフェンス」と増田克史監督(54)。守備力重視で新チームを立ち上げた指揮官のもと、無失策の完ぺきな守りと、好機にたたみかける集中打で喜多方工を一蹴した。

 ベンチ入り20人中11人が夏の経験者。新主将に選ばれた捕手の高田慎太郎(2年)は、チームを立て直すために「グラウンドでは歩かない」「相手に背中を向けて返事をしない」「腹から声を出す」などの「決めごと」を全員に徹底した。「野球をやる以前のことから始めた」と高田。基本に立ち返ったナインは地区予選から公式戦5試合で計4失点とスキのないチームに成長している。

 MAX140キロの生田目と、長身サブマリンの小水の1失点リレーにも、増田監督は「生田目は単調になった。小水ももっとテンポよく放れるはず」と厳しい採点。4番でノーヒットに終わった高田も「自分を含めて全体的にフライが多かった」と反省を忘れない。出直しの秋。最後までスキを見せずに頂点まで駆け上がる。

 攻めても再三の好機を逃しながら迎えた8回1死一、三塁。「バントもエンドランも決まらないので、動くのはやめた」という関川博巳監督(54)の強攻策に、5番を打つ遠藤がフルスイングで応えた。「甘いまっすぐがきたので、振ったら飛んでいった」という会心の一撃は、左中間を深々と破る2点三塁打。待望の先取点で勢いに乗った打線は、この回さらに2点を加え、勝負を決めた。

スタンドで2回戦の相手・日大東北ナインが見つめる中での快勝。「私立に行こうと思ったこともあったけど、地元の仲間とやりたくて」公立での高校野球生活を選んだ遠藤は、私立の強いところと早くやりたかった。明日が楽しみ」と、堂々の大物食い宣言だ。サッカー部は全国大会に4度出場している強豪だが、野球部は夏の4強(90年、92年)が最高成績。それでも「チームワークは福島一です」と胸を張るエース。目標は初の東北大会進出だ。

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花巻東・吉田8回3安打0封…秋季高校野球岩手県大会

◆秋季東北地区高校野球・岩手大会第2日 ▽2回戦 花巻東7―0宮古商=8回コールド=(14日・森山総合公園野球場) 岩手では、優勝候補・花巻東が登場。先発した1年生左腕・吉田陵が8回を3安打無失点に抑え、公式戦初の零封。7―0の8回コールドで宮古商に快勝した。

 初めてのセンバツを狙う花巻東に頼れる1年生が登場だ。背番号17の左腕・吉田が前日の一関二戦に続き、先発。直球は130キロ台前半ながら、カーブとスライダーを織り交ぜる巧みなピッチングで宮古商打線を零封。与えた3安打のうち2本もボテボテの内野安打。得点圏に走者を背負ったのも3、7回の2回だけと、ほぼ完ぺきだった。

 プロ注目の149キロ左腕・菊池雄星(2年)に次ぐ柱として期待される吉田。背番号17は菊池が1年のときに着けていた番号。まさに“エース候補生”だ。「内容が良かった。打たせて取ろうと思ってました」と笑顔の吉田。佐々木洋監督(33)は「雄星が中心ですが、秋も夏も1人じゃ乗り切れない。うまく育ってくれれば」と1年生左腕に期待大。盛岡東シニア時代からの先輩で、吉田が「目標の人」と言う菊池も「頼もしいです」と太鼓判を押した。

 悲しみを乗り越えた。8月4日、祖母・綾子さん(71)が病気のため、亡くなった。小さいときから試合に足を運んでくれた優しい祖母について、「自分が実家を出て寮に住むようになったから、(祖母は)心が不安になったのかも。いつも、おばあちゃんを感じながら、頑張りたい」と吉田は言う。

 「2年生にとっては最後の秋。センバツ、神宮にも通じる。先輩たちと心を一緒にして頑張りたい」―。プロ注目の菊池のチームと思われていた花巻東に誕生した期待の1年生が堂々、宣言した。

 ◆吉田 陵(よしだ・りょう)1992年4月4日、岩手県盛岡市生まれ。16歳。徳田小3年のとき、西徳田スポーツ少年団で野球を始め、4年から投手。矢巾中では盛岡東シニアに所属。3年春にエースとして東北大会出場。花巻東では1年秋からベンチ入り。持ち球はカーブ、スライダー。182センチ、68キロ。血液型AB。家族は両親と妹、祖父。

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駒苫2年連続全道切符

第61回秋季全道高校野球支部予選は14日、各地で行われ、室蘭支部では駒大苫小牧が17安打の猛攻で苫小牧東に11―1(7回コールド)で大勝し2年連続の全道大会進出を決めた。公式戦初先発の1年生左腕・落合祐介が5回4安打1失点と力投。「思った通りのコースに投げられずに苦戦したがバックに守ってもらった」と感謝した。

 湧別町出身の期待の左腕だ。湧別中時代は同中野球部から3年の時に釧路中央シニア入り。毎週末、母・洋子さん(35)らの運転で片道3時間をかけて釧路へ練習に通った。技術も1メートル80、69キロの体格も伸び盛り。初のベンチ入りで結果を出したのは自信になる。

 チームとしても4回の1失点で今大会21イニング目で初失点も、支部予選4試合を計24イニング1失点で突破した。期待の投手陣が結果を出し、守備も4試合無失策。6年ぶりに夏の甲子園を逃したことでの秋への長い準備期間の成果に、茂木雄介監督(27)は「それぞれ持ち場で力を出し、メドが立った」と話した。

 盤石の投手陣と堅守を武器に、全道大会で3年ぶりの覇権奪回に挑む。小野寺翔希主将(2年)は「1試合1試合全力でやる」とチームの総意を代弁した。

 ≪鵡川 4年ぶりに感動≫北海道栄を2―0で下し秋は4年ぶり、春夏秋3季を通じては06年夏以来7季ぶりの全道大会出場を決めた。打線は6回まで無安打も、7回に二塁打2本を含む3安打を集中して2点を先制。左腕エース西藤昭太(2年)が9回2死二、三塁などのピンチをしのいで5安打完封した。「久しぶりだからジーンときた」と佐藤茂富監督(68)。自己最速タイの142キロの速球と制球力で北海道栄左腕・竹内悠司(2年)とのエース対決を制した西藤は「北海道栄の分も頑張りたい」と話した。

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智弁和歌山高嶋監督、部員2人蹴って謹慎

 日本高野連は10日、大阪市内で定例の審議委員会を行い、春夏甲子園で3度優勝した智弁和歌山・高嶋仁監督(62)が暴力行為を起こしたことを発表した。7日に行われた練習試合中に部員2人を蹴ったという。学校側は高嶋監督を謹慎させ、投手コーチの鈴木幸雄氏(76)が10日付で新監督に就任した。また、沖縄水産が部内のいじめで秋季大会への出場を差し止められるなど不祥事が相次いだ。正式な処分は日本学生野球協会審査室(開催日未定)に上申されて決まる。

 甲子園で歴代2位の56勝を誇る高嶋監督が部員への暴力行為で、学校から謹慎処分を受けた。日本高野連によると、10日午前、和歌山県高野連から報告を受けた。暴力行為があったのは7日で、和歌山市内の智弁和歌山グラウンドで星林(和歌山)と練習試合を行った際、高嶋監督がイニングの合間にベンチ内で部員2人を数回蹴った。投手の制球力の悪さや打者の打撃内容を戒めるためだった。

 学校に匿名の電話が寄せられ、発覚。高嶋監督も行為を認めたため、学校は当分の間の謹慎処分と代わりの監督を決め、9日に県高野連に報告した。部員2人にケガはなかった。高嶋監督は「しばらくみんなと一緒に野球ができなくなった。申し訳ない」と、部員らに謝罪したという。

 プロ野球阪急の元投手で、現在は同校の投手コーチだった鈴木氏が監督として指揮を執る。今月27日からの秋季大会和歌山県2次予選や、同28日開幕の大分国体の指揮を執る。

 正式な処分は、10月15日の日本高野連の審議委員会で上申が決まった後、日本学生野球協会審査室で決まる。西岡宏堂(ひろたか)審議委員長は「1カ月以上の有期(の謹慎)になるケースでしょう」と明言。謹慎処分が明け、チームが来春のセンバツに出場していた場合でも、高嶋監督は甲子園の指揮は執れない。選抜大会には新チーム結成後、本大会までに野球部指導者が有期の謹慎処分を受けた場合、学校が大会に選出されても指導者は責任教師や監督として登録できない規定があるため。全国屈指の甲子園常連校が、不祥事にまみれた。

 [2008年9月11日8時56分 紙面から]

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沖縄水産は「いじめ」、PL前監督は暴力

 日本高野連は10日、大阪市内で行った定例の審議委員会で、部内暴力をふるったPL学園(大阪)の前監督ら3校の指導者に有期の謹慎処分を、5校に有期の対外試合禁止処分を決めた。PL学園は8月末に01年まで指揮を執っていた河野有道監督が復帰している。日本学生野球協会審査室(開催日未定)に上申され、正式に処分が決まる。上申される案件は次の通り。

 【対外試合禁止】千葉・松戸秋山=部員の万引▽兵庫・村野工の軟式野球部=部員の強盗▽京都・峰山=部員の部内暴力、いじめ▽京都・東山=部員の部内暴力、いじめ▽沖縄・沖縄水産=部員の部内いじめ

 【謹慎】千葉・我孫子二階堂の監督(当時)=部内暴力▽大阪・PL学園の前監督=部内暴力▽長崎・上五島の監督(当時)=部内暴力

 [2008年9月11日9時18分 紙面から]

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5厘刈りの札丘珠コールド勝利/高校野球

<秋季北海道高校野球・地区予選:札幌丘珠8-0札幌東陵>10日◇札幌麻生

 全道10地区のトップを切って札幌で2代表が決まった。一番乗りとなった札幌丘珠は、監督の逆鱗(げきりん)に触れサインを一切出してもらえない中で札幌東陵と対戦。選手にとっては思わぬ事態となったが、8-0の7回コールドで2年連続2度目の全道を手にした。

 一様に頭を“五厘刈り”にした札幌丘珠が、2年連続で全道進出を決めた。中には地肌が見えるほどそり上げた者も。彼らのこの頭、実は「気合」ではなく「反省」の五厘刈りだった。

 試合前から「監督采配なし」という“逆境”を背負い込んでいた。試合前日、気のゆるみから学校生活に乱れを生じ、金子監督に激怒された。「試合ではノックも打たない、サインも出さない!」。ナインは初めて目が覚め、その日のうちに全員が頭を丸めた。

 この日は村岡僚太主将(2年)を中心に、自分たちでサインを出した。これが意外にほころびなく進み、送りバントも2つ決めた。指揮官は「自分たちで考えることになり逆に良かったのかな。私が何もしない方がうまくいくのかも」と苦笑した。

 練習試合では、負けたらグラウンド50周のペナルティーがルール。ダブルヘッダー連敗なら100周の厳罰だ。罰則によって強くなったチームは、公式戦のペナルティーすら実にしてみせた。村岡主将は「次は監督も試合に参加してくれるので本来の力が出せる。まずは初戦突破を」と目を輝かせた。

 [2008年9月11日10時24分 紙面から]

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島田商・小椋投手がプロ志望届提出

島田商(静岡)の小椋(こむら)大介投手(3年)が10日、県高野連にプロ志望届を提出した。四国・九州アイランドリーグ、BCリーグといった独立リーグ入りを視野に入れており、12月にもトライアウトを受験する予定。「ずっとプロを目指してやってきた。(将来的には)仁藤さんと投げ合えるようになりたい」。将来はNPBへステップアップし、オリックス入りした2学年上の先輩・仁藤拓馬投手(20)と投げ合うという夢を持っている。

 最速138キロの直球と切れ味鋭いスライダーを持つ小椋は、昨秋はチームを県4強に導いた184センチの長身右腕。今夏は16強に終わったが、高校1年秋からエースとなり、角度ある投球には定評がある。小学2年で島田イーグルスで野球を始めてから、常にプロ入りを意識していたという小椋。今後の進路が注目される。

 [2008年9月11日11時15分 紙面から]

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鵡川 重量打線で代表決定戦へ

4年ぶりの秋の全道大会出場を目指す鵡川が代表決定戦に進出した。3回2死二塁から4番柳田恭平(2年)が左翼に公式戦初本塁打を放つなど6長打を含む12安打で苫小牧高専に14―4(5回コールド)で大勝。「低めの球にうまく反応できた。打ち勝つ野球で全道にいく」と力を込めた。

 今年は伝統の“打線”に重量感がある。破壊力はもちろんだが、1メートル84、83キロの柳田を始め3番・西藤昭太(2年)が1メートル82、85キロ、5番・森泰一(2年)が1メートル76、98キロ。中軸3人合計266キロの“重量打線”だ。大会前には打撃不振の柳田に森がボールをとらえる位置を後ろにするように助言。復調につなげるなど切磋琢磨(せっさたくま)を惜しまない。この日2安打3打点の西藤は「2人が打つと負けられない」とニヤリ。監督歴45年目の佐藤茂富監督(68)も「打力に足も肩もあるチームは初めてで楽しみ」と目を細める。

 支部3試合計36安打の勢いを背に北海道栄と激突する。主将の森は「迷いのないスイングをしたい」と重量打線爆発での支部突破を誓った。

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北海道栄 竹内1安打完封

北海道栄は左腕エース竹内悠司(2年)が7回1安打10奪三振と苫小牧中央打線を寄せ付けなかった。「初回に自分で打って先制点も挙げて、気分も楽に投げられた」と竹内。今季初登板の前日12日苫小牧工戦の反省から、投球時の右足の上げ方などを微調整したのも生きた。「無駄なボール球をなくしてさらに本来の投球をしたい」と気を引き締めた。

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奥島氏 高野連次期会長として意欲的姿勢

 日本高等学校野球連盟の次期会長に就任する奥島孝康氏(69=早大大学院法務研究科教授)は13日、さいたま市内の自宅で「今は具体的な取り組みなどは何も言えません」としながらも、意欲的な姿勢を示した。奥島氏は早大前総長で日本高野連が昨年設置した「高校野球特待生問題有識者会議」のメンバー。全日本アマチュア野球連盟副会長も務めている。02年11月に就任した脇村春夫会長(76)は就任当初から自らの任期について「3期6年」と話していた。11月28日の日本高野連評議員会で正式に就任が決まる。

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横浜3回戦負け…3季連続甲子園は絶望的

【横浜2-3日大藤沢】横浜が、秋季神奈川大会3回戦で、今夏神奈川大会2回戦で7回コールド勝ちした日大藤沢に敗退。同校史上初の3季連続甲子園は絶望的となった。甲子園で3本塁打14打点を挙げて4強入りに貢献した筒香(つつごう)は2打数2安打1打点と気を吐いたが「(甲子園終了から)期間が短くて調整がうまくいかなかった」と肩を落とした。渡辺監督は「筒香以外の選手が打たないと」と6安打2点と沈黙した打線を嘆いた。

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2008年9月13日 (土)

智弁和歌山の高嶋監督が部員蹴り謹慎処分

日本高野連は10日、甲子園で春夏3度の優勝経験を持つ智弁和歌山・高嶋仁監督(62)が部員2人への暴力行為で学校から謹慎処分を受けたことを発表した。今月7日に和歌山市内の学校グラウンドで行われた星林(和歌山)との練習試合で、プレー内容を注意する狙いで部員2人を数回蹴ったという。学校への匿名の電話で発覚し、高嶋監督も事実を認めたため、同校は当分の間謹慎させることを決めた。

 阪急の元投手で現在は同校のコーチを務めていた鈴木幸雄氏(76)が代わって新監督に就任し、秋季和歌山大会2次予選や大分国体の指揮を執る。高嶋監督の正式な処分は、10月15日の日本高野連の審議委員会で上申が決まった後、日本学生野球協会審査室で決まる。西岡宏堂(ひろたか)審議委員長は「1カ月以上の有期(の謹慎)になるケース」と語っている。

 [2008年9月10日21時26分]

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高野連がPL前監督らに謹慎処分

日本高野連は10日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、部内暴力をふるったPL学園(大阪)の前監督ら3校の指導者に有期の謹慎処分を、5校に有期の対外試合禁止処分を決めた。PL学園は8月末に2001年まで指揮を執っていた河野有道監督が復帰している。日本学生野球協会審査室(開催日未定)に上申され、正式に処分が決まる。

 上申される案件は次の通り。

 【対外試合禁止】千葉・松戸秋山=部員の万引▽兵庫・村野工の軟式野球部=部員の強盗▽京都・峰山=部員の部内暴力、いじめ▽京都・東山=部員の部内暴力、いじめ▽沖縄・沖縄水産=部員の部内いじめ

 【謹慎】千葉・我孫子二階堂の監督=部内暴力▽大阪・PL学園の前監督=部内暴力▽長崎・上五島の監督=部内暴力

 [2008年9月10日18時54分]

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4季連続甲子園へヒグマ大勝/高校野球

<秋季北海道高校野球・地区予選:駒大岩見沢17-0奈井江商>◇9日◇砂川市営

 55年ぶりの4季連続甲子園出場へ向けてニューヒグマが大勝発進した。空知地区の開幕カード、駒大岩見沢は大量16安打を放ち、奈井江商を17-0の5回コールドで撃破した。夏の甲子園を経験した選手は4人(控え)だけと「総入れ替え」でのスタートもものともしなかった。3年生たちとは違う独自のカラーを求めて、ナインは戦いながら成長を続けていく。

 2回と5回に打者11人を送るビッグイニング。駒大岩見沢の打線は、世代が代わっても迫力いっぱいだった。2回は4安打、5回は5安打。それぞれに敵失や四死球をもらったが、次につなげる野球を全員でやり遂げた。3安打(2長打)5打点と活躍した3番浅田峻三塁手(2年)は「ここまで自分たちの野球ができたことは、練習試合でもなかった」と喜んだ。

 夏の甲子園は2勝を挙げ16強入り。スタメン全員が3年生のチームだったが、周囲は新チームにも同じような期待を寄せる。プレッシャーは大きかった。エース小川貴寛(2年)は「甲子園よりもはるかに緊張した。(甲子園を経験した)僕らが引っ張らなきゃならない立場だから。最初は腕が全然振れなかった」と話した。

 道内で最も遅い新チームづくりが始まってから、ナインの心には不安が絶えなかった。打撃力、守備力、どれを見ても3年生チームには遠く及ばない。チームは何度も何度もミーティングを重ねた。その中で出た答えは「3年生たちよりうまくならないとという考えを捨て、自分たちのスタイルでやっていこう」(米田雅人主将=2年)だった。

 始めたことは私生活からの見直しだ。校舎、寮、地域周辺のゴミ拾いや掃除を3班に手分けして行った。ゴミ拾いには「運を拾う」というゲンかつぎの意味も込めた。「練習態度が締まっていない日などは、話し合ってすぐゴミ拾いをやりました」と米田主将。3年生とは違う自分たちのスタイルは、野球ではまだ確立できていない。だが、野球以外の部分から始めた。

 「夏と違って長打が出ないチームだったが、今日は出ましたね」。高橋真次監督(34)も成長を感じたようだ。失策もなし。浅田は「4季連続(甲子園)に最高のスタートを切れた。次もこれに続いていく」と意気込んだ。高橋監督も「まだ成長段階。試合の中で1つ1つ、つくっていく」と宣言した。

 [2008年9月10日10時17分 紙面から]

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桐生第一の元野球部員を少年院送致

桐生第一高校(群馬県桐生市)の元野球部員の少年(16)=退学処分=による強制わいせつ事件で、前橋家裁太田支部は11日、少年を中等少年院送致とする保護処分を決定した。

 前田志織裁判官は決定理由で「悪質さ、被害者の恐怖感を考えると責任は重い。再非行を防止するため、専門的な矯正教育を行う必要がある」と述べた。

 決定によると、少年は7月22日、同県太田市の路上で、女子高生に抱きつき、わいせつな行為をした。

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一関学院、センバツ希望枠撤廃も関係ねぇ!!

第61回秋季高校野球岩手大会(9月13日開幕)の組み合わせ抽選会が10日、岩手県盛岡市の盛岡工で行われた。

 2006(平成18)年と今春のセンバツ甲子園に、いずれも希望枠で出場した一関学院は、2年連続3度目の夢舞台に照準。来春からの希望枠撤廃など“問題外”とばかり、岩手大会と東北大会のダブル優勝を目指す。

 一関二の菅原浩樹主将(2年)が、12日の開会式(花巻球場)で選手宣誓を行う。

 “枠”がなければ勝ち進めばいい。一関学院が東北代表でのセンバツ甲子園出場を見据えた。

 「昨年は1度も勝てませんでした。今年は県と東北大会で優勝して、甲子園に行きたいです」

 吉家勇希主将(2年)が、口元を真一文字に引き締めた。“勝てませんでした”とは、地区予選から東北大会までの戦いぶりを指している。

 昨秋の地区予選は、敗者復活トーナメントで勝ち上がった末の岩手大会出場だった。岩手大会は決勝で盛岡四に負けて準優勝。県の上位3校が出場する東北大会では、準決勝で聖光学院(福島)に0-1で惜敗した。

 だが、今年1月25日の選考委員会後、2006(平成18)年と同じ希望枠によるセンバツ甲子園出場の吉報を得た。東北大会3試合で、失点わずか3の安定した守備力を評価された。

 その希望枠は、来春から撤廃される。背番号「12」の控え選手で、今春に甲子園の土を踏んだ吉家主将は「緊張したというよりも楽しめました」と夢舞台を堪能。出場機会に恵まれなかったため、今度はレギュラーとしての活躍を夢見ている。

 今夏は岩手大会3回戦で、盛岡大付に延長十一回1-2で敗退した。一関学院の新チームは、休みなしで始動。ランナーを想定したケースノックを1日約3時間行うなど、必死に弱点を補っている。

 最上級生となった“3本の矢”菊地翔太、飯田翔、阿部航の3投手に加え、菊池拓也(2年)と飯塚将大(2年)の2投手が台頭。吉家主将は「ピッチャーはどこにも負けない自信があります」と戦力アップを感じ取っている。

 13日の初戦では、福岡高浄法寺と対戦する。「次は守備以外で、何かひとつ残したいです」(吉家主将)。来春のセンバツ甲子園出場が確実視されるのは、東北大会の上位2校。一関学院は“希望”を胸に秘め、今秋の公式戦でみちのくの頂点を狙う。

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札幌第一・宮田3打点で4番の仕事…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック2回戦 札幌第一15x―0札幌篠路=5回コールド=(8日・札幌円山) 4支部で14試合が行われ、札幌支部は札幌第一打線が、札幌篠路相手に4番・宮田優輝(2年)の2ランなど13長短打で15点を奪い、2試合連続のコールド勝ち。

 昨秋の4番が、本来の力を取り戻した。あっさり先手を取った初回の1死三塁の追加点機で、宮田に待望の一発はバックスクリーン左に飛び込む豪快な2ランだ。

 「3球ともカーブがきたので、次は絶対、真っすぐと思っていた。少し詰まったので、入るかどうかと思いました」という宮田は、4回も右前へタイムリーを放ち、3打数2安打3打点だ。

 昨秋は捕手で4番を打っていたが、一塁に転向して守備に不安を抱え、夏の南大会はベンチ入りも出番はなし。今度は打の軸としてチームを引っ張らなくてはならない。

 初戦の札幌龍谷戦は、トップの富田嘉樹(2年)に2打席連続2ランが出て先を越され、シングル1本に終わり影が薄かった。「やはり、4番は打点を挙げて存在感を示さないと…。もともと、バッティングには自信があります。これで調子も上がった」と宮田が本来の姿を見せつけて、チームは猛打復活で波に乗った。

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白樺学園コールド発進…秋季高校野球

◆秋季高校野球 十勝支部大会 ▽Aブロック2回戦 白樺学園16x―0士幌=5回コールド=(8日・帯広の森) 4支部で14試合が行われ、十勝支部では今夏の北北海道大会準Vの白樺学園が登場。士幌を16―0の5回コールドで下した。初回に3本のランニング本塁打が飛び出すなど、9長短打で一挙12得点。夏のメンバー9人が残るチームは、強力打線で初のセンバツ切符を狙う。

 新チームも自慢の強力打線は健在だった。白樺学園は初回、8番・伊藤圭弥(2年)の満塁弾を含む3本のランニングホームランが飛び出し圧倒。この回、打者15人9長短打で大量12点を挙げた。

 今夏、“白樺史上最強打線”をひっさげ、北大会準優勝。決勝では甲子園で16強入りした駒大岩見沢のヒグマ打線を上回る12安打を放ち、追いつめた。夏からメンバー9人が残る。丸尾慶樹主将(2年)は「2回以降の攻撃が淡泊すぎました」と16安打16点の5回コールド発進にも笑顔はなかった。喜びよりも、課題が真っ先に口をついた。

 目指すのは初のセンバツ切符。戸出直樹監督(33)は「打線もさることながら、守備が安定している。準備期間はあまりなかったが、積極的にやればいい」と実戦で成長を期待。打線と守りがかみ合えば、秋の頂点も見えてくる。

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駒岩コールド発進!今度の“ヒグマ”は攻守バランス型…秋季高校野球

◆秋季高校野球 空知支部大会 ▽Aブロック1回戦 奈井江商0―17駒大岩見沢=5回コールド=(9日・砂川市営) 空知、室蘭支部も開幕。空知では夏の甲子園出場の駒大岩見沢が開幕試合の奈井江商戦で5回まで毎回得点の大量17点を奪い完封で力強くコールドで勝ち上がった。札幌支部では東海大四が札幌啓北商に大勝。6回には打者18人を送り14得点するなど6回コールドで準決勝に進出した。室蘭支部は、駒大苫小牧、鵡川の強豪がそれぞれ大勝した。

 一度火がついたらもう止まらない。主力がごっそり抜けても夏の甲子園で3回戦に進出した先輩たちの遺産をしっかり受け継いだ。

 「このチームは長打を打てるわけではない。小粒ですが、点を取れる時には必ず取ってくれればいい」高橋真次監督(34)の目指すチームカラーが奈井江商との開幕戦で発揮された。

初回に新4番の片平友樹(2年)が右前へ先制タイムリーを放つと毎回の16長短打で効率よく17点。「先輩たちはここぞという場面で集中していた。ぼくらも緊張が集中心になり、いい流れで勝てたのでよかった」という3番の浅田峻(2年)は2本の二塁打など4安打5打点。3安打3打点の片平とともに中心的役割をしっかり果たした。
 先発の右腕エース・小川貴寛(2年)は4回を1安打無失点と安定した内容。それでも「甲子園より緊張し最初腕が振れませんでした」と余裕たっぷりだ。甲子園では智弁和歌山戦で3番手のリリーフをした。主砲の坂口真規にいきなり手痛い一発を浴びたが「あの試合でカウントの取り方などいろいろ勉強になりました。今度はぼくたちが先頭に立ってやらないと…」と自覚も十分だ。

 旧チームと比べ豪快さはないが、攻守のバランスが取れている。堅実な野球へとまずは順調なスタートだ。

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東海大四、打線爆発!18安打19点…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Bブロック2回戦 札幌啓北商1―19東海大四=6回コールド=(9日・札幌円山球場) 札幌支部では東海大四が札幌啓北商に大勝。6回には打者18人を送り14得点するなど6回コールドで準決勝に進出した。

 打ちも打ったりの18安打。6回に打者18人で12安打を放ち、タテジマのユニホームがダイヤモンドを駆けめぐった。

 スタメンに1年生が6人名を連ねるが、この日は2年生が存在感を見せた。佐藤翔亮が4度出塁すれば、千葉亮徳主将は6回にダメ押しの中越え適時三塁打。「初戦が競り合いでやっと勝った試合だったので、2戦目も初めは緊張した。点差がついてからも気を抜かずにプレーできた」と千葉は快勝にホッとした表情を見せた。

 飛び抜けた打者は一人もいないが、「つないで、走って、ヒットを打たなくとも得点できるチームが理想なんです」と千葉。この日も1年生には「エラーしてもいいから思い切ってやろう」と声をかてけ、試合に臨んだ。

 大脇英徳監督(33)も「千葉と佐藤の2年生が精神的に引っ張ってくれているのが大きい」と話す。準決勝の対戦相手はこぢんまりしているが、まとまりがある恵庭南が相手。似たようなチーム同士の対戦だけに逆に真価が問われる。

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北照11安打8点!五十嵐&高山1失点リレー…秋季高校野球

◆秋季高校野球 小樽支部大会 ▽Bブロック1回戦 北照8―1岩内=8回コールド=(10日・小樽桜ケ丘) 小樽、名寄支部も開幕。小樽支部では夏の南大会準決勝で優勝校・北海に敗れた北照が、効率よく攻め、8回に渡辺晴明(2年)の右中間二塁打でサヨナラコールド発進した。

 相変わらずの力強さを見せた。8回2死二塁で渡辺晴の右中間二塁打が飛び出し北照はサヨナラのコールド勝ちだ。

 「うちは打線の主軸がいない分みんなでカバーするしかない」と河上敬也監督(49)。阿世賀、戸子台と攻撃の軸が抜けたとはいえ、旧チームより下位が充実した打線は切れ目がなく11長短打で8点を奪っての快勝。

 この日1番で3安打2打点の渡辺晴は6月に投手から野手に転向して初の公式戦で結果を出した。「監督さんからバッティングを生かせといわれて投手をあきらめましたが、チームのためならどこでもいいです」と胸を張る。

 「このチーム、エースがいない。投手は6人でいきます」という河上監督は夏の大会後に40試合で投手陣充実を図った結果が出た。阿世賀の2番手だった右腕・五十嵐海人(2年)が先発で6イニングを4安打6奪三振1失点と安定した内容だ。「投手は6人いるので競争です」とまずはホッとする。高山英一(2年)も2回を4K無走者と投手陣は河上監督の期待に応え、攻守とも順調な仕上がりだった。

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北海学園札幌が4季ぶり全道切符…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Dブロック代表決定戦 札幌南2―10北海学園札幌(10日・札幌麻生) 小樽、名寄支部も開幕。札幌支部Dブロック代表決定戦では、北海学園札幌が10―2の7回コールドで札幌南を下し、昨夏の南北海道大会4強以来、4季ぶりの全道切符。先発した191センチの長身右腕・鍵政(かぎまさ)祥太(2年)が粘りの2失点投球。正捕手の負傷で大会直前にメンバー入りした宮口太介(1年)の好リードも光った。

 背番号10が代表決定戦のマウンドに立った。191センチの長身から投げおろす鍵政の直球は威力十分。10安打されながらも要所で踏ん張り7回2失点。「ボールが高めにいってしまった」と反省したが、北海学園札幌の佐藤元幸監督(37)は「ヒットは打たれるが、点は取られない。彼本来のピッチングでした」と合格点を与えた。

 指揮官が「エースの明石(暁)よりも制球がいいので」と、負けられない一戦で先発に指名し、期待に応えた。打線も13安打10点と強力援護した。

 尊敬する投手はダルビッシュ(日本ハム)。身長は5センチ及ばないが、投球フォームの連続写真が掲載された技術本を熟読する。「上半身の使い方が参考になる」と登板した試合は録画し、チェックを欠かさない。最速は131キロながら、あこがれに少しでも近づくため「全道まで徹底的に走り込んで140キロを出したい」と向上心を燃やした。

 1年生捕手・宮口の好リードも光った。正捕手だった斉藤秀之(1年)が先月下旬の練習試合で右鎖骨を骨折。急きょメンバー入りした。「2巡目、3巡目と自分なりに配球を考えた。けがをした斉藤のためにも一生懸命プレーしたい」。打っても支部4試合で13打数6安打の大当たりで勢いをもたらした。

 昨夏に南大会4強入りして以来、4季ぶりの全道大会出場。1日早い誕生日プレゼントをもらった佐藤監督は「主軸の斉藤が抜けたが、代わりに入った宮口がラッキーボーイになった。奇跡のような支部予選だった。みんながカバーし合ってくれた」と感無量だった。次の目標は初のセンバツ切符。秋の頂点へ照準をピタリと合わせた。

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専大北上・中井がプロ志望届!

高校通算41本塁打を誇る、東北屈指のスラッガー・専大北上(岩手)の中井隆盛(3年)が10日、岩手県高野連にプロ野球志望届を提出した。当初は進学予定だったが、小さなころからの夢でもあるプロの世界に飛び込む決意を固めた。

 専大北上は今夏の県大会準々決勝で、優勝した盛岡大付に2―5で敗れた。試合後、大粒の涙を流した中井。その数日後、悔しさを振り払って堀田一彦監督(52)に「監督の目から見て自分は(プロで)どうでしょうか?」と相談したという。

 堀田監督は「自分が見ても大丈夫じゃないか、という思いはあります。努力をすれば2、3年後には(1軍で活躍する)可能性がある。チャンスがあるなら、頑張ってほしい」と決断を尊重した。プロ入りが実現しなければ、進学する方針の中井。今は、大願成就へ吉報を待つ。

 ◆中井 隆盛(なかい・りゅうせい)1990年12月20日、岩手県盛岡市生まれ。17歳。中野小2年時に大慈寺スポーツ少年団で野球を始める。6年から城南アトムズへ。河南中時代は盛岡東シニアに所属。専大北上高では1年春からベンチ入りし、春の東北大会から一塁手のレギュラー。左投左打。高校通算41本塁打。184センチ、85キロ。血液型B。家族は両親と姉2人。

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智弁和歌山・高嶋監督、部内暴力で自宅謹慎

監督として歴代2位の甲子園通算56勝を誇る智弁和歌山(和歌山)の高嶋仁監督(62)が部内暴力を起こしていたことが10日、明らかになった。この日、和歌山県高野連を通じて報告を受けた日本高野連が発表した。

 正式な処分は10月15日に予定される日本高野連の審議委員会を経て、上申を受けた日本学生野球協会審査室で下されるが、西岡宏堂審議委員長(64)は「1か月以上の有期(謹慎)となるケース」と明言。同校の秋季大会出場には差し支えがないものの、仮にセンバツ出場が決まった場合、謹慎期間が終了しても、センバツの選考基準により同監督は指揮できない。あと2勝と迫っていた甲子園通算最多勝利記録は、来夏以降に持ち越しとなった。

 日本高野連などによると、同監督は7日に和歌山市内の同校グラウンドで行われた練習試合中、ベンチ内で部員2人を数回足で蹴った。部員にけがはなかったが、8日に同校に匿名の電話があり判明。学校として当面の間、同監督を謹慎させることを決め、9日に和歌山県高野連に届け出た。高嶋監督は「指導者としてやってはいけないことをしてしまった」と話しており、この日から自宅で謹慎している。

 後任は2001年からコーチを務める元阪急投手の鈴木幸雄氏(76)。新体制での初公式戦は28日の大分国体の聖光学院(福島)戦。10月2日に初戦が予定されている秋季和歌山大会2次予選も鈴木新監督が指揮する。

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竹田サヨナラ打!北海3年連続34回目の全道出場…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック代表決定戦 北海5x―4札幌第一(11日・札幌円山) 札幌支部で夏の南大会決勝戦再現となったAブロック代表決定戦は、北海が9回1死二塁で竹田全(2年)の左越え安打でサヨナラ勝ちし、3年連続34回目の全道出場を決めた。Bブロックは東海大四が8回、相手のミスに乗じて5本の長短打で一挙5点を奪い、コールドで2年連続21回目の全道キップを手にした。室蘭支部では鵡川が室蘭清水丘に5回コールド勝ち。シシャモ打線が15安打に8盗塁を絡め、13得点で圧勝した。

 やや前進守備のレフトの頭上をはるかに越えていった。同点で迎えた9回1死二塁。汚名返上の竹田の一打で北海は劇的なサヨナラ勝ちだ。

 「打ったのは真ん中よりの真っすぐ。最後までチームに迷惑をかけたのでよかった」という竹田は自らの殊勲打にも笑顔はなかった。

 せっかく逆転した後に1点返された6回の2死二、三塁ではなんでもない遊ゴロをトンネルして追いつかれた悪夢をなんとか振り払った。

 夏の南大会決勝戦で完勝した札幌第一のリベンジをかわし、平川敦監督(37)は「この試合は、うちがもし勝つとしてもロースコアの接戦で、負けるとしたらコールドだと思っていました」という通り力の差は確かにあった。札幌第一は夏のチームから投打の主力が多く残り、打線はこれまで3アーチと破壊力十分。

 その強打線相手に左腕・安達拓夢(2年)が今支部最長の6イニング、エースの町田司(2年)も3回を無安打の好投だ。

 「安達と町田がよくしのいでくれました。トンネルの竹田がミスを帳消しにしてくれた。やはり夏経験の遺産が力になっていますね」と指揮官。夏の甲子園後は3年生の進路問題などでじっくりチームを鍛えることが出来なかった。

 「雨の再試合もあり、5試合経験したし、これで後は基本練習で鍛えます。やっと新チーム結成です」と平川監督。北海にとってこれからがスタートだ。

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北海学園札幌が4季ぶり全道切符…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Dブロック代表決定戦 札幌南2―10北海学園札幌(10日・札幌麻生) 小樽、名寄支部も開幕。札幌支部Dブロック代表決定戦では、北海学園札幌が10―2の7回コールドで札幌南を下し、昨夏の南北海道大会4強以来、4季ぶりの全道切符。先発した191センチの長身右腕・鍵政(かぎまさ)祥太(2年)が粘りの2失点投球。正捕手の負傷で大会直前にメンバー入りした宮口太介(1年)の好リードも光った。

 背番号10が代表決定戦のマウンドに立った。191センチの長身から投げおろす鍵政の直球は威力十分。10安打されながらも要所で踏ん張り7回2失点。「ボールが高めにいってしまった」と反省したが、北海学園札幌の佐藤元幸監督(37)は「ヒットは打たれるが、点は取られない。彼本来のピッチングでした」と合格点を与えた。

 指揮官が「エースの明石(暁)よりも制球がいいので」と、負けられない一戦で先発に指名し、期待に応えた。打線も13安打10点と強力援護した。

 尊敬する投手はダルビッシュ(日本ハム)。身長は5センチ及ばないが、投球フォームの連続写真が掲載された技術本を熟読する。「上半身の使い方が参考になる」と登板した試合は録画し、チェックを欠かさない。最速は131キロながら、あこがれに少しでも近づくため「全道まで徹底的に走り込んで140キロを出したい」と向上心を燃やした。

 1年生捕手・宮口の好リードも光った。正捕手だった斉藤秀之(1年)が先月下旬の練習試合で右鎖骨を骨折。急きょメンバー入りした。「2巡目、3巡目と自分なりに配球を考えた。けがをした斉藤のためにも一生懸命プレーしたい」。打っても支部4試合で13打数6安打の大当たりで勢いをもたらした。

 昨夏に南大会4強入りして以来、4季ぶりの全道大会出場。1日早い誕生日プレゼントをもらった佐藤監督は「主軸の斉藤が抜けたが、代わりに入った宮口がラッキーボーイになった。奇跡のような支部予選だった。みんながカバーし合ってくれた」と感無量だった。次の目標は初のセンバツ切符。秋の頂点へ照準をピタリと合わせた。

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鵡川が機動力で13点圧勝…秋季高校野球

◆秋季高校野球 室蘭支部大会 ▽Aブロック2回戦 鵡川13―3室蘭清水丘=5回コールド=(11日・苫小牧緑ケ丘) 室蘭支部では鵡川が室蘭清水丘に5回コールド勝ち。シシャモ打線が15安打に8盗塁を絡め、13得点で圧勝した。

 今秋のシシャモ打線はひと味違う。強打の鵡川が機動力で魅せた。初回2死一、三塁からの重盗で西藤が3点目のホームに滑り込む。この回、わずか1安打で3得点。森泰一主将(2年)が「去年まではあまりなかった」という練習試合の反省点をもとに取り組んだ綿密な走塁練習が生きた。5イニングで記録した8盗塁が何よりの証しだった。

 続く2回は対照的に、本来の攻撃スタイルを披露した。6連続長短打を含む8安打で7得点。安打の嵐に森主将は「初戦と違って積極的にバットが振れていた」と納得顔。

 15安打13得点の圧勝劇に佐藤茂富監督(68)は「今年は走れる選手が4、5人いる。主軸も(打席で)体が回るし大きいのも打てる」と、攻撃面の充実にご満悦だった。06年夏以来7季ぶりの全道出場まであと2勝。鵡川復活への足がかりは見えた。

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一関学院・吉家「V狙うだけ」…秋季高校野球岩手県大会

秋季高校野球岩手県大会の組み合わせ抽選会が10日、盛岡市内で行われた。今春のセンバツ大会に守備力を評価する希望枠で出場した一関学院は、13日の1回戦で福岡・浄法寺と対戦。同枠が廃止となる来年のセンバツに、初の一般枠での出場を狙う。上位3校が東北大会(10月10日から、宮城)に出場する。

 地区大会を勝ち抜いた精鋭28校の中でも、一関学院・吉家勇希主将の自信は群を抜いていた。「去年は一度も優勝がなかったけど今年は違う。どのチームが相手でも優勝を狙うだけです」

 前年秋は敗者復活戦から地区大会を勝ち上がり県大会は準優勝。東北大会でも準決勝で聖光学院(福島)に0―1で惜敗した。結果的に甲子園には出場したがタイトルとは無縁。その悔しさをぶつける準備はできている。

 今夏の県大会は3回戦で優勝した盛岡大付に1―2で敗れ、春夏連続出場を逃した。「夏に負けた理由は分かっている。打つだけではダメ。細かいところまで練習してきた」(吉家主将)7月15日の敗退翌日から新チームは始動。前チームから野手のレギュラー7人が入れ替わった。毎日2時間近く、走者をつけて実戦感覚で守るケースノックを行った。守備力が評価されて選出される希望枠で06年、今年と2度センバツに出たお家芸に磨きをかけてきた。

 その希望枠は次回センバツから撤廃。「守備以外でも何か結果を残したい」と意気込む吉家主将。3度目の甲子園は勝ち抜いてつかみとる。

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仙台三、勉強も練習も量より質…秋季高校野球宮城県大会

秋季高校野球宮城県大会の組み合わせ抽選会が11日、仙台商高で行われた。県内有数の進学校で7年ぶり22度目の出場となる仙台三は2回戦からの登場で、宮城水産と村田の勝者と対戦する。来春、共学となる“サンコー”ナインは男子校で迎える最後の秋に気合十分だ。今夏の代表校・仙台育英は1回戦で仙台東、2年連続のセンバツを狙う東北は2回戦で佐沼と古川工の勝者を迎える。

 仙台三の大内裕太主将(2年)が闘志むき出しで抽選に臨んだ。「男子校では最後の秋季大会。勝ちにこだわっていきたい。1点でも多く取って1点を守る戦いをしていきます」と言い切った。

 来春の共学化に向け、昨年10月から、校舎と体育館を新築中。ほかの部活も活動しており、使用可能なグラウンドは内野と左翼の一部だけ。それでも県内有数の進学校、知恵を絞って効率的な練習を行ってきた。

 フリー打撃では、飛びにくく、危険度も少ないテニスボールを使用。さらに12人が一斉に行い、時間とスペースの無駄を省いた。大内主将は「練習量では(強豪私立に)勝てない。一つ一つの練習を考えてやってます」と量より質で技術を向上させてきた。

 中部地区の決勝では東北に2―26と大敗。「悔しかった」と語気を強めたが「負けたのは自分たちのミス。普段の野球ができれば勝てない相手ではない」と自信も得た。「もう一度、東北とやりたい。センバツ? もちろん目標にしてます」と大内主将。“男の意地”を見せる。

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智弁和歌山・高嶋監督、部内暴力で自宅謹慎

監督として歴代2位の甲子園通算56勝を誇る智弁和歌山(和歌山)の高嶋仁監督(62)が部内暴力を起こしていたことが10日、明らかになった。この日、和歌山県高野連を通じて報告を受けた日本高野連が発表した。

 正式な処分は10月15日に予定される日本高野連の審議委員会を経て、上申を受けた日本学生野球協会審査室で下されるが、西岡宏堂審議委員長(64)は「1か月以上の有期(謹慎)となるケース」と明言。同校の秋季大会出場には差し支えがないものの、仮にセンバツ出場が決まった場合、謹慎期間が終了しても、センバツの選考基準により同監督は指揮できない。あと2勝と迫っていた甲子園通算最多勝利記録は、来夏以降に持ち越しとなった。

 日本高野連などによると、同監督は7日に和歌山市内の同校グラウンドで行われた練習試合中、ベンチ内で部員2人を数回足で蹴った。部員にけがはなかったが、8日に同校に匿名の電話があり判明。学校として当面の間、同監督を謹慎させることを決め、9日に和歌山県高野連に届け出た。高嶋監督は「指導者としてやってはいけないことをしてしまった」と話しており、この日から自宅で謹慎している。

 後任は2001年からコーチを務める元阪急投手の鈴木幸雄氏(76)。新体制での初公式戦は28日の大分国体の聖光学院(福島)戦。10月2日に初戦が予定されている秋季和歌山大会2次予選も鈴木新監督が指揮する。

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北照11安打8点!五十嵐&高山1失点リレー…秋季高校野球

◆秋季高校野球 小樽支部大会 ▽Bブロック1回戦 北照8―1岩内=8回コールド=(10日・小樽桜ケ丘) 小樽、名寄支部も開幕。小樽支部では夏の南大会準決勝で優勝校・北海に敗れた北照が、効率よく攻め、8回に渡辺晴明(2年)の右中間二塁打でサヨナラコールド発進した。

 相変わらずの力強さを見せた。8回2死二塁で渡辺晴の右中間二塁打が飛び出し北照はサヨナラのコールド勝ちだ。

 「うちは打線の主軸がいない分みんなでカバーするしかない」と河上敬也監督(49)。阿世賀、戸子台と攻撃の軸が抜けたとはいえ、旧チームより下位が充実した打線は切れ目がなく11長短打で8点を奪っての快勝。

 この日1番で3安打2打点の渡辺晴は6月に投手から野手に転向して初の公式戦で結果を出した。「監督さんからバッティングを生かせといわれて投手をあきらめましたが、チームのためならどこでもいいです」と胸を張る。

 「このチーム、エースがいない。投手は6人でいきます」という河上監督は夏の大会後に40試合で投手陣充実を図った結果が出た。阿世賀の2番手だった右腕・五十嵐海人(2年)が先発で6イニングを4安打6奪三振1失点と安定した内容だ。「投手は6人いるので競争です」とまずはホッとする。高山英一(2年)も2回を4K無走者と投手陣は河上監督の期待に応え、攻守とも順調な仕上がりだった。

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高野連次期会長 早大元総長が就任へ

日本高等学校野球連盟の次期会長に、早大元総長で、昨年の特待生問題で有識者会議のメンバーを務めた奥島孝康氏(69=早大大学院法務研究科教授)が就任することになった。11月28日の評議員会で正式に決定する。現会長の脇村春夫氏(76)は2002年11月の就任から6年での退任となる。

 第6代会長となる奥島氏は昨年、15人で構成された高校生特待生問題有識者会議のメンバーを務め、専門でもある法的見地を含め、幅広い知識から特待生のあり方について提言した。教育界に身を置き、さらに特待生問題で一役買ったことから、今回の人選につながった。

 奥島氏は高野連会長に就任した後も東京にとどまり、職務に当たる。会長が日本高野連がある関西から離れて住む初めてのケースとなるため、現在、支援態勢を敷くべく準備が進められている。

 脇村会長は02年11月に牧野直隆前会長(故人)の後任として就任。昨年5月に再任され、現在3期目の職に就いている。会長の任期は2年。本来ならば来年5月に改選となるが、就任当初から自らの任期について「3期6年」と話していることから、11月28日の評議員会が区切りとなり、任期満了での退任となる。

 プロ野球の裏金問題に端を発した特待生問題での不手際も指摘されたが、関係者は「今回の退任とは無関係」と話しており、引責が理由ではない。

 奥島新会長には、一定の基準を設けた特待生問題の整備、現在進められている学生野球憲章見直しの推進といった課題が待つ。さらにIBAF国際大会への対応や、選手権100回大会の大きな節目に向けてのかじ取りも期待される。

 ◆奥島 孝康(おくしま・たかやす)1939年(昭14)4月16日、愛媛県生まれの69歳。早大第一法学部、早大大学院法学研究科出身。法学博士。専門は会社法。主な研究テーマにコーポレント・ガバナンス、株式会社の理論構造、フランス会社立法史がある。94年11月から02年11月まで、早大の第14代総長を務める。07年に高校生特待生問題で設置された有識者会議のメンバー。現在、早大大学院法務研究科教授。 

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高野連次期会長に前早大総長の奥島氏有力

日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)が11月に退任し、後任に早稲田大前総長で全日本アマチュア野球連盟副会長の奥島孝康氏(69)が有力となっていることが13日、明らかになった。11月の日本高野連評議員会で正式に決まる見込み。

 脇村会長は牧野直隆会長(故人)の後を受けて2002年11月に就任して現在は3期目だが、「3期6年」で退くことは既定路線。

 早大大学院法務研究科教授の奥島氏は愛媛県出身。文科省の中央教育審議会委員をかつて務め、昨年、日本高野連が設置した「高校野球特待生問題有識者会議」のメンバーを務めたことなどが今回の人選につながったとみられる。

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さすが主将!船山で北海道栄4強

【北海道栄2―0苫小牧工】北海道栄は5回1死満塁から主将の船山竜也(2年)の二塁の頭上を越す右前タイムリーで挙げた2点を守り、苫小牧工に2―0で勝利。守備でも2投手をリードして苫小牧工打線をわずか4安打に封じた船山は「(満塁で)守備位置を前進守備に動かしてくれたみんなのおかげ。定位置だったらセカンドフライ」と照れた。

 今春の支部代表決定戦と全道大会初戦で2試合連続決勝打を放った勝負強さは今秋も不変だ。左投手を想定して初戦の4番から1番に入ったが、苫小牧工先発は右腕の石井洋昴(1年)。だがその船山に好機が巡って結果が出た。練習試合では1番を経験していたといえ、渡辺伸一監督(36)は「前進守備の間に落とすのは何か持っている」と話した。

 きょう13日の準決勝で激突する苫小牧中央には苦い思い出がある。昨秋支部予選2回戦の延長11回、自らの捕逸で決勝点を与え1―2で敗れた。「あの試合をバネにしてきた。リベンジする」と船山は語気を強めた。

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苫小牧中央・佐藤 粘りで立ち直った

【苫小牧中央2―1静内】今夏支部予選で完全試合を達成した最速142キロ右腕・佐藤賢太(2年)が先制を許しながらも粘り強い投球で逆転を呼び込んだ。前半は球が高めに浮いて4回に先制を許したが、5回終了後のグラウンド整備中に渡辺宏禎監督(40)の「なぜ臆病になっているんだ」のゲキで「気合が入った」と佐藤。6回以降の4イニングをわずか1安打と本来の投球を発揮した。「最初悪くても、途中から調子を取り戻せたのは成長した部分。北海道栄戦は強気の自分の投球をしたい」と前を向いた。

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北海、竹田サヨナラ打で全道切符だ

【北海5―4札幌第一】幾度ものピンチをしのいで、食らいついた。最後は9回裏1死二塁から今夏の甲子園メンバー竹田全(2年)の左前打でサヨナラ勝ち。「夏の甲子園でのあきらめない気持ちが最後に生きた。つないでくれたみんながいたから…たまたま自分が打っただけ」と竹田は“夏の財産”と“チームの総力”を強調した。

 甲子園終了後わずか半月で大会に突入した。試行錯誤の中、全員がきれいなヒットでなくても“泥くさく”1点を取ることを意識。だが雨天ノーゲームを含め準決勝まで4試合、会心といえる試合はなかった。清水勇希主将(2年)は前日10日の練習後、仲間を前に自ら9日の準決勝大麻戦のふがいないプレーを謝罪した。「実力は一高が上と言われて…絶対に勝つ、見返してやると思った」と清水。勝利への執念で2季連続甲子園への第1関門を突破した。

 支部予選ではベンチ入り18人中14人が出場。「経験と状況判断はできた。これから1日1日成長していくと思う」と平川敦監督(37)は話す。30日開幕の全道大会までは時間もある。「これからの3週間、必死に頑張る」と清水。自信を持って円山のグラウンドに立つため、貴重な時間を無駄にはしない。
[ 2008年09月12日 ]

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東海大四・辻 攻守に活躍

【東海大四9―2札幌創成】背番号17の辻翔太郎左翼手(1年)が攻守に活躍した。公式戦初のフル出場のこの日、守備では初回は中継の三塁手へ素早く正確な送球を、8回は本塁への直接返球でいずれも得点を阻止。バットでも8回1死満塁からコールド勝ちを決める右越え二塁打を放った。1メートル69、68キロと大柄ではないが、自慢の肩は中学3年の昨年、遠投110メートルをマーク。「守備で投手を助けること、打撃でも迷わずに打つことを心がけている」と辻。大脇英徳監督(33)は「闘争心がムキムキなので使っている。そういう選手も必要」と、強いハートも兼ね備えた1年生に期待を込めた。

[ 2008年09月12日 ]

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豊田大谷部内暴力、秋季出場差し止め

日本高野連は8日、持ち回りの審議委員会を開き、部内暴力などがあった豊田大谷(愛知)に対し、秋季愛知大会への出場を差し止める応急措置を決めた。1日の練習後に2年生部員4人が1人の1年生部員に対し、ほおを平手でたたいたり、足を蹴るなどした。

 [2008年9月9日8時43分 紙面から]

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丸刈りで一丸!札幌丘珠2年連続道切符

全道10支部のトップを切って札幌支部C、Dブロックで代表決定戦を行った。札幌丘珠は札幌東陵を8―0(7回コールド)で下し2年連続2回目、北海学園札幌は札幌南に10―2(7回コールド)で快勝し、全道大会(30日~10月6日、札幌円山、麻生)出場を決めた。

 【札幌丘珠8―0札幌東陵】打線はわずか6安打も、相手のミスとスキを逃さずどん欲に次の塁を狙った。エース黒田紳(2年)も7回2安打無失点と好投。「2年連続で支部代表になることで力を認めてもらえると思っていた」と村岡僚太主将(2年)は大会前からの目標達成に胸を張った。

 「選手が頑張った。私は何もしていません」と金子磨志監督(42)。快勝の裏には危機があった。原因は8日の準決勝・道尚志学園戦勝利で選手の気持ちが緩んだことだった。それが許せなかった金子監督は「勝手にやれ」と一喝。この日の試合前のシートノックと試合中のサインを選手に一任した。反省を込めて全員が五厘刈りにした選手は、村岡主将を中心にサインを出して試合を動かした。「全員が同じ方向を向くことで結びついた」と村岡主将。チーム一丸の集中力は最後まで途切れなかった。

 昨夏から練習試合で1敗するごとに1周300メートルのグラウンド50周をノルマにしている。それを回避するため自然と身に付いた勝負への執念はどこにも負けない。全道大会初出場の昨秋は初戦で駒大苫小牧に敗れたが「先輩たちを超えたい」と黒田。危機を乗り越えた札幌丘珠ナインが秋の円山で勝負を懸ける。

[ 2008年09月11日 ]

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1メートル91右腕・鍵政2失点完投

【北海学園札幌10―2札幌南】背番号10の1メートル91の長身右腕・鍵政祥太(2年)が10安打を浴びながら2失点と粘投。11日に37歳を迎える佐藤元幸監督は「連打を許さず点を取られない鍵政の投球だった」と称えた。

 あこがれの投手は鍵政より5センチ長身のダルビッシュ(日本ハム)。持ち球もほぼ一緒で「投球フォームを分解した本を読んで参考にしている」と話す。大会前に右鎖骨骨折で正捕手の斉藤秀之(1年)が離脱も、代わってマスクをかぶる宮口太介(1年)は練習からバッテリーを組んでいるとあり息はピッタリ。この日も粘投を引き出してもらった。「全道大会で140キロを出したい」と鍵政。初の大舞台での好投を誓った。

[ 2008年09月11日 ]

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駒苫“完全リレー”/秋季全道高校野球支部予選

【駒大苫小牧12-0富川】6連覇に挑んだ今夏の南北海道大会で敗退した駒大苫小牧が、大沼和輝(2年)―中山俊(1年)の継投で“完全試合”を達成した。ただ、王者復権に懸けるだけに、初戦突破ぐらいで喜んではいられない。先発で3回を投げた大沼も「納得はいっていない。結果オーライの内容」。南大会後は50メートル走10本、ポール間ダッシュ20本、2キロ走10本と、徹底した走り込みで下半身を強化。フォームも再調整し、「球が低めに集まるようになった」と手応えを口にした。3年生から「甲子園に行けなかった原因を突き止めて、変えていってくれ」と、バトンを受け継いで2カ月が経過。小野寺翔希主将(2年)は「秋の全道制覇が目標だけど、他県の人も含めて(対外的に)愛されるチームを目指したい」と話す。このため練習後に部員全員であいさつの練習から始め、常に全力疾走を心がけている。駒苫のゼロからの挑戦が始まった。

[ 2008年09月10日 ]

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駒岩16安打17得点/秋季全道高校野球支部予選

駒大岩見沢17-0奈井江南】道勢として史上2校目となる4季連続での甲子園出場を目指す駒大岩見沢が16安打17得点の猛攻で圧勝。米田雅人主将(2年)は「このいい感じで突っ走りたい」と満面の笑みを浮かべた。

 今夏の甲子園で3回戦まで進出したことで、新チームの始動は遅れた。練習時間も練習試合も少なく、当初は焦りを募らせた。それでもミーティングを重ね、“自分たちらしくやればいい”との結論に落ち着いた。同時に学校生活も見直しを図り、“運を持ってくる”ため部員が3班に分かれて校内や地域のゴミ拾いを行った。今夏の甲子園メンバーで、この日に3安打5打点と爆発した浅田峻(2年)は「ここまでしっかり自分たちの野球ができたのは練習試合でもなかった。きょうは大きな勝利」と胸を張った。高橋真次監督(34)も「先輩たちの伝統を消すわけにいかない。1試合1試合こなしてうまくなってくれれば」と、さらなる成長に期待を込めた。

[ 2008年09月10日 ]

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札幌南1年4番沼口満弾!公式戦1号/秋季全道高校野球支部予選

札幌南は1年生4番・沼口京介が1点リードで迎えた6回2死満塁から左翼席にグランドスラムを放つ活躍で、江別に8―2で大勝した。高校初本塁打が引導を渡す一発となり、沼口は「直球狙いのところにカーブが来たけれど対応できた」と胸を張った。

 1年生ながら非凡な打撃センスを買われ、今夏5番でデビュー。新チームから4番に座る。フリー打撃で外野後方のフェンスに打球が直撃したこともあるが、沼口自身は「ホームラン打者よりもセンター返しでチャンスをつくりたい」と言う。今夏の南北海道大会で敗退後は確実性のある打撃をテーマに掲げてきた。池田賢監督(41)も「力もスイングスピードもほかの選手とは違う。この大会で伸びてほしい」と未完の大砲に大きな期待を寄せる。

 試合前夜は好物のすき焼きが欠かせない。1メートル78、75キロの体格も、打撃同様に伸び盛りだ。兄・亮介さん(21)も05年南北海道大会メンバーだった沼口は「4番としてしっかりチームを引っ張りたい」と1年生ながらチームをけん引する心意気だ。

[ 2008年09月09日 ]

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2008年9月 9日 (火)

PL学園勧野が秋初戦で2打点/高校野球

<高校野球・秋季近畿大会大阪府予選:PL学園12-0信太>◇7日◇PL球場◇1回戦

 PL学園の注目の1年生4番・勧野甲輝(かんの・こうき)外野手が2点適時打を放った。3-0で迎えた2回2死満塁で、中前に2点適時打。大会直前に39度8分の高熱を出し、出場すら危ぶまれたが、点滴で体調を戻して3打数1安打2打点の結果を出した。「夏の南大阪大会で、期待された場面で打てたのはいい経験、自信になりました。来春こそ甲子園に出たい」と、秋の活躍を誓った。

 [2008年9月7日20時9分]

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近大付が冷や汗の初戦突破…秋季高校野球

◆高校野球秋季大阪府大会 ▽1回戦 近大付6-5興国(7日、PL学園グラウンド)夏の南大阪代表・近大付が冷や汗発進だ。4点リードの9回2死から興国打線に4連打を浴び1点差まで詰め寄られたが、なんとか逃げ切った。

 藤本博国監督(38)は「いい薬になったと思います」と苦笑い。先制弾を含む2打点の越智大和(2年)は「2回の先頭バッターだったので、塁に出ることしか考えずに振り切りました」と、公式戦初となる高校通算2号に笑みが絶えなかった。

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PL学園・勧野甲輝、満塁で2点適時打…秋季高校野球  

◆高校野球秋季大阪府大会 ▽1回戦 PL学園12-0信太=規定により5回コールド=(7日、PL学園グラウンド) 高校野球の秋季大阪府大会が7日、大阪・富田林市のPL学園グラウンドなどで行われ、PL学園が信太に12―0で5回コールド勝ち。新チームでも4番・右翼で先発した勧野甲輝(1年)が、3点リードの2回、満塁から中前に2点適時打。8月下旬に復帰した河野有道新監督(59)に公式戦初勝利をプレゼントするとともに、来春のセンバツ出場へ好スタートを切った。

 万全ではなくても結果はキッチリ出した。39・8度の高熱で、前日(6日)まで3日間は授業を休み寝込んでいた。この日の出場も危ぶまれたが「何とか出たかった。貢献できてよかったです」と胸をなで下ろした。

 夏の南大阪大会決勝で近大付に敗れて1か月。その間、練習試合で8本のアーチをかけ、通算本塁打を11本とした。体重は2キロ減って83キロ。腰回りが引き締まり、アスリート体形に進化した。尊敬する清原和博(オリックス)は引退表明したが「さすが俺らの後輩やな、って思ってもらえるよう頑張りたい」と力を込めた。去りゆく大先輩のためにも、春切符は逃せない。

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北海、継投で12K完封…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック2回戦 札幌北0―2北海(7日・札幌円山) 函館支部も開幕、5支部で17試合が行われた。札幌支部では北海が9安打で2点ともたついたが、3回に先制の右翼線二塁打を放った主将の清水勇希捕手(2年)が、守りでも3投手を好リード、札幌北を3安打で完封の陰の立役者になった。

 初回にいきなり3者三振でスタートを切った打線は2回無死一、二塁で送りバントは失敗するわ、安打が続いた満塁でもスクイズを外され先制機をつぶしてしまった。

 「打線はこんなもの。スクイズが出来ないのも今後の練習で技を磨くしかありません」平川敦監督(37)には想定内のようだ。そんなムードを変えたのは主将で3番の清水だった。3回2死二塁。「打ったのは外の真っ直ぐ」という清水の打球は右翼線への二塁打になり先制点。その後はミスも目立ち、9安打でわずか2点。しかし、投手陣はまたも万全な継投で札幌北を3安打、12奪三振で2試合連続完封だ。

 先発の背番号3の左腕・安達拓夢(2年)は4イニング5三振、二番手の1年生右腕・和田慶太が2回を1安打2K。エースの左腕・町田司(2年)も3回を2安打5三振。これで2試合15イニングを毎回の22奪三振だ。投手陣を好リードで支える捕手の清水は「前のチームには関係なく、自分たちは守り勝つチーム。安達は球に勢いがあり、一番安定しています」という。旧チームと比べ、打の破壊力はまだまだでも投手陣の先行きは明るい。

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東海大四ヒヤヒヤ初戦突破…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Bブロック1回戦 東海大四4―3札幌真栄(6日・札幌円山) 十勝、北見支部も開幕、4支部で15試合が行われた。札幌支部では夏の南北海道大会ベスト4の東海大四が登場。夏の南北海道大会まで野手だった急造投手の志摩貴士(2年)が粘りの投球を見せ、札幌真栄に苦しみながらも競り勝った。旭川支部は岡本大輔新監督(35)率いる旭川実が旭川東に10―2で8回コールド勝ちし、公式戦初さい配を勝利で飾った。

 危うく札幌真栄に足をすくわれるところだった。1点差の逃げ切り勝ちに大脇英徳監督(38)も試合後は「うちはこんなもの」と苦しそうにつぶやいた。

 ベスト4の夏の南大会からエースの佐々木亮、マスクをかぶった打線の軸・伏見寅威(とらい)ら主力がそっくり抜けてのスタートだった。

 「打って打っての野球はできません。みんな力がないけど、どのくらい力がないかも分かっていませんからね」と指揮官がいう通りの試合展開だった。

 それまで内野の志摩貴士(2年)が「打者に向かっていく気持ち」を買われて2日目に急きょ先発が決まった。5回まで2失点と粘りの投球を見せたが、打線がふるわず6回までわずか2安打。7回2死から2連続四球に2安打、敵失で3点拾ってもすぐに追いつかれてしまった。同点の8回、先頭の1年生4番・渡部大輔の中前安打から1死二塁で西嶋大地(1年)の中前タイムリーでやっと勝ち越した。

 先輩の伏見から連日指導を受けてきた渡部捕手は「投手の気持ちをまず第一に考えろ、と言われましたがうまくいきませんでした。8回はなんとしても塁に出たかった」とうなだれた。「これからもやってみないと分かりません」と大脇監督にはまだまだ先行きが見えてこない初戦だった。

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近大付・越智、先制ソロにダメ押し適時打

高校野球・秋季大阪府大会(7日、PL学園グラウンドほか)接戦を制した。近大付の越智大和左翼手(2年)が、二回に中越えに先制のソロ、七回には左中間へダメ押しの適時打を放つ活躍だ。

 「塁にでることだけしか考えてなかったです。タイムリーは1点取れたら、勢いがつくと思いました」。88年夏、89年春以来となる夏春連続の甲子園出場がかかるが、「興国という強豪に勝てたので、この勢いに乗って優勝したい」とまずは大阪の頂点を見据えた。

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PL学園・河野監督、“復帰初戦”を快勝!

高校野球・秋季大阪府大会(7日、PL学園グラウンドほか)“復帰初戦”を快勝で飾った。しかし、8月下旬に7年ぶりにPL学園の監督に就いた河野監督はナインに厳しい言葉をかけた。

 「投手もピリッとしなかったし、攻撃も普段の練習からすると、不満ですね」。二回の猛攻で大勢を決めた。新チームでも4番に座る勧野甲輝右翼手兼投手(1年)が、中前に2点打を放つなど、打者10人の猛攻で7得点。三、四回にも得点を重ねた。投げても中野隆幸投手(2年)が、2安打、7奪三振で12-0の大勝だったが、「まだまだです」と手綱を締めていた。

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旭川南 1年エース長谷川が力投

旭川南が旭川工に3―2と逆転勝ちし、07年夏以来4季ぶりの支部突破に弾みをつけた。1点を追う6回2死から2安打と失策絡みで逆転に成功。スタメンに1年生7人の若いチームの中、7安打2失点と力投した1年生エース長谷川健太は「逃げたら打たれる。攻めれば打ち損じてくれると強気でいった」と充実感をにじませた。

 期待の右腕だ。日本ハム入りした07年エース左腕の浅沼寿紀とタイプは全く違うが「ピッチャーセンスは相当のものがある」と小池啓之監督(56)。夏は学校の外周1・9キロ×6周に坂道ダッシュなどの徹底的な走りこみに加え、約30試合の練習試合でほぼ全試合に登板。練習と経験を重ね、1年秋に背番号1を背負うのは浅沼と同じだ。

 「まだ背番号1は重い。早く似合うようになりたい」と長谷川は話すが、小池監督から常に言われている“逃げない”を肝に銘じ、磨きをかけてきた内角球が要所で決まった。「あれだけ投げられれば十分。将来大きく育った時、きょうの投球が分岐点になるはず」と小池監督は期待を込めた。

 女房役の水元源主将(2年)も「長谷川はしっかり投げてくれた」と笑顔。旭川工撃破のこの勢いを無駄にはできない。長谷川は「全道に行きたい」と激戦の支部突破を誓った。

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部内暴力の豊田大谷は出場差し止め

日本高野連は8日、持ち回りの審議委員会を開き、部内暴力などがあった豊田大谷(愛知)に対し、秋季愛知大会への出場を差し止める応急措置を決めた。1日の練習後に2年生部員4人が1人の1年生部員に対し、ほおを平手でたたいたり、足をけるなどした。

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高校選抜 7勝1敗でブラジル遠征終了

ブラジルに遠征している野球の日本高校選抜は7日、サンパウロでブラジル選抜と2試合の親善試合を行い、2連勝で通算成績を7勝1敗として全日程を終了した。

 第1試合は土屋(神奈川・横浜)の2本塁打などで8―3で快勝。第2試合は田村(神奈川・慶応)近田(兵庫・報徳学園)岩下(鹿児島・鹿児島実)の継投で6―1で最終戦を飾った。

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桑田Jr 公式戦に初先発し初アーチ!

秋季高校野球東京都大会1次予選49試合が7日に各球場で行われ、桜美林グラウンドでは桜美林が都調布北を6回コールド、11―0で下した。元パイレーツ桑田真澄氏(40)の長男・真樹(1年)は6番・中堅で公式戦に初先発し、初本塁打を放つなど勝利に貢献した。

 父も驚くパンチ力だ。6回無死二塁から内角高めの直球をとらえると、打球はライナーで右翼ネットを越えた。推定飛距離110メートルの一発に、観戦した父も「飛距離は負けるな。だいぶ差をつけられた」と喜んだ。4回2死二塁の第3打席では左前へ公式戦初安打となるタイムリー。3打数2安打3打点の活躍に「結果が出てよかった。これが自信になれば」と称えた。

 5回戦で敗退した夏の西東京大会から1カ月半。体は一回り大きくなった。家族で焼き肉に出掛ければ、数人前の焼き肉に加えて大盛りご飯3杯に普通盛り1杯をぺろり。長打力は格段にアップした。それでも苦言を忘れない。「(本塁打を放った打席の甘く入った)初球を打てばもっと飛距離が出たはず」。父は成長を楽しむように話した。

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2008年9月 7日 (日)

静岡商石沢が2打席連続三塁打/高校野球

<高校野球・秋季静岡地区予選>◇6日◇島田球場ほか

 中部、西部で8校が新たに県大会(20日開幕)出場権を得た。中部の敗者復活決定戦では、先発メンバーに5人の1年生が並ぶ静岡商が6-1で庵原に快勝。3番石沢剛捕手(1年)が先制打を含む2打席連続三塁打と活躍した。このほか、中部で常葉学園橘、東海大翔洋、西部で浜松城北工、浜松商、浜名、聖隷クリストファーが県大会切符を獲得した。

 8月10日に16歳の誕生日を迎えたばかりの1年生3番が、静岡商を4年連続県大会に導いた。1回裏1死二塁、石沢が真ん中高めの直球をたたく。先制の中越え三塁打。「県大会を決める大事な試合。乗るので先制点がほしかった。前の試合では先制のチャンスをつぶしていたので、絶対打ちたかった」。3回裏1死二塁では「思い切り振り抜いた」という打球が、右翼手の頭を越えた。2打席連続適時三塁打。「打撃には自信がある。1年生でもチームの中心として打点を稼ごうと思ってます」。あどけなさが残る表情とは裏腹に、強気の言葉を吐いた。

 164センチ、66キロと小柄だが、小学2年から左に転向したスイングは力強い。島田二中では主将、3番捕手としてチームを引っ張り、全国3位に輝いた実績を誇る。本職は捕手ながら夏の静岡大会でさっそく背番号5をつかみ、2回戦の静岡戦では途中出場して1安打1打点。見城喜哉監督(48)が「あいつは勝負強い」と目を細める存在だ。スタメンに5人が並んだ1年生は全員が安打をマークしたが、中でもひときわ強い輝きを放った。

 守備面でも、軟投派の伏見幸人投手(2年)を8回6安打1失点とうまくリードした。夏まで内野手のため伏見と話す機会が少なかったが、メールでコミュニケーションを取り、息を合わせる努力を払ってきたという。県大会の目標は「上位にいきたい。(常葉学園)菊川に勝って甲子園に行きたい」。静商に、頼りになるルーキー捕手が現れた。

 [2008年9月7日11時37分 紙面から]

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藤枝明誠奥寺が10奪三振で完投/高校野球

<高校野球・秋季静岡地区予選>◇6日◇島田球場ほか

 藤枝明誠は奥寺智滉投手(2年)が10奪三振で完投し、5-3で藤枝北を下した。

 藤枝明誠が2年連続4回目の県切符を勝ち取った。2回に2点を先制すると、着実に追加点を奪った。エース奥寺は6回に2点差まで追い上げられたが、粘りの投球で5安打10奪三振に抑えて129球完投。「守備に助けられた場面が多かった。逆に守備に頼ろうと開き直って、思い切り投げられました」と、笑顔で振り返った。

 奥寺は小学校6年生の時に、藤枝中央野球スポーツ少年団で藤枝北の繁田監督から指導を受けていた。「(繁田)先生には、最後まであきらめるなという精神を教わりました」。その恩師が率いる相手から県切符をもぎ取り、成長した姿を見せた。「県大会では、その気持ちを忘れずに投げます」と、同校の県初勝利に向け意気込んだ。

 [2008年9月7日11時12分 紙面から]

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プロ注目の東北・萩野が東北福祉大進学へ

今春センバツに出場した東北のプロ注目左腕、萩野裕輔投手(3年)が地元の東北福祉大(仙台市)に進む方針であることが6日、分かった。宮城広瀬球場でこの日、東北-泉松陵戦を観戦。既に関係者と同大の練習を見学し、10月にはセレクションを受ける意向も明かした。今夏は県大会決勝で仙台育英に敗れ、2季連続の甲子園出場を果たせなかった最速143キロ左腕は「地元の大学でもっと力をつけたい」と話した。

 ただしプロ入りの希望はあり、高野連へのプロ志望届は提出期限となる10月15日まで考慮する。だが、この日までにプロ球団からの指名の話はないとみられ、家族も進学を勧めているだけに、54度のリーグ優勝を誇る地元の強豪チームへの入部が濃厚だ。練習見学した際に、仙台育英から同大に進んだ中根佑二投手(1年)の姿に「すごいオーラのある人ですよね」と感心を寄せるように、早くもチームの一員になったかのようだった。

 [2008年9月7日11時43分 紙面から]

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仙台育英「改心」で県大会へ/高校野球

<高校野球秋季宮城・中部地区予選:仙台育英5-3聖和学園>◇6日◇宮城広瀬球場ほか

 仙台育英が「改心」の勝利だ。敗者復活戦決勝で聖和学園を5-3で下し、19日開幕の県大会出場を決めた。体を張った仲間のファインプレーに刺激を受けるなど、今夏甲子園に出場して「過信」が見られていたナインの、手綱を締め直すきっかけとなる白星となった。決勝は、東北が5回コールドの15-1で泉松陵に大勝し、Aグループを制した。

 1発が出れば追いつかれる9回2死二塁。フェンス際の大飛球を井筒大貴左翼手(2年)が、目いっぱい手を伸ばしてつかむ。同時に顔面をフェンスに強打し倒れた。心配して駆けつけたエース穂積優輝(2年)は、そのシーンをしみじみと振り返った。「1人で野球をやっているんじゃないと、あらためて感じた」。上唇を裂傷した仲間の姿をまぶたに焼き付けた。

 今夏甲子園後、佐々木順一朗監督(48)の目には、ナインの過信が見受けられた。練習に身が入らない日々。そんなチームに活を入れるべく佐々木監督は「結果が良くても悪くても、責任感を感じさせたかった」と、リリーフ左腕の木村謙吾(1年)を初めて4番一塁で先発出場させた。木村は「いい気になっていたところがある。このままじゃいけない」と、5回に一塁線を破る2点二塁打を放ち自らを奮い立たせた。

 その木村は、先発穂積に代わり4点リードの8回から登板して2失点。追い上げられての勝利となったが9回1死二塁から、一塁に回っていた穂積が再登板する初の継投策も試すことができた。「これでいい。格好いい勝ち方を考えるようじゃダメ。県大会では、この1勝が大きかったと思わせてほしいね」。収穫を強調した佐々木監督が、ナインのさらなる奮起を期待した。

 [2008年9月7日11時44分 紙面から]

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新生・旭川実がセンバツ目指して発進

旭川実が大勝し、岡本大輔新監督(35)が公式戦初采配で初勝利を飾った。「初戦だったので私もちょっと硬かったかもしれません。反省点はたくさんあります」。2回1死三塁の先制機でスクイズを失敗するなど中盤まで苦戦を強いられたが、その1年生監督を1年生が支えた。

 7回に持立翔太(1年)が同校にとって昨夏の北北海道大会以来、3季ぶりの公式戦アーチとなる右越え3ラン。「監督には走塁を個人的に教わったこともあって、打てて良かった」。また、8回には代打・大保拓真(1年)が満塁から勝負を決定付ける左中間三塁打。こちらも「監督の期待に応えることができた」と最高の笑顔を見せた。新生・旭川実が3年ぶりのセンバツ甲子園を目指す。

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日本高校選抜、終盤に勝ち越し5勝目

ブラジルに遠征している野球の日本高校選抜は6日、モジダスクルセスでブラジル選抜と親善試合第6戦を行い、9-4で勝って通算成績を5勝1敗とした。

 日本高校選抜は4-4の八回に前田(静岡・常葉学園菊川)、土屋(神奈川・横浜)の連続本塁打などで5点を奪って試合を決めた。

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日本高校選抜が2連勝/親善試合

<親善試合>◇8月31日◇ブラジル・ロンドリーナ

 ブラジルに遠征している野球の日本高校選抜は、ブラジル選抜と親善試合の第2、3戦をダブルヘッダーで行い、4-2、15-4で連勝し、対戦成績を通算2勝1敗とした。

 日本高校選抜は第2戦で8回に前田(静岡・常葉学園菊川)の本塁打などで逆転し初勝利。第3戦は3回に萩原、浅村(ともに大阪・大阪桐蔭)土井(奈良・智弁学園)の1イニング3本塁打など計20安打と打線が爆発し7回コールドゲームで大勝した。

 [2008年9月1日11時55分]

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高校生プロ志望届受け付け始まる

日本高野連がプロ入りを希望する高校生に提出を義務付ける「プロ野球志望届」の提出者が1日、同連盟のホームページで公開を開始した。10月30日のドラフトに向けて、8月19日に受け付けを開始し、締め切りは10月15日になる。この日までにドラフト上位候補の岐阜城北・伊藤準規投手、享栄(愛知)・八木亮祐投手、帝京(東京)・高島祥平投手(いずれも3年)らが提出した。また、ドラフト上位候補だった東海大相模(神奈川)・大田泰示内野手、甲子園で史上初の1イニング2本塁打を放った智弁和歌山・坂口真規内野手は東海大への進学を希望し、東洋大姫路(兵庫)の佐藤翔太投手(いずれも3年)は東洋大に進学するため、いずれも「プロ野球志望届」は提出しない。

 [2008年9月2日7時59分 紙面から]

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神奈川・大楠高監督、盗撮で無期謹慎

日本学生野球協会は3日、審査室会議で高校19件、大学1件の処分を決め、指導者では盗撮行為のあった大楠高(神奈川)の監督を無期謹慎処分とした。同監督は7月5日、コンビニ内で靴の先端に付けた小型カメラで女子高生のスカートの中を盗撮したところを店員に見つかった。すでに辞職している。部内暴力をした昨夏の甲子園大会ベスト4の長崎日大高(長崎)の監督は、7月17日から6カ月間の謹慎処分を科された。部員の部内暴力と喫煙が発覚した君津商高(千葉)は6月23日から、軟式部員の喫煙があった五島南高(長崎)は6月18日から、それぞれ1カ月の対外試合禁止処分。部員の部内暴力があった龍谷大平安高(京都)と部員の暴力事件があった関西学生リーグの同大はともに警告処分となった。

 [2008年9月4日8時43分 紙面から]

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日本高校選抜は通算4勝1敗/親善試合

<親善試合>◇3日◇ブラジル・カンポグランデ

 ブラジルに遠征している野球の日本高校選抜は、2試合の親善試合を行い、2連勝で通算成績を4勝1敗とした。

 第1試合は奥村(大阪・大阪桐蔭)の2本を含む計4本塁打など11-0でカンポグランデ選抜に8回コールドゲーム勝ち。第2試合は延長10回、3-2でブラジル選抜に競り勝った。

 [2008年9月4日10時30分]

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広陵中田投手らプロ志望届け

日本高野連は4日、新たに「プロ志望届」を提出した選手を同連盟のホームページで公表した。今夏の全国選手権に出場した広陵(広島)の本格派右腕の中田廉投手、東海大相模(神奈川)からは巨人などで活躍した角盈男氏を父に持つ角晃多内野手が提出した。

 [2008年9月5日7時3分 紙面から]

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国体・高校野球、初戦で大阪桐蔭-横浜

日本高野連は5日、大分県で開催される第63回国民体育大会の高校野球の硬式、軟式の部(9月28日~10月1日・新大分ほか)の組み合わせを発表した。硬式は12校が出場し、全国高校選手権大会優勝の大阪桐蔭(大阪)は初戦の2回戦で横浜(神奈川)と、同準優勝の常葉学園菊川(静岡)は1回戦で浦添商(沖縄)と対戦、共に夏の甲子園準決勝と同じ組み合わせとなった。軟式は10校が参加し、全国高校選手権大会を制した作新学院(栃木)は2回戦で河浦(熊本)と対戦する。

 [2008年9月6日9時21分 紙面から]

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旭川実8回コールド発進/高校野球

<高校野球・秋季全道地区予選:旭川実10-2旭川東>◇6日◇旭川スタルヒン◇1回戦

 旭川実が8回コールドで旭川東を下し、地区2回戦へ進出した。1点先行を許した旭川実だったが、5回に相手の守備の乱れを突き、足も絡めて無安打で2点を奪い逆転。7回には持立翔太右翼手(1年)の3ラン、8回には代打大保(だいぼ)拓真(同)の3点三塁打で突き放した。1年生軍団の活躍で、この秋から指揮を執る岡本大輔新監督(37)が初勝利。「とりあえずホッとしました」と話した。

 [2008年9月6日18時30分]

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大楠高監督に無期謹慎処分…学生野球協会審査室

日本学生野球協会は3日、審査室会議で高校19件、大学1件の処分を決め、指導者では盗撮行為のあった大楠高(神奈川)の監督を無期謹慎処分とした。部内暴力をした昨夏の甲子園大会ベスト4の長崎日大高(長崎)の監督は、7月17日から6か月間の謹慎処分を科された。

 部員の部内暴力と喫煙が発覚した君津商高(千葉)は6月23日から、軟式部員の喫煙があった五島南高(長崎)は6月18日から、それぞれ1か月の対外試合禁止処分。

 部員の部内暴力があった龍谷大平安高(京都)と部員の暴力事件があった関西学生リーグの同大はともに警告処分となった。

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盗撮の大楠監督、無期謹慎処分

日本学生野球協会は3日、都内で審査室会議を開き、高校19件、大学1件に対する処分を決めた。盗撮行為のあった大楠(神奈川)の監督を除名に次ぐ重い処分となる無期謹慎とした。昨夏の甲子園で4強入りした長崎日大(長崎)の監督は、部内暴力で6か月の謹慎を科された。6月に2年生部員の部内暴力が発覚した龍谷大平安(京都)は、すでに秋季大会出場を辞退しているため、警告となった。処分は次の通り(肩書は当時)。

 ◇高校の部
  【対外試合禁止】
  ▽君津商(千葉) 6月23日~7月22日=部員の部内暴力、喫煙
  ▽五島南(長崎・軟式) 6月18日~7月17日=部員の喫煙

 【謹慎】
  ▽大楠の監督 無期=監督の盗撮行為など8件

 【警告】
  ▽藤井学園寒川(香川)=部員の部内暴力など10件

 ◇大学の部
  【警告】
  ▽同大(関西学生)=部員の部内暴力事件

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先発全員得点!東北15点コールド圧勝…秋季高校野球

◆秋季高校野球 宮城中部地区予選 ▽A組決勝 泉松陵1―15東北=5回コールド=(6日・広瀬球場) A組決勝では東北が15―1の5回コールドで泉松陵を一蹴した。

 すでに県大会出場を決めている東北は泉松陵を圧倒した。11四死球を与えた相手投手陣の乱調を逃さず、効果的に7安打を絡めての15得点。先発全員得点を記録したうえ、ベンチ入り20人のうち18人が出場と、層の厚さも見せつけた。

 それでも五十嵐征彦監督(32)は「まだまだ雑な部分がある。取れるところで、しっかり得点しなきゃ。先を見据えた戦い方をしていかなくては」と気を引き締めた。

 今夏までのエースで左腕の萩野裕輔(3年)が好調打線を陰で支えていた。引退後は毎日のように、後輩の打撃投手を務めている。この日先発し、3回を3安打1失点と好投した右腕の佐藤朔弥(2年)は打っても1安打3打点。「あんなにスゴい投手(萩野)は県内にいない。目が慣れました」と打撃力を向上させ、大勝につなげた。

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東海大四ヒヤヒヤ初戦突破…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Bブロック1回戦 東海大四4―3札幌真栄(63日・札幌円山) 十勝、北見支部も開幕、4支部で15試合が行われた。札幌支部では夏の南北海道大会ベスト4の東海大四が登場。夏の南北海道大会まで野手だった急造投手の志摩貴士(2年)が粘りの投球を見せ、札幌真栄に苦しみながらも競り勝った。旭川支部は岡本大輔新監督(35)率いる旭川実が旭川東に10―2で8回コールド勝ちし、公式戦初さい配を勝利で飾った。

 危うく札幌真栄に足をすくわれるところだった。1点差の逃げ切り勝ちに大脇英徳監督(38)も試合後は「うちはこんなもの」と苦しそうにつぶやいた。

 ベスト4の夏の南大会からエースの佐々木亮、マスクをかぶった打線の軸・伏見寅威(とらい)ら主力がそっくり抜けてのスタートだった。

 「打って打っての野球はできません。みんな力がないけど、どのくらい力がないかも分かっていませんからね」と指揮官がいう通りの試合展開だった。

 それまで内野の志摩貴士(2年)が「打者に向かっていく気持ち」を買われて2日目に急きょ先発が決まった。5回まで2失点と粘りの投球を見せたが、打線がふるわず6回までわずか2安打。7回2死から2連続四球に2安打、敵失で3点拾ってもすぐに追いつかれてしまった。同点の8回、先頭の1年生4番・渡部大輔の中前安打から1死二塁で西嶋大地(1年)の中前タイムリーでやっと勝ち越した。

 先輩の伏見から連日指導を受けてきた渡部捕手は「投手の気持ちをまず第一に考えろ、と言われましたがうまくいきませんでした。8回はなんとしても塁に出たかった」とうなだれた。「これからもやってみないと分かりません」と大脇監督にはまだまだ先行きが見えてこない初戦だった。

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明石フォーム改造で北海学園札幌が完勝…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Dブロック1回戦 札幌白石1―6北海学園札幌(5日・札幌麻生) 北海学園札幌はエース左腕・明石暁(2年)が8回1死まで1安打ピッチング。9回に無死満塁のピンチを迎え、マウンドを譲り完封は逃したが、6―1で札幌白石を下し勝利に貢献した。

 ぶっつけ本番の先発マウンドだった。北海学園札幌の左腕・明石は2種類のカーブで8回1死まで1安打無失点。5四球と制球難だったが、要所を締めた。「立ち上がりが悪かったが、野手の声に支えられた」感謝の言葉を並べたエースは、9回に無死満塁のピンチになり、鍵政にマウンドを譲った。

 “突貫工事”で初戦に間に合わせた。先月31日、道尚志学園との練習試合でメッタ打ちされ11失点。エースは自信を失いかけたが、佐藤元幸監督(36)の助言で、大会3日前に投球フォームを緊急改造。腕の振りをコンパクトにした。雨天で1日順延されたことも幸運だった。

 明石は「9回は内心、勝てると思い安心してしまった。エースは先発完投しなくちゃダメ」と笑顔なし。さらなる向上心を燃やした。新フォームが完ぺきに体得できたとき、秋2年ぶりの全道、そしてセンバツ切符が見えてくる。

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札幌第一10点コールド! 富田連発4安打5打点…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック1回戦 札幌第一10―2札幌龍谷=7回コールド=(5日・札幌円山) 札幌、旭川両支部で11試合が行われた。札幌支部は、夏の南大会準優勝の札幌第一が初回から打ちまくり、富田嘉樹(2年)の2打席連続2ランなどで10点を奪い、3投手のリレーで札幌龍谷学園に7回コールド勝ちした。

 チームを完全に勢いに乗せた。2回にタイムリー二塁打を放った富田が3回は豪快に左翼芝生席に、続く4回は左中間最深部に2打席連続の2ランだ。

 「2本ともまっすぐ。1本目は感触十分でしたが、2本目は高く上がったのでどうかなと思いました」と振り返る。3回の一発が公式戦初の本塁打だった。それまで下位を打っていたが、1週間ほど前の練習試合にトップに起用されたばかりでこの日は4安打5打点の大活躍だ。

 南北海道大会では決勝で北海に敗れたが、当時のメンバーはエースの掛端亮治(2年)をはじめ6人残った。富田は18番で左翼を守り9番打者で鍵谷に2打席凡退だった。

 「あの試合でチャンスに1本出れば勝てるんだなあと思いました」夏以後、高めを上からかぶせて打つ打法に徹し、1日300本の打ち込み。小学5年から極真会で始めた空手は野球に専念するために断念。でも空手のおかげで握力は左右60キロだ。

 脅威の切り込み隊長が誕生し、投手陣も3人で万全な態勢で7回コールド勝ち。「夏は力負け。そこを乗り切らないと甲子園には行けないし、行っても勝てません」という菊池雄人監督(35)も初戦から確かな手応えを感じ取っている様子だ。

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聖光、東北勢初の5季連続甲子園狙う!…秋季福島県大会12日開幕

秋季高校野球福島県大会の組み合わせ抽選会が5日、福島市で行われた。3連覇の先に見える東北勢初の5季連続甲子園出場を目指す聖光学院は、13日の1回戦で原町と対戦。快挙へ向け、まずは県制覇を狙う。上位3校が東北大会(10月10日から、宮城)に出場する。

 抽選に臨んだ聖光学院の斎藤智也監督(45)の眼光は鋭かった。今夏の甲子園で県勢33年ぶり、同校初の8強入りを果たし地区大会は免除。新チーム初の公式戦が、いよいよ開幕する。「意識は高まってきている。秋に向かう楽しみがある」と言い切った。

 東北の高校野球史を塗り替える第一歩だ。4季連続甲子園出場の聖光学院。過去には宮城の東北(1979年春~80年夏、2003年春~04年夏)と秋田の秋田商(1960年春~61年夏)も4季連続を果たしたが、5季連続で聖地に乗り込んだチームはない。慣例では東北大会で決勝に進出すれば、翌年のセンバツ出場が確定的となる。

 斎藤監督は「まず県大会。だが、最終的にセンバツに照準を合わせるのは当たり前」と“偉業達成”を見据えた。チーム状態も良好だ。甲子園でも登板した右腕の横山貴明(2年)と女房役の竹沢大貴(2年)ら夏のベンチ入りメンバーが5人残った。練習試合も8試合で6勝2敗。先月30日の紅白戦では6―2で3年生チームにも勝った。

 この日は大分国体の組み合わせも決定。順当にいけば、東北大会前に公式戦を経験できる。指揮官は「まずは県大会の5試合をやりきりたい」。快挙へ一歩一歩上り詰める。

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育英、チーム一丸で県大会勝ち取った…秋季高校野球

◆秋季高校野球 宮城中部地区予選 ▽敗者復活トーナメントA組決勝 仙台育英5―3聖和学園(6日・広瀬球場) 敗者復活トーナメントA組決勝で、仙台育英が5―3で聖和学園を下し、県大会出場を決めた。先発後に一塁を守っていたエース右腕の穂積優輝(2年)が最終回のピンチに再登板すると、左翼手の井筒大貴(2年)が最後の飛球をフェンスに激突しながら好捕し、逃げ切った。A組決勝では東北が15―1の5回コールドで泉松陵を一蹴した。

 5―3で迎えた9回。育英の左腕・木村謙吾(1年)が1死二塁のピンチを迎えると、8回から一塁の守備についていた穂積が再登板。負ければ、県大会出場が消える一戦。最後はやはり、エースの右腕に託された。

 1人目を三振に取った穂積だが、続く聖和の1番・高橋達の打球は左翼への大飛球。育英の左翼手・井筒は背走してフェンスに直撃しながら好捕、白球は離さなかった。唇と右目尻に裂傷を負ったが、駆け足で戻った井筒。「フェンスは気にならなかった。大丈夫です」と胸を張った。

 苦しんで勝ち取った県大会だ。甲子園から帰って3回戦から登場、いきなりライバルの東北に0―4と敗れた。敗者復活戦に回ったが、甲子園で熱投を見せた穂積と木村は、本調子にはほど遠かった。
「甲子園投手」となり、心にスキが生まれたのか。佐々木順一朗監督(48)は、2人に厳しく接し、奮起を促した。控え捕手の井上信志(1年)と若山大樹(2年)を内野で起用するなど試行錯誤も重ね、全員野球の原点に立ち返らせた。

 穂積は「野球は1人でやるものじゃない。みんが助けてくれる」と原点回帰。木村も「いい気になってたのかも。不調を乗り越えていきたい」と自分を取り戻した。指揮官は「(井筒の)ああいうプレーで意気に感じてほしい。大きかったんじゃないですか」と納得顔だ。

 19日に始まる県大会。穂積が「開幕まで時間がある。しっかり自分を考え直す」と言えば、木村も「変わった姿を見せたい」とキッパリ。必勝リレーが県大会を前に復活した。

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札幌第一 富田5打点でコールド発進

札幌第一が10―2で札幌龍谷を下し、コールド発進した。1番・富田嘉樹(2年)が2打席連続アーチを含む4安打5打点と猛爆。小学2年からのキャリアを持つ極真空手の“空手打法”を今大会で完全封印し、快打につなげた。

 3回には左越え、4回には左中間の芝生席に叩き込んだ。甘く入ったともに真ん中の直球を見逃さなかった。「甘い球を打ち損じると後悔するので、結果的に良かったです」。これが富田の公式戦初本塁打だった。

 今夏の南北海道大会決勝で北海に甲子園出場を譲った。9番で出場した富田は2打席無安打に終わり、課題克服を決意。「空手をやっていると、気合が入って前に突っ込んでいたので、引きつけて打つ練習をした」。毎日、300球のティー打撃で欠点を矯正した。

 新チームは、北海戦のメンバーが富田を含めて5人も残った。菊池雄人監督(35)は「富田も入れて夏を経験した選手は安定している」と話す。その富田は「空手の集中力は試合でも生きる」と次の戦いへ向けて、早くも意識を高めている。

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高校選抜が2連勝 ブラジル選抜とダブルヘッダー

ブラジルに遠征している野球の日本高校選抜は31日、ロンドリーナでブラジル選抜と親善試合の第2、3戦をダブルヘッダーで行い、4-2、15-4で連勝し、対戦成績を通算2勝1敗とした。

 日本高校選抜は第2戦で八回に前田(静岡・常葉学園菊川)の本塁打などで逆転し初勝利。第3戦は三回に萩原、浅村(ともに大阪・大阪桐蔭)土井(奈良・智弁学園)の1イニング3本塁打など計20安打と打線が爆発し七回コールドゲームで大勝した。

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高島、伊藤らがプロ志望届=高校野球

9月1日18時44分配信 時事通信

 日本高校野球連盟は1日、同連盟のホームページでプロ野球志望届提出者の掲載を始め、昨夏の全国選手権でベスト8入りした帝京(東京)の高島祥平投手、大型本格派右腕として注目される岐阜城北(岐阜)の伊藤準規投手ら8人がプロ入り志望の意思を表明した。志望届提出の締め切りは10月15日。今年のドラフト会議は、高校生と大学・社会人が一本化されて10月30日に開かれる。

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<高野連>近江の小熊がプロ志望届…提出8選手をHPで発表

9月1日19時55分配信 毎日新聞

 日本高校野球連盟は1日、この日までにプロ野球志望届を提出した選手8人をホームページで発表した。

夏の甲子園出場選手では、近江の小熊凌祐投手が届けを出した。提出締め切りは10月15日で、今後も届け出を受け付け次第、公表していく。今年のドラフト会議は10月30日に予定されている。

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「山本昌2世」宮崎商・赤川の獲得狙う…中日

中日が今秋ドラフトで「山本昌2世」の獲得を目指すことが1日、分かった。高校屈指のサウスポー、宮崎商・赤川克紀投手(18)を1巡目候補としてリストアップ。184センチ、87キロの大型左腕に竜投の未来を託す。

 赤川は最速147キロを誇る本格派で、今夏の甲子園でもチームを44年ぶりの初戦突破に導いた。スリークオーターの安定したフォームから繰り出す速球、スライダーは200勝を達成したベテラン左腕とそっくり。「マサより球も速いし、即戦力の可能性もある。いいものを持っている」球団関係者も抜群の素材にほれ込んでいる。

 長年、投手王国を築いた中日だが、川上が3月にFA権を取得するなど、世代交代の時期に差しかかっている。さらなる常勝軍団に向け、未完の大器を本腰で狙う。

 ◆赤川克紀(あかがわ・かつき)1990年7月31日、宮崎市生まれ。18歳。大塚小2年からソフトボールを始め、大塚中で軟式野球部に所属し、投手兼一塁手。チーム39年ぶり出場となった今夏の甲子園は2回戦・鹿児島実戦で敗退。184センチ、87キロ。左投左打。

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名寄光凌・遠藤がプロ志望届提出

 日本高野連は1日、プロ入りを希望する高校生に義務付けた「プロ野球志望届」の提出者の掲載を同連盟のホームページで始め、北海道から名寄光凌の遠藤章平捕手(17)が8月29日に北海道高野連に提出していたことが明らかになった。同選手は強肩強打の捕手で、今夏も名寄支部予選から4番としてチームを引っ張り、北北海道大会進出。同大会では1回戦で旭川実に4―6で惜敗していた。志望届の提出期限は10月15日で、未提出の場合は10月30日のドラフト会議で指名を受けることはできない。

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東北・清原、3回1/3パーフェクトで宿敵つぶした…秋季高校野球予選

◆秋季高校野球宮城県中部地区予選 ▽A組準決勝 東北4―0仙台育英(30日・広瀬球場) 東北が夏の甲子園出場の仙台育英を4―0で下し、県大会出場を決めた。オリックスの清原和博内野手(41)を親類に持つ左腕・清原雄貴(2年)が後半の3回1/3を無失点。打っても2安打2打点の大活躍で、ライバルとの“今季第1戦”を制した。

 3年連続で夏の県代表の座を奪われている仙台育英を相手にした今季第1ラウンドで快勝の東北。立役者は6回途中から登板。3回1/3をパーフェクトに抑えた清原だ。

 打っても2―0の8回2死一、三塁からダメ押しとなる2点二塁打を放ったヒーローは「打たせて取って、自分のできることをしようと思った」と照れ笑い。今大会からエースに抜てきの五十嵐征彦監督(32)も「成長した。よく粘って投げた」と褒め上げた。

 今夏、ライバル・育英は甲子園で16強入り。テレビ観戦した清原は「次はつぶしてやる」と闘志を燃やした。「とにかく、毎日走った」と下半身を徹底強化。直球の最速も120キロ後半から135キロへ。親類にあたる清原選手が今季限りでの引退を表明したが、「清原さんの分まで自分は野球を頑張っていく」とみちのくの清原。最大のライバルを抑え込み、自信を深めた。

 ◆由規の弟デビュー 仙台育英期待の戦力がデビューした。昨年のエースでヤクルトの佐藤由規投手(18)の弟、貴規(1年)が0―1の6回に代打で公式戦初出場。左飛に倒れ「納得はいってません」と悔やんだ。この日は兄も横浜戦で1軍デビュー。29日に「オレも明日投げるから頑張れ」と電話でエールを受けた貴規。「自分は野手(遊撃手)一本でやっていきます」と巻き返しを誓った。

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2008年9月 6日 (土)

北海2季連続甲子園へ圧勝発進 新チームの顔は?

【北海10-0札幌西陵】2季連続甲子園を狙う北海が圧勝発進した。新チームの“顔”は若松一吉(1年)だ。6番・右翼で先発出場すると、「チャンスで絶対に打ちたかった」と4回2死満塁から右中間三塁打を放つなど2安打4打点。投げても4回に2番手として登板し、1イニングを無失点に抑えた。

 “北海の若松”と言えば、プロ通算2173安打(生涯打率・319)の元ヤクルト監督の若松勉氏。「すごい方というのは知っていますが、多分、親せきではないと思います(笑い)。でも周囲から“縁起のいい名前!”ってよく言われます」と、45歳後輩で右打ちの若松は相好を崩した。

 1メートル85の長身から投げ下ろす直球は北都中学3年時にMAX135キロをマーク。中学まで日本ハムの野球教室に参加していた縁から今年3月20日の日本ハムの開幕戦(札幌ドーム、対ロッテ)で始球式を務めた。その時ロッテ・西岡から「オレに当てるなよ」とジョークですごまれ?最後は笑顔で「頑張れよ」と激励されたことは生涯の思い出だ。文字通り“若松2世”となれるか。そのサクセスストーリーは幕を開けたばかりだ。

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大阪桐蔭は初戦で横浜と対戦/国体高校野球

日本高野連は5日、大分県で開催される第63回国民体育大会の高校野球の硬式、軟式の部(9月28日―10月1日・新大分ほか)の組み合わせを発表した。

 硬式は12校が出場し、全国高校選手権大会優勝の大阪桐蔭(大阪)は初戦の2回戦で横浜(神奈川)と、同準優勝の常葉学園菊川(静岡)は1回戦で浦添商(沖縄)と対戦、ともに夏の甲子園準決勝と同じ組み合わせとなった。

 軟式は10校が参加し、全国高校選手権大会を制した作新学院(栃木)は2回戦で河浦(熊本)と対戦する。

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仙台育英、新チーム1勝…秋季高校野球

 ◆秋季高校野球 宮城中部地区予選 ▽敗者復活トーナメント準決勝 仙台育英7―1仙台商(3日・広瀬球場) 今夏の甲子園出場の仙台育英が7―1で仙台商を一蹴。県大会出場に王手を掛けた。公式戦初スタメンで4番に座った若山大樹(2年)が先制打を含む2安打3打点の大活躍。新チームに初白星をもたらした。6日に県大会出場をかけ、聖和学園と対戦する。

 仙台育英に頼れる4番が誕生した。公式戦初先発の若山が初回1死一、二塁から先制二塁打。5回にも無死一塁からタイムリー二塁打の大暴れだ。「育英の4番? 重圧があったけど、試合が始まれば関係ない。タイムリーが出て良かったです」と汗をぬぐった。

 本来は控え捕手だが、佐々木順一朗監督(48)が「もともと、長打力がある。調子も良かった」と、4番、一塁で起用した。一塁を守ったのは2日前の練習試合が初めてだったが、「自分の売りは打力。試合に出られるなら、どこでもいい」と若山。守備も無難にこなした、その姿に指揮官も「コンバート? 十分、考えられる」と4番固定も示唆した。

 今夏の甲子園の横浜戦で左ひざと左手人さし指を負傷しながらも意地の適時打を放った先輩・佐々木康幸(3年)から闘志を受け継いだ。佐々木から常々、アドバイスを受けてきた男は「自分も気持ちで打つバッターになりたい」と言い切る。

 新チーム初戦の3回戦で東北に敗れ、敗者復活トーナメントに回った。若山は「相手も東北大会を狙って本気で来る。攻めの気持ちで打ちます」と、宿敵への雪辱を誓った。

 ◆若山 大樹(わかやま・ひろき)1992年1月7日、宮城・仙台市生まれ。16歳。大沢小3年の時、大沢野球スポーツ少年団で野球を始め、5年から捕手。大沢中を経て、仙台育英では1年秋からベンチ入り。右投右打。171センチ、76キロ。血液型A。家族は両親と弟2人。

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新生・北海がコールド発進…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会 ▽Aブロック1回戦 北海10―0札幌西陵=6回コールド=(4日・札幌円山) 札幌支部は1回戦8試合が行われ、夏の全国高校野球選手権出場の北海が登場。前日、降雨ノーゲームになった札幌西陵相手に、効率よく9長短打で10点を奪い、6回コールド勝ち。

 主力がごっそり抜けても力強さは少しも変わらない。前日は10点奪いながら2度にわたる降雨から4回途中でノーゲーム。だが、仕切り直しでも猛打で6回サヨナラコールド発進だ。

 「打順は試合ごとに代わるし、今の段階はまったく手探り」と平川敦監督(37)。前日の1、2番を入れ替えたり、3番の和田慶太、4番の若松一吉の1年生コンビをこの日は5、6番に据えて臨んだが、チームは9長短打で10点を奪った。

 3回に左翼頭上を越す二塁打を放った和田、さらに4回2死満塁で右中間三塁打を放った若松の2人は、投手として十分使えるメドが立つ好投も見せた。

 「うちは完投する投手はいないので4人で回す」と平川監督。鍵谷の抜けた投手陣は、甲子園の東邦戦(西愛知)で救援した町田司(2年)、安達拓夢(2年)の両左腕に和田、若松の両右腕がしっかり埋める。潜在能力を秘めた“ニュー北海”は今後が楽しみだ。

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旭川南、1年生パワーで初回に7点…秋季高校野球

◆秋季高校野球 旭川支部大会 ▽Bブロック1回戦 旭川南11―1富良野緑峰=5回コールド=(4日・旭川スタルヒン) 旭川支部は旭川南が富良野緑峰に11―1の5回コールド発進。また、旭川高専の近藤彰彦(2年)が上川相手に5回参考ながらノーヒット、ノーランを達成した。

 旭川南が5回コールド発進だ。先発の右腕・長谷川健太(1年)が初回に1点を失ったが、その裏に水元源主将(2年)の同点三塁打など6長短打で一挙7点。鮮やかな逆転勝ちに小池啓之監督(56)は「バットを振ったら当たっただけ」と控えめだ。

 1年生7人がスタメンに名を連ねた。2年生は1、2番だけ。左腕・浅沼(日本ハム)を擁して07年センバツに出場したチームでさえ「4、5人だった。クリーンアップが1年生なんて初めてのこと」(小池監督)と期待を寄せた。次は強敵・旭川工との一戦。1年生エースは「低めにボールを集めて打たせて取る」と表情を引き締めた。

 ◆旭川高専、タナボタで快挙
  旭川高専は緊急登板の近藤が5回参考ながらノーヒットノーランを達成。古崎睦監督(41)は「ストライクゾーンによく決まっていた」と力投をたたえた。この日の集合時間に2選手が遅刻。近藤は棚ぼた先発で快挙を達成した。指揮官は「新チームの大事な発表の場なのに…。これからチームの説教です」と、初戦突破にもおかんむりだった。

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3年後統合の札幌稲北は惜敗…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部大会  ▽Aブロック1回戦 札幌西8―4札幌稲北(3日、札幌円山) 3年後に札幌稲西と再編統合が決まった札幌稲北が札幌西と対戦したが、守りの破たんから逆転負けを喫した。今夏の甲子園代表・北海は初戦で札幌西陵と対戦したが降雨で2度にわたる中断の結果、降雨コールド再試合になったほか、5試合が順延になった。

 相手バッテリーのミスから3点リードしながら、味方内野の手痛い2つの悪送球がたたっての悔しい逆転負け。

 「こちらのペースでしたが、ここ一番の大事なところでミスが出たのが大きかった」と高原誠己監督(35)も残念そうに試合を振り返った。

 高校再編で札幌稲北は3年後に札幌稲西と統合が決まったばかり。現在部員は21人で、2年生は4人だけ。1年生が抜ける3年後は稲西と統合されるが、指導者もどうなるか不透明だ。「私は赴任して4年目。母体はうちになっても稲西さんのことも考えなくてはなりません。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)して素晴らしいチームになると期待しています」と指揮官。

 この日、第3試合で札幌北と対戦することになっていた稲西は雨で4日に順延になったが、どんな試合を見せてくれるか注目だ。

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統合の波乗り越えて旭川北都商1勝刻んだ…秋季高校野球

◆秋季高校野球 旭川支部大会 ▽Aブロック1回戦 旭川北都商7―5富良野(旭川スタルヒン) 旭川支部が開幕、旭川南と学校統合となり、2011年に閉校となる旭川北都商は、7―5で富良野を振り切り、初戦を突破。エース・沼田真輝(2年)が粘りの5失点完投で勝利に導いた。

 勝利への執念が勝った。初回に2点を先制されても、その裏に木村、沼田の連続適時打で追いついた。富良野は今夏の支部予選準決勝で苦杯をなめさせられた相手。再び負けは許されなかった。

 夏に続くリベンジのマウンドに上がった沼田は「悔しさは忘れていない。自分の中で打倒・富良野がいつもあった」と闘志を燃やした。両チーム合わせ10長打が乱れ飛んだが、粘りの5失点完投で勝利を引き寄せた。

 同校は旭川南との学校統合で2011年3月で閉校となる。現在の部員は2年生15人、1年生1人。小林真基監督(36)は「うちの校名で出場する最後の世代。来年の夏に負けた時点で終わる。選手には今を頑張れ、と言っている」。7月下旬には前例のない6日間の強化合宿を敢行。練習試合27戦をこなすハード日程で心身ともに鍛え上げた。右腕は「試合経験を積んだので、マウンド上で冷静でいられる」と成果を口にした。

 この日、スタンドに駆けつけた3年生とともにリベンジ勝利を分かち合った。「先輩たちが築いてきた伝統に恥じないように、一つでも多く勝って名を残したい」と沼田。初の秋季全道大会出場へ意気込んだ。

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札幌藻岩6点差逆転 4年ぶり旋風へ…秋季高校野球

◆秋季高校野球 札幌支部予選 ▽Cブロック1回戦 札幌日大6―7札幌藻岩(2日・千歳市民) 道内10支部のトップを切って札幌支部が開幕。札幌藻岩は、7―6で強豪・札幌日大に大逆転勝ち。0―6から4点を返し、8回1死満塁で、途中出場の7番・八木橋涼(1年)が走者一掃の右中間三塁打を決めた。札幌稲雲は4回、相馬裕(2年)の2ランスクイズなどで3点を挙げ、自ら1失点の好投で完投。石狩南は2番・船橋良太(2年)が4安打2打点の活躍で札幌開成に快勝し、札幌丘珠は12長短打で北星学園大付に一方勝ち。

 仲間を信じ、右打席に立った。0―6から4点を返し、なおも8回1死満塁。八木橋が外角直球を右中間にはじき返す。打球がフェンス際を転々とする間に走者が次々に生還。逆転の一打で三塁ベースに滑り込むと、両拳を握りしめ、ありったけの歓喜の声をはき出した。「うれしいです。打撃には自信があったし、出番がきて欲しいと思っていた」途中出場した1年生は緊張から解放され、笑顔を取り戻した。

 川村英生監督(43)も「ラッキーボーイ。とにかく1点とるぞと送り出しました」。6回に4選手を一気に交代させたさい配が的中した。

 全員野球で劣勢をはねのけた。6点差を背負ってもベンチ内では「試合は終わっていない」と吉田圭佑主将(2年)がゲキを飛ばした。ナインはその声に励まされ、切れそうな集中の糸を何とかつなぎとめた。新チーム結成後、選手間ミーティングを毎日、重ねた。「仲間を信頼して後ろの打者につなぐこと。勝負所で逆方向への打撃など」(吉田主将)を確認。逆転勝利につながった。

 04年秋には、初出場の公立校ながら全道決勝まで進出し、旋風を巻き起こした。決勝で駒大苫小牧に敗れたものの、センバツ21世紀枠候補にも選出された。4年前の決勝で先発した高島和也投手(帝京平成大3年)の弟・航平(2年)が新チームのエースだ。ネット裏で兄の熱投を目に焼き付け、「僕も同じ高校で同じように活躍したい」と札幌藻岩への進学を決めた。

 この日は初戦の緊張からか序盤に6失点。だが、「7回に2点を取って、こちらに流れが来ていた。我慢すれば勝機があると思っていた」と5回以降は無失点に抑え、見事に立ち直った。

 4年前も強豪・北海学園札幌に2―1で勝利してから快進撃が始まった。「先輩たちと同じように、勢いに乗っていきたい」と八木橋。旋風の予感を漂わせた。

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広陵・中田、東海相模・角Jrがプロ志望届

日本高野連は4日、新たに「プロ志望届」を提出した選手を同連盟のホームページで公表した。

 今夏の全国選手権に出場した広陵(広島)の本格派右腕の中田廉投手、東海大相模(神奈川)からはプロ野球巨人などで活躍した角盈男氏を父に持つ角晃多内野手が提出した。

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