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2009年1月 5日 (月)

利府、センバツ出場信じて新年炎の初練習!

吉報を待つ。第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の、東北地区の21世紀枠候補校に選ばれた利府(宮城)が4日、宮城郡利府町の同校グラウンドで新年初練習を行った。春夏通じて初の甲子園出場へ、部員たちは熱のこもった自主練習を実施。23日の出場校発表を、指折り数えて待っている。
選抜出場を信じる部員たちが、引き締まった表情でバットを振り、ボールを追った。21世紀枠候補校に選ばれた利府が、09年初始動だ。

 「初めてこういう状況で迎える練習だし、例年と心構えは違うと思う」

 小原仁史監督が語った。公立校ながら昨秋の宮城県大会で初優勝。初めて出場した東北大会も4強に進出した。好成績に加え、通学路の清掃活動などが他校の模範と判断されて21世紀枠候補校に選出。甲子園出場が近くまで迫ってきた。

 「みんな早く野球がしたい、という顔をしていた。ここから競い合っていきたい」

 遠藤聖拓主将が部員たちの変化を感じ取った。練習前には毎年恒例である、学校から約5キロ離れた青麻神社へ往復10キロのランニングを敢行。部員全員でお参りし、選抜出場を祈願した。

 これまで年末年始は年賀状配達のアルバイトを行っていたが、昨年末は21世紀枠候補校に選ばれた関係で“免除”。「バイトがなかったから、毎日野球のことを考えていた」と遠藤主将が振り返るように、全体練習が休みの12月29日から3日の間も、部員たちは自主的にグラウンドへきて体を動かした。すでに気合は十分だ。

選抜出場が決まれば、2月中にも温暖な地域で合宿を予定。チーム一丸となり、万全の状態で甲子園へと向かっていく。

 「(全国出場した他の部から)行きたい、と思っていたところに一回行くと、もう一回行きたいと思えてくると聞いた。次につながる、いろいろな経験ができるはず」

 小原監督が選抜への思いを語れば、遠藤主将も「(23日の発表が)待ち遠しいです」と笑顔をみせた。甲子園出場という朗報を心待ちにしながら、利府の09年がスタートした。
21世紀枠
 秋季都道府県大会8強以上(参加校の多い地域は16強)で、部員不足や過疎などの困難な条件を克服したり、他校の模範となるなど戦力以外の特色を加味して選出する。第73回大会(01年)から設けられ、これまでは2校(昨年は記念大会のため3校)だったが、希望枠の撤廃に合わせて今春の選抜大会から1校増の3校となる。都道府県連盟ごとに推薦された候補校を地区別9校に絞った後、東西両地区に分類。はじめに東西から1校ずつ選び、残り1校を選考で決める。

利府(りふ)
 1984(昭和59)年創立。普通科、スポーツ科学科からなる公立共学校で、生徒数は833人(うち女子462人)。野球部も学校と同じ84年創部で、甲子園出場は春夏ともになし。所在地は宮城郡利府町青葉台1の1の1。菊地茂樹校長。

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