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2009年3月

2009年3月28日 (土)

鵡川、“足攻”で花巻東・菊池攻略だ

<練習試合:初芝橋本3-7鵡川、初芝橋本0-7鵡川>◇16日◇和歌山・串本、サン・ナンタン球場

 シシャモに足が生えた!? センバツ甲子園に向けた第2次和歌山県合宿最終日の16日、鵡川は初芝橋本(和歌山)との練習試合2試合で13盗塁を成功させ、連勝した。特に2試合目は阿部智大中堅手(3年)の3盗塁を筆頭に9盗塁と走り回り、強打だけでなく「走れるシシャモ」をアピールした。

 センバツ初戦の相手・花巻東(岩手)のプロ注目左腕、菊池を仮想した攻略法の1つが“足攻”だ。「菊池はけん制があまりうまくないんだってな」と佐藤茂富監督(68)。この日の2試合目の先発左腕相手に、鵡川の韋駄天(いだてん)たちが襲いかかった。

 2回裏。2死から1番阿部智が四球で出塁すると、佐藤監督はすぐ二盗のサイン。阿部智の自己判断ですかさず三盗にも成功した。100メートル11秒9の足で楽々セーフ。これで終わりかと思ったら、何とホームスチールの指示が指揮官から出た。これはさすがに憤死したが、足でかき回す攻撃はこの後も続いた。

 阿部智は「僕は左投手の方が走りやすい。左はモーションが大きいじゃないですか。菊池からも盗めると思います」と自信満々だ。課題の左腕攻略も成功し、これで串本町での練習試合は2連敗後5連勝。「秋口ぐらい(の状態)に戻ったかな」。指揮官の言葉も弾んだ。

 [2009年3月17日9時33分 紙面から]

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東北高野球部が「解禁後」初対外試合

部内暴力事件で、日本学生野球協会から6カ月の対外試合禁止処分を受けていた宮城・東北高硬式野球部が22日、解禁後初となる対外試合を行った。同校グラウンド(仙台市泉キャンパス)で盛岡大付(岩手)に10-0と大勝。事件後はほぼ毎日、ミーティングを行い改善策を話し合ってきた。我妻敏監督(26)が掲げる「101%やり切る」のスローガンの元、東北が新たなスタートを切った。

 「全員で喜べました…」。主将の鈴木翔二塁手(3年)は、昨年9月14日(対青森山田=練習試合)以来、半年ぶりの得点に感慨深げだった。試合前、我妻監督は「野球ができることが、どれだけ幸せなことか。これが当たり前じゃない」と話し、ナインを試合に送り出した。その重みを感じてか序盤の東北打線は、思うようにバットが振れていなかった。

 どん底からはい上がった6カ月。最初の1カ月は、モチベーションが上がらなかった。それでも、従来はなかった選手だけによる連日のミーティングで再発防止などを話し合った。「ベンチ入りメンバーと、それ以外の選手との差をつけない」「下級生の意見も取り入れる」…など選手間で徹底。心も磨いた。月4回ペースで継続してきた学校周辺の清掃を、練習自粛中はほぼ毎日行った。「夏に向けて頑張れ」と住民から励ましの言葉をもらった。

 さらなる発奮材料がセンバツだ。清原雄貴投手(3年)は「開会式はみんなで見ました。夏は自分たちが、あの場所で行進できるようにしたい…」と悔しそうな表情を浮かべた。鈴木主将も「同じ宮城の利府を見ると悔しい。絶対夏出ます」と語気を強めた。

 先制後、徐々に緊張がほぐれた東北ナイン。7回には、打者一巡の猛攻で7得点し、試合を決めた。「101%やり切るだけです」と我妻監督。野球はもちろん「隣に荷物を持っている人がいたら助けてあげる。カバリングの気持ち。私生活でも同じです」。その1%から生まれる思いやりの心を胸に、東北が再出発の「春1勝」を挙げた。

 [2009年3月23日14時11分 紙面から]

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2009年3月22日 (日)

清峰・今村は入念に80球/センバツ

甲子園球場で22日に行われる予定だった第81回選抜高校野球大会第2日は雨で中止、23日に順延となった。

 登板予定だった清峰の本格派右腕、今村は室内練習場で約80球を投げ込んだ。速球やスライダーなどの変化球を、捕手が構えた低めにしっかり決めた。

 練習後に大勢の報道陣に囲まれたエースは「調子はまずまず。きょうは登板予定日だったので多めに投げた。中止になったおかげでしっかり練習できたことは、プラスになった」と話し、初戦が1日延びたことを前向きにとらえた。

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高崎商・須藤「リズム変えないように」/センバツ

甲子園球場で22日に行われる予定だった第81回選抜高校野球大会第2日は雨で中止、23日に順延となった。試合を行う予定だった6チームは甲子園球場の室内練習場で調整した。

 第1試合の予定だった高崎商の選手は午前4時半に起床。室内練習場ではリラックスした雰囲気で、守備練習などを行った。

 中止となった1日をどう調整するかも勝負の鍵となりそうだ。対戦相手は地元兵庫の報徳学園。住吉監督は「あっちはホームみたいなものだからいつも通り調整できる。こっちは中止の影響で負けたとか言われないようにしないと」と気を引き締めた。主将の須藤捕手は「エースの渡辺貴も調子は上向き。生活リズムを変えないようにしないと」と話した。

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高崎商 中止にも「リズムを変えないように」

 【センバツ】第1試合の予定だった高崎商の選手は午前4時半に起床。室内練習場ではリラックスした雰囲気で、守備練習などを行った。

 中止となった1日をどう調整するかも勝負の鍵となりそうだ。対戦相手は地元兵庫の報徳学園。住吉監督は「あっちはホームみたいなものだからいつも通り調整できる。こっちは中止の影響で負けたとか言われないようにしないと」と気を引き締めた。主将の須藤捕手は「エースの渡辺貴も調子は上向き。生活リズムを変えないようにしないと」と話した。

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報徳・和田「父の前でプレーしたい」/センバツ

甲子園球場で22日に行われる予定だった第81回選抜高校野球大会第2日は雨で中止、23日に順延となった。

 プロ野球阪神の内野手として活躍した和田豊・現阪神打撃コーチの長男が、甲子園のひのき舞台に腕を鳴らす。報徳学園の3年・和田優輝内野手は「目の前の1打席に集中する。父の前でプレーしたい」と言葉に力を込めた。

 高崎商と対戦する予定だった22日の1回戦は降雨で中止。室内練習では左打席からコンパクトなスイングで鋭い打球を飛ばしていた。背番号は「11」。レギュラーの座をつかんではいないが、勝負強い打撃はまさに父親譲りだ。

 プロとアマチュアの規定により、父からの技術指導は許されていない。送られたのは一つの言葉だ。「野球ができることを当たり前と思うな。周囲に感謝しろ」。優輝は「昔は分からなかった。今は周りを見る力がついた」と熱く語る。

 甲子園のグラウンドに足を踏み入れるのは、父の引退試合で始球式の投手を務めた小学4年以来になる。父は我孫子(千葉)で夏の甲子園大会に出場した。親の背中を見て始めた野球。今、息子が追いつこうとしている。

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【球春満開】ここにも“原石”!?

新銀傘が架け替えられ、“美しい姿”に生まれ変わった甲子園。その中でかわいらしい“美しい声”が響き渡った。

 開会式では選抜された女子生徒が司会を担当。その中の一人、薄井しお里さん(日立二高)は「気持ちよかった」と笑顔だ。全国総合文化祭・放送の朗読部門で優秀賞に輝いた実力者で、将来の夢はアナウンサー。声と同様にかわいらしさもピカイチで、これから厳しいセンバツ取材を控える私に癒しを与えてくれました…。(近)

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【名言&迷言・春】「3秒で忘れろ」

★1点リードの五回に救援させた下沖が同点適時打を浴びたことに光星学院・金沢監督 「自分の中で五回に試合が動く経験があった。でも今回は自分が試合を動かしてしまったかも…」

 ★神村学園・大畑にソロアーチを被弾した中京大中京・堂林 「タイガー・ウッズみたいに切り替えるため『3秒で忘れろ』と自分にいい聞かせました」

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阪神コーチの長男、甲子園で活躍誓う「1打席に集中」

阪神の和田豊・現阪神打撃コーチの長男が、甲子園のひのき舞台に腕を鳴らす。報徳学園の3年・和田優輝内野手は「目の前の1打席に集中する。父の前でプレーしたい」と言葉に力を込めた。

 高崎商と対戦する予定だった22日の1回戦は降雨で中止。室内練習では左打席からコンパクトなスイングで鋭い打球を飛ばしていた。背番号は「11」。レギュラーの座をつかんではいないが、勝負強い打撃はまさに父親譲りだ。

 プロとアマチュアの規定により、父からの技術指導は許されていない。送られたのは一つの言葉だ。「野球ができることを当たり前と思うな。周囲に感謝しろ」。優輝は「昔は分からなかった。今は周りを見る力がついた」と熱く語る。

 甲子園のグラウンドに足を踏み入れるのは、父の引退試合で始球式の投手を務めた小学4年以来になる。父は我孫子(千葉)で夏の甲子園大会に出場した。親の背中を見て始めた野球。今、息子が追いつこうとしている。

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ともにサヨナラ負け…“いとこ対決”夏まで持ち越し

 【センバツ第1日】光星学院・下沖のいとこ、金光大阪・陽川も第1試合でサヨナラ負け。「甲子園はそう簡単に勝たせてくれない」と大粒の涙を流した。4番として5打数2安打も延長12回、遊撃で痛恨の失策で逆転負けのきっかけをつくってしまっただけに「足が動かなくて手だけで行ってしまった…」。ともに初戦敗退で楽しみにしていた“いとこ対決”は夏まで持ち越しとなった。

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鵡川2試合で37安打34点/練習試合

<練習試合:鵡川16-3新宮、鵡川18-2新宮>◇15日◇串本・サン・ナンタン球場

 鵡川(北海道)が本来の姿を取り戻した。センバツ甲子園に向けた第2次和歌山合宿4日目、新宮(和歌山)との練習試合で打線が爆発。1試合目は19安打で16点、2試合目は18安打で18点を挙げ、ダブルヘッダーを連勝した。佐藤茂富監督(68)は「打線は(本調子に)戻ったかな」と表情を崩した。

 4番柳田恭平が2試合で9打数8安打6打点。5番森泰一は同9打数5安打8打点。1試合目に途中交代した3番西藤昭太(いずれも3年)も3打数2安打2打点。中軸の3人につられるように他の選手も続いた。森主将は「つながりは今までの練習試合で一番」とシシャモ打線復活をアピールした。

 投手陣では左翼手兼投手の柳田が1試合目で奪三振12の快投を演じた。エース西藤の控えも、最速142キロの本格派。この日は切れ味鋭いフォークも交え7回を2安打無失点に抑えた。4番の仕事を完ぺきにこなしながらも「本当は投手で甲子園に出たいです」とさらなる活躍を誓った。

 新宮には過去1勝2敗と負け越していたが、この日で一気に逆転。24日の初戦へ、鵡川に勢いがついてきた。

 [2009年3月16日11時18分 紙面から]

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センバツ高校野球は雨天順延

 甲子園球場で22日に行われる予定だった第82回選抜高校野球大会第2日は雨のため中止、23日に順延となった。

 [2009年3月22日6時56分]

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光星学院・下沖、サヨナラで散る/センバツ

第81回選抜高校野球大会第1日(21日、光星学院1-2今治西、甲子園)大会注目右腕の光星学院・下沖が散った。今治西は左打者が多いため先発は左腕の六埜に譲ったが、1-0の五回二死一、二塁から救援。だが左前打で同点とされ、九回二死一、二塁では、サヨナラの左前打を浴びた。球速は145キロを計測したが「力みすぎてボールが浮いてしまった。精神面を鍛え直して、また夏に来たいです」とリベンジを誓った。

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走って勝った!今治西、サヨナラ/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(光星学院1-2今治西、21日、甲子園)積極果敢な走塁で、勝利を呼び込んだ。少ない好機を確実に生かして今治西が、九回のサヨナラ勝ちに結び付けた。大野監督は「厳しい試合だった。勝って本当にうれしい」としてやったりの表情だ。

 昨秋の東北大会覇者の光星学院は左腕の六埜、右腕の下沖と強力な2枚看板を擁する。打線が苦しむのは最初から織り込み済みだった。実際に八回まではわずか4安打に抑え込まれている。

 勝利をたぐり寄せるためには、機動力がどうしても必要だった。1-1で迎えた九回にチャンスが訪れる。チーム一の俊足を誇る4番の加納が内野安打で出塁。続く打者の初球に盗塁を仕掛けて、たやすく成功させた。足技で相手を揺さぶると、大戸が放った左前打で、二塁から一気に生還した。加納は「初めからホームを狙うと決めていた。迷わずに突っ込んだ」と誇らしげに話した。

 春は3年連続出場。試合巧者ぶりが際だったというところか。大野監督は「甲子園という所は普段以上に積極的にやってちょうどいい」。大舞台での戦い方はこうだと言わんばかりだった。

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光星学院、また春に勝利ならず/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(光星学院1-2今治西、21日、甲子園)光星学院は4度目の選抜も初戦突破はできず、青森県勢として22年ぶりの春の勝利も逃した。

 今治西の大戸を打ち崩せず1点止まり。金沢監督は「冬場の打ち込みができず、打撃力不足が解消されてなかった」と敗因を挙げた。

 もっとも鍛え直すべき点は打力以外にも多いようだ。「(サヨナラの場面の)中継も乱れた。記録にならない失策が多い。打てないなら守れないと。あと走力も…」と指揮官は厳しい表情だった。

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光星学院・下沖、サヨナラ打許す/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(光星学院1-2今治西、21日、甲子園)光星学院のエースで主将でもある下沖は、がっくりとひざに手をついた。九回二死一、二塁からサヨナラ打となる左前打を許し「インコースに投げようと思ったが、真っすぐが真ん中に入った」とうつむいた。

 五回二死一、二塁から救援し、同点打を許した。その後は八回のピンチに2者連続三振を奪うなど、大会屈指の右腕の片りんをのぞかせたものの「接戦に力んで球が高く浮いた」と話し、最後は踏ん張れなかった。

 打撃でも4番に座ったが無安打。「負けは負け。夏もう1回来たい」と、気持ちを必死に切り替えようとしていた。

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今治西・大戸、勝利の立役者に/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(光星学院1-2今治西、21日、甲子園)九回二死からサヨナラ打を放った今治西のエース大戸は「狙い球の速球をしっかり絞って打てた。(相手投手の)下沖君にはタイミングが合っていた」と好投手を攻略し、上気した顔で話した。

 7安打1失点で完投。光星学院の強力投手陣に投げ勝った。大戸は「バックがよく守ってくれ、強気で攻められた。1点を先制された後は、絶対にもう点をやれないと思って投げた」と誇らしげだった。

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今治西、プロ注目・下沖捕らえサヨナラV/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(光星学院1-2今治西、21日、甲子園)3年連続11度目の出場、今治西(愛媛)が東北大会の覇者でプロ注目の下沖投手を擁する光星学院(青森)を2-1で下した。
光星学院はプロ注目の下沖勇樹の先発が予想されたが、今治西打線が左打者が多いということから、サウスポーの六埜雅司が先発した。二回表、光星学院は6番小野寺が左翼線二塁打でチャンスを作ると、8番榎本が右前に適時打を放ち1点を先制。先発の六埜を助ける大きな先取点となった。

 六埜は序盤、今治西打線を翻弄。4イニングを1安打に抑える好投を見せた。五回裏、6番杉原に2安打目を許し、8番浜元に四球を出したところで中堅を守っていた下沖にマウンドを託した。しかし代わった下沖は二死一、二塁から9番高市に左前打され、1-1の同点となり試合は終盤へ突入した。

 七回表、光星学院は相手のエラーで無死一塁のチャンスを得ると、送りバントで走者を二塁へ。1番多治見が敬遠された後に二盗を決め、二死二、三塁と追加点の絶好のチャンスを作ったが、2番荒井が中飛に倒れ、勝ち越すことはできなかった。

 八回裏、今治西は先頭の8番浜元が四球を選び、9番高市がしっかり送って一死二塁。しかし、1番壺内、2番久保が下沖の前に連続三振に倒れ、無得点に終わった。

 今治西は九回裏、一死から4番加納が二塁内野安打。さらに二盗を決め、サヨナラのチャンスを作った。5番日野が四球を選び、一死一、二塁。6番杉原は三振で倒れたが、7番大戸がサヨナラとなる左前打を放ち、2-1で光星学院を下した。

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中京大中京・堂林「持ち味出た」/センバツ

第81回選抜高校野球大会第1日(21日、神村学園1-5中京大中京、甲子園)ドラフト候補生の中京大中京・堂林が神村学園打線を散発5安打1失点。今大会一番乗りの完投勝ちをマーク。MAXこそ137キロだったが変化球を低めに集め「自分の持ち味が甲子園で出せてよかった」。同校にとって準優勝した平成9年以来の白星は春夏通算で121勝目。大藤監督は「(周りから)一回くらい校歌を歌わせろといわれてたので」と満面の笑み。

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神村学園・小池、スタミナ不足を嘆く/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(神村学園1-5中京大中京、21日、甲子園)神村学園のエース小池は終盤のスタミナ不足を嘆いた。

 低めを丁寧に突く投球で六回まで1点に抑えていたが、七回に制球が甘くなって2失点。八回にも2点を奪われた。「肩のスタミナがなくなってしまった。これが今の自分の力」と唇をかみしめた。

 夏に向けた課題は明確だ。「もっと投げ込みをして、最後まで制球力のある投手になる」と飛躍を誓った。

神村学園・山本監督(1点に終わり)

「先制できれば勝機も見いだせた。足を使って攻撃したかったが、させてもらえなかった」

神村学園・吉川中堅手(七回の守備で打球がグラブをかすめ2点適時打に)

「捕れると思ったが、(グラブの)先っぽだった。精いっぱい手を伸ばしたつもり」

神村学園・大畑三塁手(七回に同点本塁打)

「入ってくれ、入ってくれと必死に走った。これで勝っていたら自信になったけど、負けたら意味がない」

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中京大中京、9番打者が大活躍!/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(神村学園1-5中京大中京、21日、甲子園)中京大中京の2年生、岩月が9番打者らしからぬ活躍をした。三回に右前打を放って先制のホームを踏み、七回には勝ち越しの2点二塁打。「甘い球を見逃していたが、下級生なんだから思い切っていけと先輩たちに言われた」と顔をほころばせた。

 昨秋は中堅でレギュラーだったが、一塁手の伊藤が外野にコンバートされたため背番号16に。「悔しいが自分のやるべきことをやろうと思っていた」という。伊藤が腰痛で欠場して回ってきた出番で代役を見事に果たし、笑みが絶えなかった。

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中京大中京、終盤に突き放し快勝/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(神村学園1-5中京大中京、21日、甲子園)春夏通じて10度の優勝を誇る中京大中京(愛知)が5-1で神村学園(鹿児島)を下し、2回戦へ駒を進めた。中京大中京は、第1試合で金光大阪(大阪)にサヨナラ勝ちした倉敷工(岡山)とベスト8を賭けて対戦する。

中京大中京・山中主将(春は1997年以来の勝利)

「やはり校歌を歌うのはいい」

中京大中京・柴田捕手(堂林を好リード)

「自信を持って投げていた。本塁打を打たれたボールも、僕としてはいい球だった」

中京大中京は0-0で迎えた三回裏、右前打の岩月を一塁に置いて、1番山中が左越え二塁打を放ち1点を先制。なおも一死三塁とチャンスは続いたが、2番国友はスクイズを失敗。投飛となり、三塁走者は帰塁できず併殺。チャンスを潰した。

 神村学園は四回、先頭の2番山之内が二塁内野安打で出塁。送りバントで走者を二塁へ進めたが、後続が打ち取られ無得点に終わった。五回表にも7番鈴木が中前打で出たが、8番小池が併殺に倒れ、中京大中京・堂林を打ち崩せないまま終盤に突入した。

 七回表、神村学園は一死走者なしから4番大畑が会心一発。打った瞬間にわかる中越え本塁打を放ち、1-1の同点に追いついた。しかし、その裏の中京大中京は二死一、二塁のチャンスを作り、9番岩月が中越え二塁打。2人の走者は一気に生還し、3-1と再び神村学園からリードを奪った。

 またも追う形となった神村学園は八回表、代打・白沢が左翼線二塁打で無死二塁。内野ゴロの間に進塁し、一死三塁としたが、後続に一本が出ず得点することはできなかった。結局、八回裏にもダメ押しの2点を追加した中京大中京が5-1で神村学園を粉砕した。

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倉敷工、誤審に負けずサヨナラ劇/センバツ

第81回選抜高校野球大会第1日(21日、金光大阪10-11倉敷工、甲子園)第81回選抜高校野球大会は21日、改修工事で銀傘が架け替えられた甲子園球場で、初出場5校を含む32校が出場して開幕した。開会式に続いて1回戦3試合を行い、34年ぶり出場の倉敷工(岡山)は、再三のリードを許しながらも、驚異的な粘りで延長十二回の末、金光大阪(大阪)に11-10でサヨナラ勝ち。
“2度目”のサヨナラ劇に、倉敷工ナインの喜びが爆発した。同点に追いついた延長十二回二死一、三塁。日下の打球が右前で弾むと、新装の甲子園に大歓声がこだました。

 「僕が決めるしかないと思ってました。みんなの心がひとつになれたからここまでこれた」

 驚異の粘り腰。伏線は九回にあった。3点を勝ち越されたが、山形の右翼線への2点三塁打で同点。さらに続く山本が投前にスクイズ。本塁クロスプレーとなり、白球はミットからこぼれ黒土に転がったが、橘球審の判定はアウト。「球審に『落としてないですか?』と確認したら『(タッチしたときは)落としてない』といわれた」と三走・山形は状況を説明した。

 倉敷工はアピールしたが、認められなかった。微妙判定に聖地がざわめき、球場に抗議電話が殺到した。それが発奮材料になった。「あれで負けられないという気持ちが強くなった」と主将の頼。勝利への執着心が最後に実を結んだ。

 倉敷工といえば、今でも語り草の『奇跡の大逆転負け』が有名だ。1961年夏の報徳学園戦で延長十一回に6点を奪いながら、その裏、6点を失って同点とされ、十二回サヨナラ負けを喫した。48年のときを経て、今度は劇勝の主役になった。34年ぶりの出場。そのときも開幕試合に登場して、中京(現中京大中京)を16-15で打ち破っている。両チームで38安打の乱打戦を制した中山隆幸監督は「また歴史に残る試合をやった。150%の力が出ましたね」と目を細めた。

 リニューアルされた聖地の開幕戦で、満員札止め4万3000人の心を震わせた。半世紀前の悪夢に別れを告げたタフネス軍団が、台風の目になりそうだ。

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11年ぶりに6万5000人突破/センバツ

第81回選抜高校野球大会は21日、球場本体のリニューアルを終え、銀傘が架け替えられた兵庫県西宮市の甲子園球場で32校が参加して開幕した。

 第1日の累計入場者数は6万7000人だった。この数は実際に球場を訪れた人数で、全試合の観客の総計とは異なる。3試合日に累計入場者数が6万5000人を超えたのは1998年の第70回大会第4日以来11年ぶり。

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倉敷工・早藤、強気の投球が奏功/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(金光大阪10-11倉敷工、21日、甲子園)倉敷工の2番手、早藤がチームに流れを引き寄せた。九回に3点を失い、なお二死一塁の場面で登板。先頭打者に安打は許したが、「(先発の)山崎の次に行くのが自分。流れを断ち切ってやる」と強気の投球を貫いた。二死一、二塁のピンチで石井を三振に打ち取り、その裏の同点劇につなげた。

 兄の祐介さんは1999年夏の甲子園で準優勝した岡山理大付(岡山)のエースだった。2週間前に兄から受けた「思い切っていけ」とのアドバイスも効いたようで、「次も攻めていきたい」と笑った。

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金光大阪、リード守れずサヨナラ負け/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(金光大阪10-11倉敷工、21日、甲子園)金光大阪は4度のリードを守れず、サヨナラ負け。2人の左投手が要所を抑えきれず、倉敷工に18安打を許した。横井監督は「ピッチャーが踏ん張ってくれると思っていたが、もう少し早く継投をしてもよかった」と自らの采配(さいはい)を悔いた。

 春夏を通じて3度目の挑戦でも甲子園初勝利はならず。指揮官は「まだまだ甘いということ。ここでは簡単に勝たせてくれない」と全国舞台での試合の難しさを痛感していた。

金光大阪・石井主将(本塁打含む4安打も実らず)

「粘り強さという点で相手が上だった。本塁打を打っても、勝てなければ意味がない」

金光大阪・藤本投手(十回から登板し、サヨナラ負け)

「(サヨナラ安打は)多分スライダーだったが、浮いてしまった。夏は全員で力をつけ、今度は勝ちたい」

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倉敷工、スクイズ成功も認められず/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(金光大阪10-11倉敷工、21日、甲子園)倉敷工は3点差を追いついた九回、なお一死三塁と攻め、スクイズを試みた。本塁でのクロスプレーで金光大阪の捕手中島がボールを落としたように見えたため、倉敷工はアピール。しかし球審には認められず、アウトとなった。橘球審は「タッチアウトが完了したあと、捕手がボールを落とした」と説明した。

 中山監督は「ベンチにいた選手が落としたと言っていたのでアピールした」と話した。

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倉敷工・中山監督「信じられない」/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(金光大阪10-11倉敷工、21日、甲子園)倉敷工は3度同点に追いつき、最後は延長十二回、逆転サヨナラで試合を決めた。開幕戦の重圧を吹き払い、両チームで38安打の乱打戦を制した中山監督は「まさにミラクル。信じられません。びっくりした」と興奮を抑えきれなかった。

 驚異的な粘り強さだった。3点を追う四回には、三村の3点本塁打で同点。6-6で迎えた九回に3点を勝ち越されたが、3長短打を集めて試合を振りだしに戻した。さらに1点のリードを許した十二回には三木の適時打で同点とし、日下が右前にサヨナラ打を運んだ。激闘に終止符を打った日下は「思い切りバットを振ろうとしか考えていなかった。甲子園でスターになろうと思っていた」と笑顔だった。

 34年ぶりの出場。そのときも開幕試合に登場して、中京(現中京大中京)を16-15で打ち破っている。中山監督は「また歴史に残る試合をやった」と誇らしげだ。

 昨秋の中国大会覇者が、球春到来を告げるにふさわしい劇的な勝利。日下は「負けても楽しいと思える試合だった」と満足そうだった。

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大接戦で開幕!倉敷工サヨナラ勝ち/センバツ

第81回選抜高校野球大会1回戦(金光大阪10-11倉敷工、21日、甲子園)34年ぶり出場の倉敷工(岡山)が延長戦の末、11-10で近畿大会ベスト4の金光大阪(大阪)にサヨナラ勝ちした。

倉敷工・三木二塁手(延長十二回に同点適時打)

「低く鋭い打球を打てと監督から言われていた。思い切りたたきつけた」

倉敷工・山崎投手(先発で9失点)

「九回はエラーで崩れてしまった。自分で招いたピンチなので抑えたかったが」

金光大阪は初回、3つの四死球で満塁のチャンスを作ると、5番有川が左前打を放ち2点を先制。その裏、すぐに1点を返されるが、1番石井が二回に適時打、さらに四回に大きな打球をレフトスタンドに運び4-1とリードを広げた。しかし四回裏、倉敷工は二死一、二塁から3番三村が3点本塁打を放ち、一気に試合を振り出しに戻した。

 同点にされた金光大阪は五回表、有川、吉田の連打でチャンスを広げ、7番長江が右中間へ2点適時打となる二塁打を放ち6-4。再び2点のリードを奪ったが、六回裏に倉敷工は1点を返し、1点差で終盤を迎えた。

 八回裏、倉敷工はこの回先頭の8番山形が中越え二塁打で出塁。送りバントで走者を三塁まで進め2番井上の適時打で、ついに6-6の同点に追いついた。

 九回表、金光大阪はここまでノーヒットだった4番陽川が左越え二塁打。その後、二死三塁から6番吉田の遊ゴロを倉敷工の遊撃手が一塁へ痛恨の悪送球。これでまず1点を勝ち越し。さらに後続に連打が出て、さらに2点を追加。9-6と倉敷工を引き離した。

 しかし倉敷工は9回裏、四球、中前打でチャンスを作り、7番早藤の左前適時打で2点差に。さらに一死一、二塁から8番山形が右翼線三塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。開幕戦はいきなり大接線で延長戦となった。

 延長十一回表、金光大阪は二死満塁でこの日4本のヒットを打っている1番石井に回ってきたが、左飛に倒れ勝ち越すことはできなかった。その裏、倉敷工は左前打で出た日下が送りバントと相手のミスで三塁へ進塁したが、6番内山がスクイズを外され、サヨナラのチャンスをモノにできなかった。

 ピンチを脱した金光大阪は十二回表、一死から3番西村が右翼線へ三塁打。4番陽川は敬遠で歩かされたが、一死一、三塁から5番有川がセンターへ大きな大きな犠飛を放ち1点を勝ち越した。

 しかし粘る倉敷工はその裏、相手のエラーと連打で一死満塁のチャンス。ここで4番三木が再び同点となる右前打。またまた土壇場で同点に追いついた。続く5番日下がサヨナラの右前打。終始劣勢だった倉敷工だったが、大接戦となった開幕試合を制した。

 また、この試合はセンバツ大会の1試合最多二塁打記録を更新。これまでの最多は第74回大会の福井商-明徳義塾などの「10」だったが、1本多い「11」を記録した。

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大戸でサヨナラ!!投げても1失点完投

【今治西2-1光星学院】今治西は、9回2死一、二塁。左前打の大戸はサヨナラ勝ちを確認すると一目散に本塁に駆け寄った。「直球だけに的を絞ってました。勝負にきてると感じたので、こっちも気持ちで負けないようにしました」。お立ち台でも自身初のサヨナラヒットの興奮は冷めやらなかった。

 投げては8回を除いて、毎回走者を許しながらも要所を締める投球で最少失点で切り抜けた。「下沖君はいい投手だけど自分の投球を見失わないようにした」。相手エースがMAX145キロの直球で観衆のざわめきを誘う中、最後まで丁寧に低めを突く自分の投球で108球を投げ抜いた。大野監督は「勝つとしたらこういう展開しかないと思っていた。大戸が粘り強く投げてくれた」と投打にわたる大戸の活躍をねぎらっていた。

 <光星学院 春1勝遠く…145キロ腕・下沖散る>大会注目右腕の下沖がサヨナラで散った。5回2死一、二塁から登板。いきなり同点打を許したが、その後は最速145キロの直球とスライダーで力投。最後は2死一、二塁から真ん中に入った直球を痛打されて「全体的に球が浮いていた。気持ちが足りなかった」とがっくり。4度目の挑戦も春1勝はならず、青森勢として22年ぶりのセンバツ勝利も逃した金沢監督は「下沖は初の甲子園で力んでいた」とエースをかばっていた。

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代役見事!2年生9番・岩月が大活躍

【中京大中京5-1神村学園】中京大中京・2年生の9番・岩月が大活躍。3回は右前打を放って先制のホームを踏むと、7回には勝ち越しの2点二塁打。「甘い球を見逃していたが、下級生なんだから思い切っていけと先輩たちに言われた」と顔をほころばせた。昨秋は中堅でレギュラーだったが、一塁手の伊藤が外野にコンバートされたため背番号16に。「悔しいが自分のやるべきことをやろうと思っていた」という。伊藤が腰痛で欠場して回ってきた出番で代役を見事に果たし、笑みが絶えなかった。

 <神村学園 エース小池 終盤力尽く>エース小池が、出場校中最高のチーム打率・403を誇る中京大中京打線に打ち込まれた。6回まで1失点と好投したが7、8回に2点ずつ奪われて力尽きた。「評判通り初球からどんどん振ってきて、甘い球はみんな持っていかれました」とうつむいた。打線も7回、大畑のソロだけに封じられ山本監督は「直球とスライダーをうまく投げ分けられた」と脱帽していた。

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9回微妙判定…落球もタッチが完了?

【倉敷工11-10金光大阪】倉敷工は9回、同点に追い付きなお1死三塁からスクイズを敢行。本塁でのクロスプレーは金光大阪の捕手・中島が落球してサヨナラと思われたが、橘球審の判定はアウト。アピールも認められなかった。倉敷工・中山監督は「球審に確認した選手は“落球はしていない”と説明を受けた」としていたが試合後、桂審判監事は「試合後に橘球審に確認したところ“落球は確認していた。タッチが完了した後だったのでアウトにした”と説明を受けた」と説明していた。

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センバツ開幕試合 20年ぶり“大入り”

【センバツ】開会式の観衆は昨年と同じ4万4000人ながら、第1試合の金光大阪―倉敷工は4万3000人。開幕試合としては89年の4万8000人以来20年ぶりとなる“大入り”となった。新装甲子園は新銀傘が内野席全体にまで延び、スタンド内にあった照明塔が撤去されて観戦しやすくなった。また、スコアボードも校名が従来の3文字から4文字表示へと変更。リニューアル効果も手伝った盛況ぶりに日本高野連・田名部参事は「景気が悪い中、たくさんお客さんに来ていただいてよかった。感動していただけたんじゃないでしょうか」と話した。

 ▼累計入場者 第1日の累計入場者数は6万7000人。この数は実際に球場を訪れた人数で、全試合の観客の総計とは異なる。3試合日に累計入場者数が6万5000人を超えたのは1998年の第70回大会第4日以来11年ぶり。

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倉敷工 新装甲子園でいきなり歴史つくった

リニューアル工事を終えた新装甲子園が初日から接戦の連続で盛り上がった。第81回選抜高校野球大会第1日は21日、開会式に引き続き1回戦3試合が行われ、第1試合はリードを4度追いつく粘りを見せた倉敷工が延長12回、日下太希内野手(3年)の右前打で金光大阪に11―10でサヨナラ勝ち。34年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。今治西もサヨナラ勝ち、中京大中京とともに初戦を突破した。22日は1回戦3試合が行われる。

 【倉敷工11-10金光大阪】まさにミラクル。驚異の粘り腰で“新装甲子園”1勝をもぎ取った倉敷工・中山監督は興奮を抑えきれなかった。

 「信じられません。びっくりした。歴史に残る試合をやってしまった。ほんまミラクルですよ」

 決してあきらめなかった。いくら打たれても打ち返した。何度リードを許しても食らいついた。4回に三村が同点3ラン。1点を追う8回は井上が同点二塁打だ。9回に3点勝ち越されたが、1死から3本の長短打で同点。成功したかに見えたサヨナラスクイズが微妙な判定でアウトとなり、延長12回には勝ち越された。だが土壇場で敵失、バント安打などで1死満塁として三木が同点右前打。続く日下も右前に運んで両軍合計38安打の乱打戦に終止符を打った。「この甲子園でスターになる気持ちしかなかった。結果を考えず、来た球を思いっ切り振った」。サヨナラ打のヒーローはナインの手荒い祝福にも満面に笑みを浮かべた。

 34年ぶりの出場で34年ぶりの1勝。前回も開幕戦で中京(現中京大中京)を相手に16―15という打撃戦を制した。過去の甲子園で61年夏、報徳学園相手に延長戦で6点勝ち越しながら逆転負けを喫した。03年夏は駒大苫小牧相手に、敗色濃厚の試合が降雨ノーゲームとなり翌日再試合で劇勝した。今なお語り継がれるドラマを生んできた伝統校がまたやってくれた。

 「負けても楽しいと思える試合だった」と日下が激闘を振り返った。飛び抜けた選手はいないが、こんな“無欲さ”を持つチームが勝利の女神は大好きだ。球春到来を告げるにふさわしい劇的な勝利。倉敷工が春の主役に躍り出る。

 <金光大阪 3度目の甲子園も初勝利ならず>4度のリードを守れずサヨナラ負け。2人の左投手が要所を抑え切れず倉敷工に18安打を許した。横井監督は「ピッチャーが踏ん張ってくれると思っていたが、もう少し早く継投をしても良かった」と自らの采配を悔いた。春夏通じて3度目の甲子園で初勝利はならず「まだまだ甘いということ。ここでは簡単に勝たせてくれない」と指揮官は全国舞台の厳しさを痛感していた。

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マー君&佑ちゃんが甲子園で“競演”

【センバツ】楽天・田中、早大・斎藤の20歳コンビが“競演”した、16年五輪での野球競技復活に向けたプロモーションビデオが甲子園でお披露目された。田中と斎藤がそれぞれ「自分も投げたい。オリンピックで」と野球復活に向けたメッセージを口にする姿がイニングの合間にバックスクリーンの電光掲示板で流れた。今後は大学・社会人のリーグ戦や大会、プロ12球団の本拠地などでもこの映像が流される。

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甲子園遊歩道にセンバツ出場校名刻印

 阪神電鉄は16日、甲子園球場のリニューアル記念として、球場外周の遊歩道に敷き詰めるれんがに、21日に開幕する選抜高校野球大会に出場する32校の校名を刻むと発表した。「09SPRING KOSHIEN」の文字とともに、校名をアルファベットで刻印する。また20日の開会式リハーサル時には、敷設するれんがの複製を記念品として出場校に贈る。

 [2009年3月16日16時4分]

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2009年3月21日 (土)

センバツが開幕!新生甲子園に4万4000人

第81回選抜高校野球大会は21日、球場本体のリニューアルを終え、銀傘が架け替えられた兵庫県西宮市の甲子園球場で32校が参加して開幕した。

 澄み渡った青空の下、4万4000人が詰め掛けた開会式は午前9時から始まった。前回優勝の沖縄尚学(沖縄)を先頭に同準優勝の聖望学園(埼玉)が続き、出場32校は興南(沖縄)神村学園(鹿児島)と南から北の順に行進した。

 昨年11月に就任した日本高校野球連盟の奥島孝康会長は「(選手の)プレーが今の重苦しい日本の空気を吹き飛ばし、国民に勇気を与える。新装になった甲子園でさわやかに戦ってほしい」とあいさつした。

 プラカードは各校の生徒代表が持ち、司会は薄井しお里さん(茨城・日立二高)と副島萌生さん(青森・弘前高)の2人が務めた。今治西(愛媛)の高市廉主将が「リニューアルされた甲子園の大舞台で野球ができることを感謝し、日本の未来の糧となるよう若人の思いを一球一打に託しプレーすることを誓います」とはつらつと選手宣誓した。

 開幕試合では金光大阪(大阪)と倉敷工(岡山)が対戦して、12日間の熱戦がスタートした。

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今治西・高市主将「選手宣誓は100点」

よどみなく選手宣誓を終えた今治西の高市主将は「終わってほっとした。点数は百点だと思う」と満足そう。一番思いを込めたのは「若人の思いを一球一打託し、心を込めてプレーする」のフレーズで、「支えてくれた人に感謝の気持ちを伝えたかった」と話した。

 今治西はこの日の第3試合で光星学院(青森)と対戦する。「開会式のことは忘れて、試合のことに集中する」と気持ちを切り替えていた。

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【オレが主役だ】早実・森厚太内野手

ファン待望の早慶戦は、森厚太内野手(3年)のバットなくして実現はしないだろう。

 身長1メートル87、91キロという恵まれた体。1年夏から4番に座り、昨秋の東京都大会では準決勝・明大中野戦で満塁弾を放つなど、8試合で打率.478、2本塁打、11打点と打ちまくった。

 それでも「状況に応じて打てる打者になりたい。進塁打をしっかり打つ一方で大きい当たりも打てる。阪神の金本さんのようなバッターになりたいんです」と冷静だ。

 名門の主砲という重圧から、昨夏の西東京大会は大不振。決勝の日大鶴ヶ丘戦で敗れた。

 「本塁打を意識して1年の冬にウエートトレを始めたけど、正しいやり方を知らずにやって腰を痛めた。不調はそれが一番の理由なんです」

 この経験を元に筋トレ法も学び直した。打撃もヤクルト・青木の構えと金本のすり足を取り入れ、ミートを心がけるフォームに変更。このスタイルが屈指のスラッガーに成長させた。

 甲子園では、史上初の早慶戦に注目が集まるが「胸を借りるつもりでいきますけど、実現したら勝ちにいきます」。“早実のアニキ”が、大舞台でブレークのときを待つ。

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視界良好…新甲子園はファンに好評

 球春を告げる第81回選抜高校野球大会が21日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、第2期改修工事を終えた新しい球場がファンにお披露目された。

 新銀傘は横幅が左右に伸び、アルプス席を除く内野席全体が覆われた。架け替えられた「新名物」に和歌山県紀の川市の福井昌子さん(48)は「日陰の部分が増えて、夏場は日焼けが気になる女性にとってはうれしい」と話す。

 照明灯も新設。これまでスタンド内にあった柱がスタンド最上段と球場外周に設置されて、客席からの視界が良好になった。甲子園常連の兵庫県尼崎市の植杉正光さん(65)は「今まで柱が邪魔だった。スッキリして見やすい席が増えた。いいね」と笑顔だ。

 新銀傘の下には細長い電光掲示板が新設され、出場校を表示した。甲子園球場本体の改修は第2期工事で終わり、外周整備などの第3期工事を経て、来年3月にリニューアルが完了する。

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2009年3月20日 (金)

早実2年エースが!PL2年4番が!甲子園で躍動

 21日に開幕する第81回選抜高校野球大会に出場する16校が19日、甲子園で練習を行い、3年ぶり20度目の出場となる早実(東京)やPL学園(大阪)などが登場した。この日で出場全32校が甲子園練習を終え、20日には開会式リハーサルが行われる。

 <東京・早実 小野田さあ来い天理>エース小野田(2年)が初体験の甲子園マウンドで21球を投げ込み「強い気持ちだけを持って本番に臨みたい」と好調をアピールした。初戦は明治神宮大会準Vの天理と激突。3年前に斎藤(早大)を擁し8強に進出した以上の結果を狙う小野田には最初の難関だが「コースをつけば大丈夫」。2月にはかかりつけの鍼灸院(しんきゅういん)で斎藤に遭遇し近況も報告した右腕は早実の「1」に恥じない投球を誓った。

 <大阪・PL学園 勧野軽く振ってドカ~ン>2年生4番の勧野が初見参の甲子園で豪快な一発を放った。シート打撃で左翼席へ120メートル弾を叩き込むと「(試合でも)自分の打撃ができれば結果はついてくる」と笑顔を見せた。1週間前まで力みが取れず調子を落としていたが、甲子園では6割程度の力でスイング。河野監督も「軽く振ってあれだけ飛ぶのだから、力まなければ結果は出る」と大会第3日の西条戦での大爆発を期待していた。

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暴行隠して指揮 上宮高校監督に謹慎半年

 日本学生野球協会は19日、審査室会議で高校15件、大学1件の処分を決定し、入学を希望する中学生の親に商品券を要求した大産大付高(大阪)の部長を無期謹慎とした。同部長は既に退職した。昨年6月に部員を殴って脳振とうを起こさせたことを伏せ、その後も指揮を執り続けた上宮(大阪)の監督は2月20日から半年、報告義務を怠った部長は同日から3カ月の謹慎とした。対外試合禁止は高校3校で、部員が喫煙した柳井学園(山口)と福岡工大城東(福岡)、部員が盗撮をした境(鳥取)にいずれも1カ月間の処分を下した。

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鵡川佐藤監督の足跡本「北の球人」発売

 鵡川佐藤茂富監督(68)の足跡が本になった。「北の球人(たまびと)~元氣、本氣、一氣~佐藤茂富の高校野球」(B6判256ページ、1575円、日刊スポーツ出版社)が23日に首都圏で、北海道内では25日ころに発売される。46年の指導歴を持ち、68歳の今も高校野球に心血を注ぐ同監督。56歳で鵡川に赴任し甲子園出場校にまで育て上げた指導ぶり、また、野球を通じた人間教育などを紹介している。著者は北海道日刊スポーツ新聞社の元記者で、現在はフリーで執筆活動を続けている岡崎敏氏。副題の「元氣、本氣、一氣」は同校野球部の部訓でもある。問い合わせは日刊スポーツ出版社電話03・3546・5711。

 [2009年3月19日9時53分 紙面から]

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大体大浪商監督にOBの四田氏就任

 高校野球の大体大浪商(大阪)は19日、同校OBの四田勝康氏(52)が4月1日から新監督に就任すると発表した。

 四田氏は1974年の選抜大会に三塁手として出場。社会人野球の住友金属で都市対抗大会に選手で1度、日本選手権は選手、指導者で6度優勝した。

 [2009年3月19日11時40分]

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大産大付高部長に無期謹慎処分

 日本学生野球協会は19日、審査室会議で高校15件、大学1件の処分を決定し、入学を希望する中学生の親に商品券を要求した大産大付高(大阪)の部長を、除名に次いで重い無期謹慎とした。同部長は既に退職した。

 昨年6月に部員を殴って脳振とうを起こさせたことを伏せ、その後も指揮を執り続けた上宮高(大阪)の監督は2月20日から半年、報告義務を怠った部長は同日から3カ月の謹慎とした。

 対外試合禁止は高校3校で、部員が喫煙した柳井学園(山口)と福岡工大城東(福岡)、部員が盗撮などをした境(鳥取)にいずれも1カ月間の処分を下した。

 対外試合禁止処分は次の通り。

 【高校】柳井学園(山口)2月13日-3月12日=部員の喫煙▽福岡工大城東(福岡)2月12日-3月11日=部員の喫煙▽境(鳥取)=1月26日-2月25日=部員の盗撮、誹謗(ひぼう)中傷行為

 [2009年3月20日8時57分 紙面から]

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センバツ登録選手、3校3人の変更を発表

日本高野連は20日、この日までに届け出のあった第81回選抜高校野球大会の登録選手変更を発表した。(丸数字は背番号)

 ▽習志野(千葉)本間大嗣に代わり「田中透(15)3年」

 ▽金光大阪(大阪)安田賢に代わり「福江雄次(14)3年」

 ▽興南(沖縄)佐久田翔太に代わり「大城昂平(10)3年」

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全投手の肩、ひじに異常なし/センバツ

日本高野連は20日、第81回選抜高校野球大会に出場する32校の投手105人に対する肩、ひじの関節機能検査の結果、投球禁止となる大会規定に触れる選手はいなかったと発表した。

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32校、甲子園で開会式リハーサル/センバツ

21日に開幕する第81回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが20日、甲子園球場で行われた。

 午前10時から入場行進曲のGReeeeNの「キセキ」に合わせ、前回優勝の沖縄尚学(沖縄)の嶺井博希主将を先頭に、同準優勝の聖望学園(埼玉)が続いた。各校の生徒代表がプラカードを持ち、興南(沖縄)神村学園(鹿児島)と南から順に行進。前夜に雨が降り、この日はグラウンドの保護のため、入場行進は土の部分を避けて芝の上だけで行われた。

 今治西(愛媛)の高市廉主将が選手宣誓のリハーサルをした。

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開星・松本、風邪でリハーサル不参加/センバツ

21日に開幕する第81回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが20日、甲子園球場で行われた。

 開星(島根)の松本侑也一塁手が風邪のためリハーサルに参加しなかった。

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前回V沖縄尚学が興南にエール/センバツ

21日に開幕する第81回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが20日、甲子園球場で行われた。

 前回優勝の沖縄尚学(沖縄)は、主将と副主将が開会式に参加して優勝旗などを返還する。昨年は捕手として出場した嶺井博希主将は「全員で来るはずだったので寂しい。また夏に戻ってきたい」と悔しそうに話した。

 同じ沖縄から出場する興南には「一戦一戦を大切にして、また優勝旗を持って帰ってきてくれたら」とエールを送った。

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今治西・高市主将、宣誓は「気持ち良かった」

21日に開幕する第81回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが20日、甲子園球場で行われた。

 選手宣誓の大役を務める今治西(愛媛)の高市廉主将は「気持ち良かった。全国で1人しかできない。光栄なことで、本番ではかみしめてやりたい」と意気込んだ。

 13日に選手宣誓をすることが決まった後、練習や試合にあまり集中できなかったそうで「監督に見抜かれて怒られた」と言う。反省し、気持ちを切り替えて考えた宣誓内容は、改修された甲子園球場や今の日本の状況を考慮した力作。「愛媛も不況。少しでも勇気づけることができたら」と思いを込めた。

 また宣誓のリハーサル後、球場外周の遊歩道に敷き詰める校名が刻まれたれんがの複製を、高市主将が出場32校を代表して受け取った。

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2009年3月18日 (水)

利府「恩返しは勝利」分刻みで壮行会

センバツ高校野球(21日開幕、甲子園)に21世紀枠で初出場する利府(宮城)が16日、大阪へ出発した。午前9時から学校、利府町役場、仙台駅と分刻みで壮行会を行い、期待を一身に受けたナイン。午後4時には大阪入り。あとは本番に集中するだけだ。

 行く先々で拍手と歓声に迎えられた。学校では利府町内の小、中、養護学校の代表生徒から花束や千羽鶴を贈られた。町役場でも大勢の職員が出迎え、鈴木勝雄町長(65)が「全町民が一丸となって応援しています。ぜひ利府旋風を」と激励。管理職有志からは町産米「ひとめぼれ」600キロの目録を渡された。

 最後は仙台駅で激励を受け、仙台空港から空路大阪入り。各所で甲子園初勝利と日本一を誓った遠藤聖拓主将(3年)は「いかに大勢の人から応援されているのかが分かりました。恩返しには勝利の2文字しかない。ここから本当のスタートです」と気を引き締めていた。

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鵡川足攻!速攻!初戦花巻東149キロ左腕菊池攻略見えた

◆練習試合第1試合 初芝橋本(和歌山)3―7鵡川▽同第2試合 鵡川7―0初芝橋本(16日・サンナンタン球場) 21日に開幕するセンバツ高校野球(甲子園)に出場する鵡川は16日、第2次キャンプを行う和歌山・サンナンタン球場で、初芝橋本との練習試合ダブルヘッダーを連勝した。2試合で合計13盗塁、7試合連続の初回先制点と、24日に対戦する花巻東(岩手)のドラフト候補左腕、菊池雄星(3年)攻略へ、鮮やかな“足攻&速攻”をアピール。チームは17日に串本をたち、奈良で五條とセンバツ前最後の練習試合を行い、大阪入りする。

 まだ見ぬ“和製チャップマン”菊池攻略へ、鵡川の青写真が徐々に見え始めた。この日の第2試合で、抽選後初めて左腕と対戦。3イニングだが、5安打で3得点し、“仮想・菊池”をKOした。中でも光ったのが阿部智大(3年)の足。2回2死から四球で出塁。相手左腕のモーションが大きいと見るや、すかさず二盗、三盗。最後は「監督が笑いながら指サインを出してきたので、冗談かと思った」という本盗も敢行。中学以来の挑戦は失敗に終わったが、相手投手のリズムは崩した。

 この日は7戦連続の初回先制得点の“速攻”を見せた後、2戦で13盗塁の“足攻”。うち、5つを決めた阿部智は「左投手の方が逆に走りやすくないですか?」と報道陣に逆質問する余裕をみせた。盗塁のタイミングは左腕ならすぐ分かるという。「送りバントはいらない」と断言するほど、足には自信を持つ。前日の2試合と合わせると4戦22打席で16出塁。阿部智の7割を超える出塁率が、鵡川の足攻を支えている。

 センバツ初戦で対戦する花巻東の左腕・菊池攻略へ、佐藤茂富監督(68)は「(菊池は)けん制がよくないと聞いた。今日はサインを出し、走れと言った。左は三盗に弱い。阿部智、宮本、阿部康の1、2、6番は二盗、三盗もある」と、この日の足攻が、菊池攻略への予行演習だったことを認めた。侍ジャパンが164キロ左腕・チャップマンを攻略し、キューバに勝ったように、鵡川の「武士野球」が、149キロ左腕を足で“斬る”。

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18年ぶりの甲子園は懐かしいユニホームで

 古豪の箕島が18年ぶりに甲子園に帰ってきた。練習する選手の動きは硬かったが、松下監督は「思い切って緊張しなさい、と言った。貴重な30分だった」と充実した表情だった。

 今回の出場にともない、ユニホームの袖部分のデザインを春夏連覇した1979年当時のものに戻した。期待を背負う西畑主将は「初戦を突破して校歌を歌いたい」と開幕が待ち遠しそうだった。

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21日開幕のセンバツ 16校が甲子園練習

 21日に開幕する第81回選抜高校野球大会の甲子園練習が18日、改修工事を終えた甲子園球場で始まり、慶応(神奈川)箕島(和歌山)光星学院(青森)など16校がグラウンドの感触を確かめた。

 慶応は野手の連係など守備に時間を割いた。箕島はシートノックや走者を塁に置いた打撃で調整。金光大阪(大阪)はシート打撃で各打者が快音を響かせた。下妻二(茨城)はファウルゾーンの広さを入念に確認。光星学院は打撃に多くの時間を費やし、投手はマウンドの感触を確かめた。

 甲子園練習は19日まで行われ、最終日は早実(東京)PL学園(大阪)など残りの16校が練習する。

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大分上野丘 60年ぶりの出場に緊張

 21世紀枠で60年ぶりに出場する大分上野丘(大分)がグラウンドに登場した。釘宮監督は「すごい緊張した。ノックでフライを打とうとしたら、ゴロになってしまった」と苦笑いだった。

 練習を終えた後は、早くも甲子園の砂を集めていた。露口主将は「夏にまた出られるかわからない。来たときにやっておかないと。(甲子園では)自分たちが歴史を変えたい」と笑顔で勝利を誓った。

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甲子園練習がスタート トップは慶応

 21日に開幕する第81回選抜高校野球大会の出場校による甲子園練習が18日、球場本体のリニューアルを終えた球場で始まった。

 午前8時30分にサイレンが鳴り響き、早実(東京)と初の同時出場で注目される慶応(神奈川)からスタート。慶応は守備練習に時間を割き、18年ぶりに出場する箕島(和歌山)はシート打撃などを行った。

 この日は16校が登場し、30分ずつグラウンドの感触を確かめる。甲子園練習は19日と2日間で行われる。

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花巻東・菊地はキューバ・チャップマンに学ぶ

みちのくのドクターKが「脱チャップマン」で甲子園に挑む。21日開幕のセンバツに出場する花巻東のプロ注目左腕、菊池雄星投手(3年)が16日、神戸市内で行われた育英との練習試合に先発。5回8安打4失点の内容も、毎回の6Kと三振を奪う投球は変わらない。この日は、WBC日本戦に先発したキューバの164キロ左腕チャップマンの投球も目に焼き付け、エースとしての投球スタイルで甲子園に挑むことを誓った。

 初回、いきなり2ランを浴びるなど、菊池は猛攻にさらされた。それでも、表情に焦りの色はない。「ちょっと疲れもあって、抜けたカーブを打たれてしまった。3回からは修正できたので大丈夫です」。直球の最速も146キロをマーク。視察に訪れた楽天、ソフトバンク、日本ハムのスカウト陣をうならせた。

 この日、菊池は早朝5時に起きてWBC日本代表のキューバ戦をテレビ観戦。同じ左腕で、剛速球を持つキューバの先発チャップマンが、3四球などで3回途中KOされた内容を「いくら球が速くても、制球が悪ければ意味がない。あらためて勉強になりました」と“反面教師”として受け止めた。

 昨秋公式戦は65回1/3で69K。菊池の奪三振率9・51は、センバツ出場校のエースで3位の成績だ。それでも「内野ゴロを打たせて味方の守備のリズムをつくることも大事。三振は取りたいところで取れるのが一番いい」というのが菊池の投球哲学。2回2死一、三塁という、狙って取りたい場面で見逃し三振に仕留めるなど、信条に合った投球を見せる。ブルペンでは常に打者を立たせるなど、内角やコーナーへの制球力向上に取り組んできた成果もあり、今月の対外試合解禁後は6試合で11・45の奪三振率をマークしている。

 周囲からは150キロを期待されるが、菊池が目指すのは、全国の強豪校に勝てる投球術。「相手の苦手なコースに投げれば、打たれることはない」。聖地で快投を披露する。

 [2009年3月17日12時12分 紙面から]

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利府資金面ピンチに3500万円の好支援

こちらは支援準備完了! センバツ6日目に、掛川西(静岡)と対戦する利府(宮城)が16日、利府町内の同校、利府町役場、JR仙台駅で壮行式を行った。利府町民の協力で資金面の困難を乗り越え、なんとかこの日を迎えた。利府ナインはその後、仙台空港から出発し、大阪入りした。

 キリッと引き締まった表情で、利府ナインが壇上に上がる。遠藤聖拓主将(3年)が「応援お願いします!」と体育館に声を響かせた。その姿を、目を細めて見守っていたのが、応援実行委員会長の佐々木康生さん(47)。出場決定から、さまざまな苦労があった。

 しんがり出場となる野球部の長期滞在、全校応援など初戦を戦う費用は約3500万円。佐々木会長が先頭に立ち、先月から協賛金を募り始めた。しかし未曾有の大不況の中、それは困難の連続だった。しらかし台工業団地に足を運んだ際は「15人を解雇しなければならない…」と寄付どころではなかった。

 今月上旬、急きょ協賛金を募る趣意書を作った。町民の協力で、約1万500世帯に配布。「利府高ピンチ」の知らせに寄付が一気に集まり、壮行式までに1回戦の費用は確保できた。

 「多くの人に支えられてると実感した。『勝利』という2文字で恩返ししたい」と遠藤主将。佐々木会長は「子どもたちは、楽しんでやってきてほしい」と空を見つめた。寄付だけでなく、利府町民3万3750人の思いで勝ち取った「もう一つの甲子園」への道。アルプススタンドだけではない。全町民が利府ナインを見守っている。

 [2009年3月17日11時43分 紙面から]

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2009年3月15日 (日)

甲子園「関節機能検査」消滅…その理由は?

 高校野球の投手保護を目的とした甲子園での「関節機能検査」が今春のセンバツから消滅することになった。今後は日本高野連が指定する病院でエックス線撮影を依頼し肩・ひじ検査を継続していく。関節機能検査は93年から甲子園大会前に出場校の全投手を対象に行ってきた。だが第2期リニューアル工事を終えた新甲子園では、検査室が従来の三塁側から一塁側に変わる。その際、エックス線撮影機など設備を移動させなければならず、日本高野連はその金銭的な負担が大きいため検査継続を断念した。

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掛川西ナインが知事を表敬訪問

掛川西(静岡)野球部が9日、県庁で石川嘉延知事(68)を表敬訪問し、昨秋東海大会準優勝の報告と、センバツでの健闘を誓った。同高OBでもある石川知事が「全国からいいチームがくるので、粘りの野球をみせ、のびのび自信を持ってやってきてください」とエールを送り、スポーツドリンク5箱を授与。小崎将徳主将(2年)は「県代表として勝っていけるように、全力で頑張ります」と力強く意気込んだ。

 8日に、対外試合が解禁され、土岐商(岐阜)に2連勝(スコア9-4、9-2)し、幸先のいいスタートを切った。13日には抽選会が行われ対戦相手が決まる。15日に現地入りする掛川西が、いよいよ本番モードに突入する。

 [2009年3月10日10時43分 紙面から]

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鵡川、12日からの第2次合宿で巻き返し

 第81回選抜高校野球(21日開幕、甲子園)に出場する鵡川が9日、和歌山・串本での第1次合宿を終え、むかわ町に戻った。7泊8日の合宿で今年初めての土の感触を味わったナインだが、雨にたたられるなど練習量不十分のまま臨んだ8日の練習試合で連敗。佐藤茂富監督(68)はこの日、あらためて「練習不足、気合不足」と結果を真摯(しんし)に受け止めた。

 ダブルヘッダーで行われた練習試合では市岐阜商(岐阜)に5―8、近大高専(三重)に2―9で敗れた。市岐阜商は昨夏の甲子園出場実績(3回戦敗退)があったとはいえ、悔しさは大きかった。厳しい結果を、同監督は「昨秋から北海道ではほとんど負けなしで明治神宮でも好成績だったから、ここで頭をたたかれたのは逆に良かった」と前向きにとらえた。

 鵡川が串本で春キャンプを行うようになったこの7年間で、練習試合でいきなり連敗したのは07年に1度あっただけ。センバツが絡んだ年では初めてになる。12日から再び同地で行う第2次合宿で“逆襲”するつもりだ。

 [2009年3月10日13時24分 紙面から]

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2009年3月14日 (土)

花巻東・菊池、鵡川打線3点以内に抑える

第81回センバツ高校野球大会(21日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われ、大会屈指の左腕、菊池雄星投手(3年)を擁する花巻東(岩手)は4日目第2試合で、強打の鵡川(むかわ、北海道)と対戦することが決まった。菊池は鵡川打線封じに自信をみせた。
菊池の目がつり上がった。強打線を誇り、優勝候補の一角に名前が挙がる鵡川との対戦が決まり、最速149キロ左腕の闘志に火が着いた。

 「いよいよ決まったな、という感じ。鵡川は打撃が特にいいチーム。警戒していきたい」

 4日目第2試合に昨秋の北海道大会優勝校で、明治神宮大会4強の鵡川との対戦が決定。昨秋の公式戦12試合で打率・457、4本塁打の4番・柳田(3年)を軸に、1試合平均8・1得点の猛打を誇る強打線が持ち味だ。

 明治神宮大会のVTRを見たという菊池は「3、4、5番(西藤、柳田、森)はすごい。高めに投げたら持っていかれる」と警戒。同時に“鵡川封じ”の青写真もすでに描いている。

 「三振を取りにいかず、低めを丁寧について打ち取りたい。冷静に低めへ投げ続けて、3点以内に抑えれば勝てる」

 大会屈指の左腕と強力打線の激突だけに、周囲の注目を浴びるのは必至。そうしたなかでも自分を見失わず、勝つ投球を見据える。

 追い風も吹く。低めをつくことは、今大会からボール1個分低めに広くなる新ストライクゾーンを有効活用できるからだ。

 佐々木洋監督は「(ストライクゾーンの変更は)投手にとって有利。低めに丁寧に投げてくれればいい」と、菊池に全幅の信頼を置く。冬場の鍛錬で磨きをかけた制球力の見せ所。イメージ通りの投球ができれば、強力打線相手でも結果はついてくる。

 準備も着々と進む。この日は東大阪大柏原(大阪)との練習試合に3番手で登板。直球にカットボール、フォークボールのコンビネーションで2回を1安打、4三振の内容だった。茨城合宿中の10日に行った明秀日立戦ではカーブとスライダーを多投するなど、試合ごとにテーマを設定。ボールのキレと制球は日に日に精度を上げ、確実に完成度を高めている。

 「相手も(自分を)警戒している。そのなかで結果を残せれば自信になるし、チームも勝てる」

 菊池が言い切った。強力打線をその豪腕で封じ込み、岩手県勢25年ぶりのセンバツ勝利をつかみ取る。

菊池 雄星(きくち・ゆうせい)
1991(平成3)年6月17日生まれ、岩手県出身、17歳。見前小3年時に見前タイガースで野球を始める。当時は一塁手も、見前中1年時から所属した盛岡東シニアで投手に。中3春の東北大会で優勝した。花巻東進学後、1年時に背番号「17」で夏の甲子園出場。1メートル84、82キロ。左投げ左打ち。

鵡川(北海道)=5年ぶり3度目
昨秋の北海道大会覇者。1試合平均8・1得点の強力打線に加え、投手陣の層も厚い。4本塁打を放ち打率・457をマークした4番の柳田や、体重103キロと巨漢の森ら打線の中軸は迫力十分。エース右腕の西藤は、140キロ台の直球と変化球の制球がいい。リリーフにも石井ら好投手が控える。

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光星学院、守りからリズムを!今治西と対戦

第81回センバツ高校野球大会(21日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われ、光星学院(青森)は初日第3試合で今治西(愛媛)と対戦する。

 昨秋の東北大会王者・光星学院は、初日第3試合で3年連続出場の今治西との対戦となった。

 「今治西はいつも甲子園に出ている印象。守備からリズムを作って自分たちのペースで戦っていきたい」

 エースの下沖勇樹主将(3年)が言い切った。初日第3試合は開会式終了から試合開始まで時間が空き、調整が難しい。だが下沖主将は「待ち時間があったほうがリラックスできる」と意に介さず。どんな状況でも全力で立ち向かう覚悟だ。

 チームは7日からの沖縄合宿を終え、この日大阪入り。大阪でも練習試合を4試合行い、万全の準備で大会に臨む。

 「悔いのないよう、自分たちの野球をやろうと心に決めてきている」

 金沢成奉監督が意気込みを語った。東北勢の先陣を切り光星学院が大会初日にセンバツ初勝利を飾る。

今治西(愛媛)=3年連続11度目
昨秋はチーム打率・366をマーク。左打者が多く並んだ打線は振りが鋭く、左投手も苦にしない。滝野は13安打中、9本の長打をマーク。4番に座る加納とともに攻撃の軸を担う。前回の選抜大会で登板したエースの大戸は昨秋、57回2/3で与四死球12と制球力がいい。スライダーは切れ味がある。

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利府、1回戦最後の試合で掛川西と激突

第81回センバツ高校野球大会(21日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われ、21世紀枠で出場の利府(宮城)は6日目第1試合で掛川西(静岡)と対戦する。

 初出場の利府は6日目第1試合に、掛川西と1回戦最後のカードで対戦する。

 「向こうはチーム一丸で戦ってくる、うちと同じタイプのチーム。負けられない」

 遠藤聖拓主将(3年)が意気込んだ。相手は春3度、夏5度の甲子園出場を誇る古豪。部員数は出場32校のうち2番目に少ない37人で、チームのまとまりを武器に勝ち上がってきた。同じ様に強い結束力で私立校を破りセンバツ出場を決めた利府だけに、負けられない。

 「けが人はいないし、チーム状態は悪くない。甲子園で持っている力を出し切らせてあげたい」と話した小原仁史監督。町民の期待を背に、利府が悲願の甲子園1勝に挑む。

掛川西(静岡)=15年ぶり4度目
犠打や足を絡めてしぶとく得点を奪う攻撃が持ち味。松下、県の俊足の1、2番を打率5割近い4番江塚ら中軸がかえす。江塚は身長190センチの大型打者で、広角に長打を放つ。投手陣の中心は堀野。球速に欠けるが、抜群の制球力で勝負する。二遊間を中心に守りにも自信を持っている。

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金光大阪、“新・甲子園”で白星一番乗りだ!

第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われた。

 “新・甲子園”で一番乗りの白星だ!! 7年ぶり2回目の出場の金光大阪(大阪)は、開幕戦で倉敷工(岡山)と対戦。石井友弘二塁手主将(2年)は「1番は引きたくなかったけど、リニューアル後初の甲子園で試合ができる。一生懸命やりたい」と笑顔。横井一裕監督(34)は「2年前、佐賀北は開幕戦で勝って優勝まで勢いに乗った」と2007年夏を制した佐賀北(佐賀)を引き合いに、奮闘を誓った。

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福知山成美・田所監督、願掛け続ける/センバツ

第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われた。

 福知山成美(京都)は、新チームで防御率0・27のエース右腕、長岡宏介投手(2年)が中心。田所孝二監督(49)は、選抜初出場の願掛けとして、10年以上続けている1日8キロのジョギングを、甲子園期間も続けることを明かした。

 「もともとビールをおいしく飲めるようにと始めたんですけどね。ゲン担ぎもあるし…。神崎川の近くを走りますよ」

 2006年夏には8強進出。東京大会覇者の国士舘(東京)に、投手力で立ち向かう。

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報徳学園「ロースコアでいきたい」/センバツ

第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われた。

 優勝2回を誇る報徳学園(兵庫)は、第2日第1試合で高崎商(群馬)と対戦。永田裕治監督(45)は、「ウチも守りのチームやから、しのぎあいになると思う。何とかロースコアでいきたい。まず1勝です」と気を引き締めた。公式戦2失策の堅守と、集中打が持ち味。3番を打つ主将の西郷遼平三塁手(2年)も、「守備から流れを作っていきたい。先を見ずに1球に全力を出したい」。伝統の“逆転の報徳”ではなく、守り抜く野球で7年ぶりの選抜白星を狙う。

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天理、早実と激突「注目されるのうれしい」

第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われた。

 昨年11月の明治神宮大会で準優勝し、今大会の優勝候補に挙がる天理(奈良)は、第5日の第2試合に早実(東京)とぶつかる。森川芳夫監督(52)は「5日から9日まで長野県へ修学旅行。3月の全体練習は2回くらい」と苦笑。だが、主将の徳山靖一塁手(2年)は「旅行にグラブを持って行って、早起して練習してた。大丈夫!! 有名なところとやって注目されるのはうれしい」と自信たっぷりだった。

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箕島「自分たちで伝統作りたい」/センバツ

第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われた。

 18年ぶりの出場をつかんだ箕島(和歌山)は、第3日の第2試合で大分上野丘(大分)と対戦することが決まった。松下博紀監督(45)は「学校は強かった当時もなかった全校応援を考えてくれている。箕島はまだまだ元気という所を見せたい」と意気込む。主将の西畑晃遊撃手(2年)も「今度は自分たちで伝統を作りたい」と前を向いた。1979年に春夏連覇した際の名将・尾藤公前監督(66)の教えも武器に、再び旋風を巻き起こす。

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PL・勧野、西条・秋山と“再戦”に気合/センバツ

第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市内で行われた。1回戦の相手がそれぞれ決まり、注目の強打者、勧野甲輝外野手(1年)を擁するPL学園(大阪)は、高校通算31発の秋山拓巳投手(2年)が4番を務める西条(愛媛)と対決することが決まった。慶応(神奈川)は開星(島根)と対戦。天理(奈良)と戦うことが決まったライバル早実(東京)は別ブロックとなり、史上初の『甲子園早慶戦』は決勝までお預けとなった。
装いを新たにした甲子園が、2人の大砲を引き合わせたのか。初戦の相手は公立校・西条。大阪・富田林市内にあるPL学園グラウンドでの練習後、その名前を聞いた勧野は、武者震いを隠さなかった。

 「秋山という投手がいるので、西条は警戒していたんです。甲子園で、初戦でそういうチームと戦えるのはうれしい」

 運命の再戦だ。エースの秋山とは、中学2年で1度対戦。超中学級の飛距離を誇る自分が、簡単に抑え込まれた記憶は鮮明に残っている。「速いだけじゃなくて、重さがあった」。しかも打っても高校通算31発という、大会NO・1の左の大砲だ。清原和博氏(41)=元オリックス=以来、26年ぶりに誕生したPLの「1年生4番」として、スラッガー対決での敗北は許されない。

 だが、開幕を前に不安は消えない。1月に腰つい分離症で入院。調整遅れで、すっかりスイングを崩してしまった。あまりのスランプに、11日の練習試合では、4番から6番へ“降格”の憂き目。だがこの日もシート打撃で3打数ノーヒットと、“ショック療法”の効果は出ていない。コーチによるスイング修正は、開幕まで続くという。

 「少し不安はあるけど、出るからには楽しみたい。(甲子園で)ホームランを打ちたいですね。やっぱり…」

 23日の試合までに、絶対に復調する。そう、腹をくくった。“甲”子園で“輝”くように。名前に込められた父の願いを、裏切るわけにはいかない。

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小崎主将 最後の登場に「クジは駄目」

【センバツ抽選会】32校中、最後の登場となる大会第6日目の初陣に掛川西・小崎主将は「これがあったから(初詣でも)おみくじを引かなかったのに。今年最初のクジは駄目でした」と苦笑い。利府は21世紀枠での出場とはいえ、昨秋宮城大会覇者。上村監督は「自分が逆の立場だったら失うものはないから」と気を引き締めていた。

 <利府 宮城との対戦に意気込み>春夏通じて初の甲子園の相手が掛川西に決まると小原監督は、偶然目の前に座っていた相手の上村監督に思わず「よろしくお願いします」。3月初旬に宮崎で合宿を行い、調整は順調だ。ダルビッシュの東北、由規の仙台育英とここのところ甲子園で宮城―静岡の対戦が多く遠藤主将は「それが縁だとしたら、いい試合をして楽しまなきゃ」と意気込んでいた。

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149キロ腕菊池「普通に投げれば打たれん」

【センバツ抽選会】花巻東は、第4日第2試合で昨秋明治神宮大会4強の鵡川と対戦が決まった。今大会No・1投手の呼び声高い149キロ左腕・菊池は「優勝候補のチームですね。神宮大会はテレビで見ましたが、強打のイメージがあります」と印象を口にした。抽選後に行われた東大阪大柏原との練習試合では2回を4奪三振。「今は楽しんで投げています。普通に投げれば打たれません」と中日、広島、楽天などが早くも1位候補に挙げる左腕は強気に締めた。

 <鵡川 気合の“シシャモ打線”>持ち前の強力打線が大会屈指の左腕、花巻東・菊池撃破に腕をぶした。町魚でもあるシシャモに由来する“シシャモ打線”の中軸を担う体重106キロの森主将は「いい投手と対戦できるのは楽しみ。そのためにも振り込んでいかないと」。今大会最年長68歳の佐藤監督は最初こそ“お手上げポーズ”を見せたが「試合まであと10日あるので練習する」と気合を入れ直した。

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“清原2世”勧野 秋山討ちに意気込み

【センバツ抽選会】PL学園初戦は、プロ注目の秋山擁する西条に決まり“清原2世”の呼び声高い勧野(かんの)の目が輝いた。「警戒していたチーム。凄くいい経験になると思います」。昨夏は元オリックス・清原和博氏以来の1年生4番を務めた。この日のシート打撃では3打数無安打1三振に倒れるなど調子は下降気味だが「甲子園ではチャンスでの強さを見せたい」と意気込んだ。

 <西条 田辺監督は秋山に期待>昨秋の四国王者は初戦で春3度の優勝を誇るPL学園と激突。甲子園初采配となる田辺監督は「常連校、名門校と言われるところとやりたかった」と言いながらも「本音は嫌だけど」と苦笑いを浮かべた。今大会注目の投打の柱、秋山について「どこと当たっても上から見下ろしながら向かっていくタイプ。強くなれば燃えてくれる」と指揮官は期待を寄せていた。

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選手宣誓は今治西の高市主将!叔父は藤本修二氏

【センバツ抽選会】開会式での選手宣誓は愛媛・今治西の高市主将が引き当てて「やりたいと思っていた。周りの人たちへの感謝を織り込み、力強く話したい」。同校OBで、南海などで活躍した藤本修二さん(現阪神球団職員)は叔父にあたり「頑張るようにと言われた」とやる気満々。春夏通算21度目の出場の同校にとって初の大役に大野監督も「初めてのことで、光栄なことだ」と話した。

 <光星学院 初日出陣に「引いちゃった」>初日第3試合の登場に、光星学院エース兼主将の下沖は「引いちゃったという感じ。予想外でした」と苦笑いした。伝統校の今治西相手に、ひと冬越えて制球力を増した最速140キロ台後半のエースの出来が試合の鍵となる。開会式、そして試合と長い1日になるが「待ち時間があった方がリラックスできる。積極的に自分たちのペースで野球をしたい」と力を込めた。

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早慶戦は決勝まで“お預け”!慶応初戦に集中

【センバツ抽選会】慶応、昨秋神宮大会覇者で今大会優勝候補の相手は開星に決まった。注目の早慶戦は決勝まで“お預け”となり上田監督は「期待していたでしょうけど、そうは当たらないもの。決勝とか言っている場合ではないので」と初戦に集中する考えだ。抽選会場では早実の中野主将と並んで座った植田主将も「“決勝でやれたらいいな”とは話したけど、目標は初戦突破。初戦に全力を尽くしたい」と気を引き締めた。

 初戦敗退した昨春は相手を研究しすぎて、対戦した時のギャップに戸惑った。開星とは練習試合も含めて初対戦となるが、エースの白村は「ひと冬越えてボールのバラつきがなくなり直球の伸びが出てきた。その成長を見せたい」とあくまでも自分のスタイルを貫いて頂点を目指す。

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早実の初戦は天理!慶応から早速情報収集

リニューアル工事を終えた新装甲子園で行う第81回選抜高校野球大会(21日から13日間)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、出場32校の対戦相手が決まった。3年ぶり出場の早実(東京)は第5日第2試合で昨秋近畿王者の天理(奈良)と激突。ともに19度目の出場を誇る古豪同士の対戦となった。昨秋明治神宮大会覇者で、今大会優勝候補の慶応(神奈川)は第3日第1試合で開星(島根)と対戦する。 

 空白だった早実の対戦相手に天理が飛び込んだ。1回戦屈指の好カードに抽選会場はこの日一番のどよめきが起こった。その中で早実・中野主将がニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

 「天理さんの名前が呼ばれたときに当たればいいなと思ってました。どうせなら強いチームとやりたいので、うれしい気持ちが大きかったです」

 ともにセンバツ19度目の出場で、春夏の優勝経験を持つ全国でも有数の古豪。甲子園は天理が初出場した初戦、54年春2回戦で1度だけ対戦して早実が6―0で勝っている。しかし、昨秋近畿王者に輝き、明治神宮大会準優勝の天理は破壊力ある打線を擁して今大会優勝候補の一角だ。一方の早実は、好投手を擁するものの東京大会2位で“滑り込み出場”。和泉監督も「昔から近畿を代表するチーム。ウチの選手にとっては高いレベルの選手を見るチャンスだと思います」と挑戦者の立場を強調した。

 中野主将は明治神宮大会決勝で天理を下した慶応・植田主将が隣に座っていたとあって「天理ってどうだった?」と早速情報収集を開始。「少しヒントをもらいました」とニンマリだ。和泉監督も慶応・上田監督と「互いの対戦校のことについて少し話した」。周囲が期待した甲子園史上初の“早慶戦”は、ともに決勝まで勝ち進まなくては実現しないが「勝ち進んだ結果、やれればいいですけどまずは一戦必勝です」と中野主将。初戦まであと11日。古豪が顔をそろえた今大会で早実が下馬評を覆す。

 <天理「当たるんじゃないかなと…」> 早実との対戦が決まった森川監督は「話題性に負けないようにしたい」と気合を入れた。昨秋明治神宮大会決勝は慶応に敗れて、甲子園初戦は早実が相手という巡り合わせにも「実は当たるんじゃないかなと思ってた」と苦笑いを浮かべた。3年生は9日までの修学旅行にグラブを持参するなど常にセンバツを念頭に置いてきた。徳山主将は「お互い伝統の名にふさわしい試合ができたらいい」と古豪同士の一戦を歓迎していた。

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プロ注目の慶応・白村が4回0封

 第81回選抜高校野球大会(21日から12日間、甲子園)出場校の練習試合が8日、解禁され、13日の組み合わせ抽選会を前に続々と実戦に入った。慶応(神奈川)のプロ注目エース白村(はくむら)明弘(2年)は武相(神奈川)戦の5回2死一、二塁のピンチから登板。外角への138キロ直球で空振り三振に切ると、4回1/3を投げ3安打7奪三振と上々の試運転を決めた。チームも3-1で勝利した。

 「最悪です。ピッチングは思っていたところに投げられたけど、目指しているところはもっと上」とまずは課題を挙げた。テスト期間中だった2月後半は約2週間キャッチボール程度の練習しか行わなかった。上田誠監督(51)と昨秋のビデオを見返し、好調だったころのフォームに戻した。「0点に抑えられたのは自信になった」と手応えはある。肌寒い初戦ながら最速は139キロを計測した。

 試合後、15日までの高知キャンプに出発。「PLとか、強いところを倒すのをイメージしてます」と、開幕に照準を合わせる。

 [2009年3月9日8時51分 紙面から]

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鵡川が2連敗、8&9失点/練習試合

<練習試合:市岐阜商8-5鵡川、近大高専9-2鵡川>◇8日◇三重・熊野市、近大高専グラウンド

 鵡川(北海道)の今年初の練習試合は2連敗と、ほろ苦いスタートになった。第81回選抜高校野球(21日開幕、甲子園)に出場する鵡川は、2日から始まった和歌山合宿の成果を試す実戦だったが、最初の市岐阜商(岐阜)戦を5-8で落とすと、続く近大高専(三重)戦も2-9と敗れた。

 投手陣が精彩を欠いた。1試合目は先発に西藤昭太(2年)を送り必勝を期したが、エースが4点のリードを守りきれない。予定の5回を投げ6安打3失点。2番手の石井克幸(2年)が7回に4長短打を許し逆転された。2試合目も投手陣が崩れ連続の逆転負けだ。

 自慢の打線は2試合とも10安打を放ったが、本領発揮とまではいかなかった。中盤以降、反撃を食うとそれを突き放すパワーがなかった。投打に精彩を欠いた西藤は「球がいまいち行かなかった。納得できない」と首をかしげた。直球の最速は自己最速に7キロも及ばない138キロ。「球の速さでなく、何かひと伸びがないんです」と今年初の対外試合を冷静に振り返った。

 佐藤茂富監督(68)はこの連敗を「西藤は制球が甘かった。4-0になって気が緩んだかな。打線は3、4、5番が期待外れ(22打数7安打=長打なし)」と総括。それでも「北海道ではほとんど負けていなかったから、たたかれていい勉強になった」と前向きにとらえた。森泰一主将(2年)も「ここで出た課題を2次合宿(12日から)で掘り下げていく。この反省を生かす」と、きっぱりと言った。

 [2009年3月9日11時57分 紙面から]

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清峰・今村が7回14K無失点/練習試合

<練習試合:清峰5-1佐賀商>◇8日◇佐賀市・佐賀商グラウンド

 第81回選抜高校野球大会(21日から12日間、甲子園)に向かって練習試合が8日に解禁され、13日の組み合わせ抽選会を前に続々と実戦に入った。大会NO・1右腕の長崎・清峰今村猛投手(2年)は早くも本領発揮。佐賀商戦に先発して7回を投げ14奪三振、無四球、無失点の快投だった。

 面白いように打者のバットが空を切った。4カ月のブランクなど全く感じさせず、清峰の今村がリズムよく投げ込む。7回に14個目の三振で締めくくり、97球で役目を終えた。

 「楽しかったです」。昨年11月の明治神宮大会以来となる実戦に、今村は笑顔で話した。初回にいきなり連続三振でスタート。6安打は許したが、直球も変化球も低めにコントロール。毎回三振を奪い、無四球、無失点の投球だった。「15個目の三振が取れればよかったんですけど」と口をとがらせたのも好調の証しだ。「練習では6~7分のできでも、試合で結果を出すので成長した。ホッとしています」と吉田洸二監督(39)も頼もしそうに見詰める。

 今村を目当てに3球団のスカウトが足を運んだ。「体が大きくなって直球の質がよくなっている。センバツが楽しみ」と広島田村スカウト。冬場の朝練習で毎日インターバル走やタイヤ押しをして下半身を強化した成果が、きっちり投球に表われていた。

 早くもエンジン全開の今村は「センバツの目標は優勝です」と堂々と宣言した。その右腕で、3年前の決勝で大敗した先輩のリベンジを目指す。

 [2009年3月9日13時7分 紙面から]

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早実は天理、慶応は開星と対戦

第81回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、初の同時出場となった早実(東京)と慶応(神奈川)は早実が昨秋の近畿大会優勝の天理(奈良)、慶応は開星(島根)と対戦することが決まった。

 昨秋の四国王者の西条(愛媛)と強豪のPL学園(大阪)は1回戦で注目の好カード。大会屈指の左腕、菊池雄星(きくち・ゆうせい)投手を擁する花巻東(岩手)は強力打線の鵡川(北海道)とぶつかる。開幕カードは金光大阪(大阪)と倉敷工(岡山)の顔合わせとなった。

 21世紀枠は大分上野丘(大分)が箕島(和歌山)、彦根東(滋賀)が習志野(千葉)、利府(宮城)は掛川西(静岡)に挑む。

 選手宣誓は今治西(愛媛)の高市廉主将が務める。

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上宮の監督らに謹慎処分

日本高野連は13日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、部員を殴ってけがをさせた上宮(大阪)の監督ら4校の指導者に対し、有期の謹慎処分を決めた。日本学生野球協会審査室(19日開催予定)に上申して、正式に処分が決まる。上申案件は次の通り。

 千葉・船橋法典の監督=部内暴力▽静岡・桐陽の副部長=部内暴力▽大阪・上宮の監督=部内暴力、部長=報告遅れ▽福岡・福岡工大城東の副部長=部内暴力

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2009年3月11日 (水)

MAX146キロ!花巻東・菊地にメジャーが来た!

ドラフト1位候補左腕にメジャーも注目! 21日開幕の第81回センバツ高校野球大会(甲子園)に出場する花巻東(岩手)の菊池雄星投手(2年)が9日、土浦日大(茨城)との練習試合で今季初先発した。最速146キロをマークした菊池に、視察に訪れたMLB・ドジャースのスカウト陣も潜在能力を高く評価した。
MAX149キロ左腕に、海の向こうからも熱視線だ。MLB・ドジャースのホワイトGM補佐が、小島圭市日本担当スカウトらとともに花巻東・菊池を視察に訪れた。

 「いい投手がいると聞いてみにきた。(菊池は)楽に投げているような感じがした」

 ホワイトGM補佐が菊池の投球をこう評した。練習試合が行われた土浦日大出島総合グラウンドは、土浦駅から車で約30分。上野-土浦間は特急で約50分かかる。WBC視察のため来日しているとはいえ、都内から離れた場所まで足を運んだのは、強い興味がある裏返しといえるはずだ。

 注目の菊池は8日の水城戦での今季初登板に続き、この日初先発。予定の5回を投げて4三振を奪い、MAX146キロを記録した。試合は二回に3本の長短打で2失点を許し、そのまま0-2で敗れて敗戦投手となったが、菊池は投球内容に手応えを感じていた。

 「フォークで三振が取れたし、高めに(ボールが)抜けたときも修正して低めに投げられた」

 これまでのスライダー、カーブに加えフォークに実戦で使えるめどが立ち、投球の幅が広がった。佐々木洋監督も「フォークは冬の間に試してきた球種。よくなってきた」と納得の表情だ。

 移動中のバス車内では、昨年のセンバツ大会の試合DVDを流して甲子園でのプレーをイメージ。1年夏にすでに登板経験のある菊池も、甲子園のマウンドで躍動する姿を思い描いている。

 「甲子園では細かい制球が大事になる。みんなの思いを背負っているのは自覚している」

 菊池が意気込んだ。佐々木監督は当日の肩の状態次第としながら、きょう10日の明秀学園日立戦での3連投も示唆。国内だけでなく海外からも注目されている菊池が、まずはチームの甲子園1勝へ全力を尽くす。

菊池 雄星(きくち・ゆうせい
1991(平成3)年6月17日生まれ、岩手県出身、17歳。見前小3年時に見前タイガースで野球を始める。当時は一塁手も、見前中1年時から所属した盛岡東シニアから投手。中3春の東北大会に優勝した。花巻東進学後、1年時に背番号「17」で夏の甲子園出場。1メートル84、82キロ。左投げ左打ち。

★阪神スカウトも視察

 この日はドジャースだけでなく、プロ野球・阪神の菊地敏幸東日本統括スカウトも菊池を視察した。「(昨秋から)ひじの位置が少し上がったかな。今ぐらいが一番自然」と高評価。この日は格下相手に2失点を喫し敗戦投手になったが、「(評価が)下がることはまったくない。センバツが楽しみ」と期待を寄せた。(かすみがうら市)

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センバツ運営委員会が3校に厳重注意

 第81回選抜高校野球大会の運営委員会は3日、部員1人が窃盗を行った国士舘(東京)など3校について厳重注意処分とし、大会出場には差し支えないことを承認した。

 明豊(大分)は部員1人が定期考査で不正行為におよび、高崎商(群馬)は3年生部員1人が喫煙した。いずれも過去の例から対外試合禁止処分とする内容ではないと判断し、審査室会議には上申しない。

 [2009年3月4日7時42分 紙面から]

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センバツ18、19日の甲子園練習日程発表

 第81回選抜高校野球大会(21日開幕・甲子園)の甲子園練習の日程が3日、大会事務局から発表された。18、19日の2日間で、割り当ては各校30分間。両日とも午前8時半開始となる。18日は慶応(神奈川)がトップを切って登場し、19日には早実(東京)、大会屈指の左腕、菊池雄星(2年)を擁する花巻東(岩手)やPL学園(大阪)などが登場する。

 [2009年3月4日7時42分 紙面から]

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2009年3月 8日 (日)

利府「三種の神器」で全国1勝

「三種の神器」で、聖地での戦いに挑む。21世紀枠で21日開幕の今春センバツに出場する利府(宮城)が2日、同校グラウンドで宮城高野連の審判団から新ストライクゾーンの説明を受けた。初の甲子園となる今大会から適用されるが、ナインは既に対策に着手。ゴルフクラブ、ソフトボール、粘着テープという3つのアイテムで、全国初勝利を目指す。

 室内練習場として使用するビニールハウスで、ナインは審判3人の説明を熱心に聞き入った。昨年12月、高校野球のストライクゾーン改定が決定。従来よりも実質的にボール1個分、低めに広がることになった。加藤恵一審判団長(65)は「1日も早く慣れて、宮城代表として勝ち進んでほしい」と話したが、そんな周囲の期待に応えるべく、利府ナインは既に準備を着々と進めていた。

 センバツ出場が決まった直後の2月、既に改定を知らされていたナインは、アイデアを出し合って対策を協議。打者は低めのボールへの対応力をアップさせるため、自宅などからゴルフクラブを持ち込んで素振りを繰り返し、ヘッドスピードのアップに取り組んでいる。また、パンチ力を養うためソフトボールでティー打撃を行うが、ひざ下の位置に下げて打ち込むなど、工夫を凝らしている。

 バッテリーも、広がった新ストライクゾーンを頭にたたき込んでいる。チームは4日から宮崎・都城市での合宿に出発。実戦練習では、打席に立つ打者の胸とひざに分かりやすく黒の粘着テープを張り、ゾーンを徹底的に、体に染み込ませるつもりだ。小原仁史監督(45)も「もっとも効果的な実戦で慣れていきたい」と話す。

 仲間同士で意見を出し合うことにより、団結力も深まった。捕手の遠藤聖拓主将(2年)も「戸惑いはありません。新しいストライクゾーンをいかに生かせるかです」と前を向く。新たなゾーンを投打で味方につければ、初の甲子園白星が見えてくる。

 [2009年3月3日12時34分 紙面から]

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センバツ組み合わせ抽選の詳細を決定

 第81回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)の運営委員会が3日、大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で開かれ、組み合わせ抽選会の方法や開閉会式の司会者などが決まった。

 13日午前9時からの抽選会では、同一地区は準々決勝まで、同一都府県から2校出場している場合は決勝まで対戦しないように振り分けられる。開会式の選手宣誓は32校の主将全員による抽選で決める。

 開閉会式の司会は薄井しお里さん(茨城・日立二高=開会式のみ)と副島萌生さん(青森・弘前高)、開会式の君が代独唱は横山和美さん(東京・東洋英和女学院高)に決定。入場行進でのプラカードは、昨年に引き続き各校の生徒代表が担当する。

 [2009年3月3日17時9分]

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センバツの甲子園練習は18、19日

 第81回選抜高校野球大会(21日開幕・甲子園)の大会事務局は3日、甲子園練習の日程を発表した。18、19日の2日間で割り当て時間は各校30分間、2日間とも午前8時30分から開始となる。

 練習日程と順番は次の通り。

 ▽18日 慶応(神奈川)箕島(和歌山)福知山成美(京都)興南(沖縄)鵡川(北海道)下妻二(茨城)報徳学園(兵庫)金光大阪(大阪)倉敷工(岡山)明豊、大分上野丘(以上大分)開星(島根)前橋商(群馬)光星学院(青森)日本文理(新潟)神村学園(鹿児島)

 ▽19日 中京大中京(愛知)富山商(富山)花巻東(岩手)国士舘、早実(以上東京)西条、今治西(以上愛媛)PL学園(大阪)高崎商(群馬)南陽工(山口)清峰(長崎)習志野(千葉)掛川西(静岡)天理(奈良)彦根東(滋賀)利府(宮城)

 [2009年3月3日17時22分]

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鵡川ナイン1次キャンプ地の和歌山へ

 第81回選抜高校野球(21日から、甲子園)に出場する鵡川が2日、第1次キャンプ地の和歌山県串本町へ出発した。同町の潮岬青年の家に宿泊し7泊8日の日程で、今までできなかった土の上での練習を積む。

 雪に埋もれたむかわ町から本州最南端の町へ。鵡川ナインがセンバツへ向け、本格的な練習に入る。駒大苫小牧に倣いここ数年は雪上ノックを取り入れている鵡川も、例年にない雪の量の多さと雨を含む不規則な気候のため、今オフは2回しかできなかった。佐藤茂富監督(68)は「その分、室内でガンガンやったが、広いところでやれなかった点が不安だ」と言う。

 今日から朝から夕方まで土の上で白球を追う日々が続く。森泰一主将(2年)は「早く広いところで練習したい。今までやることはすべてやってきたので、あと足りないのは外でやることだけ。打撃も守備も、全部試してみたい。特にノック」と意気込んだ。

 心配なのはケガや故障。だがセンバツ3度目となるベテラン指揮官はそれも計算の上だ。ナインには出発前にその点を注意し、自身にも「やり過ぎないようにせんと」とクギを刺した。空港をたつ際の最後の言葉は「選手のケガと、佐藤の飲み過ぎには注意します(笑い)」だった。

 [2009年3月3日15時5分 紙面から]

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2009年3月 7日 (土)

光星学院・下沖、センバツ初勝利宣言!

第81回センバツ高校野球大会(21日開幕、甲子園)に出場する光星学院(青森)が6日、八戸市内の同校体育館で壮行会を行った。約650人の生徒、教職員を前に、主将でエースの下沖勇樹投手(17)が、センバツ初勝利を力強く宣言。7日からの沖縄合宿で実戦感覚をつかみ、甲子園では100%以上の快投をみせると誓った。
不安も迷いもない自信に満ちた表情で、下沖が力強く決意表明だ。

 「甲子園では自分たちの野球をして、1回でも多く試合がしたい。応援よろしくお願いします」

 この日、同校体育館で行われた壮行会で、堂々とあいさつ。センバツではまず1勝、そして最大目標の全国制覇を狙う。

 夏は過去、4強進出1度、8強進出2度の実績があるが、センバツは過去3度いずれも初戦敗退。巨人の坂本勇人遊撃手を擁した06年も、関西(岡山)に4-6と惜敗した。だが今年は頂点を狙える布陣。下沖を中心とした守りの野球の評価は高く、優勝候補の一角に名前が挙がる。

 準備も進んでいる。最速146キロ右腕の下沖は冬の期間を使い、投球フォームの修正に着手した。踏み出した左足が突っ張る癖を、相撲の四股を踏んだり、ストレッチなどで柔軟性をつけて克服。下半身の粘りが増し、よりボールに力が伝わるようになった。納得がいかないときは全体練習終了後、居残り練習を実施。1日300球を超える投げ込みでフォームを固め、「だんだんと安定してきている」と手応え十分。センバツの舞台で自己最速記録を更新する勢いだ。

チームは7日から石垣島、那覇で行う沖縄合宿をスタート。常に気温20度を超える温暖な場所で調整のピッチを上げるとともに、昨年のセンバツ優勝校、沖縄尚学との練習試合などで実戦感覚の精度を高める。

 「状態は80%くらいまで仕上がってきている。合宿で100%まで上げて、甲子園では100%以上の投球をみせたい」。下沖がさらに進化した姿で大舞台に立ち、全国制覇に挑む。

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花巻東、日本一宣言…センバツ壮行会

センバツ高校野球に初出場する花巻東(岩手)が6日、同校で壮行会を行った。今大会ナンバーワン左腕の菊池雄星(2年)らナインは、全校生徒の前で日本一奪取を誓った。

 小田島順造校長(65)から「1勝と言わず、快進撃を見せてほしい」とゲキを受けたナイン。川村悠真主将(2年)は選手を代表し「紫紺の優勝旗を持って帰ります」と高らかに宣言した。

 勝敗を左右する大黒柱の菊池も気合十分だ。先月28日から4日まで行った千葉でのキャンプでは、3日に1度の割合でブルペン入りし、1日100球以上を投げ込んできた。「いいペースで仕上がってます。徐々に(代表という)自覚も出てきました」と本番が待ち遠しい。

 優勝宣言も飛び出した。「(自分が)注目されているのは分かってます。まずは1勝して日本一までいきます」と声を大にした菊池。8日からの関東遠征では練習試合を行い、実戦モードに切り替える。

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甲子園球場の第2期工事はほぼ完了

 甲子園球場(兵庫県西宮市)リニューアルの第2期工事がほぼ完了した。

 掛け替えられた新銀傘は横幅が左右に伸び、アルプス席を除く内野席全体を覆った。照明塔も新設され、これまでスタンド内にあった柱がスタンド最上段と球場外周に設置され、客席からの視界が良好になった。

 球場本体の改修は第2期工事で終わり、21日に開幕する選抜高校野球大会でファンへお披露目となる。

 [2009年3月2日19時5分]

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鵡川4番・柳田130メートル弾…和歌山キャンプ

前日までの雨天のうっぷんを晴らす“花火大会”だ。21日に開幕するセンバツ高校野球(甲子園)に向け和歌山・串本町でキャンプ中の鵡川は5日、串本高校グラウンドで、今年初の屋外フリー打撃を行った。3番・西藤昭太(新3年)、4番・柳田恭平(同)、5番・森泰一主将(同)の中軸トリオらが快音連発。柳田は、推定130メートル弾を放ち最強打線をアピールした。

 前日まで2日間、雨でお預けとなっていた、お待ちかねのフリー打撃。そのストレスを一気に晴らすように、シシャモ打線のバットから快音が連続して響き渡った。

 レギュラー陣からスタートしたフリー打撃。6球交代で3つのケージを回り、1人が1巡18球。これを7巡繰り返し、合計126球。控え陣も含め、この日はみっちり3時間打ち込んだ。

圧巻は、中軸トリオ。バットを振るごとに飛距離もアップ。柳田の一打は、左翼後方の防護ネットを軽々と越え、校舎の壁に当たる推定130メートル弾。負けじと西藤も右翼後方のスコアボードを直撃する豪快弾。森もサク越えこそなかったが、痛烈なライナーを連発。さながら“真昼の大花火大会”だ。地元・和歌山の高校野球ファンもア然。「(今センバツに出場する)箕島より上や。すごいわあ」とため息をもらした。

 長かった冬トレの成果を見せつけた森主将は「やばいっす。楽しいっす」と満面の笑み。グリップの位置を変えるなど、フォーム改造に取り組んできた柳田も「右方向を意識して打った。いい感じです。気持ちいいです」と手応えを強調した。佐藤茂富監督(68)も「また一段とパワーついたべ」とご満悦。シシャモ打線自慢の強打は、いきなり全開だ。

◆エース充実の45球 
  ○…投手陣もこの日、今キャンプ初の投球練習を行った。エース右腕、西藤が45球。柳田、石井克幸(新3年)、高地紘平(同)の3右腕に左腕の阿部康平(同)は、30球を投げ込んだ。ストレート、変化球をコーナーに投げ分けた西藤は「気持ちよく放れた」。阿部康も「暖かいので室内とは全然違う、いい球が投げられた」と満足そうだった。

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2009年3月 6日 (金)

利府・青池GM、宮崎キャンプで鬼になる!

センバツ高校野球(21日開幕、甲子園)に21世紀枠で初出場する利府(宮城)が4日、空路で宮崎キャンプに出発した。温暖な南国で実戦練習を始めるナイン。オーバーワークによるけがが心配だが、グラウンドマネジャー(GM)の青池隼人(2年)は心を鬼にしてナインをコントロールする。

 宮崎での実戦練習を目前に控え、目を輝かせたナイン。小原仁史監督(45)は「けがに注意しながらやっていきたい」と一言。練習メニューなどを考える青池GMも「けがだけはさせられない。鬼になる? そうですね」と気を引き締めた。“指揮官の右腕”がナインの体調にも気を配り、チームを万全に仕上げる。

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鵡川、センバツへ向けて秘技? “シャトル打ち”

なまら打ちてえ~! 鵡川ナインのそんな声が聞こえてきそうなキャンプ2日目だった。和歌山・串本町営球場で4日午前中、2時間のシートノックなどを終え、昼食を挟み、さあ、今年初のフリー打撃!!と勇んだところでまたも無情の雨。キャンプ初日から2日連続の雨に佐藤茂富監督(69)も「初めてだな」と苦笑いするしかなかった。

 午後からの練習は、潮岬青少年の家体育館で、素振りに切り替えられたが、佐藤監督はナインの打ちたい気持ちを察してか、バドミントンのシャトルを買ってくるよう指示。レギュラー9人による、即席の“シャトル打撃”が開始された。至近距離から内角に投げられるシャトルを打ち返し、「動体視力」を鍛えるこの練習。鵡川では長い間、行われていなかったが、室内練習場の完成前や佐藤監督の前任である砂川北時代も用いられていた練習だ。この日は1人50球を3セット、150スイングし、夜間も各自が素振りを続けた。

 森泰一主将(新3年)は「素振りじゃできないイメージで打てた。でも雨はもういい」と恨めしげに空を見上げた。雨の影響で、投手陣も移動日を入れて3日間ブルペン入りしていない。思わぬ誤算が鵡川ナインを直撃している。

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2009年3月 5日 (木)

鵡川、今年初のグラウンド練習「やっぱりいい」…和歌山合宿開始

21日に開幕するセンバツ高校野球(甲子園で12日間)に出場する鵡川が3日、和歌山県の串本キャンプをスタートさせた。この日は練習開始直後から雨に見舞われ、1時間で切り上げたが、それでも今年初めて土の感触を確かめた選手たちはまさに“水を得たシシャモ”。佐藤茂富監督(69)も「今日の動きはよかった」と順調なスタートを強調した。

 3月3日。太陽がサンサンとはいかなかったが、室内という水槽から放たれたシシャモ戦士たちが、センバツという大海へ元気に泳ぎ始めた。

 「環境が変わるとけがしやすい。が、いい選手はけがしない」今にも泣き出しそうな空の下、佐藤監督の訓辞から鵡川の和歌山キャンプが始まった。アップを終え、監督がノックバットを握ったあたりから、横なぐりの雨に見舞われた。

 それでも鵡川ナインは、昨年の明治神宮大会以来、4か月ぶりとなるグラウンド練習に大興奮。足全体で土の感触を確かめるように、駆け回った。アップから外野ノック、遠投、シートノックと、休みなしの1時間15分。その姿はまさに“水を得たシシャモ”だった。

予定されていたフリー打撃は中止となったが、森泰一主将(3年)は「やっぱり外でやるのはいいなと思った。ノックでは、室内(練習場)でみっちりやった成果が出ていた」とチーム全体の動きに満足げ。セカンドを守る萩中大貴(3年)は「久々で気持ちよかった。ただ、思った以上に寒い」と正直な感想を語った。

 1時間の練習中、ほとんどでノックを振るった佐藤監督は、キャンプ初日の雨に「記憶にない」としながら「3日分の練習はできた。今日の(選手たちの)動きはよかった」と、順調なスタートに及第点。

 4日は、待望のフリー打撃。4番を打つ柳田恭平外野手(3年)も「うずうずしている」とやる気満々。一冬越え、パワーアップした「シシャモ打線」がいよいよ、ベールを脱ぐ。

◆佐藤監督“串本愛”激白
練習後、和歌山キャンプの会場となっている串本高校主催の激励会が行われた。会には全校生徒212人が(1、2年生)体育館に集合。木原校長が「あこがれの甲子園で、優勝目指して頑張ってほしい」とエールを送った。佐藤監督は「景観がすばらしい。串本以外ならキャンプはしません」と“串本愛”で感謝の気持ちを語った。最後は鵡川ナインが全員で校歌を披露、会を締めくくった。

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2009年3月 3日 (火)

国士舘、明豊、高崎商に厳重注意/センバツ

第81回選抜高校野球大会の運営委員会は3日、部員1人が窃盗を行った国士舘(東京)など3校について厳重注意処分とし、大会出場には差し支えないことを承認した。

 明豊(大分)は部員1人が定期考査で不正行為におよび、高崎商(群馬)は3年生部員1人が喫煙した。いずれも過去の例から対外試合禁止処分とする内容ではないと判断し、審査室会議には上申しない。

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甲子園練習は18、19日/センバツ

第81回選抜高校野球大会(21日開幕・甲子園)の大会事務局は3日、甲子園練習の日程を発表した。18、19日の2日間で割り当て時間は各校30分間、2日間とも午前8時30分から開始となる。

 練習日程と順番は次の通り。

 ▽18日 慶応(神奈川)箕島(和歌山)福知山成美(京都)興南(沖縄)鵡川(北海道)下妻二(茨城)報徳学園(兵庫)金光大阪(大阪)倉敷工(岡山)明豊、大分上野丘(以上大分)開星(島根)前橋商(群馬)光星学院(青森)日本文理(新潟)神村学園(鹿児島)

 ▽19日 中京大中京(愛知)富山商(富山)花巻東(岩手)国士舘、早実(以上東京)西条、今治西(以上愛媛)PL学園(大阪)高崎商(群馬)南陽工(山口)清峰(長崎)習志野(千葉)掛川西(静岡)天理(奈良)彦根東(滋賀)利府(宮城)

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第81回大会抽選方法の詳細を決定/センバツ

第81回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)の運営委員会が3日、大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で開かれ、組み合わせ抽選会の方法や開閉会式の司会者などが決まった。

 13日午前9時からの抽選会では、同一地区は準々決勝まで、同一都府県から2校出場している場合は決勝まで対戦しないように振り分けられる。開会式の選手宣誓は32校の主将全員による抽選で決める。

 開閉会式の司会は薄井しお里さん(茨城・日立二高=開会式のみ)と副島萌生さん(青森・弘前高)、開会式の君が代独唱は横山和美さん(東京・東洋英和女学院高)に決定。入場行進でのプラカードは、昨年に引き続き各校の生徒代表が担当する。

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利府、新ストライクゾーン攻略で初勝利だ!

甲子園シフトへチェンジ! 3月21日開幕の第81回選抜高校野球大会(甲子園、13日組み合わせ抽選会)に21世紀枠で出場する利府(宮城)が2日、同校グラウンドで選抜から適用される新ストライクゾーンの講習を受けた。主戦の塚本竣大投手(2年)は、自慢の制球力を生かせると手応え十分。ルール変更をプラスに変えて、初出場初勝利を目指す。
新ストライクゾーンはオレたちに有利だ。昨秋から背番号1を背負った塚本投手(2年)が、新ストライクゾーンを効果的に使って甲子園1勝をつかむと語った。

 「制球力には自信がある。(ストライクゾーン変更を)意識した打者がワンバウンドの球も振ってくれるかもしれない」

 昨年12月の日本アマチュア野球規則委員会の決定に伴い、選抜からストライクゾーンがボール1個分低めに広くなることが決まった。チームはこの日午後、宮城県高野連付属審判団の方々から講習を受け、新ストライクゾーンを頭にたたき込んだ。だがこの変更、利府にとって有利なのだ。

 塚本、高橋(2年)のダブル左腕はMAX120キロ台ながら、高い制球力を武器に低めを丁寧に突く投球が持ち味。また2人とも落ちる球種を持っており、ストライクゾーンが低めに広がったことで打たせて取る投球にますます磨きがかかる。 「低めが1個分広くなった部分を、どう使えるか。自分のリードにかかっていると思う」

 女房役の遠藤主将(2年)も気合十分だ。一方打者には厳しい変更だが、主砲の湯村三塁手(2年)は「自分は低めが大好きだからうれしい」ときっぱり。球をしっかりと見極めれば問題ないと言い切った。

 この日は仙台市民球場で紅白戦などを行う予定だったが、気温約2度に風速10メートル近い強風が吹く悪天候で中止。グラウンド脇にあるビニールハウスでトス打撃などを行った。あす4日からの宮崎合宿から本格的な実戦練習に入り、練習試合解禁日の8日から都城工、鹿児島工とのダブルヘッダーで試合感覚をつかんでいくつもりだ。

 「キャンプの課題はチーム力向上と、試合感覚を戻すこと。それを第一にやっていきたい」

 遠藤主将が意気込んだ。広くなったストライクゾーンを最大限活用し、利府が夢舞台での勝利を狙う。

新ストライクゾーン
日本アマチュア野球規則委員会は昨年12月15日、同委員会が制定するアマチュア内規のうち「ストライクゾーンの下限に関してだけ、ボール全部がひざ頭の下部のラインより上を通過したものとする」との一文を削除した。これによりボールの一部分がゾーンを通過すればストライクになり、従来よりも実質的にボール1個分低めに広がる新ゾーンとなった。

利府(りふ)
1984(昭和59)年創立。普通科、スポーツ科学科からなる県立の共学校で、生徒数は830人(うち女子447人)。野球部創部も84年で部員数は51人。甲子園は21世紀枠で出場する今回が春夏通じて初。所在地は宮城県宮城郡利府町青葉台1の1の1。菊地茂樹校長。

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北海道代表の鵡川が和歌山キャンプ出発…センバツ

第81回センバツ高校野球(21日開幕・甲子園)に出場する北海道代表の鵡川が2日、キャンプ地である和歌山県串本へ向け、新千歳空港から旅立った。

 この日は寮の前で出発式を行い、教職員や地元町民の見送りを受けた鵡川ナイン。出発を前に森泰一主将(新3年)は「早く外でやりたい。広い所でのバッティングが楽しみ」と笑顔を見せた。1月23日のセンバツ発表からここまで「あっという間だった。試合で勝つ練習をテーマに1週間しっかりやってきたい」とキッパリ語った。

 佐藤茂富監督(69)は「あまり飛ばしすぎないように。肉離れ、アクシデントが心配」と珍しく選手たちの気合の入りすぎを心配していた。

 キャンプ初日の3日は朝9時から練習、午後からは施設を提供してくれる串本高校主催の激励会が行われる予定。

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2009年3月 1日 (日)

駒苫V主将、母校で指導へ

 駒大苫小牧は26日、北海道勢として初優勝した04年夏の甲子園で主将だった佐々木孝介さん(22=駒大4年)を、4月からの新採用教員として野球部の顧問に迎えることを発表した。佐々木さんは楽天田中の2年先輩。駒大でコーチ学を勉強した後、母校にUターンを決めた。野球部での肩書はコーチが有力だが、近い将来の指揮官として「駒苫再建」の期待がかかる。佐々木さんは「一教員として学校生活に戻れることも楽しみだし、夢を持って戦う集団に入れるのがすごく幸せです」と抱負を話した。

 [2009年2月27日8時47分 紙面から]

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境などに3校に対し、試合禁止処分

 日本高野連は16日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、部員が盗撮などをした境(鳥取)など3校に対し、有期の対外試合禁止処分を決めた。日本学生野球協会審査室(開催日時未定)に上申して正式に処分が決まる。入試に関し、受験生の親に金銭を要求した大産大付(大阪)の部長は2日付で退職した。上申案件は次の通り。(肩書は当時のもの)

 【対外試合禁止】山口・柳井学園=部員の喫煙▽福岡・福岡工大城東=部員の喫煙▽鳥取・境=部員の盗撮、インターネットでの誹謗(ひぼう)中傷行為

 【謹慎】秋田・大館工の監督=部内暴力▽大阪・大産大付の部長=入試に関する金銭要求

 [2009年2月17日7時22分 紙面から]

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センバツでプレーのマナー違反厳しく指導

 日本アマチュア野球規則委員会は13日、東京都内で総会を開き、プレー中のマナー違反を厳しく取り締まる方針を確認した。同委員会が問題にしたのは、捕手が捕球時にミットをずらして審判員を欺く行為や、投手の間合いの長さなど。

 昨年の北京五輪で各国審判員から日本選手に対する不信の声が上がったことが契機という。今春の選抜高校野球大会では、マナー違反が見られた場合に審判員が積極的に指導する。

 総会では、審判員の技術向上のため米大リーグが主催する講習会に今年から毎年2人を派遣すること、競技普及活動の一環で東南アジア各国に審判用具を毎年提供することも決めた。

 [2009年2月13日20時59分]

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PL勧野が本格復帰、センバツ完全復調だ

 春のセンバツに出場するPL学園の主砲・勧野甲輝外野手(1年)が再始動した。腰つい分離症で1月に入院したが、学年末試験が終了した5日、大阪・富田林市内でチーム練習に本格的に復帰。3月21日開幕のセンバツ出場のめどが立った。勧野は「間に合うではなく、必ず間に合わせる。『勧野がいてよかった』と思ってもらえるようにする」と完全復調を誓った。

 体力強化のランニング、ストレッチ、キャッチボール、守備ノック、エアロビクスのメニューをフルに消化。自主練習では「背筋力には自信があるけど、腹筋が弱い。バランスの悪さを治したい」と腹背筋の強化に励んだ。すでに軽いティー打撃は行っており、来週、フリー打撃を再開する。

 河野有道監督(60)は「甲子園には間に合うでしょう。ただ、努力して力を伸ばしてきた他の選手がいる。勧野も頑張らないと」と奮起を促す。勧野も「4番を打たせて頂いてきたんですから、期待に応えたい」。同校では前オリックス清原和博氏(日刊スポーツ評論家)以来の1年生4番を打った責任感で、出遅れを乗り越える。
 [2009年2月6日10時34分 紙面から]

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