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2008年11月

2008年11月30日 (日)

東北高野球部、76日ぶり練習再開

部内の暴力行為で活動を自粛していた東北高野球部(宮城)が29日、同校グラウンドで練習を再開した。引責辞任した五十嵐征彦監督(32)に代わり、コーチから昇格した我妻敏新監督(26)の下、ナインが9月14日以来76日ぶりに白球を追った。

 午前8時半、55人の部員が整列。グラウンドに深々と礼をし、アップを開始した。我妻監督は「再び子供たちのユニホーム姿が見られた。全国制覇という目標にブレはないですが、野球以外の生活面でも全国の頂点を目指していく」と決意を語った。

 自粛中は校内や近隣の清掃など奉仕活動を続けてきた。さらに毎日、選手間ミーティングを開き再発防止を誓い合った。28日には五十嵐一弥校長(62)が「高校生の本分をまっとうし、東北野球部の原点に戻ろう」と訓示。部員一人一人に「責任と自覚」をテーマに決意書を記させた。

この日は五十嵐校長や我妻監督、主力選手を中心に初代監督の松尾勝栄氏の石碑に献花。春夏通算38度の甲子園出場を誇る名門が先人への誓いとともに再スタートを切った。

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2008年11月29日 (土)

関西在住者以外の就任は初めて、高野連新会長・奥島氏は遠距離通勤

日本高野連は28日、大阪市内で定例の評議員会を開き、第6代会長に奥島孝康氏(69)を選任した。脇村春夫前会長(76)は最高顧問に就任した。新会長の自宅は埼玉県で、関西在住者以外の就任は初めて。今後は週1度を基本に大阪市内の日本高野連に“出勤”する予定で、初の「遠距離通勤会長」が誕生した。

 会見では「会議のあり方も考えてもらう」とした新会長。高野連は従来、第1水曜に理事会、第3水曜に審議委員会を開いてきたが、新会長は早大で授業を持つなど多忙なため、12月は常任理事会を8日に、翌9日に審議委員会を開催する。「新システムづくりに努力したい」と意気込んだ新会長は、組織運営の変革から第一歩を踏み出した。

 ◆奥島 孝康(おくしま たかやす)1939年4月16日、愛媛県北宇和郡生まれ。69歳。宇和島東高から早大に進学し、1963年卒業。76年に早大法学部教授。ラグビー部部長を経て、94年から2002年まで早大総長を務める。現在は早大学事顧問・大学院法務研究科教授。98年、日本学生野球協会審査室委員となり、08年から同協会副会長。野球経験はなし。趣味はトレッキング。

 ◆その他の承認事項

 ▼2009年度全国大会 第81回センバツ大会を3月21日から12日間、第91回全国選手権大会を8月8日から15日間、第54回全国軟式選手権大会を同25日から5日間開催。

 ▼海外派遣、招待 6月11日から13日間、米ハワイ州選抜チームを招待し、親善試合を5試合。第8回アジアAAA選手権(8月25日から6日間、韓国)に関東選抜チームを、8月29日から12日間、選手権出場校から選んだ全日本選抜チームを米国に派遣。

 ◆その他の通達事項

 ▼ベースコーチのヘルメット着用義務付け 09年のシーズンインから。

 ▼雷発生時の対応 「金属バットを使用しないこと」としてきたが、試合を中断し天候の回復を待つ。

 ▼対外試合禁止処分上申の判断基準 08年6月の龍谷大平安(京都)の暴力事件では3年生のみでの出場を認めたが、今後も3年生部員の夏の選手権に限って救済する。不祥事に3年生部員が1人でも関与していれば救済対象にならない。

 ▼海外からの転入学生の大会参加者資格規定 当該校が事前に調査、確認し、入学許可前に生徒に説明、理解させる旨を、大会参加者資格規定に追加。

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ダルビッシュ似 最速146キロの慶応高右腕に熱視線

来春の甲子園大会で注目浴びる存在となるだろう。明治神宮野球大会で初優勝を果たした慶応高(神奈川)のエース、白村(はくむら)明弘投手は、出場確実な晴れ舞台へ向け「有頂天にならず。まず1勝」と話す。

 185センチ、73キロと細身ながら、右上手から独特のひじの使い方で繰り出す直球は最速146キロ。その体格と投球スタイルは、かつて甲子園でも人気となったダルビッシュ投手(日本ハム)にどことなく似ている。

 この秋、白村は腰痛に苦しんだ。秋の神奈川大会で6試合を1人で投げ抜き、関東大会も大半を投げた。その代償で筋膜炎を患った。関東大会以降はノースローで調整を進めた。明治神宮大会では初戦の準々決勝と準決勝は登板がなく、「投げたくて投げたくて仕方なかった」という。決勝の天理高(奈良)戦で、1点差に迫られた6回にようやく出番となった。「腰の痛みは気合でカバーした」と速球で押し、優勝の瞬間をマウンドで迎えた。ナインの祝福に、苦しい日々を思ったのか涙がこぼれていた。

 白村の帽子のつばには「世代最強」という文字が記されている。米大リーグで活躍する松坂投手(レッドソックス)の同期が「松坂世代」と呼ばれたように「いつかは“白村世代”と呼ばれるぐらい目標を高くしていきたい」と話す。
 「体を強くして、150キロを出せるようにしたい」。現実味十分の目標に違いない。

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ベースコーチもヘルメットの着用義務化

 日本高野連は28日、危険防止のため試合中はベースコーチにも打者用ヘルメットの着用を義務付けると発表した。練習試合を含め、来年3月以降から適用される。また第54回全国高校軟式野球選手権を来年8月25日から兵庫県の明石公園野球場などで行うと発表した。海外派遣事業としては来夏の全国選手権参加校から選抜チームを編成し、来年8月29日から9月9日まで米国で親善試合を実施。第8回アジアAAA選手権大会(来年8月25日開幕、ソウル)へは夏の甲子園に出場しない関東地区の選手による選抜チームを送る。

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2008年11月26日 (水)

窃盗、喫煙、賭け… 東海学園、1年間対外試合禁止

 日本学生野球協会は25日、審査室会議を開いて高校45件と大学2件の処分を決め、高校では部内暴力で部員8人が書類送検された東北(宮城)を、9月14日から6カ月の対外試合禁止とした。

 対外試合禁止は高校の計14校で、部員の窃盗や万引などがあった東海学園(愛知)は10月24日から1年間で、来夏と2010年春の甲子園大会の出場を目指すことが不可能になった。

 高校の指導者では部内暴力があったPL学園(大阪)の監督(当時)は8月18日から、智弁和歌山(和歌山)の監督(当時)は9月9日からそれぞれ3カ月の謹慎処分となった。

 対外試合禁止処分は次の通り

 ▼峰山(京都)8月28日―11月27日=部員の部内いじめ▼東山(京都)9月5日―10月4日=部員の部内いじめ▼沖縄水産(沖縄)9月9日―12月8日=部員の部内いじめ▼豊田大谷(愛知)9月5日―12月4日=部員の部内いじめ・暴力▼綾部(京都)9月1日―11月30日=部員の部内いじめ・暴力▼六郷(秋田)9月26日―12月25日=部員の部内暴力▼松戸秋山(千葉)9月10日―10月9日=部員の万引▼村野工・軟式(兵庫)9月10日―10月9日=軟式部員の強盗傷害▼東北(宮城)9月14日―2009年3月13日=部員の部内暴力▼東洋大牛久(茨城)10月17日―09年1月16日=部員の部内暴力・いじめ、喫煙▼杜若(愛知)9月15日―12月14日=部員の部内暴力・いじめ▼浦和実(埼玉)10月24日―09年1月23日=部員の喫煙・飲酒▼東海学園(愛知)10月24日―09年10月23日=部員の自転車窃盗・万引・窃盗・喫煙・賭けトランプ▼高島(東京)10月31日―11月30日=部員の賭けトランプ

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東北高は6か月の試合禁止

日本学生野球協会は25日、審査室会議を開いて高校45件と大学2件の処分を決め、高校では部内暴力で部員8人が書類送検された東北(宮城)を、9月14日から6か月の対外試合禁止とした。

 対外試合禁止は高校の計14校で、部員の窃盗や万引などがあった東海学園(愛知)は10月24日から1年間で、来夏と2010年春の甲子園大会の出場を目指すことが不可能になった。

 高校の指導者では部内暴力があったPL学園(大阪)の監督(当時)は8月18日から、智弁和歌山(和歌山)の監督(当時)は9月9日からそれぞれ3か月の謹慎処分となった。

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東北高は6か月の試合禁止

日本学生野球協会は25日、審査室会議を開いて高校45件と大学2件の処分を決め、高校では部内暴力で部員8人が書類送検された東北(宮城)を、9月14日から6か月の対外試合禁止とした。

 対外試合禁止は高校の計14校で、部員の窃盗や万引などがあった東海学園(愛知)は10月24日から1年間で、来夏と2010年春の甲子園大会の出場を目指すことが不可能になった。

 高校の指導者では部内暴力があったPL学園(大阪)の監督(当時)は8月18日から、智弁和歌山(和歌山)の監督(当時)は9月9日からそれぞれ3か月の謹慎処分となった。

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東北高は6か月の試合禁止

日本学生野球協会は25日、審査室会議を開いて高校45件と大学2件の処分を決め、高校では部内暴力で部員8人が書類送検された東北(宮城)を、9月14日から6か月の対外試合禁止とした。

 対外試合禁止は高校の計14校で、部員の窃盗や万引などがあった東海学園(愛知)は10月24日から1年間で、来夏と2010年春の甲子園大会の出場を目指すことが不可能になった。

 高校の指導者では部内暴力があったPL学園(大阪)の監督(当時)は8月18日から、智弁和歌山(和歌山)の監督(当時)は9月9日からそれぞれ3か月の謹慎処分となった。

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新監督に我妻コーチ…部内暴力の東北高

東北高(仙台市)は25日、野球部の不祥事により五十嵐征彦監督、小沢洋之部長の辞任と、我妻敏コーチ(26)の監督昇格、河西利明副部長の部長就任を発表した。同校は部内暴力で部員8人が書類送検され、同日に開かれた日本学生野球協会審査室会議で6カ月の対外試合禁止処分を受けた。

 我妻新監督は同校OBで、1999年春の選抜大会に出場し、3年では主将を務めた。

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2008年11月20日 (木)

高校は慶応が初優勝 明治神宮野球大会最終日

明治神宮野球大会最終日は19日、神宮球場で決勝を行い、高校の部は慶応(関東)が34年ぶりに出場の天理(近畿)を8-6で下して初出場優勝を飾った。

 慶応が優勝したため、来春の選抜高校野球大会では「神宮大会枠」として、関東地区の出場枠が1つ増える。

 慶応は6-6の8回に2点を勝ち越し、逃げ切った。

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白村締めた!慶応92年ぶり快挙/神宮大会

第39回明治神宮大会最終日(19日、神宮)“陸の王者”が92年ぶりの快挙!! 高校決勝は慶応(関東)が天理(近畿)を8-6で破り、初出場初優勝。全国規模の大会では1916(大正5)年夏の選手権以来の日本一となった。来春のセンバツ(3月21日開幕、甲子園)の「明治神宮枠」は関東地区に与えられた。大学決勝は東洋大(東都)が東北福祉大(北海道・東北)に3-2で競り勝ち、2年連続2度目の優勝。史上4校目(5度目)の大学4冠を達成した。

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慶応 日替わりヒーローで88年ぶり決勝

 【慶応6-0鵡川】全国大会では20年夏の甲子園準V以来、88年ぶりの決勝進出。「2・26事件(36年)より前の話でしょ?想像もつかない」と上田監督は苦笑いしたが、エース白村を腰痛で欠く中、日替わりヒーローの出現に笑いが止まらない。この日の主役は1年生右腕の滝本だ。公式戦初先発もフォークを見せ球に6安打完封。初戦で2失点完投した明に「今度は“オレがやる“と言ったんです」と胸を張った。アジアシリーズでMVPに輝いたOBの西武・佐藤から「(優勝を)獲れるチャンスは獲らないとダメっすよ」と激励された指揮官。創立150年の記念イヤーに花を添える快挙はすぐそこだ。

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鵡川、収穫一敗 春に投手王国の予感…明治神宮野球大会

◆明治神宮野球大会第4日 ▽高校の部・準決勝 慶応6―0鵡川(18日・神宮球場) 本道代表の鵡川は0―6で慶応(関東・神奈川)に敗れ、05年の駒大苫小牧以来、道勢3年ぶりの決勝進出はならなかった。3試合連続先発のエース・西藤昭太(2年)は5回5失点で降板したが、柳田恭平、石井克幸(ともに2年)の救援陣が計3回1失点と奮闘。投手王国づくりへ土台をつくった。3戦37安打と全国の舞台で暴れ回った鵡川ナインは、来春のセンバツへ課題と収穫を手に帰道する。

 背番号1のプライドが背中を押した。西藤は疲労と右ひじ痛をこらえて3試合連続となる先発マウンドに登った。「腕全体が震えていた。集中もできていなかった…」最速145キロを誇る右腕もこの日は130キロ台半ばが精いっぱい。志願の登板も慶応打線に痛打され、5回5失点で降板した。

 2年生5投手を擁す鵡川。エースの後ろ姿に奮起した。2番手として左翼から柳田が向かった。今大会初、公式戦3試合目の登板に燃えた。141キロを計測した速球とフォークを披露。「もっともっとコントロールをつけなくては通用しない。真っすぐも右前に運ばれた」押し出し四球を与え1点失ったが、2イニングのマウンドは課題と収穫をくれた。続く石井も自己最速タイの140キロをマーク。1回2奪三振無失点の好リリーフで意地をみせた。

強打の陰に隠れがちだが、「投手陣は過去にないレベルの高さ」と佐藤茂富監督(68)は期待を寄せる。来春のセンバツ、そして夏へとつながる投手王国づくりへ確かな礎を築いた大会になった。

 最後まで全力疾走を貫いた。関東王者・慶応に完封負け。だが、悔しさを浮かべるよりも先に、鵡川ナインはすがすがしく本塁前に整列した。3戦37安打のシシャモ打線も神宮の舞台で強烈なインパクトを残した。「相手は9人がひとつの組織になっていた。スキのないチームと試合ができてよかった。練習し直します」と西藤。充実のひと冬を越してセンバツで大暴れする。

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2008年11月19日 (水)

東洋大と東北福祉大で決勝 高校は初V懸け慶応-天理

明治神宮野球大会第4日は18日、神宮球場で準決勝を行い、大学の部は2連覇を狙う東洋大(東都)と東北福祉大(北海道・東北)が決勝で顔を合わせることになった。高校の部は慶応(関東)と天理(近畿)がともに初優勝を懸けて対戦する。

 ことしの全日本大学選手権覇者の東洋大は立命大(関西一)に3-1で競り勝った。東北福祉大は2年連続準優勝の早大(東京6大学)に延長10回、1-0でサヨナラ勝ちした。

 初出場の慶応は滝本が6安打に封じ、鵡川(北海道)に6-0で快勝。天理は西条(四国)に延長12回、4-3でサヨナラ勝ちした。

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慶応高と天理が初の決勝進出/明治神宮大会

明治神宮野球大会は18日、高校の部の準決勝2試合を行い、慶応(関東)と天理(近畿)が決勝進出を決めた。

 両校とも決勝進出は初。

 慶応は1年生の瀧本が好投し、鵡川(北海道)に6-0で勝ち、天理は延長十二回、西浦が中前に適時打を放ち、西条(四国)を4-3で下した。

★サヨナラで天理、決勝進出

 天理が九回に2点差を追い付き、延長十二回にサヨナラ勝ちで決勝進出を決めた。

 殊勲の決勝打を放った西浦は「スタンドから『サヨナラ男』と言われて、決めてやるぞと思った」と西条の好投手秋山の直球を中堅に安打した。

 継投策も決まった。3失点の先発中山を五回から継いだ沼田、田渕が無失点。森川監督は「3人そろって1人のエース。(決勝も)元気よくやってもらいますよ」と上機嫌だった。

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天理コールドで突破…明治神宮野球大会

◆第39回明治神宮野球大会 第3日 ◇高校の部 ▽準々決勝 中京大中京1―9天理(17日・神宮、神宮第二)天理が4回に打者11人の猛攻で7得点。7回コールドで初戦突破を果たしたした。4回に2点適時打を放った9番・立花允夫(まさお、2年)は今春のセンバツではスイッチヒッターだったが、夏から秋の近畿大会まで右打者に専念していた。しかし、この日は4打席すべて左打席に入り3打数2安打2打点。「右で全然打てなくて『左で打ちたいなあ』と思っていたら、監督からも『左で打て』と言われました」と“転向”は大成功だった。

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2008年11月18日 (火)

西条、鵡川などが準決勝へ 明治神宮野球大会第3日

明治神宮野球大会第3日は17日、神宮球場などで準々決勝を行い、高校の部は西条(四国)鵡川(北海道)天理(近畿)、大学の部は立命大(関西一)東北福祉大(北海道・東北)が準決勝に進んだ。

 初出場の西条は清峰(九州)との打撃戦に12-8で勝ち、鵡川は国士舘(東京)を6-3で下した。天理は中京大中京(東海)を9-1の7回コールドゲームで圧倒した。

 立命大は藤原正が常磐大(関東二)を1安打完封して、4-0で快勝。東北福祉大(北海道・東北)は桑鶴が創価大(関東一)を1安打に封じて、3-0で勝った。

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鵡川の韋駄天、阿部康が大活躍!/神宮大会

明治神宮野球大会第3日は17日、神宮球場などで準々決勝を行い、高校の部は鵡川(北海道)が準決勝に進んだ。

 鵡川は国士舘(東京)を6-3で下した。

 鵡川の阿部康は4打数3安打2打点。チームに勝利を引き寄せた。

 俊足の6番打者は「東京一のチーム相手に、自分が打ててよかった」と大喜び。この日は計3盗塁。一回には右前打で出ると二盗、三盗と足でかき回し「自信がついた」と話した。準決勝の相手は慶応。佐藤監督は「勝つなんてとてもとても」と苦笑するが、阿部康は「積極的に足を使う」と次も韋駄天ぶりを発揮するつもりだ。

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西条、計29安打の乱打戦制し4強/神宮大会

明治神宮野球大会第3日は17日、神宮球場などで準々決勝を行い、高校の部は西条(四国)が準決勝に進んだ。

 初出場の西条は清峰(九州)との打撃戦に12-8で勝った。

 西条が計29安打の乱打戦を制した。清峰に5点を先行されたが、五回に6連打などで一挙に同点。6-6の九回に再び打線がつながり6点を挙げた。

 九回の大量点を呼び込んだのは勝ち越し2点二塁打の徳永。「それまで凡退していたので、打って流れをつかみたかった」と満足げだ。初出場で4強入りの田辺監督は「ここまで来たら日本一を意識して、達成したい」と力強く話した。

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鵡川5レンジャーが国士舘斬る!…明治神宮野球大会

シシャモ投手陣“5レンジャー”が絶好調だ。明治神宮大会の初戦を突破した鵡川は16日、東京・明大グラウンドで17日の国士舘(東京)戦を前に約2時間の最終調整を行った。ブルペンでは最速145キロ右腕・西藤昭太、清里中時代に全道優勝を経験した石井克幸(ともに2年)ら全5投手が先発を猛アピール。佐藤茂富監督(68)は「当日朝に起きてから考える」と決戦へうれしい悲鳴を上げた。

 燃え上がるライバル心でブルペンが熱気に包まれた。鵡川の誇る全5投手が力の入った投球で国士舘戦の先発を猛アピール。初戦8回5失点降板の雪辱を期すエース右腕・西藤は「もちろん次も僕が投げる」とマウンドを譲る気はない。

 清里中時代に全道優勝を経験した石井は初戦で自己最速の140キロをマーク。MAX142キロの速球とフォークが武器の柳田恭平(2年)は「神宮で投げる準備は整っている」。唯一の左腕・阿部康平、高地紘平(ともに2年)もキレのある変化球と135キロ前後の速球で周囲の目を奪った。佐藤監督は「過去、こんなレベルの高い投手陣はなかった。先発は当日朝に起きてから決める」とうれしい悲鳴をあげた。

 先輩投手の存在も心強い。この日の練習では03年神宮大会に出場したOBの成田隼人(明大3年)が激励に訪れた。汗を流す後輩をみつめ「うれしいし、懐かしい気持ちになる」と感慨深げ。続けて「全国にどんな相手がいるのかを知っておくのはプラスになる。この大会の経験はセンバツ甲子園に必ず生きてくる」とエールを送った。

02年センバツ出場時のエース・鬼海将一さん(24)=尽誠学園コーチ=も香川から駆けつけ、裏方として練習をサポートした。

 心強いバックアップを受けた鵡川は上り調子。シシャモ投手陣“5レンジャー”の激しい競争もチームに勢いをもたらす。「層が厚いので安心して投げられる」と西藤。ライバルたちとの相乗効果で5年ぶりの4強入りを狙う。

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光星学院・下沖、センバツへ猛デモ146キロ!

第39回明治神宮野球大会第2日(16日、神宮球場)初出場の光星学院(青森)が慶応(神奈川)に2-4で敗れた。先発した下沖勇樹投手(17)=2年=は、5安打4失点完投で自己最速を1キロ更新する146キロの快速球をマーク。高校球児として初となる全国レベルの大会で初戦敗退したが、東北NO.1右腕の存在を誇示した。前日(15日)に初戦を突破した東北福祉大(宮城)は、17日第4試合(4時予定)の準々決勝で創価大(東京)と対戦する。

初めて立った神宮のマウンドで、下沖の右腕がしなった。立ち上がりの一回無死で、1番の佐藤旭遊撃手(1年)にカウント1-1から投じた3球目。二ゴロに打ち取った直球は、電光掲示板で146キロを表示した。

 「スピードは意識していませんが、ベンチに戻ってきてチームメートに言われて気づきました。うれしかったです」

 自己最速を1キロ更新する146キロは、初戦敗退した悔しさの中で、今後の励みになる大きな収穫だった。三回一死の場面でも再びマーク。東北NO.1右腕の面目躍如だ。

 だが、チームは2-4で涙を飲んだ。下沖は二回一死三塁で、6番の荒川健生外野手(2年)に先制の投前適時打を浴びた。二、三回に2点ずつ奪われ、立ち直った四回から八回まで無安打に抑えたが、5安打4失点完投の末に敗れ去った。

 今秋の東北大会で優勝し、高校で初めて臨んだ全国レベルの大会は「すごいなぁと思いました。東北大会では自信のあるボールで打ち取れましたが、きょうは当てられてしまいました」(下沖)と東北地方との違いを痛感。持ち味の直球とフォークを弾き返され、痛恨の適時打を食らった。

 課題は山積。下沖は冬場の練習で「自分自身の技術を磨いて、今度は絶対に打たれない気持ちで投げたいです」と一層のレベルアップを図る。

 バックネット裏で視察した広島の近藤芳久東北・北海道担当スカウトは「ピッチングがうまいです。打者のタイミングをはずすところで、緩急をうまく使っています」と球速だけでなく、投球術も高く評価した。

 光星学院にとって3年ぶり4度目となる来春のセンバツ甲子園出場は、ほぼ確実視されている。福岡中(岩手)3年時、全国中学校軟式野球大会で優勝投手になった下沖は、来年3月に初めて立つ甲子園のマウンドで、もうひとまわり成長した雄姿を披露する。

下沖勇樹(しもおき・ゆうき)
 1991(平成3)年9月8日、岩手県二戸市生まれの17歳。投手。中央小4年の時、堀野ボーイズで野球を始める。当初は三塁手。福岡中1年から投手となり、3年時に全国中学軟式野球大会優勝。光星学院では1年春から公式戦ベンチ入り。1年秋からエース。2年夏の青森大会準優勝、今秋の青森大会と東北大会優勝。1メートル78、75キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄、妹。

★守備が乱れて…

 光星学院は4失策と守備で乱れた。榎本直樹遊撃手(2年)、小野寺翼一塁手(2年)が2失策ずつ。打線は散発3安打で慶応・明大貴投手(1年)を攻略しきれなかった。秋季東北大会優勝のキーマンとなった小野寺は「自分たちは守り抜いて攻めるチームなんですが…。負けて得たことをセンバツ(甲子園)に生かしたいです」と雪辱を誓った。

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光星・下沖146キロデビュー!…明治神宮野球大会

◆明治神宮野球大会第2日 ▽高校の部・準々決勝 慶応4―2光星学院(16日・神宮) 高校の部で、プロ注目右腕、光星学院(青森)の下沖勇樹(2年)が自己最速の146キロをマークした。関東王者の慶応(神奈川)に2―4で惜敗も、自身の最速記録を1キロ上回る速球を2度、披露。岩手・福岡中3年の時、全国中学校軟式野球大会(全中)優勝の実績を持つ快速右腕が初の全国舞台で実力の片りんを見せつけた。17日は大学の部準々決勝で、東北福祉大が創価大(東京)と対戦する。

 雨を吹き飛ばす勢いで、下沖が、右腕を振る。1回裏、慶応の先頭打者・佐藤に投じた2球目だ。二塁ゴロに仕留めた渾(こん)身のストレート。スコアボードには、はっきりと「146キロ」という数字が表示された。

 「スピードは気にしていなかったけど、ベンチに戻って、仲間に言われた。うれしかった」これで勢いづいた右腕は3回にも146キロを記録。みちのく最速右腕の前評判が本物だったことを初の全国舞台で証明した。

 朝から降り続く雨の中の試合。味方も3回に3失策を犯すなど、集中が難しい試合だった。3回までに5安打4失点。序盤から関東王者を勢いづかせてしまった。

 その後は無安打ピッチングで完投も「初めての人工芝でのプレー。エラーはあると思っていた。ぼくが序盤に力んでしまった」と敗戦の責任を背負ったエース。東北大会では相手をねじ伏せることができた直球とフォークを慶応打線に痛打された、その姿に「もっと内角球を使えれば…。まあ、弱いということが分かったことが収穫」と金沢成奉監督(41)。あえて手厳しい評価で奮起を促した。
 それでも、全中優勝投手の抜群の素質は、プロも認めるところ。「見るたびに成長している。体が大きくなれば楽しみな選手になる」と、スタンドに足を運んだ巨人・大森剛スカウト。「ボールの威力を磨いてセンバツでは打たれないようにしたい」と、さらなる大舞台でのリベンジを誓った下沖。来春、甲子園のマウンドに立ったときにこそ、成長した姿を見せつける。

 ◆下沖 勇樹(しもおき・ゆうき)1991年9月8日生まれ、岩手県二戸市出身。17歳。小4の時、軟式の「堀町ボーイズ」で野球を始める。福岡中時代は軟式野球部に所属。2年で県大会3位、3年でエースとして全国優勝。光星学院では1年春からベンチ入り。家族は両親と兄と妹。180センチ、75キロ。右投右打。A型。

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鵡川主砲柳田登板志願/明治神宮大会

明治神宮野球大会に出場している鵡川(北海道地区代表)は17日第2試合(11時開始)で国士舘(東京地区代表)と対戦する。4強進出に向け、投手としても最速142キロを誇る主砲・柳田恭平左翼手(2年)が登板を熱望した。

 「初戦は打撃でアピールできたが、投手としてもアピールしたい」。マウンドに懸ける思いは本物だ。様似中時代は投手だったが、高校入学後の公式戦登板はわずか2試合。今大会初戦の日本文理(北信越地区代表)戦では左翼ソロを含む5打数3安打も、左翼から見るエース西藤昭太(2年)の姿がまぶしかった。

 メンバー18人中、投手は5人で、全員が最速135キロ以上をマークする。初戦は西藤と石井克幸(2年)で継投したが、佐藤茂富監督(68)も認める層が厚い投手陣は、各自が登板機会をうかがっている。柳田も同じだ。この日は13日に東京入りしてから初めてブルペン入りし、変化球を交えた30球を投げ込んだ。

 「いずれの投手も登板機会があるだろう」と佐藤監督。展開によっての“投手・柳田”起用も想定内だ。「投げられたら球速にはこだわりたい」と柳田。勝利はもちろん、自己最速マークも胸に秘め出番を待つ。

 ≪03年出場OB成田氏激励に≫練習場所の明大グラウンドに、前回(03年)の出場時に1年生ながら2試合とも先発した成田隼人さん(明大3年)が駆けつけた。右ひじを痛めて今秋リーグ戦は登板がなかっただけに「後輩の活躍を刺激にしたい」と話した。成田さん自身は神宮大会で細かな制球力の大切さを痛感し、翌年のセンバツに生かした。「全国のチームがどういう力を持っているか感じられればプラスになる」と後輩の成長を願った。

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2008年11月16日 (日)

鵡川・西藤、変化球“解禁” 秋季全道決勝95球すべて直球…明治神宮大会15日開幕

秋の全道王者がいざ出陣!! 明治神宮野球大会に出場する鵡川は14日、東京・明治神宮で開会式に臨んだ。15日の北信越王者・日本文理(新潟)との初戦を前にこの日午前、神奈川・横須賀スタジアムで約2時間、最終調整。最速145キロ右腕・西藤昭太(2年)は、秋季全道決勝で封印していた変化球を“解禁”。ブルペンで気持ちを込め30球投げた。過去の全国大会初戦は3戦3勝。力強いデータも味方につけたシシャモ打線が大舞台に立つ。

 エースがついに変化球の封印を解いた。甲高いミットの音がブルペンに響きわたる。鋭く曲がり落ちる1球1球を最終確認。納得の30球に西藤は「もう大丈夫。楽しみながらテンポ良く自分らしいピッチングをしたい」と手応えの口ぶりだ。

 最速145キロの直球に加え、カーブ、スライダー、シンカーを操る。だが、秋季全道では投げ込み不足から大会中に疲労が蓄積。「腕のスタミナがなくなった」(西藤)準決勝の駒大岩見沢戦では2回6失点降板した。決勝前には佐藤茂富監督(68)から「変化球は1打者につき1球まで」と苦言を呈された。その言葉に奮起したエースは、決勝での95球すべてを直球で押し通す超強気な攻めで、3度目のセンバツ出場に当確ランプをともした。大会後はその反省を生かし、3勤1休で150~200球の投げ込みを続けてきた。

 ブルペン後方から見守った佐藤監督は「順調でないかな。カーブとスライダーがいい。本人も(先発が)自分だっていう固い決意みたいだ。オレも背番号1をやったからな」とチームの命運を託す。

 力強いデータも味方につける。02年のセンバツ初出場以来、過去3度の全国大会初戦の勝率は100%。「変化球は試合で投げます。インコースをどんどん突く、強気の攻めも変わりません。ただ出場するんじゃなく優勝したい」と西藤は固い決意を口にした。自信を手に封印を解き、いざ決戦のマウンドに登る。

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慶応が光星学院を下す/明治神宮大会

 明治神宮野球大会第2日は16日、神宮球場で高校、大学の部の準々決勝3試合を行い、大学の部は東洋大(東都)と早大(東京六大学)、高校の部は慶応(関東)が準決勝に進んだ。前回覇者の東洋大は近大工学部(四国・中国)に6―0で快勝。早大は斎藤佑が先発し、3―2で福岡大(九州)に競り勝った。初出場の慶応は1年生右腕の明が光星学院(東北)を3安打に抑え、4―2で勝った。高校の部の天理(近畿)―中京大中京(東海)は雨のため17日に順延された。

 慶応は2回に荒川の適時内野安打とスクイズで2点を先制。1点差とされた3回には渡辺の適時二塁打と白村の犠飛で2点を加え突き放した。先発した1年生右腕の明は3安打に抑え1失点完投。光星学院は力投したエース下沖を援護できなかった。

 また、第1試合で行われる予定だった高校の部、天理(近畿)―中京大中京(東海)は雨のため中止となり、17日の第1試合(午前8時30分)に順延された。17日の第1試合に予定されていた清峰(九州)―西条(四国)は同日の午前9時から神宮第二球場で行われる。

 1年生右腕の好投で慶応が4強に一番乗り。腰痛で不安を抱えるエース白村に代わって先発した明が、散発3安打に抑えて最後まで流れを渡さなかった。

 140キロ超の直球に加え、2日前に覚えたというスプリットを駆使してバットの芯を微妙に外した。初完投の背番号11は「みんなの支えで勝てた」と控えめに喜んだ。

 上田監督は「兄貴分の慶大もやってるし、神宮では負けられない」と大会初勝利に気をよくしていた。

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伊予のゴジラだ!西条・秋山が3安打完封…明治神宮野球大会

◆第39回明治神宮野球大会 西条2―0倉敷工(15日・神宮)高校の部では“伊予のゴジラ”が全国デビューを飾った。西条(四国)の4番、通算30本塁打の秋山拓巳(2年)は一発こそ出なかったものの、エースとして散発3安打完封の力投を見せ、準々決勝に進出した。

 本州初上陸の“伊予のゴジラ”は、バットではなくマウンドで猛威を振るった。2点リードの9回2死。西条・秋山はフルカウントから右腕を振り抜き、この日最速の140キロ。「球速が落ちて来てるぞと相手にヤジられたので、思い切り投げました」低く外れ、無四球完封&2ケタ奪三振には届かなかったが、後続を仕留めて完封した。

 187センチ、93キロの四国の怪物は、打っても高校通算30本塁打。この日は1安打だったが、巨人・織田スカウトは「体が大きいし、投打ともにひと冬越した来年のセンバツが楽しみ」と期待した。「大舞台で150キロを出したいし、次は自分のバッティングもしたい」来春のセンバツを前に、まずは神宮を制圧する。

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来秋ドラフト候補 秋山ヤジに燃えた完封

 愛媛の西条の来秋ドラフト候補、1メートル86、93キロの大型右腕・秋山が3安打9奪三振で完封。初出場で初戦を突破した。最速145キロの直球はこの日は130キロ台前半と制球重視も、倉敷工ベンチから「球速が落ちている」とヤジられるとギアを入れかえ9回には140キロをマーク。「変化球の切れはなかったけどヤジで燃えました。大舞台で150キロを出したい」と意気込んだ。打っても4番で高校通算30発だが、こちらは4打席で右中間二塁打1本。阪神の中尾スカウトは「体が大きいし、投打ともに一冬越えての成長が楽しみな選手」と評価していた。

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鵡川 全員安打11点爆勝

今秋の全道大会覇者・鵡川(北海道地区代表)が日本文理(北信越地区代表=新潟)を11―6で破り、準々決勝進出を決めた。3点を先制された直後の2回に森泰一主将(2年)の左翼2ランで反撃ののろしを上げ、先発全員の18安打、11得点は同大会の道勢最多得点となった。鵡川は17日第2試合(11時開始)で国士舘(東京地区代表)と対戦。道勢として05年の駒大苫小牧以来3年ぶりの4強入りを目指す。

 主将のひと振りが打線に火をつけた。3安打に3失策で3点を先制された直後の2回裏無死一塁。森が1ボールからの2球目、真ん中に入ってきたカーブを左翼スタンド中段に叩き込んだ。本塁打を確認後も全力疾走のスピードを緩めることなく1メートル76、103キロの体を揺らして生還した森は「風のうわさで変化球投手と聞いてカーブを張っていた。打線のいいきっかけになってよかった」としてやったりの表情。打者10人での5点で一挙に逆転。3イニングで10点を奪い、日本文理を突き放した。

 特別な対策は立てなかったが、チーム打率・310をマークした全道大会後もシーズン中と変わらぬ全選手1日1000スイング目標の打撃練習を継続してきた。秋が深まり屋外での練習時間は短くなった。しかし、ティー打撃主体の室内練習場での夜間自主練習では、通常の重さ約1キロのバットと3キロ余りの鉄バットを15球ずつ交互に使って振り込む選手もいた。地道に続けた取り組みも大舞台で結果を生んだ。

 4回に左翼ソロを放った4番柳田恭平(2年)は「神宮で1本打ちたかった。本番でこれぐらい打つのが鵡川」と話した。終わってみれば先発全員の18安打で神宮大会道勢史上最多の11得点と全国舞台で打線の力を実証。日本文理先発・伊藤直輝(2年)は「カーブでかわそうと思ったが甘かった」と脱帽した。

 打線爆発の半面、慣れない人工芝に緊張感が重なり3失策がすべて失点につながっただけに「きょうはそれなりに反省してもらわないと」と佐藤茂富監督(68)は守備面での奮起を促した。「楽しくなってきた。1試合1試合大切に戦いたい」と森主将。この1勝で満足できない。さらなる高みを目指し、次戦も真っ向勝負を挑む。

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鵡川爆勝18安打11点 森本反撃弾からイッキ逆転…明治神宮野球大会

◆明治神宮野球大会第1日 ▽1回戦 鵡川11―6日本文理(15日・神宮) 本道代表の鵡川が、11―6で北信越王者の日本文理(新潟)を退け2回戦に進出した。3点を追う2回、5番・森泰一主将(2年)の左中間2ランが反撃ののろし。4回には4番・柳田恭平(2年)の左翼ソロも飛び出すなど、シシャモ打線が先発全員の18安打で鮮やかに逆転勝利を飾った。2回戦は17日、全国4強の座をかけて国士舘(東京)と対戦する。

 主将の一撃が試合の流れを変えた。3点を追う2回無死一塁、5番・森が甘く入ったカーブをとらえると、打球は左中間最深部に突き刺さった。「前の打者に変化球が多かったので、狙っていた」ダイヤモンドをダッシュで駆け抜ける全力疾走野球を実践すると、ベンチでようやく息をついた。この本塁打が反撃ののろしとなり、8番・岩谷が左前同点打、2番・宮本の三塁前への適時内野安打で勝ち越した。

 最悪の立ち上がりだった。2回に3失策から3点を献上。ミスで先手を許し、佐藤茂富監督(68)が「オレはもう(試合を)やめるぞ!!」と激怒。その言葉に目覚めた。森主将は「点を許したのは自分も絡んでのこと。西藤に申し訳なかった」とエースを気遣い、逆転劇を振り返った。

 美声も勝利をアシストした。緊張感漂う試合前の控室。佐藤監督の指名で山田順也(2年)が、ゆずの名曲「栄光の架橋」を独唱。秋季全道決勝以来の“儀式”が緊張感をほぐし、これまでの過酷な練習を思い出させた。

 「あの歌でリラックスできた」と4番・柳田は4回に左翼ソロを放ちダメ押し。シシャモ打線は先発全員18安打11得点で北信越王者を圧倒した。

 これで鵡川は02年のセンバツ初出場以来、全国大会の初戦は4戦4勝。それでも、佐藤監督は手綱を緩めない。「6回以降は負け試合。反省が身にしみているはずだ」次は国士舘戦。どこが相手でも迷わずに勝ち進めばいい。

 ◆濃霧で飛行機遅延 応援団100人ハイライト見られず
  ○…約100人の鵡川高校応援団がとんだハプニングに見舞われた。試合当日、午前7時半発の航空機で東京入りするはずだったが、濃霧のため遅延。1時間45分遅れで新千歳空港を飛び立ったものの、神宮球場に到着したころには試合は6回表だった。元PTA会長の伊東範充さん(59)=会社役員=は「いいところを見ることができなかった…。でも勝ったからよし」と2回戦の奮闘に期待していた。

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慶応、1年生右腕の好投で4強/神宮大会

明治神宮野球大会第2日は16日準々決勝を行い、高校の部は慶応(関東)が準決勝に進んだ。

 初出場の慶応は1年生右腕の明が光星学院(東北)を3安打に抑え、4-2で勝った。

 天理(近畿)-中京大中京(東海)は雨のため17日に順延された。 1年生右腕の好投で慶応が4強に一番乗り。腰痛で不安を抱えるエース白村に代わって先発した明(みょう)が、散発3安打に抑えて最後まで流れを渡さなかった。

 140キロ超の直球に加え、2日前に覚えたというスプリットを駆使してバットの芯を微妙に外した。初完投の背番号11は「みんなの支えで勝てた」と控えめに喜んだ。

 上田監督は「兄貴分の慶大もやってるし、神宮では負けられない」と大会初勝利に気をよくしていた。

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2008年11月15日 (土)

鵡川、横須賀スタジアムで人工芝克服…明治神宮大会15日開幕

明治神宮野球大会高校の部に出場する本道代表の鵡川が13日、関東入りした。午後から神奈川・横須賀スタジアムでさっそく練習を開始し、入念なノックで人工芝対策に乗り出した。気温19度の晴天の下、佐藤茂富監督(68)は「元気も天気もいい」と順調な調整ぶりに満足顔。鵡川は14日に開会式に臨み、15日第2試合(午前11時試合開始予定)で北信越王者の日本文理(新潟)と対戦する。

 備えあれば憂いなし。鵡川が決戦の地・神宮球場の人工芝対策に乗り出した。横浜ベイスターズの2軍「湘南シーレックス」の本拠地・横須賀スタジアムで、午後から約2時間の調整。68歳の佐藤監督がノックバットで途切れなく野手陣に鋭い打球を浴びせた。

 土とは違う慣れないグラウンド。バント処理ではエース右腕・西藤昭太(2年)が人工芝に足をとられ、右足首をひねりそうになる場面も。「(スパイクの)ツメが引っかかった。いい勉強になりました。これから気をつけないと」周囲は冷や汗をかいたが、幸い大事には至らず。指揮官も「オレも気をつけてノックしたよ」と胸をなでおろした。

今季から神宮球場は天然芝に近いロングパイル人工芝に張り替わった。選手も注意深く守りについた。左翼守備についた柳田恭平(2年)は「ボールの跳ね方が土とは違うので難しい。バウンドを待っていると、頭上を越される。きわどい打球は前に突っこもうと思う」。森泰一主将(2年)は「内野手は体でしっかり打球を止め、外野手は一歩目が大事になってくる。いつも以上に基本に忠実な捕り方をする」と決戦へ万全を期す。

 この日は天も味方につけた。気温19度まで上昇した晴天下での調整に「動きもさることながら、元気も天気もいい」と佐藤監督はご機嫌。鵡川が全力疾走にと掲げる「元気、本気、一気」に天気も加えた“四気野球”で15日の日本文理戦に臨む。

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2008年11月14日 (金)

夏の甲子園 来年は8月8日開幕

 日本高野連は13日、来夏の第91回全国選手権大会を8月8日から15日間、甲子園球場で開催すると発表した。今夏は記念大会のため55校だった出場校は、第89回大会と同じ49校(北海道は南北、東京は東西の各2校)に戻る。組み合わせ抽選会は8月5日に行われる。

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2008年11月13日 (木)

東北高は対外試合禁止処分 高野連の審議委員会

日本高野連は12日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、部内暴力などで部員8人が書類送検された東北(宮城)など6校に対し、有期の対外試合禁止処分を決めた。日本学生野球協会審査室(25日開催予定)に上申されて正式に処分が決まる。

 また、下級生部員に暴行するなどして7人の部員が家裁送致された龍谷大平安(京都)については、家庭裁判所の判断が出た後に審議される。

 上申案件は次の通り。(肩書は当時のもの)

 【対外試合禁止】茨城・東洋大牛久▽東京・高島▽愛知・杜若▽埼玉・浦和実▽愛知・東海学園▽宮城・東北 【謹慎】福井・北陸の部長=部員の自転車窃盗の報告遅れ▽静岡・韮山の監督=部内暴力▽三重・木本の監督=部内暴力▽山口・柳井学園の部長=部内暴力、報告遅れ

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2008年11月12日 (水)

打倒慶応!光星学院・下沖、全国デビューへ

慶応撃破だ! 第39回明治神宮野球大会(11月15日開幕、神宮)に初出場する光星学院(青森)の下沖勇樹投手(2年)が、高校での全国デビューとなる11月16日の慶応(神奈川)戦に武者震い。

 福岡中(岩手)3年時、エース兼4番で2006(平成18)年8月の全国中学軟式野球大会優勝。今年10月の秋季高校野球東北大会を制したMAX145キロ右腕は“当たって砕けろ”の玉砕覚悟で、陸の王者に挑みかかる。

投げるのはもちろん、行ったことすらない学生野球の聖地。東北No.1右腕の下沖が、神宮初登板に思いをはせた。

 「神宮に出てくるチームはどこもトップクラスです。当たって砕けろの精神で、チーム全体で絶対に勝つつもりです」

 光星学院の対戦校は、11月2日の組み合わせ抽選会で関東地区代表校となり、5日の関東大会決勝で習志野(千葉)を下した慶応に決まった。

 今年の甲子園に春夏連続出場を果たし、夏に8強入りした全国区の強豪校。新チームはMAX146キロ右腕の白村明弘投手(2年)を擁する。

 10月14日に早々と東北大会優勝を決め、明治神宮野球大会まで1カ月の期間があった。金沢成奉監督(41)は「燃え尽き症候群の時期がありました」とチームの手綱を引き締めながら、全国レベルを想定した密度の濃い練習を続けてきた。

 11月7日に青森県八戸市から仙台入り。下沖は8、9日の練習試合に登板した。8日の仙台育英(宮城)戦は途中登板で5回2/3を1安打無失点。9日の盛岡大付(岩手)戦は先発し、2安打1失点完投。チームは盛岡大付を11-1で下し、いい状態で神宮に備えた最後の練習試合を締めた。

 選手は9日夜、巨人対西武の日本シリーズ第7戦をテレビ観戦。光星学院の先輩にあたる巨人・坂本勇人内野手(19)のシリーズ初本塁打を目に焼きつけ「自分もいつかは、ああいう大舞台でプレーしたいと思うようになりました」(下沖)と発奮材料に変えた。

 10日からは仙台市民球場などで4日間の練習。13日夜に埼玉入りし、大会開幕前日の14日に上京して軽く調整する。下沖はもちろん、左腕の六埜(ろくの)雅司投手(2年)と右腕の小林寛投手(2年)も調子を上げてきた。来春のセンバツ甲子園に、3年ぶりの出場を当確させている光星学院。下沖はひと足早く、全国の舞台で快腕を披露する。

下沖 勇樹(しもおき・ゆうき)
 1991(平成3)年9月8日、岩手県二戸市生まれの17歳。投手。中央小4年の時、堀野ボーイズで野球を始める。当初は三塁手。福岡中1年から投手となり、3年時に全国中学軟式野球大会優勝。光星学院では1年春から公式戦ベンチ入り。1年秋からエース。1メートル78、75キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄、妹。

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2008年11月 9日 (日)

光星投手陣、仙台育英と引き分け…明治神宮大会へ順調

15日開幕する明治神宮野球大会に出場する光星学院(青森)が8日、宮城・仙台育英高グラウンドで同校と練習試合を行い、9回1―1で引き分けた。エース右腕の下沖勇樹(2年)が3番手で登板し、5回2/3を1安打無失点と順調な仕上がり。育英も、秋季東北大会に出場しなかった1年左腕の木村謙吾が2番手で4回を無失点と好投した。

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鵡川球児神宮で暴れろ! むかわ町がバックアップ

神宮頂点へ、むかわ町がシシャモ打線を強力バックアップする。秋季全道高校野球を制し、明治神宮大会で日本文理(新潟)と初戦(15日)を迎える鵡川に、同町の山口憲造町長(60)は「全国大会出場となれば協力したい」と明言した。

 強豪といえど公立校にとって遠征費などの費用面は頭痛の種だ。そこで「町ぐるみで支援策に取り組んでいきたい」と甲子園前に立ち上げられる協賛会とは別に、神宮大会のために町の「生涯学習基金」適用で一定額を補助する方針を固めた。

 人口約1万人のむかわ町にとって高校野球は一大町おこしでもある。21世紀枠で02年センバツ初出場を果たして以来、硬式野球部がもたらしたものは計り知れない。山口町長は「高齢者の中には野球部の“追っかけ”をしている方々もいる。生きがいのひとつにもなっている。地域ボランティアにも参加してくれ、子供たちが町に笑顔や元気を与えてくれる。それはお金では代えられないもの」と、その価値を強調した。すでに町民向け神宮大会応援ツアーも組まれ、徐々にシシャモの町が熱気を帯びてきた。町全体の支援を背に神宮の舞台に臨む。

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